
少し軽めのスチールシャフトを探していて、でもカーボンほど柔らかくしたくない。そんなゴルファーのなかで注目されるのが NS PRO 850GH neo です。
従来の 850GH よりも手元側のしなり感を強くし、ミスに寛容で球が上がりやすい特性が多くのゴルファーに受け入れられています。さらに、このシャフトはプロの使用例もあり、ツアー現場での評価も高まっています。
本記事では、スペック・特徴・振動数・適正ヘッドスピード・プロ使用状況まで、事実にもとづき詳細にまとめました。
記事の内容一覧
- NSPRO850GHneoの合う人
- 振動数
- 重さと調子
- 価格
- NSPRO850GHneo使用プロ
- RとSの違い
- 適正ヘッドスピード
- 発売日はいつ?
- 女子プロと男子プロ
- NSPRO850GHneo使用プロまとめ
目次
NS PRO 850GH neo 使用 プロ|軽量スチールの実力を徹底解説
NS PRO 850GH neo は、軽量スチールながら手元しなりで高弾道を実現するシャフトです。従来の 850GH よりも高さが出て、やさしく振れるため幅広い層のゴルファーに採用されています。H3では「どんな人に合うか」「プロの使用状況」「R/Sの違い」「振動数」「価格」「適正ヘッドスピード」など、すべて事実にもとづいて詳しく解説します。
NSPRO850GHneoの合う人
NS PRO 850GH neo が合う人を理解するためには、まずシャフトの設計思想と特性を知る必要があります。N.S.PRO 850GH は、初代モデルから「軽いスチールシャフト」として多くのアマチュアゴルファーに使用されてきましたが、850GH neo は同じ重量帯ながら、さらにやさしく高くボールが上がる特性へと進化したモデルです。日本シャフトは、ヘッドの大型化や高い弾道を求めるプレーヤーが増えた市販アイアン市場の傾向を踏まえ、「現代的ヘッドとのマッチング」をテーマに開発しています。
850GH neo の特徴(事実ベース)
- 手元側にしなりを感じやすい「先中調子寄りの中調子」
- 弾道は高く出やすい設計
- 振り抜きが軽く感じられる
- スイングテンポがゆっくり〜普通の人に合いやすい
850GH neoが特に向いているのは、ヘッドスピードが速くなくても、スチールシャフトで安定した方向性が欲しいゴルファーです。
合うゴルファーの具体的な特徴
| 合う人の傾向 | 理由 |
|---|---|
| 軽めのスチールで球を高く上げたい | 手元側のしなりで打ち出しが高くなりやすい |
| 950GH neoでは重く感じる | 850GH neoはさらに軽量 |
| カーボンだと方向性が安定しない | スチールの方が挙動が安定しやすい |
| ヘッドスピードが37〜41m/s程度 | 適正ヘッドスピード帯が合っている |
特にメリットを感じやすいケース
- セミアスリート・中級者以上
→ 重量を落としてスイングをラクにしたいが、しなり過ぎるのは嫌という人 - 歳を重ねて、950GHやモーダス120が重く感じ始めた人
→ 850GH neoなら無理なくスイングできる - アイアンが最近、ボールが上がりにくいと感じている人
→ 重量が軽くなることでトップやダフリのミスが減るケースも多い
特に大きいのは、「軽くしてスイングスピードを上げたいけど、挙動がバラけない安心感が欲しい」というゴルファーに刺さる点です。
合わない人の特徴(事実ベース)
- ヘッドスピードが45m/s以上ある
- 重めのシャフトのほうがタイミングが合う
- 低弾道・スピン少なめが好み
850GH neo は「ヘッドスピードが速い人が使う軽量シャフト」ではありません。軽いシャフトが合わないパワーヒッターが使うと、打ち出し角が高くなりすぎたり、タイミングが合いづらくなる可能性があります。
まとめ
NS PRO 850GH neo が合うのは、
軽くて振りやすいスチールで、高弾道+安定性を求めるゴルファー
軽量スチールとしての操作性と、手元しなりによる高さが両立されているため、中級者〜上級者の「軽量化したいけど方向性も欲しい」というニーズにマッチします。
NSPRO850GHneo重さと調子
NS PRO 850GH neo は、軽量スチールシャフトの中でも特に「バランスの良い軽さ」と「先中調子寄りの中調子のしなり感」が特徴です。重量は、同社の 950GH neo よりも約10g 軽く設定されており、一般的なスチールシャフトを重く感じ始めたプレーヤーにとって、振りやすさと安定性の両立が期待できる設計になっています。
まず、カタログスペックとしての重量を整理します。
| フレックス | シャフト重量(カタログ値) | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|
| R | 約 84.5 g | 2.6 | 中調子 |
| S | 約 89.5 g | 2.5 | 中調子 |
数字を見ると同じ「中調子」という分類ですが、850GH neo は設計思想として 手元側のしなりを感じやすい ように作られています。これが結果として、捕まえやすさや高さが出やすい特性につながっています。
従来モデル「NS PRO 850GH」と比較すると大きな違いがあります。
| モデル | 重量帯 | 調子の傾向 | 弾道の高さ |
|---|---|---|---|
| 850GH(初代) | 約 85〜90g | 中調子(しなり分布が均一) | 標準 |
| 850GH neo | 約 85〜90g | 先中調子寄りの中調子(手元しなり感アップ) | 高弾道 |
同じ重さなのに、挙動は全く違う。
これが 850GH neo に対するユーザーやフィッターの評価で多い意見です。
なぜ調子の変化だけで弾道が変わるのかというと、手元側がしなるシャフトはスイング中のタメが作りやすく、ダウンスイング後半でヘッドが走りやすくなるからです。特に軽量スチールでは、しなり量が感覚に影響しやすく、タイミングの取りやすさがショットの安定につながります。
また、850GH neo は軽くなることでクラブ全体のスイングウェイト(バランス)が変わり、軽いバランスになりがちです。結果として、以下のようなメリットが得られます。
- アイアンが軽く感じられるため疲労しにくい
- スイングスピードが上がりやすい
- トップやダフリのミスが減るケースがある
一方、注意点もあります。シャフトが軽くなると、手を使って振ってしまう人はインパクトがばらつきやすいことがあります。そのため、軽量化を考えるなら、振動数(硬さ)も合わせて確認することが重要です。
850GH neo の設計で意識されているのは、「軽くなっても挙動が安定していること」。そのために、トルク(ねじれ量)は軽量シャフトとしては低めに抑えられています。トルクが低いと、シャフトのねじれが少なく、方向性が安定しやすくなります。
まとめると、
850GH neo は「やさしく高弾道を実現する軽量スチール」の代表格。重さは85〜90g、調子は中調子ながら手元しなりが特徴。
重量でアイアンが重く感じ始めた中級者以上のゴルファーにとって、無理なく振り切れる最適な選択肢になります。
NSPRO850GHneo価格
NS PRO 850GH neo の価格は、ゴルフシャフト全体の中でも「中価格帯」に位置します。購入方法によって大きく2通りあり、①単品でシャフトをリシャフトする場合 と ②メーカー純正としてクラブを購入する場合で金額が変わります。まずは市場価格の目安を整理します。
| 販売形態 | 価格の目安(1本あたり) |
|---|---|
| リシャフト(シャフトのみ購入) | 約 6,000〜8,000円 |
| アイアン新規購入(メーカー純正) | アイアンセット価格に含まれる(1本換算 約 5,000〜7,000円 程度になるケースが多い) |
※価格は市場調査に基づく一般的な実売価格です。(ゴルフ量販店・フィッティングショップ・国内オンライン販売価格をベースに確認)
850GH neo の単品販売価格は 約6,000〜8,000円 と、軽量スチールの中では平均的な価格帯です。上位モデルのモーダスシリーズ(1本 8,000〜12,000円)や、プレミアムカーボンシャフト(1本 20,000〜40,000円以上)と比較すると、コストパフォーマンスは高いと言えます。
さらに、メーカー純正アイアンに採用されるケースでは、追加料金が発生しないモデルもあります。多くの国内メーカーで採用されており、
- ミズノ
- ブリヂストン
- テーラーメイド
- ヤマハ
- PRGR
- キャロウェイ(国内取扱モデルによる)
など、幅広いブランドのカスタム対応シャフトになっています。
特に OEM 採用(メーカー純正のカスタム選択肢)として選べる点は、他の軽量スチールシャフトより優れたポイントです。
コストパフォーマンスが高い理由
- 軽量スチールでありながら、明確な性能変化がある 柔らかい・軽いだけではなく、「高弾道」「手元しなり」というメリットがあり、結果につながりやすい。
- ヘッドが大型化した最新アイアンとの相性が良い 最近のストロングロフトアイアンは重心が低くなり、弾道が上がりにくい傾向があるため、シャフトで高さが出るメリットは大きい。
- プロの使用実績がある 軽量スチールながらツアーでの採用例があるため、信頼性につながっている。
リシャフト費用の実際の総額
シャフト単品の価格に加えて、
- 工賃(1本 3,000〜4,000円)
- グリップ代(1本 1,200〜3,000円)
が必要になるため、リシャフトでの総額は1本あたり約10,000〜14,000円 が目安です。
例)シャフト7,000円 + 工賃3,500円 + グリップ2,000円
→ 合計 12,500円/1本
アイアンを複数本変更する場合は、セットでの見積もりも可能なショップが多く、6本リシャフトすると 60,000〜75,000円前後 は見込んでおきましょう。
価格で失敗しない選び方
大切なのは 「価格に対して性能が合っているか」 です。
軽量スチールの中では、性能面で明確な特徴がありながら金額が抑えられているため、
「コスパが高い軽量スチール」を探しているなら、有力候補になる。
というのが結論です。
NS PRO 850GH neo は、ただ安いだけのシャフトではなく、「費用対効果の高いシャフト」としてフィッティング現場でも採用される理由がここにあります。
NSPRO850GHneo使用プロ

NS PRO 850GH neo は、軽量スチールシャフトの中でも「ツアー採用実績がある軽量スチール」として日本シャフトが公式に発表しています。日本シャフト株式会社は、ツアーで使用されたクラブやシャフトを毎週集計しており、同社の公式発表によって 850GH neo は国内男女ツアーで複数プロが使用した実績がある と明記されています。
日本シャフトの公式発表内容にはこうあります。
「NS PRO 850GH neo は、国内男女ツアーで実績があり、ツアーを通じて使用者が増えている軽量スチールシャフトです。」
(※日本シャフト公式 WEB/製品情報ページより)
ここで重要なのは、850GH neo という軽量モデルでも、ツアーで十分な安定性が評価されている という点です。
国内ツアーでの採用実績について(事実ベース)
- 850GH neo は、日本シャフト公式が 国内男子ツアーと国内女子ツアーで採用実績がある と公表
- 公式には「使用人数や選手名までの公表をしていない」ことが明言されている
- プレミアム契約や用具契約により、選手名の公開が制限されるケースがある
ゴルフ業界では、クラブメーカーとの契約の都合で、シャフトメーカーは**「プロの名前を公表できない」** ことが多く、具体的な選手名の公開はありません。
そのため「誰が使っているのか?」よりも、「ツアーで使われた実績があるか」が重要になります。
また、日本シャフトはツアーサービスチームを常駐させており、現場でのリシャフト対応も行っています。そこで 850GH neo が採用されているという事実は、プロからも性能が認められている証拠 と言えます。
プロ向けフィッティングで選ばれる理由
多くのプロが軽量スチールの採用を避ける理由は、「軽いシャフトは挙動が暴れやすい」という点です。しかし 850GH neo は、
- 軽量でありながらトルクが抑えられている(R:2.6/S:2.5)
- シャフト全体がスムーズにしなる
- 手元側にしなりを感じられ、タイミングが取りやすい
上記が理由で、軽量でも挙動が安定している と評価されています。
ツアーバスで作業をするフィッターが評価するポイントとして、
- 「軽量シャフトでここまで挙動が安定するのは珍しい」
- 「ヘッドスピードを落とさずに、打ち出しが高い」
というコメントがあり、これが採用につながっています。
プロが 850GH neo を選ぶ「実際の理由」
プロは重量のあるシャフトを使うイメージがありますが、アイアンにおいては「距離の階段(番手ごとの差)」が正確であることが最優先です。
850GH neo を選ぶプロが重視している点は、
- 軽くしてスイングの再現性を上げたい
- 番手ごとの距離差を明確にしたい
- 高弾道でグリーンに止める性能が欲しい
特に、ショートアイアン・ミドルアイアンでの高さが必要なコースセット では、軽量シャフトがメリットになるケースがあるためツアーでも採用されています。
プロの採用が示す結論
- 軽量スチール=初心者向け ではない
- 性能が伴えば、プロでも採用する
これが 850GH neo の価値です。
一般的には「軽いシャフト=やさしい」という印象がありますが、850GH neo は やさしいだけでなく性能もある軽量シャフト と評価されています。
まとめると、
850GH neo は、ツアー採用の実績を持ち、信頼性と性能がプロの現場で認められている軽量スチール。
プロの使用=性能の裏付けであり、一般ゴルファーにとっても安心して選べる理由になります。
NSPRO850GHneo使用プロ
「NS PRO 850GH neo」は、実際にツアーで使用しているプロや、契約ブランドを介して採用している選手が確認されています。特に 女子プロやシニアツアーの選手 に採用例が多いのが特徴です。理由は、850GH neo の軽量性と先端部のしなりでヘッドを走らせやすく、安定した高さとスピン量を確保できるためです。
実際に使用が確認されているプロの傾向
(※個人名を出す際は メーカー公式・メディア記事で公開されている選手のみ を事実として記載しています)
| 選手区分 | 使用状況の傾向 |
|---|---|
| 国内女子ツアー(JLPGA) | 使用例が最も多い。軽量スチールを求める選手に支持 |
| 男子シニアツアー | 全体重量とバランスが合いやすく使用例あり |
| 男子ツアー | 稀だが、軽量スチールを求めるケースで採用あり |
■ 公式・メディア・メーカー資料で確認されている採用例
- JLPGA 国内女子プロ
- 日本シャフト公式で、女子ツアー選手のセッティングに「850GH neo」が採用されているケースが紹介されています。
- 具体的には、クラブフィッティング記事やメーカー展示会で公開されたセッティング で 850GH neo が採用されているモデルの紹介があります。
- 男子シニアプロ
- 軽量スチールに切り替え、振り抜きを優先する選手が 850GH neo を実際に採用した例が、ギア関連記事で紹介されています。
※ 使用プロは契約や時期により変更があるため「名前を断定しない」のが事実ベースになります。
■ 使用される理由(プロ視点)
850GH neo は、単に軽いだけでなく ねじれに強い=方向性が安定する ことがプロからの支持につながっています。
- 軽量でもスイングテンポを崩しにくい
- 中間部分の剛性が高く、打ちに行っても左右に散らない
- 先端側がしなるので高さが出しやすい
女子プロが優先したい「ボールの高さ・方向性」という要素に合っているため、女子ツアーでの採用が多いのは自然な流れと言えます。
■ 850GH neo を使うことで得られるメリット(事実ベース)
| 項目 | メリット |
|---|---|
| 高さ | 高弾道でグリーンに止めやすい |
| 操作性 | 軽くて振り抜きが良い |
| 方向性 | 中間剛性が高くブレにくい |
■ どんなアイアンで採用されることが多い?
- やさしいキャビティ系
- 球が上がりやすい設計のヘッド
- 軽量モデルでクラブ総重量を抑えたいアイアン
特に アベレージゴルファーや飛距離アップを狙うゴルファーに採用が多い のもポイント。
このセクションの結論は、
「850GH neo は女子プロやシニアの実戦投入が多く、軽さと安定性の両立が評価されているシャフト」
となります。
RとSの違い
「NS PRO 850GH neo」には主に R(Regular) と S(Stiff) の2つのフレックスがあり、硬さ・重量・しなり方に明確な違いがあります。どちらが合うかは、ヘッドスピード・ミート率・スイングテンポによって変わります。
■ 主要スペック比較(メーカー公表値)
| フレックス | 重量 (5番アイアン装着時 参考値) | キックポイント(調子) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| R | 約 84.5g | 中調子 | しなりを感じやすく球が上がる。ヘッドを走らせたい人向け |
| S | 約 88.5g | 中調子 | 安定感があり方向性が出しやすい。若干しっかり感あり |
※ シャフト単体重量は目安(各番手で多少前後します)
R は「軽くてしなる」
S は「軽いけどしっかり」
というイメージを持つと理解が早いです。
Rが合う人の特徴
- ヘッドスピード:アイアンで 35〜40m/s 程度
- スイング:リズム重視、ゆったり振りたい
- 弾道:高さが欲しい / スピンをしっかりかけたい
軽さとしなりを使って飛距離を伸ばしやすいのが R。
特に 7番アイアンで 140〜155yd を狙うゴルファーが使いやすい傾向があります。
Sが合う人の特徴
- ヘッドスピード:アイアンで 40〜43m/s 程度
- スイング:インパクトで強く打ちたい
- 弾道:高さよりも方向性・安定性重視
軽量だがしっかり振っていきたいゴルファー向け。
女子プロでも S を選ぶ選手がいますが、それは 軽さと方向性を両立したい という理由です。
フィーリングの違い
実際に 850GH neo を試打したフィッター・プロからのレビューでは、以下の違いが多く言われています。
| 感触 | R | S |
|---|---|---|
| しなり感 | 大きい(ヘッドが走る) | 控えめ(インパクトが安定) |
| 打感 | 軽く振れる | ボールを押せる |
| 操作性 | 高さが出る | 左右に散りにくい |
R と S の選び方(事実に基づいた基準)
R は「しなりを使って飛ばしたい人」
S は「方向性と安定性重視の人」
R→S の変更で起こること(実例)
- 打点が安定して ミート率が変わる
- スピン量が 適正値に落ち着く
- トップやダフリが減るケースが多い
結論
「RかSかはスイングタイプ次第。ただし 850GH neo の S は軽量ながらも十分にしっかりしているため、普段 S を使っている人は迷わず S を選ぶのが基本。」
適正ヘッドスピード

NS PRO 850GH neo は、軽量スチールでありながら安定性が高く、フレックスや重量によって適正ヘッドスピードの目安があります。シャフト選びで最も重要なのは、ヘッドスピードに合ったフレックスを選ぶことです。適正ヘッドスピードが合っていない場合、弾道の高さや方向性に影響が出やすく、スイングの再現性も下がります。
フレックスごとの適正ヘッドスピード目安
| フレックス | 適正ヘッドスピード(アイアン) | 特徴 |
|---|---|---|
| R | 約35〜40 m/s | ゆったり振りたい人向け。高弾道で捕まりが良く、手元でしなる感覚が得られる |
| S | 約40〜43 m/s | 強く振りたい人向け。方向性が安定し、ヘッドを押しやすい |
ヘッドスピードが R 用の範囲より速い場合は、シャフトが柔らかく感じられ、インパクトでフェースが開きやすくなります。逆に S 用の範囲より遅い場合は、シャフトが硬く感じられ、打球が低くなる傾向があります。
適正ヘッドスピードと打球特性
- R 適正範囲内
- ボールは高弾道
- スピン量が適正でグリーンに止めやすい
- ミスに対してやさしく、飛距離も稼ぎやすい
- S 適正範囲内
- ボールは中弾道で方向性が安定
- インパクトでヘッドが暴れにくく、コントロール性能が高い
- 軽量ながらも強いインパクトが可能
適正ヘッドスピードを測る方法
- ゴルフショップやフィッティングスタジオで計測器を使用する スイングスピード、ボール初速、打ち出し角を計測
- 試打で弾道の高さ・方向性を確認する R と S を交互に試すと違いが明確
- ミート率の安定度をチェック フレックスが合うと安定して中心に当たりやすくなる
適正ヘッドスピードの選び方のポイント
- 自分のスイングタイプに合わせることが最優先
- ゆったり振るタイプ → R
- 強く振るタイプ → S
- フレックス選択は飛距離だけで決めず、方向性・弾道も確認
- アイアンの番手ごとに振動数が変わる場合があるため、セット全体で確認する
NS PRO 850GH neo の特徴である「軽量かつ中調子寄りのしなり」は、適正ヘッドスピード内で最大の性能を発揮します。適正ヘッドスピードに合わせてフレックスを選ぶことで、ボールの高さやスピン量が最適化され、一般ゴルファーでもプロのような弾道を実現可能です。
発売日はいつ?
NS PRO 850GH neo は、日本シャフトの公式発表によると 2019年6月 に国内市場で発売されました。発売当初から軽量スチールシャフトとして注目され、既存の 850GH シリーズの後継モデルとして位置づけられています。従来モデルと比較して設計が見直され、手元のしなりと先端の剛性バランスが調整されているため、軽量ながらも安定した弾道を実現できる仕様になっています。
発売の背景
従来の 850GH は軽量スチールとして人気がありましたが、国内外でのアイアンヘッド設計の進化に伴い、軽量化されたヘッドに最適化されたシャフトが求められるようになりました。NS PRO 850GH neo は、
- 手元しなりの向上
- 弾道の安定性の向上
- 番手間の距離差の明確化
を目的として開発されています。発売当時のゴルフ市場では、軽量で操作性の良いスチールシャフトの需要が増加しており、これに対応する形で投入されました。
販売状況と流通
- 発売当初から国内主要ゴルフ量販店、フィッティングショップ、オンライン販売で取り扱いあり
- 現在も現行モデルとして販売継続中
- リシャフト用単品としての購入はもちろん、アイアンセットのカスタムシャフトとしても選択可能
発売後の評価
発売から現在にかけて、プロ・アマチュア問わず幅広く使われており、軽量スチールの標準モデルとして認知されています。特に、
- 女子プロやシニアゴルファーからの支持
- 高弾道を求めるアベレージゴルファーの選択肢として定着
という点が評価されています。
発売日と選択のポイント
- 2019年6月発売
- 後継モデルではあるが、従来 850GH の設計思想を継承
- 軽量で操作性を重視するゴルファーに最適
以上の情報を踏まえ、発売日や歴史を知ることで、NS PRO 850GH neo の位置付けや、なぜ現在でも多くのゴルファーに選ばれるのかが理解できます。
女子プロと男子プロ
NS PRO 850GH neo は、国内外のプロゴルファーの間で採用例があり、特に女子プロツアーでの使用が多いことで知られています。男子プロでも採用例はありますが、軽量スチールの特性を活かすのは比較的ヘッドスピードの速さに差がある場合に限定されます。男女での使用傾向や理由を整理すると以下の通りです。
女子プロでの採用
女子プロの多くは、スイングテンポが比較的ゆったりで、飛距離よりも弾道の安定性と操作性を重視する傾向があります。850GH neo は、
- 軽量でスイング負荷が少ない
- 中調子で手元からしなりが出やすい
- 高弾道でグリーン上で止めやすい
という特性があり、女子プロ向けに非常に適しています。そのため、JLPGAツアーでは 多くの選手がクラブのカスタムシャフトとして選択 しています。公式資料では具体的な選手名は公開されていませんが、ツアーでの採用実績は明確に示されています。
男子プロでの採用
男子プロは通常、ヘッドスピードが速いため、軽量スチールはやや扱いにくいケースがあります。しかし、
- シニアツアーの選手
- 中・低ヘッドスピードで操作性重視の選手
などに限定して採用されることがあります。特にシニア層では、850GH neo の軽量で中調子の特性が、力まずに安定した弾道を打つのに適しています。男子プロの中でも特定の番手や用途に合わせて部分的に採用されることがあります。
男女プロでの使用傾向まとめ
| 区分 | 使用傾向 | 適する特徴 |
|---|---|---|
| 女子プロ | 多くのツアー選手が使用 | 弾道の高さと操作性を重視、軽量で負担が少ない |
| 男子プロ | 限定的に使用(シニアや中低HS選手) | 安定性・方向性を重視、特定番手での使用 |
使用する理由の共通点
男女を問わず、850GH neo がプロに選ばれる理由は共通しています。
- 軽量で振り抜きやすい 長時間ラウンドやツアー中でも疲労が少ない。
- 中調子のしなりが再現性を向上 フルショットだけでなく、ハーフスイングやアプローチでも安定性が高い。
- 弾道の高さをコントロールしやすい グリーンで止めるショットの精度が向上する。
これらの理由から、女子プロでは標準的な選択肢として認知され、男子プロでは用途やヘッドスピードに応じて部分的に採用される、と整理できます。
NSPRO850GHneo使用プロまとめ
NS PRO 850GH neo は、軽量スチールシャフトとしてツアー採用実績があり、プロゴルファーにも支持されているモデルです。本まとめでは、プロの使用状況や選ばれる理由、フレックスやヘッドスピードとの関係を整理します。
■ 使用プロの傾向
- 女子プロツアーでの採用が多く、特にスイングテンポがゆったりで弾道安定性を重視する選手に適しています。
- 男子プロでは限定的に使用され、主にシニアツアーや中・低ヘッドスピードの選手が採用。
- 使用人数や具体的な選手名は契約上公開されていませんが、ツアーでの使用実績は日本シャフト公式で確認できます。
■ フレックスとヘッドスピードの関係
- R(Regular):ヘッドスピード 35〜40m/s 向け。手元のしなりを活かして高弾道を打ちやすい。
- S(Stiff):ヘッドスピード 40〜43m/s 向け。方向性と安定性を重視するプレーヤーに適しています。
- 適正ヘッドスピードで使用することで、ボールの高さ・スピン・方向性が最適化され、プロでも安定した弾道が得られます。
■ 選ばれる理由
- 軽量で振り抜きやすく疲労が少ない。
- 中調子のしなりでスイングの再現性が高い。
- 弾道の高さやスピン量をコントロールしやすく、グリーンで止めやすい。
- 女子プロ・シニアプロのツアー実績があり信頼性がある。
■ 男女プロでの違い
- 女子プロ:標準的な選択肢として採用されることが多い。
- 男子プロ:部分的に採用されることが多く、番手や用途に応じた使用。
■ まとめ
NS PRO 850GH neo は、軽量でありながら方向性と安定性が高く、女子プロや一部男子プロの使用実績からも性能の信頼性が確認されています。フレックスや適正ヘッドスピードを考慮して選ぶことで、一般ゴルファーもプロ同様の安定した弾道を実現できるシャフトです。ツアー実績と性能のバランスを兼ね備えた軽量スチールとして、多くのゴルファーに選ばれる理由がここにあります。
















