
アッタス V2はフィーリングの良さと安定した挙動で多くの愛用者がいるモデルですが、実際にどんなプロが使用しているのか、どんな人に向いているのか、細かいスペックや振動数まで深掘りして解説します。
これから購入を検討している方や、他シャフトとの比較をしている方にも役立つ内容です。
記事の内容一覧
- アッタスV2の推奨ヘッドスピード
- 特徴とスペック
- どのような人に向いてる?
- セッティング
- アッタスV2使用プロ
- ヘッドスピードの40と42と43と45
- 合う人
- 振動数
- アッタスV2使用プロまとめ
アッタス V2 使用プロの特徴と適性まとめ
アッタス V2の特徴、推奨ヘッドスピード、実際の使用プロの傾向、向いているプレーヤー像などを総合し、性能と適性をわかりやすく整理した内容です。ヘッドスピード別に見たフィーリングの違いも含め、これから選ぶ人が迷わないための総合ガイドとして紹介します。
アッタスV2の推奨ヘッドスピード
アッタス V2はシリーズ全体として「中弾道で安定した挙動」を得意とするシャフトで、特に40〜45m/sのヘッドスピード帯のゴルファーにフィットしやすい特性を持ちます。アッタスシリーズの中ではしなり戻りが大きく出すぎず、振りにいった時にも暴れにくい点が特徴です。トルクの設定もモデルごとに適度に抑えられているため、ヘッドスピードが十分にあるプレーヤーはもちろん、ややゆったりスイングでもタイミングが取りやすい構造になっています。
アッタス V2の推奨ヘッドスピード帯を細かく見ると、一般的には
・R → 38〜41m/s
・SR → 40〜43m/s
・S → 42〜46m/s
・X → 45m/s以上
を目安にすると非常にマッチしやすいと言われています。
振り遅れしにくい設計
アッタス V2は中元調子の特性を持つモデルが多く、切り返しでしなりを感じつつもインパクトで過度に走らせないため、振り遅れや引っかけが出にくい構造です。ヘッドスピードが安定しているほど性能を引き出しやすいですが、40m/s前後のプレーヤーでも十分扱いやすい点が人気の理由となっています。
ミート率の向上
タイミングが取りやすいため、ミート率が上がり、結果的にキャリーとランを安定して出しやすくなります。スイングタイプとしては「テンポが速い〜普通の人」「つかまり過ぎを嫌う人」におすすめです。逆に、極端にスイングテンポがゆっくりな人や、強い走りを求める人は別モデルを検討した方が合うケースもあります。
特徴とスペック
アッタス V2の特徴とスペックは、安定性・操作性・再現性の3つを軸に設計されています。UST Mamiyaがこれまで培ってきたカーボン積層技術を活かし、シャフト全体のねじれ(トルク)を適正化しながら、過度なハリ感や過度な走りを排除して”扱いやすさ”を最大化しています。しっかり叩きたい人にも対応しつつ、ミート率を安定させたいアマチュアにもフィットする点が評価されています。
カーボン積層の工夫
アッタス V2は手元・中間・先端のバランスを整える設計が採用されており、しなり戻りが自然に感じられるよう調整されています。特に先端部の剛性が適度に確保されているため、インパクト時のフェース向きが安定し、打ち出し方向が揃いやすくなります。
スペックの傾向
重量帯は
・50g台
・60g台
・70g台
と幅広く設定されており、S・SX・Xといったフレックス展開によって細かくフィーリングを合わせられます。トルク値はフレックスが上がるほど抑えられる傾向があり、適度にハードさを感じさせつつもクセが少なく、扱いやすい調子にまとまっています。
弾道の傾向
アッタス V2は中弾道が出やすい挙動で、吹け上がりを抑えながら適度に高さを出せる点もバランスが良いポイントです。スピン量も過剰にならず、飛距離を最大限引き出しながら曲がり幅を抑える設計になっているため、方向性を重視するゴルファーに特に選ばれています。
どのような人に向いてる?
アッタス V2が特に向いているのは、スイングテンポが速め〜普通で、インパクトで球を押し込みつつ方向性を安定させたいゴルファーです。中元調子らしいしなり感を持ちながらも、先端が暴れにくい設計になっているため、強いインパクトで叩くタイプでも左への引っかけを抑えやすい点が大きなメリットです。また、アッタス V2はクセが強くないバランスの良いシャフトで、過度な走りがないため、スイングタイプや球質が比較的安定しているプレーヤーが使うと性能を発揮しやすい特徴があります。
タイミングが取りやすい人
切り返しでシャフトのしなりを感じたい人、インパクト前後でしなり戻りが一定のリズムで返ってくるシャフトを求めている人にとって、アッタス V2は非常に扱いやすいモデルです。特に、シャフトの挙動を感じ取る感覚がある程度ある人、一定のテンポで振り抜けるゴルファーはフィットしやすい傾向があります。
球のつかまりを抑えたい人
アッタス V2は先端剛性がしっかりしているため、球のつかまり過ぎを抑えやすく、フックミスに悩むプレーヤーに安定感を与えます。左へのミスが怖く、つかまり過ぎるシャフトでは不安という人に向いている構造で、フェースの開閉が大きい人でもインパクトのズレを抑えやすいのが魅力です。
中弾道でランも確保したい人
吹け上がりを抑えた中弾道が出やすく、スピン量も適正範囲に収まりやすいため、キャリーとランのバランスを求めるプレーヤーに向いています。特に風の影響を受けやすい環境でプレーする場合、無駄な高さが出にくい点は大きなアドバンテージとなります。
セッティング
アッタス V2は幅広いヘッドとの相性が良く、とくに中〜低スピン系のヘッドと合わせると特徴が最大限に引き出されます。適度に球を抑えつつも方向性を安定させたいプレーヤーに対しては、低重心・深重心系の最新ドライバーヘッドとの組み合わせが非常に効果的です。特に、最近の重心距離が長めのヘッドでは挙動が安定しやすく、右へのプッシュミスを抑えながら強い直進性を生みやすいのが特徴です。
合わせやすいヘッドの傾向
アッタス V2はしなり戻りが暴れにくいため、適度に重心距離が長いヘッドや慣性モーメントが大きいモデルとの相性が非常に良い組み合わせとなります。インパクト時のフェース向きが安定しやすく、左右のブレ幅を抑えたいプレーヤーに向いているセッティングです。また、球を強く押し込む感覚を求める場合にはフェースアングルがスクエア寄りのヘッドを選ぶと、弾道の強さや初速の安定感をより引き出せます。
シャフト重量の選び方
重量帯の選択はヘッドスピードやスイングテンポによって決めるのが基本ですが、アッタス V2は50g台から70g台まで幅広く展開されているため、スイングの再現性を高めたい場合は60g台、叩いて飛ばしたい場合や体力があるプレーヤーは70g台がフィットする傾向があります。軽量帯を使う場合でも、先端のしっかり感のおかげで暴れにくい点は大きな利点です。
グリップの重要性
アッタス V2は手元側のしなりを感じ取りやすい設計のため、グリップ重量や太さによってフィーリングが大きく変わります。細めのグリップにすると先端のしなり戻りを強く感じられ、つかまりが少し改善する傾向があります。一方で、太めのグリップではインパクトの安定感が増し、方向性重視の調整が可能となります。自身のスイングタイプに応じて、グリップの選択も合わせて見直すとより完成度の高いセッティングになります。
アッタスV2使用プロ

アッタス V2は、国内男女問わずツアープロの中でも使用実績があるモデルとして知られています。もともとUST Mamiyaのアッタスシリーズはツアーでの信頼度が高く、挙動が安定しているため、試合で結果を求めるプロから選ばれやすい傾向があります。アッタス V2も例外ではなく、先端の安定性とクセの少ない中元調子のバランスによって、フェースの向きをコントロールしながら叩いていける点が評価され、プロから継続的に採用されています。
プロが評価するポイント
プロゴルファーがアッタス V2を使用する理由の多くは、インパクト時のフェース挙動の安定性にあります。球を強く押し込みながらもつかまり過ぎず、左右のばらつきを抑えられる点は試合でのリスク管理として非常に重視されます。特にフェード系の弾道を持つプレーヤーにとって、アッタス V2の先端剛性は引っかけのリスクを減らせるため扱いやすいとされています。また、強い風が吹く条件でも弾道が浮きづらく、ラインを出しやすい点もツアーで評価されているポイントです。
シャフトの再現性の高さ
プロが重要視する「再現性の高さ」も、アッタス V2が評価される理由のひとつです。特に中間部のしなりが一定のテンポで戻るため、スイングテンポが崩れにくく、ラウンド中のコンディションが変わってもショットの精度を維持しやすい傾向があります。長時間のプレーでもスイングのリズムが狂いにくいため、距離と方向性の両立が必要なプロの要求に応えやすいシャフトです。
ヘッドスピードの40と42と43と45
アッタス V2はヘッドスピード40〜45m/sの幅広いプレーヤーが扱いやすいシャフトですが、それぞれのスピード帯で感じるフィーリングや適正は異なります。ここでは、各ヘッドスピードごとの特徴と、どのフレックスを選びやすいかを詳しくまとめます。
HS40m/s帯
40m/s前後のプレーヤーは、R〜SRフレックスがフィットしやすい傾向があります。特に、ヘッドスピードがやや不足しがちな人でも先端剛性のおかげで球が浮きすぎず、安定した中弾道を実現しやすい点が魅力です。スイングテンポが一定で、タイミングが取りやすいシャフトを求める人にも向いています。
HS42m/s帯
42m/s付近はアッタス V2の性能を最も引き出しやすいゾーンです。SR〜Sフレックスがマッチし、しなり戻りのタイミングが非常に自然で、切り返しからインパクトまでのリズムが整いやすくなります。つかまり過ぎず、まっすぐ強い球を打ちたい人には特におすすめです。
HS43m/s帯
43m/s以上になると、Sフレックスがもっともバランスよく機能します。叩きにいっても過剰に暴れることがなく、インパクトで球を押し込む強さも得られます。ドロー・フェードどちらにも対応しやすく、球筋を打ち分けたい中上級者にも扱いやすいシャフトです。
HS45m/s帯
45m/s以上では、S〜Xフレックスが候補になります。特に、球がつかまりすぎて左に出るミスがあるプレーヤーにとって、アッタス V2の先端剛性は非常に心強く、引っかけのリスクを軽減できます。振りにいった時の安定性が高いため、強弾道を求めるハードヒッターにも対応可能です。
合う人
アッタス V2がフィットしやすい人の特徴は、スイングテンポ、インパクトの強さ、弾道の好みなどから明確に傾向があります。ここでは、どういうタイプのゴルファーがアッタス V2に特に合いやすいかを解説します。
スイングテンポが速め・普通の人
アッタス V2は中元調子の特徴として、切り返しでしっかりとしなりを感じつつ、インパクトで戻りすぎないため、テンポの速いゴルファーでもタイミングを合わせやすい構造です。逆に、極端にゆっくりしたスイングテンポの人はタイミングが合いにくい場合があります。
左ミスを減らしたい人
先端が暴れにくいため、フックやつかまり過ぎのミスが多い人は恩恵を受けやすいシャフトです。フェースの向きがコントロールしやすくなるため、左への大きなミスを減らし、ラインを出しやすいフェード系の球を安定して打てるようになります。
操作性と直進性のバランスを求める人
アッタス V2は弾道を操作したい上級者でも、ただまっすぐ安定した球を打ちたいアベレージゴルファーでも扱いやすいバランスの良さがあります。方向性を重視するプレーヤーにも、球筋をコントロールしたいプレーヤーにも幅広く対応できます。
振動数
アッタス V2の振動数は、同重量帯・同フレックスのシャフトと比較すると「中間〜やや高め」に設定されていることが多く、先端剛性の高さと相まって、インパクト時の挙動が非常に安定しやすい特徴があります。振動数が低めでしなり量が多いシャフトの場合、スイングの再現性によって弾道が変化しやすくなりますが、アッタス V2はその逆で、過度にしなりすぎず、しなり戻りが一定のリズムを保つため、球筋が安定しやすく、方向性のブレ幅も小さくなりやすい傾向があります。
振動数の感じ方
アッタス V2は手元側がしなりやすい一方で、中間部から先端にかけての剛性が均一で強いため、実際の振動数よりもしっかりした体感になるのが特徴です。特に、インパクト付近での挙動はカチッとした硬さを感じやすく、強く叩いても挙動が暴れない構造になっています。このため、フィーリングとしては「しなりは感じるが、戻りすぎない安定したシャフト」という印象で、しなり戻りが早すぎるシャフトが苦手なプレーヤーにも扱いやすくなっています。
フレックスごとの傾向
Rフレックスでは振動数がやや低めになるため、タイミングを合わせやすく、ミート率の向上に寄与します。SRは中間のフィーリングで、幅広いスイングタイプのゴルファーに向きます。S以上では振動数が高めになり、強く叩くプレーヤーでもフェースが返りすぎないため、弾道をコントロールしやすいのが特徴です。特にSフレックスは「中調子・中元調子のシャフトの基準」として扱われることもあり、安定性を重視するゴルファーにとって最も選びやすい仕様になります。
アッタスV2使用プロまとめ
アッタス V2は、ツアープロからアマチュアまで幅広いゴルファーに支持される理由が明確なシャフトです。特徴的なのは、先端部分の剛性の高さと、中元調子ならではのしなり感のバランスが抜群で、つかまりすぎず、方向性を安定させやすい点にあります。特に、フェード系の弾道を安定させたいプロや、強く叩いても引っかけを減らしたいプレーヤーにとって、アッタス V2は大きな安心感と安定性を提供します。
また、ヘッドスピード40〜45m/sのプレーヤーまで幅広く対応できる点も特徴で、それぞれのスピード帯に合わせたフレックス選択によって性能を引き出しやすい設計になっています。中弾道で無駄なスピンを抑えつつ、ラインを出しやすい弾道を求めるゴルファーに最適です。さらに、振動数のバランスが良いため、スイングテンポが一定のプレーヤーほど恩恵を受けやすく、再現性の高いショットが可能になります。
総合的に、アッタス V2は「方向性・安定性・叩ける安心感」をバランス良く備えた実戦向きシャフトであり、競技志向のプレーヤーはもちろん、安定したティーショットを求めるアマチュアにも非常におすすめできる一本です。









