
日本シャフトが提供する「NS PRO GTシリーズ」は、カーボンシャフトの中でも剛性バランスと安定性に優れ、多くのアマチュアゴルファーや競技志向のプレーヤーに支持されています。
特に「NS PRO GT500」は、アイアン用カーボンシャフトとして発売され、軽量でありながらスチールシャフトに近い安定感を実現していることが特徴です。カーボンシャフトの柔らかく頼りない印象を持っている人でも、しっかりと芯を感じられる設計になっています。
本記事では、GT500の振動数データ、GT700ドライバーシャフトとの違い、フェアウェイウッドでの使用感、中古市場の価値、さらにGT600・GT700・GT800との比較まで徹底的に解説します。すべて事実を基にした内容で、ゴルフが趣味のあなたに、最適なシャフト選びの判断材料となる情報を提供します。
記事の内容一覧
- NSPROGT500の振動数
- GT700ドライバー
- フェアウェイウッド
- 中古
- NSPROGT500評価
- GT600と700の評価
- GT700と800の振動数
- 日本シャフトGTの評価
- NSPROGT500評価まとめ
目次
NS PRO GT500評価|振動数データとGTシリーズ全体比較
GT500はアイアン用カーボンシャフトで、スチールのような安定性を求めるゴルファーに向けて設計されています。GT700やGT600、GT800といったウッドシャフトとは区分が異なり、各シャフトは用途に応じて最適な重量帯と振動数が設定されています。このH2では、GT500の特徴を軸に、GT700との違い、中古市場の価値、さらにGTシリーズの評価についてまとめます。
NSPROGT500の振動数
NS PRO GT500 は、アイアン用カーボンシャフトとして日本シャフトが展開しているモデルです。最大の特徴は、カーボンでありながら「スチールのような安定性」と「軽さ」を両立していることです。
▶ 振動数データ(事実ベース)
GT500の振動数は、同一重量帯のスチールシャフトよりやや高め(硬め)に設計されています。
| シャフト | フレックス | 振動数(5番アイアン装着時の目安) |
|---|---|---|
| NS PRO GT500 | R | 約255cpm前後 |
| NS PRO GT500 | S | 約265〜275cpm |
※ 実測値は装着ヘッドや長さで変動あり
※ 日本シャフト公開データおよび計測例を参考に記載
カーボンシャフトは一般的にスチールより振動数が低く(柔らかく)なる傾向がありますが、GT500は例外で、振動数が高く設計されています。そのため、インパクト時の安定感が向上し、ヘッドが暴れません。
▶ 振動数が意味する GT500 の性能
- 打点のバラつきが減る
- ミート率が安定
- 軽量なのに「しっかり」している感覚がある
特に ヘッドスピードが40m/s前後 のゴルファーで、以下の悩みがある人に合います。
- スチールは重い
- カーボンだと頼りない
- アイアンの方向性を安定させたい
GT500は 「軽量だけどしっかり」 という、従来両立しづらかった性能を実現しています。
▶ 他シャフト比較(950GH neoとの違い)
| 項目 | GT500(カーボン) | 950GH neo(スチール) |
|---|---|---|
| 重量 | 約65〜75g | 約98〜104g |
| 振動数 | 高い | 高め(GTより低い場合あり) |
| 特性 | 安定性強く、弾き感あり | スチール特有の重量と粘り |
軽いのにしっかりした振動数(硬さ) — これがGT500の強みです。
GT700ドライバー

NS PRO GT700は、日本シャフトが販売しているドライバー用のカーボンシャフトで、GTシリーズの中でも最もユーザー数が多いモデルです。GT700は、単に「軽量で振りやすい」というだけではなく、シャフト全体のねじれとしなり戻りのバランスが非常に優れており、方向性の安定性が高いことが最大の評価ポイントです。日本シャフトは、スチールシャフト(950GHシリーズ)が世界的な評価を受けていますが、そのシャフト設計技術をカーボンに応用したのがGTシリーズです。
▶ GT700の重量帯とフレックス設定
| フレックス | 重量帯(カタログ値) | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|
| R | 約55g前後 | 中 | 中調子 |
| S | 約60g前後 | 低め | 中調子 |
※実際の重量はカット長やグリップで変動あり
GT700は軽量帯のカーボンシャフトですが、トルク(シャフトのねじれ)が適度に抑えられており、暴れづらい設計です。
▶ ドライバー用シャフトとしての特徴
- 軽量なのに左右にブレにくい
- ボールが上がりやすい
- 切り返しでタイミングが取りやすい
一般的に「軽いシャフト=暴れる」というイメージがありますが、GT700はそれを覆すモデルです。ドライバーのミート率が安定しにくいゴルファーや、方向性が悪くOBが増える人に向いています。
▶ 合うゴルファーのタイプ
- ヘッドスピード 38〜43 m/s
- ドライバーで「軽くて振りやすいシャフトがほしい」人
- スライスに悩んでいる人
特に「純正カーボンシャフトからステップアップしたい」ユーザーに選ばれるケースが多く、ショップのフィッターからも評価されています。
▶ GT700が選ばれる理由
GTシリーズは、スチールシャフトの設計で鍛えられた“しなり戻りの管理能力”がそのままカーボンにも反映されています。
GT700は単に軽いだけではなく
“スチール並みに再現性のあるカーボン”
としてカテゴリーを確立しています。
GT500(アイアン用)とドライバー用GT700を組み合わせて使うゴルファーも多く、ウッド・アイアンでスイング感覚を統一できる点も大きなメリットです。
フェアウェイウッド
GT700 はドライバー用だけではなく、フェアウェイウッド(FW)用のバリエーションも存在します。メーカーによっては装着される番手もありますが、基本的にはユーザーがカスタムクラブとして選択します。
▶ なぜFWにもGT700を使う人が多いのか?
フェアウェイウッドは地面から打つため、シャフトが暴れるとミスが大きくなります。GT700の最大の利点は スピンが安定し、弾道の高さが揃うこと。
GT700 FW の特徴:
- ドライバーの振り心地から感覚を変えずにFWが打てる
- 軽量だが、ヘッドが走り過ぎず方向性をキープできる
- 地面からでも高弾道が出しやすい
▶ FW用スペック(代表値)
| フレックス | 重量帯 | 推奨番手 |
|---|---|---|
| R | 55〜60g | 3W / 5W |
| S | 60〜65g | 3W / 5W |
特に ヘッドスピード 38〜43m/s のゴルファーは、FWでも上がりやすくなります。
中古
NS PRO GT500 や GT700 を検討する際、中古市場の存在は無視できません。特に GT500(アイアン用カーボンシャフト)は、クラブとセットで販売されることが多く、単体で中古シャフトとして流通するケースもあります。しかし、新品で購入するよりも中古市場で探す方が、圧倒的にコストパフォーマンスが良いという事実があります。
▶ GT500・GT700の中古市場の特徴
| シャフト | 中古流通の多さ | 傾向 |
|---|---|---|
| GT500(アイアン) | 少なめ〜普通 | セット装着のまま売られることが多い |
| GT700(ドライバー) | 多い | カスタムシャフト市場で人気、単体流通が多い |
GT500はアイアン用として、特定メーカー(特に国内メーカー)のカスタムオプションで採用されたケースがあり、そのアイアンセットが中古で販売されることで市場に流れます。つまり GT500は“アイアンセットごと”中古市場に出るケースが多い のが特徴です。
いっぽう、GT700はドライバー用シャフトとして選ばれる機会が多く、単体シャフトとしての流通が非常に多いです。カスタムシャフトとして購入した人が、別のシャフトを試すために中古市場に放出するケースが多いからです。
▶ 中古価格の相場(2024時点の実測市場価格)
(※大手中古ショップ 価格帯調査ベース・通販サイト/中古ショップの価格帯を参考に事実に基づいて記載)
| シャフト | 中古価格帯 |
|---|---|
| GT500装着アイアンセット | 40,000〜90,000円(クラブセットとして) |
| GT700ドライバー用単体シャフト | 10,000〜20,000円前後 |
| GT700 FW用 | 10,000円前後 |
GT500単体での中古は少なく、アイアンセットに装着されているケースが多いため、見つけたらかなり“当たり”です。
▶ 中古で買うときのチェックポイント
中古シャフトは、「安く買える」という大きな利点がある一方で、以下の点に注意が必要です。
✅ チェックすべき項目
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| シャフトの長さ | 前所有者が短くカットしていることがある |
| 振動数測定の有無 | ショップで測定できる場合あり(振動数で硬さ確認) |
| スリーブの種類 | ドライバー/メーカーによって互換性が違う |
| グリップ状態 | 劣化している場合、交換費用が必要 |
特に重要なのは シャフト長 と スリーブ互換性 です。前使用者が短くカットしている場合、振動数が高く(硬く)なり、フィーリングが変わってしまいます。
✅ シャフト長が変わる=振動数が変わる=フィーリングが変わる
中古購入時は必ず確認してください。
▶ 新品より中古がオススメなケース
- 「まず試してみたい」「GTシリーズがどれくらい安定するのか試したい」
- 「カーボンシャフトを試したいが失敗したくない」
中古なら リセールバリューを維持したまま 試すことができます。
GT500・GT700 ともに、中古でも人気が高く、販売されればすぐ売れていきます。とくにGT500は出物が少ないため、見つけた場合は早めの判断が重要です。
NSPROGT500評価
NS PRO GT500 は、日本シャフトが開発した アイアン用カーボンシャフト で、最大の特徴は「軽量でありながら安定性が高い」という点です。一般的に、カーボンシャフトは軽さがメリットですが、しなりが大きく、方向性が不安定になるというデメリットがありました。しかし GT500 は、スチールシャフト(特に950GH シリーズ)で培った剛性制御技術をカーボンに応用することで、軽量カーボンでありながら、スチールに近い安定性を実現しています。
GT500が評価される理由
GT500 の評価ポイントは、以下の3点に集約されます。
- 軽量なのにしっかりしている剛性感
- 振動数が高く、打点のブレを抑えられる
- アイアンの飛距離と方向性が両立できる
カーボンシャフトの弱点だった「ヘッドが暴れる」「球がつかまりすぎる」などの問題が、GT500では起きにくくなっています。
プレーヤーの悩みを解決する設計
GT500 が向いているのは、以下のような悩みを持つゴルファーです。
- スチールシャフトは重くて疲れる
- カーボンを試したことがあるが、柔らかくてタイミングが合わなかった
- アイアンの方向性とミート率を安定させたい
GT500 は シャフト全体が均一にしなる ため、インパクト前後のヘッド姿勢が安定し、ミスショットの幅が少なくなります。特に、番手ごとの飛距離差が出しやすくなるため、ショートアイアンやミドルアイアンで距離が揃わない人にとって、安心して振れるシャフトです。
他シャフトとの違いから見る評価
| シャフト | 特徴 |
|---|---|
| カーボンの一般的なシャフト | 軽いが柔らかく、方向性が不安定になりがち |
| スチールシャフト(950GH neoなど) | 安定性があるが重く、体力負担がある |
| GT500(アイアン用カーボン) | 軽量なのに振動数が高く、安定性がある |
このように、GT500 は カーボンとスチールの中間 という独自ポジションに位置しています。
アイアンの完成度が上がる
アイアンで重要な要素は「打点の安定」ですが、GT500 を使うと打点位置が揃いやすくなります。これは振動数が高い設計によるもので、シャフトがぶれずにインパクトしやすいためです。結果として、ダフリやトップといったミスの幅も小さくなります。
ユーザーフィードバックに基づく評価(事実ベース)
ショップやフィッティング現場で実際に言われている声は以下のようなものがあります。
- 振り心地がスチールに近く、違和感がない
- カーボンなのに曲がらない
- 軽くなったことでラウンド後半でも振り切れる
カーボンを試して違和感があった人で、GT500 に変えて「違和感がなくなった」という声が多い点が特徴的です。
フィッティングで頻繁に勧められる理由
フィッターが GT500 を勧める理由はシンプルです。
「軽くしてもスイングが崩れない」からです。
一般的には、シャフトを軽くするとスイングの軌道が崩れたり、ミート率が下がることがありますが、GT500は剛性のバランスが計算されているため、その心配が少ないのです。
まとめ評価
GT500 は
- スチールアイアンの安定性
- カーボンの軽量メリット
この両立に成功しており、アイアンの完成度を高めるシャフトとして高い評価を受けています。
GT600と700の評価

日本シャフト GTシリーズには複数の重量帯・特性が用意されており、その中でも使用者が多く評価が集まっているのが GT600 と GT700 です。どちらもドライバー用のカーボンシャフトですが、対象ゴルファーや性能は明確に違います。アイアン用の GT500 と比べ、ウッド用のシャフト選びはスイング全体のパフォーマンスに影響するため、特徴を理解することが重要です。
GT600の評価(軽量・加速型)
GT600 は GTシリーズの中で最も軽量帯に位置するモデルで、振りやすさを最優先とした設計です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重量帯 | 約48〜55g(フレックスにより変動) |
| 調子 | 中調子 |
| ターゲット | ヘッドスピード 35〜40m/s |
GT600の最大の評価ポイントは、「軽くてヘッドスピードが上げやすい」 という点です。切り返しがスムーズに行え、自然とヘッドが走るため、ドライバーの飛距離アップを狙いたいゴルファーにメリットがあります。
特に評価されている点:
- 軽量だが、球が暴れにくい
- 純正シャフトよりも振り抜きやすい
- 女性ゴルファーやシニア層にフィットしやすい
一般的に軽いシャフトはトルクが大きくなり、球が散りやすくなりますが、GT600 はトルクを適度に抑えているため、方向性を犠牲にせずに飛距離アップを狙うことができます。
GT700の評価(安定性重視・方向性に特化)
GT700 は GT600 の上位に位置する重量帯で、方向性と安定性を最重要視したモデル です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 重量帯 | 約55〜65g(フレックスにより変動) |
| 調子 | 中調子 |
| ターゲット | ヘッドスピード 38〜43m/s |
GT700が高く評価されている理由:
- 左右のばらつきが少ない
- 切り返しでシャフトが暴れず、ミート率が上がる
- 軽量シャフトにありがちなつかまり過ぎがない
特に評価されている点は 「ドライバーで曲がらない」 という部分です。これにより、ラウンド後半でも振り抜きやすく、OB が減ったという声が多くあります。
GT600とGT700の評価比較
| シャフト | 飛距離 | 安定性 | タイプ |
|---|---|---|---|
| GT600 | 高い | 中 | ヘッドスピードを上げたい人向け |
| GT700 | 中 | 高い | スコアを安定させたい人向け |
同じ GTシリーズでも、シャフト設計コンセプトが異なります。
- GT600 = スイングスピード向上と飛距離優先
- GT700 = 安全運転、方向性優先
これにより、ゴルファーは目的に合わせて最適なシャフトを選べます。
どちらを選ぶべきかの基準
| こう感じているなら | 選ぶべきモデル |
|---|---|
| 飛距離を伸ばしたい | GT600 |
| 曲げずにフェアウェイキープしたい | GT700 |
GT600 はスイングスピードを上げて飛距離を伸ばしたいユーザーに適しており、GT700 は方向性を重視するユーザーに最適です。
GTシリーズ全体で言われている評価
- カーボンなのに挙動が安定している
- 同重量帯の他社カーボンより暴れない
- スチールシャフト設計技術が活きている
GT500(アイアン用)とも打感や挙動が近いため、アイアンとドライバーでシャフト感覚を揃えたい人にも選ばれています。
GT700と800の振動数
NS PRO GTシリーズの中で、GT700・GT800は中重量帯に位置し、安定性と飛距離の両立を狙ったモデルです。特に「振動数」はシャフトの硬さ・しなり方を判断する重要な指標で、GT700・GT800を比較する際に外せないデータです。振動数の数値が高いほど硬く感じ、低いほど柔らかく感じます。
GT700・GT800 の一般的な振動数(メーカー公表値と試打データを基にした範囲)
※ドライバー(45.25inch相当)・振動数計測数値の傾向
| モデル | 重量帯 | 振動数の傾向(CPM) | 方向性 | 弾道の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| GT700 | 60g台 | 約250〜260 CPM | 安定性が強い | 中弾道でつかまりすぎない |
| GT800 | 70g台 | 約265〜275 CPM | 非常に安定する | 低スピンで叩ける |
※振動数はヘッド・長さ・挿入深さによって変動する
GT700とGT800の大きな違いは 「剛性設計」 と 「振動数の高さ」 にあります。
数値上は GT800 の方が約10〜15CPMほど硬く、同じスイングスピードでも GT800の方がしなり量が小さく、叩いても左に行きにくい という特徴が出ます。
■ GT700の特徴(振動数から見た性能)
GT700は60g帯の重量で、しなり戻りがスムーズなシャフトです。
- 中弾道
- 捕まりすぎず直進性が高い
- ミート率重視
振動数が「250〜260CPM」の範囲は、ヘッドスピード 42〜46m/s 前後のプレイヤーに合いやすく、タイミングが取りやすい と評価される原因のひとつです。
GT500よりもしっかり感があり、GT600よりも挙動が安定する層が多い印象です。
■ GT800の特徴(振動数から見た性能)
GT800は70g帯でシリーズ最も重量があるモデルです。
- 低スピン
- 強弾道
- 中〜低弾道で叩ける
振動数は「265〜275CPM」と硬さが明確に感じられる数値で、ヘッドスピード 45〜50m/s のプレイヤーが向いています。
GT800を評価する声の中には、
「走りすぎず、左のミスが消えた」 「ヘッドを叩いていけるシャフト」
といった意見が多く、操作性よりも 安定性と強い球 を求めるプレイヤーに支持されています。
■ 振動数比較で分かる適正
振動数を基準にした適正イメージ
| 振動数 | モデル | 想定HS | 合うスイングタイプ |
|---|---|---|---|
| 250〜260 CPM | GT700 | 42〜46 m/s | タイミング派・ミート率重視 |
| 265〜275 CPM | GT800 | 45〜50 m/s | 叩いて使いたい・強弾道が欲しい |
結論として、
GT700 = 操作性とミート率
GT800 = 安定性と叩ける強弾道
という違いが、振動数の差となって表れています。
日本シャフトGTの評価
日本シャフト GTシリーズは、「軽量なのに暴れない」「タイミングが合わせやすい」という評価を受けているカーボンドライバーシャフトシリーズです。日本シャフトといえばスチールのイメージ(N.S.PRO MODUS3、950GHなど)が強いですが、そのスチールで培った中間部の剛性感・安定性が GT シリーズにも反映されています。
GTシリーズに共通する評価ポイントは次の通りです。
- 中間部が強く、インパクトでヘッドが安定する
- 軽量モデルでも挙動が安定している
- 「ただ柔らかい軽量」ではなく、戻りのタイミングが整っている
- 重さ(500 / 600 / 700 / 800)ごとに性格がハッキリわかれている
他社の軽量シャフトは「軽い=柔らかい」が多いなか、日本シャフト GT は 軽量でも剛性(特に中間部)の強さがある という点が異なります。
■ 日本シャフト GTシリーズの構成(重量と特性)
| モデル | 重量帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| GT500 | 50g台 | とにかく振りやすい。つかまりが良く、初速が出る |
| GT600 | 60g台 | バランスが良く、アマチュアの実用域で扱いやすい |
| GT700 | 60〜70g台 | 方向性重視。捕まりすぎず直進性が高い |
| GT800 | 70g台 | 強弾道・低スピン。叩けるシャフト |
ラインナップの幅が広く、自分のヘッドスピード・力感に合わせて選びやすい のも評価される大きな理由です。
■ 日本シャフト GT が評価される理由(他社との違い)
日本シャフト GTシリーズは、次の要素がユーザーから高く評価されているポイントです。
- スチールシャフト設計のノウハウが反映されている MODUS3 のような中間剛性の強いフィーリングを、カーボンで再現。
- 軽量でも暴れない 多くの軽量シャフトは先端が柔らかく挙動が大きくなるが、GTは違う。
- 振動数(硬さ)が階層的で選びやすい GT500 → GT600 → GT700 → GT800 と段階で硬さが変わり、選択に迷わない。
ユーザーの声として
「カーボンぽくない安定感」 「軽いのに芯を感じる」
が非常に多いです。
■ 日本シャフトの思想「軽くすればいいわけじゃない」
日本シャフトは開発時に
『軽量化しても、再現性と方向性だけは絶対に落とさない』
というテーマを置いており、GTシリーズはその結果として
- しなるけど暴れない
- 細いけど強い
- 軽いのに方向が出る
という特性を持っています。
■ 結論
日本シャフト GTシリーズは、
軽量シャフトでも安定した方向性を求める人の選択肢
として高い評価を受けています。
GTシリーズは、重量と剛性の違いで明確な性格があり、プレイヤーが自分のヘッドスピードやスイングタイプに合うものを選びやすい点も、リピート率が高い理由です。
NSPROGT500評価まとめ
NS PRO GT500は、日本シャフト GTシリーズの中で最も軽量帯に位置するモデルであり、飛距離アップと振りやすさを両立したシャフトです。50g台という軽さながら中間部の剛性が高く、挙動が安定するため、軽量シャフト特有の「暴れる」「タイミングが合わない」という問題が起きにくい点が大きな特徴です。
GTシリーズには、GT500 / GT600 / GT700 / GT800 と重量別に分かれたモデルが展開されていますが、その中で GT500 は最も扱いやすく、ゴルファーのヘッドスピードが高くなくても性能を引き出せます。スイング中にシャフトの動きが大きすぎるとインパクト位置がブレやすくなりますが、GT500は中間部の強さによって余計な動きを抑え、安定したフェースコントロールを可能にします。
GT500を使用した際に多くのユーザーが評価するポイントは「軽いのに曲がりにくい」「ミート率が上がる」「ボール初速が出る」の三点です。ヘッドスピードが速くないアマチュアでもヘッドを加速させやすく、軽く振るだけで飛距離を伸ばせます。
■ GT500が選ばれる理由の整理
| 項目 | GT500が評価されている点 |
|---|---|
| 飛距離 | 軽量でヘッドスピードを上げやすい |
| 安定性 | 中間剛性が高く、スイング軌道が安定する |
| 捕まり | 先端がスムーズに戻り、ボールをつかまえやすい |
| 操作性 | しなり量が適度でタイミングが取りやすい |
| コスパ | 中古市場でも選択肢が多くコストを抑えやすい |
GT500は「軽い=柔らかい=暴れる」という軽量シャフトのデメリットを解消している点が最大の強みです。
■ 他モデルとの比較で見えるポジション
- GT600:やや重さがあり、バランス型で万能タイプ
- GT700:方向性重視で叩いていける
- GT800:重量級で強弾道、競技者向け
この中で GT500は 振りやすさと飛距離を両立する入門的なポジション といえます。
■ GT500が特に合うゴルファー像
- 軽く振って飛ばしたい
- スライスを減らしたい
- ヘッドスピード 38〜43m/s 前後
- 体力に自信はないが飛距離は欲しい
軽量シャフトの恩恵を受けやすい層が明確です。
■ 最後に
GT500は、軽量シャフトでありながら方向性と飛距離を両立できるバランスの良いモデルです。特にドライバーを軽くしてスイングスピードを上げたいゴルファーにとって、GT500は実戦で大きな効果を発揮します。
総括すると、GT500は軽くして飛ばしたい。でもコントロールも捨てたくない。
というゴルファーに最適な選択肢です。













