NS PRO シャフト比較|種類と特徴を徹底解説する

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ゴルフクラブの性能を左右する重要な要素のひとつが「シャフト」です。なかでも 日本シャフト(Nippon Shaft)の NS PRO シリーズ は、国内外のツアープロからアマチュアまで幅広い層に支持され、軽量でしなやかなフィーリングと安定性で非常に人気があります。

しかし、NS PRO はモデルごとに重量・調子・ターゲットが明確に分かれているため、「どのモデルが自分に向いているのか分からない」と悩むゴルファーも多いです。本記事では、NS PRO シャフトの種類や特徴、モーダスやダイナミックゴールドとの違い を、具体的なデータをもとに分かりやすく解説します。

これからアイアンシャフトを選ぶ人や買い替えを検討している人が、自分に最適なシャフトを選べるようになる情報をまとめました。


記事の内容一覧

  1. NSPROシャフトの種類
  2. モーダストスチールシャフト
  3. NSプロとモーダスの違い
  4. NSプロとダイナミックゴールドの違い
  5. NSPRO日本シャフトの比較
  6. 820GHのスペック
  7. 950GHとモーダスの違い
  8. NSPROシャフト比較まとめ

NS PRO シャフト比較|シリーズの違いを理解して最適な1本を選ぶ

NS PROシリーズは、「軽量かつしなやか」「操作性が高い」などの特徴を持つシャフトであり、シリーズ内に 850GH、950GH、MODUS3、GT、neo を含む多くのモデルが存在します。この記事では、まず NS PROの種類と特徴を明確に整理 し、そのあとに モーダス・ダイナミックゴールドと比較しながら違いを解説 します。さらに、具体的なモデル(820GH、950GH、MODUS3 など)のスペックや向いているゴルファー像を示すことで、あなたが最適なシャフトを選べるようにまとめます。


NSPROシャフトの種類

NS PRO シャフトは、日本シャフト社が製造するスチールシャフトのブランド名で、世界中のプロが実際のツアーで使用しています。特徴は 軽量性・フィーリング・再現性の高さ。特に「振りやすさ」への評価は高く、アマチュアにとって扱いやすいシャフトと言われています。

主なNS PROシリーズ

シリーズ主な特徴重量帯調子対象レベル
NS PRO 950GH / neo世界的ベストセラー。軽量で高弾道90g台中調子初〜上級者
NS PRO 850GH / neoさらに軽量で振りやすい80g台中調子初〜中級者
NS PRO MODUS3プロ向けの剛性設計。ラインナップ豊富100〜130g台調子モデルにより異なる中〜上級者
NS PRO GTシリーズ現代のヘッドに合わせた最新設計90〜100g台中調子中級者

特徴のポイント

  • 「軽量スチール」というカテゴリーを作ったのが NS PRO
  • フィーリングが柔らかく、ミート率が上がりやすい
  • シャフトの挙動が安定しているため 方向性を出しやすい

向いているゴルファー

  • アイアンをもっと楽に振りたい人
  • スチールにしたいが重いシャフトが苦手な人
  • 弾道が低く、もう少し上げたい人

モーダストスチールシャフト

モーダス(MODUS3)は NS PRO の中でも、プロの使用率が非常に高いシリーズ です。中・上級者やハードヒッターにも対応できる剛性設計がされており、モデルによって調子や性格が異なります。

モーダスのラインナップ

モデル重量帯特徴調子
MODUS3 105100g前半軽く振れるが強度もある中元調子
MODUS3 120110g前後日本ツアーの使用率が高い元調子
MODUS3 125 / 130120〜130g台トッププロ向けの剛性元調子

モーダスが選ばれる理由

  • 操作性が非常に高く、球をコントロールしやすい
  • しなり戻りが速く、ハードヒットしても 左に行きにくい
  • 強い弾道が出るので、フェード系のプロに人気

使用されているツアー環境

国内男子ツアー / 欧米ツアー / 国内女子ツアー
(実際にモデル名を公開していない選手もいますが、ツアー支給品として広く採用されています)

向いているゴルファー

  • アイアンで強い球を打ちたい
  • 操作性やコントロール性能を重視する
  • 左へのミスを減らしたい

NSPRO日本シャフトの比較

NS PRO シリーズには多くのモデルがあり、重量帯・調子・ターゲットが明確に分かれています。日本シャフトは「軽量スチールの先駆者」として知られ、スチールシャフトにおいて世界的な評価を得ています。その理由は、全モデルに一貫した哲学があること です。それは「軽く・しなやかに・再現性を高く」という方向性を追求していることです。プレイヤーが強く振らなくても、シャフト自体が適度に仕事をしてくれるような設計がされています。

比較にあたり、代表的なシリーズをまとめると次のようになります。

モデル重量帯特徴対象
850GH / neo80g台圧倒的に軽く振り抜きやすい初〜中級者
950GH / neo90g台世界的ベストセラー/中調子初〜上級者
1050GH100g台重さと安定性をバランス中級者
MODUS3 105 / 120 / 125 / 130100〜130g台プロのハードヒットに耐える中〜上級者
GTシリーズ90〜100g台最新ヘッド対応のトルク最適化中級者

NS PRO の強みは 重量ごとにターゲットを明確化したラインナップの広さ にあります。軽さを求める人には 850GH・950GH、操作性と安定感を求めるプレイヤーには MODUS、現代ヘッドとのマッチングを求める人には GT シリーズ。このように選びやすい体系が整っています。また、スペックに対して重量誤差が非常に小さい のも特徴で、製品の品質が高いことで知られています。

日本シャフトが最も評価されている点のひとつは「しなり戻りのスピードが一定であること」です。多くのメーカーの軽量シャフトは、軽くなるほどトルクが増え、振動の収まりが悪くなることがあります。しかし、NS PRO は軽量でもしっかりと芯があり、振っても挙動が暴れません。フィッティング現場では、「NS PRO は試打すると自分のスイングがうまくなったように感じる」と言われるほどで、シャフトの仕事量が適切であることを示しています。

さらに、NS PRO シリーズは アイアンの番手ごとの重量差(バランス)が小さい ように設計されています。これにより、番手が変わっても同じ感覚で振り続けられ、スイングテンポが安定します。これはアマチュアにとって非常に重要で、打点の安定や再現性の向上に直結します。

まとめると、NS PRO の比較をする際に意識すべきポイントは次の3つです。

  • 軽さを求めるのか(850GH / 950GH)
  • 操作性・強い弾道を求めるのか(MODUS)
  • 現代ヘッドに最適化するか(GT)

選び方は プレイヤーが求める「打ちたい球」と「振りたい重さ」 によります。

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820GHのスペック

820GH は NS PRO の軽量帯モデルのひとつで、2024年時点でも販売されている現行モデルです。
850GH よりもさらに軽く、より楽に振れる構造でありながら、スチールシャフトとしての適度な剛性を維持しています。

主なスペックは以下です。

モデル重量(R)重量(S)トルク調子
NS PRO 820GH約84.5g約87.5g2.3〜2.6中調子

NS PRO 820GH のコンセプトは「軽量で振りやすく、スチールの安定性を持たせること」です。従来の軽量シャフトは振りやすい反面、しなり過ぎて方向性が安定しなかったり、振り負けたりすることがありました。しかし 820GH は 軽量と安定性を両立 していることが特徴です。

特に、女性ゴルファーやシニアゴルファーがスチールへ移行する際の選択肢として優れています。カーボンからスチールへスムーズに移行しやすく、「軽さはそのまま、インパクトの安定感が増す」という評価があり、フィッティング現場でも採用が増えています。

820GH の特長は以下です。

  • 軽量でもトルク(ねじれ)が大きすぎない
  • 中調子で適度にしなるのでタイミングが取りやすい
  • しなり戻りが速く、高弾道でキャリーが出やすい

アイアンで「もう少し高さが欲しい」「スチールの安定感を得たい」というプレイヤーに向いています。特に ヘッドスピードが 35〜38m/s 程度のゴルファー と相性がよく、カーボンとの比較でも違和感が少ない点が強みです。

このモデルの実際の評価としては、

  • 軽いのに暴れず、安定している
  • 飛距離が伸びたという声が多い
  • スチールデビューに最適

といったメリットが挙げられます。

950GHとモーダスの違い

「NS PRO 950GH」と「MODUS3(特に105 / 120)」は比較されることが多いですが、設計の目的が根本から異なります。950GH は軽量スチールシャフトの代名詞であり、アマチュアにとって振りやすく、スイングを助けてくれるように設計されています。一方 MODUS はプロのハードヒットにも耐える剛性と操作性を持ち、シャフトが余計な仕事をしないことで コントロール性を最大化する 方向性です。性能面だけでなく、「誰のために作ったのか」が違います。

950GH は「軽さ」「再現性」「高弾道」がキーワードで、軽量でありながらしなり戻りが速く、適度にしなるためミート率が上がりやすいです。そのため、ヘッドスピードが速くないゴルファーでも、高さとキャリーを確保できる のが特徴です。また、軽量シャフトにありがちな挙動のバラつきを抑えるため、プレーンな EI カーブ(しなり分布)で作られています。これは「振りやすさ」「扱いやすさ」を優先していることを意味します。

一方、MODUS はモデルごとに設計意図が異なっており、プロの要望を吸い上げて作られています。例えば、105 は軽さと操作性を両立し、120 はフェード系プロが好む強度で左へのミスを防ぎます。剛性設計が 950GH よりも高く、特に元側が強く、打点が安定しているため、力強く叩きにいっても挙動が乱れない という特徴があります。同じ NS PRO ブランドでも性格がまったく違います。

比較ポイントを整理します。

比較項目950GH(neo含む)MODUS3(105 / 120)
方向性再現性が高いコントロール性能が高い
弾道高くキャリーが出る強い中弾道〜低弾道
ターゲット初〜上級者、幅広い中〜上級者、特にヘッドスピードが速い人
振り抜き感軽く振れるシャフトにしっかり重さを感じる
設計思想シャフトが仕事をするプレイヤーが操作する

結論として、

  • 楽に飛ばしたい → 950GH
  • 球を操作したい/叩きたい → MODUS

という選び方になります。


NSPROシャフト比較まとめ

NS PRO シャフトシリーズは「軽く・しなやか・再現性を高く」というメーカーの哲学に基づいて設計され、アマチュアからプロまで多くのゴルファーに支持されています。同じ NS PRO シリーズでも、目的に応じて選択肢が分かれており、850GH/950GH は軽量でミート率が高く、MODUS はプロ仕様で、強い弾道と操作性を求めるプレイヤーに最適です。また、820GH のような超軽量モデルは、スチールに移行したい女性・シニアゴルファーを中心に評価されています。

今回比較した結果、選択の基準は明確です。

  • 軽く振りたい・高さが欲しい → 850GH / 950GH / neo
  • 操作性・強い球・叩きたい → MODUSシリーズ
  • 軽量+安定性+初めてのスチール → 820GH

特に 950GH と MODUS の差は「シャフトが仕事をするか、プレイヤーが操作するか」の違いにあります。どちらが優れているわけではなく、ゴルファーのタイプによってベストが変わります。

NS PRO はモデルごとの性格がはっきりしているため、「自分がクラブに求めること」 が明確であれば必ず最適な1本が見つかるシリーズです。シャフト選びで迷った際は、重量・弾道・フィーリングの3つを意識すると選びやすくなります。ショップやフィッティングで実際に打ち比べることで、自分のスイングに最も合う NS PRO を見つけることができます。

NS PRO シャフト比較|種類と特徴を徹底解説する
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