
アッタスシリーズは、UST Mamiyaが長年にわたり展開してきた人気シャフトで、モデルごとに調子・硬さ・挙動が異なり、ゴルファーのスイングタイプに合わせて最適な1本を選びやすい特徴があります。しかし歴代モデルが多く、どれが自分のスイングに合うのか迷いやすいのも事実です。そこで
この記事では、アッタスシャフトの分布図を軸に比較ポイントを整理し、特徴や飛距離性能、さらにヘッドスピードごとのおすすめまで詳しく解説します。実際のモデルを基に、選び方の指針がつかめる内容になっています。
記事の内容一覧
- アッタスシャフトの比較
- 歴代の種類
- おすすめ
- ヘッドスピードは?
- アッタスシャフト分布図
- 似たシャフト
- 後継
- 調子
- 飛ぶシャフト
- アッタスシャフト分布図まとめ
目次
アッタス シャフト 分布図で特性を把握する方法
アッタスシリーズのモデルごとの調子・剛性・重量帯を整理すると、自分のスイング特性に合うモデルが見つけやすくなります。この記事ではアッタスシリーズを比較し、特徴を把握しやすいように各モデルがどの位置づけにあるかをまとめ、さらに最適な選択のための要点も紹介します。
アッタスシャフトの比較
アッタスシリーズは、初代から現在までさまざまな調子・重量帯・剛性設計を展開しており、モデルそれぞれに適したスイングタイプがあります。ここでは分布図に基づき、代表的モデルの比較ポイントを詳しく解説します。
アッタスシャフトの比較を行う際、多くのゴルファーが基準にするのは「調子」「トルク」「剛性分布」「重量帯」「対象ヘッドスピード」の5つです。アッタスシリーズはモデルごとに性格が大きく異なるため、シリーズ名だけで判断するのではなく、実際の剛性設計を把握することが重要となります。

例えば、アッタス5GoGoやアッタス4Uのように手元側がしっかりしたモデルは、切り返しで強くタメが作れるタイプに向き、左へのミスを抑えたいゴルファーに好まれます。一方で、アッタス6やアッタスパンチのように中間部がしなりやすいモデルは、タイミングが取りやすくミート率を高めたいタイプに適しています。さらに、アッタスジャックのように先端剛性を高めたモデルは、インパクトでしっかり押し込めるため吹け上がりを抑え、強弾道を求めるヘッドスピード高めのゴルファーに向いています。
重量帯も大きな比較要素です。軽量帯の40g台はスイングテンポがゆっくりなゴルファーや、飛距離不足を補いたいプレーヤーに適しており、逆に60g台以上は安定性や方向性を求めるゴルファーに人気があります。同じモデルでも40g・50g・60gで挙動が変わるため、単純にシリーズ名だけでの比較は不十分です。
トルクの違いも比較ポイントで、トルクが大きいモデルは捕まりやすく、ヘッドターンを助ける特性がある一方、トルクが小さいモデルはインパクトでのブレが少なく、フェースの向きを安定させやすくなります。アッタスシリーズではモデルごとにトルク設定が明確に分かれているため、スイングのクセに合わせて選ぶのが理想です。
また、分布図を見ることで、自分のスイングのどこを補いたいかが明確になります。例えば、切り返しでシャフトが暴れるなら手元剛性が高いモデル、スピン量が多いなら先端剛性が高めのモデル、といった具合に補正ポイントが見えるようになります。アッタスシリーズはラインナップが多いからこそ、分布図を比較の基準にすると最適解が見つけやすくなります。
歴代の種類
アッタスシリーズは歴代で非常に多くのモデルが展開されています。それぞれのモデルは発売時期やコンセプトに応じて特徴が明確に分かれており、分布図の中でも異なるポジションに存在します。ここでは歴代モデルの分類と、どのようなスイングに向いているかを詳しく解説します。
アッタスシリーズの初期モデルは、手元調子が多く、切り返しの鋭いスイングでもブレにくい設計が主流でした。たとえば「アッタスT2」や「アッタス3」などは、タメを作るタイプのゴルファーが使うと暴れにくく、方向性を重視したいプレーヤーに評価されています。これら初期モデルは全体的にシャフトが素直にしなり戻る設計で、スイングリズムを崩したくないプレーヤーに向いていました。
中期モデルに入ると、アッタス5GoGoやアッタス6Starのような、より弾き感を重視したモデルが多くなりました。この時期のシリーズは中間部のしなり戻りが強く、ヘッドスピードを効率よく伝えたいゴルファーや、払い打ちでもしっかり球をつかまえたいプレーヤーに支持されています。これらは中調子を基調としつつ、モデルごとにしなりポイントが微妙に異なるため、分布図でも中間ゾーンに広く散らばる特徴があります。
近年になるとアッタスジャックやアッタスV2のような、先端剛性の高いモデルが登場し、現代の大型ヘッドとの相性を最適化する方向に進化しています。大型ヘッドは慣性モーメントが高く、インパクト時にヘッドの挙動が安定しにくい場合がありますが、先端がしっかりしたモデルはその挙動を抑えて強弾道を生み出します。特にアッタスジャックは先端の剛性を高めつつ、中間部のしなりを残したハイブリッド設計となっており、操作性と弾道強さのバランスが取れたモデルとして評価されています。
歴代の種類を俯瞰することで、アッタスシリーズが「手元系→中調子系→先端剛性系」と進化している流れが分かります。これはゴルフクラブ全体の潮流とも一致しており、シャフト単体ではなくヘッドの進化に合わせて最適化されてきた結果ともいえます。分布図においても世代ごとに明確なポジションが分かれるため、歴代モデルを整理することで自分に最適な位置づけが見出しやすくなるのです。
おすすめ
アッタスシリーズの中でどのモデルがおすすめかは、ゴルファーのスイングタイプや求める弾道、ヘッドスピードによって大きく変わります。ここでは分布図で整理されるアッタス各モデルの特性をもとに、どのタイプのゴルファーにどのモデルが最適か詳しく解説します。
まず、アッタスシリーズの中でも幅広いゴルファーにおすすめできる万能型といえば「アッタス6」。中調子でクセが少なく、ヘッドスピード40m/s前後のプレーヤーでも無理なく振り切れる特性があります。しなり戻りを活かしやすいため、タイミングを合わせるのが苦手な人でも扱いやすく、ドライバーのミート率向上を目指す層に向いています。
強弾道を出したいタイプには「アッタスジャック」がおすすめです。先端剛性が高く、インパクトでロフトが寝にくいため吹け上がりを抑え、ライナー系の力強い弾道を実現します。ヘッドスピード43m/s以上で叩けるゴルファーに適しており、左のミスを嫌うプレーヤーからの評価が高いモデルです。分布図でも先端側の高剛性ゾーンに位置しているため、球が上がりすぎるタイプが使うと確実に恩恵が得られます。
つかまりの良さを重視するなら「アッタスパンチ」。中間部がしなりやすく、フェースターンをサポートしてくれるため、スライス気味のゴルファーに最適です。特に40〜42m/s程度のゴルファーが使うと、無理のない自然なヘッドターンが生まれ、安定したドロー弾道が出しやすくなります。パンチは重量帯も豊富で、スイングテンポに合わせて細かく選択できる点も魅力です。
コントロール性重視のゴルファーには「アッタス5GoGo」や「アッタス4U」が適しています。これらは手元側がしっかりしているため、切り返しでシャフトが暴れにくく、狙ったラインに打ち出しやすい特性があります。フェード系の持ち球をキープしつつ方向性を高めたい中級者以上に向いており、特にアッタス4Uは操作性と直進性のバランスが絶妙です。
軽量で振りやすさを求めるゴルファーには「アッタスV2」も良い選択肢です。軽量帯ながらも先端はしっかりしており、軽いだけで吹け上がるような挙動ではありません。スピードを出したいシニア層や、テンポがゆっくりめのゴルファーが扱うことで、飛距離アップと安定性両方のメリットを期待できます。
このように、アッタスシリーズはモデルごとの性格が非常に分かりやすいため、分布図を見て自分のスイングの不足部分を補う形で選ぶとミスマッチが起きにくくなります。万能型・つかまり型・強弾道型・コントロール型とカテゴリーごとに明確な特徴があるため、自分のプレースタイルを基準に選ぶことが最も理想的です。
ヘッドスピードは?
アッタスシャフトを選ぶ上で最も重要な指標のひとつがヘッドスピードです。適正ヘッドスピードを無視してシャフトを選んでしまうと、しなり戻りが合わずに方向性が乱れたり、球が上がらなかったりといったミスマッチが起きてしまいます。ここではアッタスシリーズ各モデルが想定する適正ヘッドスピードを詳細に解説します。

まず、アッタス6やアッタスパンチのような中調子系モデルは、ヘッドスピード38〜43m/sのゴルファーに最も適しています。中間部のしなりを自然に活かしやすいため、無理に叩かなくてもシャフトの弾き感を活かした飛距離が得られます。特に40m/s前後のゴルファーが使うと、しなり戻りのタイミングが合いやすく、ドライバーの安定性が大幅に向上します。
次に、アッタスジャックやアッタス5GoGoのような剛性が高めのモデルは、43〜47m/s程度のヘッドスピードが必要です。これらのモデルは先端や手元の剛性が高いため、しっかり叩けるスイングが前提となります。ヘッドスピードが足りない場合、シャフトがしならず球が上がらない、右に抜けるといった現象が起きやすくなるため注意が必要です。逆に十分なスピードがあるゴルファーが使うと、低スピンの強い弾道が出て飛距離性能を引き出しやすくなります。
軽量帯のアッタスV2は35〜40m/s程度の比較的ゆっくりめのゴルファーに向いています。軽量設計で振り抜きが良く、ヘッドスピードを無理なく上げたい層に最適です。特にシニアや女性ゴルファーから高評価を得ており、軽いだけでなく先端剛性がしっかりしているため、軽量シャフト特有の暴れやすさが抑えられています。
さらに、歴代アッタスの一部モデルには重量帯の幅が広いシリーズもあり、同じシリーズでも40g台はヘッドスピード35〜40m/s、50g台は40〜43m/s、60g台は43〜46m/s、70g台は46m/s以上といったように細かく対応帯が変わります。同じ「アッタス6」でも60g台と40g台では適正ヘッドスピードが大きく異なるため、重量帯の選択は非常に重要です。
総合的に見ると、アッタスシリーズは「適正ヘッドスピードが明確なシャフト」といえ、自分のスイングスピードを正しく理解して選ぶことで、本来の性能が最大限発揮されます。分布図にもヘッドスピードの推奨レンジが表示されていることが多いため、それを基準にすると大きなミスマッチを避けることができます。
アッタスシャフト分布図
アッタスシャフト分布図とは、UST Mamiyaが展開してきた歴代アッタスシリーズの「調子位置」「剛性バランス」「つかまり度」「挙動のタイプ」などを視覚的に整理したマッピング図のことです。モデルごとのキャラクターがひと目で理解できるため、シャフト選びにおいて非常に重要な指標になります。ここでは分布図の読み方、どのモデルがどのゾーンに位置するのか、その意味までを詳しく解説します。
手元・中間・先端の剛性バランス
分布図は主に「手元・中間・先端の剛性バランス」と「つかまり度・球の高さ」を軸として構成されていることが多く、縦軸が球の高さ、横軸がつかまり度を示す場合が一般的です。このマッピングにより、アッタス各モデルの性格が直感的に比較できます。
例えば、アッタスジャックは先端剛性が高いため、分布図では「低スピン・弾道低め・つかまり控えめ」のゾーンに位置します。これは強弾道を求めるハードヒッター向けであることを意味し、ヘッドスピード43m/s以上のゴルファーが使うとしっかり性能を引き出せます。
一方、アッタスパンチは中間部が大きくしなる特性から「つかまりが良く・球が上がりやすいゾーン」に配置されます。分布図でもやや左寄り(つかまる側)に表示されることが多く、スライスに悩むゴルファー向けであることが一目で理解できます。
アッタス6やアッタス7など、癖の少ない中調子のモデルは「中立〜ややつかまる寄り」の中央ゾーンに表示されます。これらは幅広いヘッドスピード帯に適応できるバランス型のモデルで、分布図でも中心付近に集まりやすいのが特徴です。
軽量帯のアッタスV2は「中間〜先調子寄りのつかまり系ゾーン」に位置することが多く、軽く振ってもヘッドが返る挙動が視覚的に見てとれます。分布図では40g〜50g台の軽量帯が左側へ寄る傾向があり、これが一般的なスイングスピードのゴルファーに扱いやすい理由のひとつです。
また、分布図はシリーズごとに性格の違いを把握するのにも便利です。
・つかまりやすい → アッタスパンチ
・つかまり控えめ → アッタスジャック
・中間 → アッタス6、アッタス7
・軽量つかまり系 → アッタスV2
こうした位置関係は多くの分布図で共通しており、モデル選びの迷いを大きく減らしてくれます。
分布図を活用するメリットは、自分のスイングの弱点に「足りない特性を補うシャフト」を選びやすくなる点です。スライスなら左寄りのモデル、高弾道を抑えたいなら右寄りのモデル、といった具合に視覚的に選択が可能です。
アッタスはシリーズ数が多いため、分布図を使ってタイプを分類することで、迷わず自分に合った1本へ絞り込むことができます。
似たシャフト
アッタスシリーズには、多くのモデルが存在するため「自分のスイングに合っているけど、他に似たモデルはないか?」と比較検討したいゴルファーも多くいます。ここでは各モデルに近い性格を持つアッタスの別シリーズ、または同メーカーの別モデルとの共通点を詳しく解説します。
まず、アッタスジャックに似ているモデルとして挙げられるのは「アッタス5GoGo」。ジャックほど先端剛性は強くありませんが、叩いても左に行きにくい特性が共通しています。方向性重視のハードヒッターが選ぶ傾向があり、ジャックより少しマイルドな挙動が欲しい人には最適な代替候補です。
アッタスパンチに似ているのは「アッタス6」。パンチほどのつかまり特化型ではないものの、中間部のしなりやすさが共通しており、自然なフェースターンをサポートしてくれる特性が似ています。スライスを軽減しつつ、パンチよりも癖の少ない挙動が欲しい人に向いています。
アッタスV2に似ているモデルとしては「アッタス3」があります。どちらも軽量帯で振りやすさを重視した設計で、ヘッドスピードを上げたい層に向いています。V2のほうが先端剛性が高く現代ヘッド向けの調整になっていますが、全体的なフィーリングは近いものがあります。
アッタス6や7などの中調子でバランス型のモデルは、同カテゴリー内でも共通項が多いため互いに似ている部分が多いです。例えばアッタス6はクセが少ない万能型で、アッタス7はややしっかりしたバージョン。同じ中調子でも挙動が微妙に異なり、テンポやスイングタイプによって選び分けるイメージです。
操作性を重視したい人にはアッタス4Uが候補に挙がります。これはアッタス5GoGoと似た性格を持ち、手元のしっかり感と先端の安定感のバランスに優れています。フェード系の持ち球を保ちつつ、吹け上がりを抑えたいゴルファーにとっては良い比較対象です。
「似ているシャフト」を知っておくと、試打できるモデルが限られている場合でも性能の比較がしやすく、最終的な選択肢を減らす際に役立ちます。同じモデルでも重量帯によって挙動が変わるため、似たモデル同士の中でも自分のヘッドスピードとテンポに合うかどうかを確認することが重要です。
後継
アッタスシリーズは長年にわたり多くのモデルが発売されており、それぞれに明確な特徴が存在します。そのため「このモデルの後継はどれ?」「今使っているアッタスが古くなったので、現行の後継モデルに乗り換えたい」というニーズが非常に多いシリーズでもあります。ここでは、歴代モデルの設計思想や特性の流れを踏まえ、「実質的な後継」と言えるモデルを詳しく整理します。
まず代表的な関係として挙げられるのが、アッタス5GoGo → アッタスジャック の流れです。5GoGoは手元から中間にしなりを感じつつ、先端の暴れを抑えることで叩いても左に行きにくいフィーリングが特徴でした。ジャックはこの方向性をさらに強化し、先端剛性を高めることで現代の大型高慣性モーメントヘッドにも対応できる“叩ける”モデルへ進化しています。そのため5GoGoの後継としてジャックを選ぶユーザーは非常に多いです。
また、つかまりの良さと弾道の上がりやすさで人気だったアッタスパンチは、実質的な後継としてアッタス6が挙げられます。パンチのように強い中間のしなりを持つわけではありませんが、自然にフェースターンができて球がつかまる特性を継承しており、より癖の少ないバランス型へ進化したモデルといえます。
軽量帯のアッタス3やアッタス4の後継はアッタスV2です。40g〜50g台の軽量クラスで振りやすさとつかまりのバランスに優れており、現代の大型ヘッドとのマッチングも良く、軽量ユーザーの“次の1本”として選ばれやすい存在です。特にアッタス3から乗り換えると、弾道の強さと方向性の安定性の向上を感じるユーザーが多いです。
中調子のバランス型として長年人気のアッタス6とアッタス7は、後継関係というより「同じ思想の重量違い・剛性違い」と見るのが正しいですが、シリーズの系譜としては「アッタス6 → アッタス7 → アッタスG7」という流れが一般的です。G7はアッタス7をより現代的なしなり戻りに調整したモデルであり、アッタス7愛用者が移行するケースがよく見られます。
操作性・しなり戻りのキレに優れたアッタス4Uの後継はアッタス5GoGoと見るユーザーもいますが、設計の系統としては4U → 5GoGo → ジャックと連続しています。特にテンポが速く、手元側にしっかり感を求めるゴルファーはこの系列を選び続ける傾向にあります。
歴代アッタスは「どれがどれの後継か」が明示されているわけではありませんが、設計特徴やターゲットユーザーから自然と系統が形成されています。後継モデルを知っておくと、買い替えの際に挙動の違いを最小限に抑えつつ、最新技術による初速アップや安定性の向上を得ることができます。
調子
アッタスシリーズは、モデルごとに「手元調子」「中調子」「先調子」といった調子設計が大きく異なります。これはスイングとの相性を決める最も重要な要素のひとつであり、調子が合っていないと本来の性能を発揮できません。ここでは各モデルの調子の違い、どんなスイングに合うのかを解説します。
手元調子の代表として挙げられるのはアッタスジャックです。手元側がしなってタイミングを取りやすく、先端剛性が強いため叩いても左に行きにくい特性があります。ヘッドスピードが速いゴルファーや、ダウンスイングでタメを作るタイプのゴルファーと相性が良く、強弾道で安定した方向性を実現できます。
中調子の代表はアッタス6やアッタス7です。中間部がしなり、トップ〜切り返しで自然にタメを作りやすいのが特徴です。癖が少なく、フェード・ドローどちらの持ち球にも合わせやすく、幅広いスイングタイプに対応できる万能調子です。アッタスユーザーの中でも最も人気の高い調子のひとつとなっています。
先調子のモデルとしてはアッタスパンチとアッタスV2が挙げられます。先端がよく動き、自然にヘッドが返ってボールがつかまりやすい特性があります。スライスに悩むゴルファーや、インパクトでフェースが開きやすい人に非常に有効な調子で、軽量帯との相性も良いためヘッドスピードが平均〜やや遅めの層に人気です。
また、ユーザーのスイングテンポにも調子は大きく影響します。
・テンポが速い人 → 手元調子 or 中元調子
・ゆっくり振る人 → 中調子 or 先調子
という傾向があり、テンポと調子の組み合わせを最適化すると、ミート率と方向性が大幅に向上します。
モデルごとに調子が違うのは、シャフトの剛性分布(EIカーブ)が異なるためです。同じ重量帯でも調子が違えば挙動がまったく異なり、球の高さ・つかまり・初速・スピン量まで変化します。このため調子選びはシャフト選びの最重要ポイントと言えます。
自分のスイングに合った調子を選ぶことで、打点が安定し、結果的に飛距離アップにもつながります。アッタスシリーズを検討する際は「好きな挙動」ではなく「スイングとの相性の良さ」に基づいて調子を選ぶのが最も成功しやすい方法です。
飛ぶシャフト
アッタスシリーズの中で「飛距離性能」に特化したモデルを整理し、どのようなスイングタイプのゴルファーが最大飛距離を引き出せるのかを詳細に解説します。飛ぶシャフトを正しく理解するには、単純に“軽い”“柔らかい”だけではなく、EI分布(剛性バランス)、トルク値、しなり戻り速度、先端剛性の強弱など、多くの要素が複雑に絡み合うため、アッタスの各モデルがどのように飛距離アップに寄与するのかを丁寧に紐解いていきます。
飛距離が出るアッタスの特徴
アッタスシリーズに共通する飛距離性能のポイントは以下の3つに整理できます。
- しなり戻りのスピードが速い 弾き感を強く感じるモデルが多く、インパクトでヘッドスピードを乗せやすい。
- 先端の暴れを抑える設計が多い 飛ばすにはスピン量を安定させる必要があり、先端剛性が高いモデルほどスピン過多を抑え、吹け上がりを防いでキャリーを伸ばせる。
- 中間部のしなりがタイミングを取りやすく、ミート率が上がる 飛距離に最も影響するのはミート率。中調子系のアッタスは再現性が高く、打点ブレを抑えて平均飛距離を引き上げる。
飛ぶアッタス:モデル別の特徴と理由
● アッタスパンチ
中間部のしなりが強く、切り返しでタメが作りやすいモデル。しなり戻りの速さが非常に特徴的で、ヘッドスピードが平均〜速めのゴルファーには特に高弾道と伸びのあるキャリーが出やすい。トルク値が適度にあるため、つかまり性能も高く、飛距離を伸ばしやすい要素を多く備える。
● アッタスダース(Daaas)
手元がしっかりしており、先端側に弾き感を持たせたモデル。ヘッド軌道が安定しやすく、フェースの開閉が抑えられるため、スピン量が適正化されやすい。ヘッドスピードが40〜46m/sの層で特に高評価が多く、「低スピンの強弾道でランが伸びる」という傾向がある。
● アッタスV2
しなり戻りのスピードと、先端剛性のバランスが非常に良いモデル。球の上がりすぎを防ぎつつ、初速の高さを維持できるため、総合的に飛距離性能が高い。特に叩いても左に巻かない構造になっており、強い球を打てる点が飛距離の安定に直結。
● アッタス11
先端の強さにより吹け上がりを防ぎつつ、中間部のしなりでボールを押し出すパワーが生まれる。ランも含めたトータル飛距離を伸ばしやすく、アゲンストにも強いのが特徴。強弾道が打てるため、体力のある男性ゴルファーに特に人気。
飛距離アップのためのシャフト選びポイント
飛ぶと評価されるシャフトを選ぶ際に注意すべき点は次の通り。
- 重量は「軽すぎ」より「ちょうど良い重さ」を選ぶべき
軽すぎるとタイミングが不安定になり、結局ミート率が落ちて飛距離が伸びない。 - トルク値が高すぎると横ブレが出る
左右の散らばりが増えると、平均飛距離は確実に落ちるため、しなりと安定のバランスが重要。 - 自分のスイング軌道とシャフトのしなりポイントが一致するか
手元調子が好きなのか、中調子が振りやすいのかで弾道の質が大きく変わる。 - フィッティングの際はキャリーとバックスピン量を重視する
最も飛ぶ条件は「高初速×適正スピン×高弾道」。特にバックスピン量はモデルによって大きく変わるので必ず確認。
どのアッタスが最も飛ぶのか?
結論としては、スイングタイプによって“最も飛ぶモデル”は変わる。
ただし、一般的な傾向としては――
- 中・高ヘッドスピード ⇒ アッタスV2/アッタス11
- ミドルユーザー(38〜43m/s) ⇒ アッタスダース/アッタスパンチ
- 球がバラけやすい人 ⇒ 中調子寄り(5GoGoやキング)も平均飛距離が伸びやすい
このように、自分のスイングテンポ・切り返しの癖・捻転量などに応じて最適なモデルが変わるため、試打結果のデータを重視しつつ選ぶことが飛距離アップには欠かせない。
アッタスシャフト分布図まとめ
アッタスシリーズ全体の特徴を振動数・剛性バランス・調子・しなり戻りスピードといった複数の指標から整理し、分布図の観点で総括します。アッタスは多様な設計思想を持つシリーズであり、手元調子から先中調子、ハードヒッター向けからアベレージ向けまで幅広いモデルが展開されてきました。そのため、適切な“分布”を理解することで、自分がどのレンジに該当し、どのモデルが向いているのかを把握しやすくなります。
アッタス分布図での大きな分類
アッタスシリーズは分布図上で大きく3つに分類されます。
- しなり戻りが速い弾き系グループ 例:アッタスパンチ、アッタス6、アッタスダース ⇒ 初速が出しやすく、ヘッドスピードが平均〜速めのゴルファーに最適な位置づけ。
- 中間部のしなりが特徴の操作性グループ 例:アッタス5GoGo、アッタス7、アッタスキング ⇒ タイミングが取りやすく、球筋をコントロールしやすい。安定性を求める層に合う。
- 先端剛性が強いハードヒッターグループ 例:アッタスV2、アッタス11、アッタスジャック ⇒ 左へ巻かず、叩ける。ヘッドスピードが速く、強い球を求めるプレーヤー向け。
各モデルが分布図に収まる理由
各モデルが上記カテゴリーに分類される根拠は、EI分布(剛性曲線)の違い、トルク値の設定、重量帯の揃え方にあります。中でもアッタスは「中間部のしなり量の調整」がシリーズ全体の設計共通点になっており、ここが他社シャフトとの大きな差別化要素でもあります。
・**弾き系(中〜先が強め)**はインパクトでの戻りが速く、初速アップに直結
・**操作性系(しなり量が均一)**はヘッド軌道が安定し再現性が高い
・**ハード系(先端が非常に硬い)**はスピン量を抑えて強弾道が打てる
この3つが分布図での基準軸になっているため、ユーザーは自分のスイングタイプに合わせて位置を特定しやすい。
分布図を使うメリット
アッタスの全体像を分布図として俯瞰すると、シャフト迷子が大幅に減ります。
- 「自分のスイングテンポがどの位置か」がわかる
- 「どのモデルが合いそうか」が選びやすい
- 「買い替え時にどのモデルが近いか」が判断しやすい
- 他社モデルとの比較もしやすく、フィッティング効率が上がる
さらに分布図を活用すれば「今より少し弾き感が欲しい」「先端が強いモデルにしたい」といった目的に応じて、最適な候補をスムーズに抽出できるのが大きなメリットです。
最終的なまとめ:アッタスを選ぶ軸は“スイングタイプ×挙動”
アッタスシリーズは幅が広いため、最終的に選ぶポイントは次の2点に集約されます。
- 自分のスイングテンポ・切り返しの強さはどの位置か? ゆったりテンポか、強めに叩くタイプか。
- 求める挙動は弾きか、操作性か、叩ける安定か? 弾道の高さ・スピン量・つかまりの傾向によってモデルが明確に分かれる。
分布図を正しく理解すれば、この2軸で迷わず最適モデルにたどり着けるようになります。アッタスは明確な設計意図と特性差があるシリーズなので、分布図で整理して選べば、飛距離・方向性・再現性のすべてを底上げできる可能性が高いシャフト群と言えます。






