アッタスシリーズは、UST Mamiyaが展開してきた国産カーボンシャフトの中でも特に人気が高く、幅広いヘッドスピード層に対応しながら個性ある挙動を備えている点で多くのゴルファーに支持されています。
歴代モデルはそれぞれ目的が明確で、叩きたい人向け、走りを求める人向け、マイルドにしなり戻りを活かすタイプなどが揃っており、自分のスイング傾向を理解すれば最適なモデルを選びやすいシリーズでもあります。
本記事ではアッタスの種類を軸に、飛ぶモデルの特徴、近い挙動のモデル比較、スペックの違い、歴史、評価と分布図などを丁寧に整理し、初めてアッタスを選ぶ人でも迷わないよう詳しく解説します。
記事の内容一覧
- アッタスの飛ぶシャフト
- 4Uに似たシャフト
- 4Uと6Sのスペック
- 評価
- 歴代と初代
- アッタスシャフト種類
- 分布図
- V2とキングの違い
- G7とV2
- アッタスシャフト種類まとめ
アッタス シャフト 種類の特徴と選び方の全体像
アッタスシリーズは、弾き系と粘り系のどちらにも対応する幅広いバリエーションを揃え、シリーズごとに設計思想が明確です。飛距離性能を重視したモデル、方向安定性を強く求めるモデル、ミート率向上を狙ったモデルなど多様で、ヘッドスピード帯やスイングタイプに応じて選択肢が分かれます。本記事では、飛ぶモデルの特徴、似ているモデルの比較、実際のスペックや評価、さらに歴代モデルや分布図による傾向などを整理し、アッタスの種類を理解しやすい形でまとめます。
アッタスの飛ぶシャフト
アッタスシリーズの中で「飛ぶ」と評価されるモデルはいくつかありますが、その“飛ぶ理由”はモデルによって異なります。走りの強いキックポイント設計で初速が出しやすいタイプ、叩いても暴れずにスピン量を抑えられることでキャリーとランを両立するタイプ、そしてスイングテンポが速い人でもしなり戻りのタイミングを合わせやすい挙動など、飛距離を生む要素は一つではありません。アッタス11（ジャック）は弾きの強さと中調子の扱いやすさで初速を上げやすく、アッタスV2は手元の粘りで暴れを抑えつつ先端が強く、ヘッドが遅れにくいためスピン量が安定し、結果的に飛距離を伸ばす要因になります。また4Uは中間が走る設計でインパクトでの加速感が強く、ヘッドスピード40前後でも初速が出やすい点が飛ぶと評価される理由です。
飛距離に直結するポイント
- スピン量の適正化：スピンが多すぎると吹き上がり、少なすぎると落下角が浅くなるため、モデルごとにスピン傾向を把握することが重要。
- しなり戻りのタイミング：ミート率に直結する部分で、シリーズごとに芯の位置や戻り方が異なるため、自分のリリースタイミングに合うかが飛距離差に大きく影響。
- 先端剛性：先端が強すぎると球が上がりにくく、弱すぎると暴れる。飛ぶモデルはこの絶妙なバランスを実現している。
アッタスで飛距離を求める場合、自分のスイング傾向と「球が上がるための設計」「暴れにくい挙動」「しなり戻りの速度」のどれを優先するかを整理したうえで選ぶと失敗しにくくなります。
4Uに似たシャフト
アッタス4Uは中間部がしなり、インパクトへ向けて一気に走る“中元調子寄りの中調子”として評価されるモデルで、操作しやすいのに叩いてもつかまり過ぎず、適度に弾き感を残した挙動が特徴です。この性格に近いシャフトとしてまず挙げられるのがアッタス5GoGoで、同じく中間部のしなりが強く、走りによる初速の出しやすさが共通しています。ただし5GoGoのほうがややしなり量が大きく、軽量帯で特に相性の良い傾向が見られます。
さらにアッタスG7も4Uの近いゾーンに分類されます。G7は中調子の中でもしなり戻りのスピードが速く、スイングテンポが速い人でもタイミングを取りやすい点が特徴で、4Uよりも球の直進性が高まりやすい点が違いとして挙げられます。加えてアッタスV2も一定の共通点があります。V2は手元側の粘りが強いですが、インパクト前の加速感は4Uと似た質で、特に40〜43m/sのヘッドスピード帯で扱いやすい点が類似するポイントです。
似ているポイントの整理
- しなり位置が中寄りで走りを感じやすい
- つかまり過ぎずに操作性が高い
- ミートしやすく、ミスヒット時のブレ幅が大きくない
4Uに近いモデルを探す場合は、走り感をどの程度求めるか、中間部の戻りの速さをどれだけ必要とするかを基準に選ぶと、自分に最も合うシャフトを見つけやすくなります。
4Uと6Sのスペック
アッタスシリーズの中でも4Uと6Sは、性格が異なるモデルとして扱われることが多く、スペック比較によって適性が明確になります。4Uは中間部の走りを活かした中調子系のシャフトで、ヘッドスピード40前後のアマチュアでも初速を出しやすい設計が特徴です。対して6S（アッタス6☆/6スター）は中元調子寄りで先端剛性が高く、叩いても左へ巻きにくいシャフトとして高い人気があります。この差は、実際の重量帯、トルク、キックポイント、手元側のしなりの強さなどに現れます。4Uは同重量帯でもしなり量が大きく、インパクト直前での走りによる弾き感が強いため、飛距離性能を求める40m/s台前半のゴルファーに非常にマッチします。一方で6Sは重量感と剛性がしっかりしており、43〜46m/sのヘッドスピード帯のゴルファーがミート率と方向安定性を両立できるよう設計されています。
スペック比較（例）
| モデル | 重量帯 | トルク | 調子 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 4U（S） | 約55–60g台 | やや多め | 中調子 | 中間の走りが強く初速が出やすい |
| 6S（S） | 約60–70g台 | 少なめ | 中元調子 | 先端剛性が高く叩いても左に出にくい |
4Uは軽快な振り心地とつかまり過ぎない弾き感を両立しており、ミート率重視型にも飛距離型にもメリットがあります。6Sは逆に、シャフト全体の剛性バランスが高く、ヘッドのブレを抑えながら強い弾道を作ることに長けているため、安定したフェード系の球を打ちたい中上級者が特に好む傾向があります。
使い分けのポイント
- 4U：走りと弾きを活かしてキャリーを伸ばしたい人向け
- 6S：叩いても暴れず、スピン量を抑えたい人向け
- HS40前後は4U、43以上なら6Sの相性が良い傾向
スペックの違いによって適性が明確に分かれるため、自分のヘッドスピードとスイングテンポ、左のミスがどの程度出るかを基準に選ぶのが最も失敗しにくい方法です。
評価
アッタスシリーズ全体の中で、4Uと6Sを含めた主要モデルは、多くのアマチュアからプロに至るまで幅広い評価を得てきました。まず4Uの評価として最も多いのは「中間の走りがちょうど良く、球が上がりやすくて飛ぶ」というものです。過度なつかまりではなく、適度にフェースを返してくれる挙動のため、ドロー・フェードどちらも打ち分けやすく、アマチュアに優しいシャフトという印象を持たれています。特にヘッドスピードが40前後の層では、楽に飛距離アップを狙えるモデルとして高評価です。
一方6Sは「叩いても左に行かず、ラインが出しやすい」という評価が突出しており、特に中〜上級ゴルファーからの信頼が厚いモデルです。先端剛性の高さによりスピン量が安定し、強い中弾道が出るため、風の影響を受けにくく、方向性と飛距離のバランスが非常に高いという意見が多く見られます。また、アッタスシリーズの中で“競技志向のゴルファーに最も支持されているモデル”として語られることもあるほど、実戦向きの仕上がりです。
評価される理由の詳細
- 4U
- しなりのタイミングが取りやすい
- 軽く振っても飛距離が出る
- 弾きと粘りのバランスが良い
- 6S
- 左へのミスが減る
- スピンが安定して風に強い
- 強い弾道で方向性が出しやすい
総じてアッタスシリーズは、それぞれのモデルに設計意図が明確で、性能の違いがはっきりしている点が高く評価されています。自分のスイング傾向に応じたモデルを選べば期待どおりの結果が出やすく、シリーズとしての信頼性の高さがユーザーの評価につながっています。
歴代と初代
アッタスシリーズは、UST Mamiyaのフラッグシップとして長年展開され、多彩な性格を持ったモデルが世代ごとに追加されてきました。初代アッタスは「素直な中調子で扱いやすいシャフト」として高い評価を受け、その後のアッタスシリーズにおける基盤となる設計思想を確立しました。初代はしなり戻りのスピードが速く、テンポの速いゴルファーでもタイミングを取りやすい点が特徴で、アマチュアから競技ゴルファーまで幅広く支持されました。また、打ち出し角が自然に確保できるため、スピン量が安定しやすく、一般的なアマチュアゴルファーのミスを補いやすい“万能型”として位置付けられています。
歴代シリーズを振り返ると、アッタス3では先端剛性を強めた叩けるモデル、4Uでは中間部の走りを強調した飛距離特化モデル、5GoGoでは軽量帯でもしなりを増やしたスピード系モデル、G7ではしなり戻りの速さを最重視した操作性重視型、アッタス11（ジャック）では弾き感を高めつつインパクトの安定感を向上したバランス型など、各世代でコンセプトの違いが明確です。また、V2の登場によって手元の粘りを活かした新しいフィーリングが加わり、アッタスシリーズのバリエーションがさらに広がりました。
歴代の特徴まとめ
- 初代：素直な中調子、扱いやすく万能
- アッタス3：先端剛性が高く叩いてもブレにくい
- 4U：中間の走りが強く飛距離に特化
- 5GoGo：軽量帯でもしなりをしっかり感じる
- G7：しなり戻りのスピードが速く操作性が高い
- アッタス11：弾き系の最新バランス型
- V2：手元の粘りで球筋が安定しやすい
世代ごとに設計思想が変化していることから、アッタスシリーズの種類を理解するには「何が得意なモデルか」を軸に比較することが重要です。歴代モデルは明確な立ち位置を持っているため、自分のスイングタイプ、打ちたい弾道、ミスの傾向と照らし合わせて選ぶと最適な一本に出会いやすくなります。
アッタスシャフト種類
アッタスシャフトの種類は非常に多く、同じシリーズでも挙動が大きく異なるため、選ぶ際にはそれぞれの性格を理解する必要があります。アッタスシリーズは主に「走り系」「弾き系」「粘り系」の3つに大別され、これらの中で細かな挙動や剛性バランスが分かれます。走り系には4Uや5GoGo、弾き系にはアッタス11（ジャック）やG7、粘り系にはV2といった分類が代表例で、同じヘッドスピード帯でもスイングのテンポやリリースタイミングによって適合するモデルが異なります。
種類ごとの挙動
- 走り系：中間部または手元側が大きくしなり、インパクトで一気に加速する。軽く振っても飛距離が出やすい。
- 弾き系：しなり戻りのスピードが速く、初速が出やすい。強い弾道でランが伸びやすい。
- 粘り系：手元側がしっかりしており、ヘッドが暴れにくい。方向性重視のゴルファーに最適。
アッタスの種類を理解するには、まず自分のミス傾向と求める弾道を整理することが一番重要です。つかまりが弱いなら走り系、球が散るなら粘り系、ヘッドスピードに対してもっと初速を出したい場合は弾き系が向いているといったように目的別に種類を選ぶと失敗が少なくなります。
分布図
アッタスシリーズはモデルごとに「走り量」「剛性バランス」「しなり戻りの速さ」「調子位置」などが大きく異なるため、どのモデルがどの位置づけにあるのかを理解する補助として“分布図”的に整理すると非常に分かりやすくなります。実際のメーカー資料には視覚的な分布が示されることが多く、アマチュアがモデルの性格を比較する際に役立ちます。本記事では実際のデータに基づきながら、言語化できる範囲で特徴の位置づけを詳細に整理していきます。
アッタスシリーズの分布を最もわかりやすくまとめる軸は以下の2つです。
- しなり方：走り系 ↔ 粘り系
- 挙動：つかまり系 ↔ 操作性重視（フェード系）
この2軸上に歴代モデルを並べていくと、シリーズの性格差が明確に浮かび上がります。
分布図イメージの言語化
走りが強くてつかまりが良い位置（左上）
- 4U：中間部の走りが強く、ヘッドターンが自然で弾道が上がりやすい
- 5GoGo：軽量帯でもしっかり走る。振りやすさに特化
走るがつかまりすぎず、操作性もある位置（右上）
- G7：走りつつも先端が暴れにくい。しなり戻りが非常に早い
- アッタス11：弾きの強さと操作性が両立したバランス型
粘りがありつつつかまりが良い位置（左下）
- 初代アッタス：クセのない中調子で素直。軽いドローで飛ばしやすい
- アッタス3：手元の粘りを残しつつも先端剛性が高い
粘りが強く、操作性や方向性重視の位置（右下）
- V2：手元の粘りが強く、ヘッド挙動が安定。フェード系の弾道にも合う
- 6S（6☆）：中元調子で先端の安定感が強い。叩いても曲がりが少ない
このように並べてみると、アッタスシリーズは単なるラインナップの広さではなく、モデルごとに役割が明確であり、どこに配置されるかがはっきり分かれています。
分布図が示す選び方のポイント
- 球がつかまらない人 → 左側（4U、初代、5GoGo）
- 左へのミスが怖い人 → 右側（V2、6S、G7）
- 飛距離を伸ばしたい人 → 上側（4U、G7、11）
- 方向性を最重要視する人 → 下側（V2、6S）
アッタスシリーズは、単に「飛ぶシャフト」「叩けるシャフト」という単語だけでは整理しきれないほど個性が分かれており、この分布図のような整理によって、どのモデルが自分のスイングに最もフィットしやすいかを直感的に理解できます。
V2とキングの違い
アッタスV2と“アッタスキング”は混同されやすいものの、まったく異なる設計思想を持ったモデルです。まずアッタスV2は、手元側に粘りを強く残し、インパクト時のヘッド挙動を安定させることを最優先したシャフトです。スイングの再現性を高め、方向性を安定させることを主眼に置いたモデルで、特にフェード系の強い中弾道を打ちたいゴルファーに向いています。手元がしっかりしているため、トップから切り返すタイミングが速いゴルファーでもヘッドが暴れにくく、結果として「振った分だけ真っ直ぐ飛ぶ」と言われることが多い点が特徴です。
一方でアッタスキングは、中間から先端の挙動を強化しており、より弾き感と初速性能を重視した設計です。シャフトの走り方は控えめですが、その分、先端側のしなり戻りのスピードが非常に速く、ミートした時のボール初速が出しやすい構造になっています。特にロースピンの強い弾道を打ちたいゴルファーからの支持が厚く、叩いても左に行きにくいという点が高く評価されています。
明確な違い
- V2：手元の粘りで方向性が安定。操作性と安定性を両立
- キング：先端の弾きによる初速性能が強く、叩けるプレイヤー向け
- 目的
- V2 → コントロール性を最重視
- キング → とにかく飛距離を最大化
選ぶポイント
- スイングテンポが速く、トップから一気に切り返す人はV2
- ヘッドスピードが高く、先端の弾きを使って強弾道を出したい人はキング
性格がまったく異なるため、単純なスペック比較では選べず、自分のスイングの「どの部分を助けたいのか」を基準に判断することが最適解になります。
G7とV2
アッタスG7とアッタスV2は同じシリーズでありながら、まったく異なる挙動を持つモデルとして位置づけられています。どちらも人気が高く、比較検討されることが多いシャフトですが、それぞれの設計思想、しなりの出方、弾道の傾向、適正ヘッドスピードやプレースタイルなどは大きく異なります。このセクションでは両者を詳細に比較し、どのようなゴルファーにフィットするかを徹底的に解説していきます。
アッタスG7は「戻りの速さ」が最大の特徴で、しなり戻りが非常に鋭く、インパクト前後でヘッドを加速させるタイプの弾き系シャフトです。特に中間部分がしっかり動き、先端は暴れすぎずに安定して戻る設計になっています。走り系というよりは「走る + 弾く」を絶妙に両立させたモデルで、4Uほど中間の走りは強くないものの、全体的にしなり戻りのスピードが早いため、軽い力で振っても自然に初速が出やすいという性格を持っています。また、つかまりは比較的良く、ドロー系の弾道を打つ人でも過剰につかまりすぎない絶妙なバランスに仕上げられています。
一方、アッタスV2は明確に「粘り系」として設計されており、手元側の剛性がしっかりしていることで切り返しのタイミングを取りやすく、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させることに特化しています。G7のような弾き感や戻りの速さとは対照的に、V2はねばりによってインパクトまでの軌道が安定し、方向性のブレが軽減されやすい性格があります。フェースの向きを自力でコントロールしたいゴルファーや、強いフェードで狙った地点に運びたいプレイヤーから高い支持を得ています。
G7の特徴まとめ
- しなり戻りが非常に速い
- 弾きによる初速が出やすい
- 中間部分が大きく動くが、先端は暴れにくい
- 軽い力でも球が上がりやすい
- ドロー系でもつかまりすぎないバランス
G7は“もっと飛距離を伸ばしたいけれど、左のミスは減らしたい”というゴルファーにとって理想的な性能を備えています。特にミート率が安定している人ほど、そのしなり戻りの速さが飛距離アップにつながります。
V2の特徴まとめ
- 手元側が強く粘りが感じられる
- ヘッド挙動が安定し方向性が非常に良い
- 左へのミスが出にくい
- フェード系の強い弾道を打ちやすい
- 切り返しの速いスイングでもタイミングが合わせやすい
V2は球を強く押し込んでいくタイプのゴルファーや、曲がり幅を最小限に抑えたいプレイヤーに向いています。G7のような弾き感は少ないため、飛距離を自動的に伸ばすタイプではありませんが、自分で振ってコントロールする人には高いパフォーマンスをくれます。
どちらが合うかの結論
- 飛距離 + 程よい操作性を求めるなら G7
- 方向性 + 再現性を最優先するなら V2
ヘッドスピード帯でみると、どちらも40〜45m/sで十分使えますが、弾きが強いG7はスイングテンポがゆっくりでも問題なく扱えます。一方、V2はテンポが速い人でも安定するため、振り急ぎで球が散りやすいプレイヤーに相性抜群です。
アッタスシャフト種類まとめ
アッタスシリーズは、走り系・弾き系・粘り系の三方向に強い個性を持ったモデルが揃っており、ゴルファーのスイングタイプや求める弾道に応じて最適な選択肢が明確に分かれる珍しいシリーズです。本記事では、飛距離性能が高い4U、弾きのG7、粘りのV2、そして初代アッタスから歴代モデルの特徴まで細かく解説してきました。シリーズ全体の種類を理解することで、自分のスイングの弱点を補い、強みを伸ばすシャフト選びが可能になります。
例えば、つかまりが弱い人は走り系の4Uや初代アッタス、方向性重視ならV2、さらに軽い力で初速を上げたいならG7というように、目的別の選び方が明確に存在します。また、分布図で示したように、アッタスシリーズは単なる派生モデルではなく、各モデルが異なる役割を持ち、スイングタイプと弾道の悩みをピンポイントで解消するよう設計されています。
最後に重要なポイントとして、アッタスシリーズを選ぶ際はヘッドとの相性や重量帯、調子、振動数などのスペックを総合的に判断する必要があります。同じモデルでも重量やフレックスによって挙動がまったく変わるため、必ず自分のヘッドスピードやスイング傾向に合わせたフィッティングが大切です。本記事のまとめが、アッタスシャフトの種類理解と選択の一助になれば幸いです。