
三菱ケミカルの人気シャフト「ディアマナTB」は、多くのプロ・アマチュアに支持される中調子系カーボンシャフトです。その中でも注目されるのが「振動数」です。
振動数とはシャフトの硬さを数値で表した指標で、モデル選びの重要な要素となります。
本記事ではディアマナTBのスペックから振動数データ、適したゴルファー像、さらには類似シャフトまで詳細に解説します。特に「TB50S」の振動数や「ヘッドスピード40m/sとの相性」など、購入時の判断に直結する情報を丁寧にまとめました。

目次
記事の内容一覧
- ディアマナTBのスペック
- 後継
- ディアマナの振動数
- 特徴は?
- TB50Sの振動数
- 合う人
- ディアマナTBの振動数
- ヘッドスピードは?
- TBの使用プロ
- TBは飛ばないのか?
- ヘッドスピード40と50S
- スライサー
- 似たシャフト
- ディアマナTBの振動数まとめ
ディアマナTB振動数の基礎情報と合うゴルファー像
ディアマナTBは中調子設計で非常にバランスの良い挙動を持つシャフトです。振動数は同重量帯・同フレックスの他モデルと比較して中庸な位置にあり、ヘッドスピード40〜46m/sの幅広いゴルファーに対応します。本記事では、実測値を交えてTBシリーズの振動数、合う人、ヘッドスピードとの関係性を分析し、スライサーや上級者にも参考になる情報を詳しく解説します。
ディアマナTBのスペック
ディアマナTBは2020年に発売された三菱ケミカル製のカーボンシャフトで、「BF」の後継モデルとして位置付けられています。最大の特徴は、癖のない中調子設計と、素材に高強度のカーボン「MR70」を使用することで実現されたスムーズな振り心地と安定感です。
スペック表(代表的なモデル)
モデル | フレックス | 重量 (g) | トルク | 調子 | 対応ヘッドスピード |
---|---|---|---|---|---|
TB50S | S | 約55g | 4.5 | 中 | 40〜44m/s |
TB60S | S | 約65g | 3.9 | 中 | 43〜47m/s |
TB70S | S | 約75g | 3.3 | 中 | 46〜50m/s |
主な技術特徴
- MR70カーボンファイバー採用
三菱ケミカルが独自開発した高弾性・高強度カーボン素材。反発力と安定性を両立し、エネルギーロスを抑制。 - Smooth EIカーブ設計
シャフト全体の剛性分布を滑らかにし、しなり戻りのタイミングが取りやすくなる。特にタイミングが取りづらいアマチュアに有効。 - クロスバイアス設計
シャフト内部の層構造に斜め方向の繊維を組み込み、ねじれに強く、方向性の安定に寄与する設計。
このような設計により、ディアマナTBはヘッドの挙動を素直に再現し、左右へのばらつきを最小限に抑えるシャフトとして高評価を得ています。
後継
ディアマナTBは、同じく三菱ケミカルが過去に展開していた「ディアマナBF」の後継モデルにあたります。BF(Blue Force)はハードヒッター向けの手元剛性が高い設計であったのに対し、TBでは中間部のしなりを活かしたスムーズな挙動が重視されています。
ディアマナBFとの比較表
項目 | ディアマナBF | ディアマナTB |
---|---|---|
剛性分布 | 手元が硬く中間は柔らかめ | 全体がなだらか |
捕まりやすさ | 弱め | やや強め |
操作性 | 高いが難しい | 安定して扱いやすい |
スピン量 | 少なめ | 安定した中間値 |
TBはBFよりも多くのゴルファーに対応するための“扱いやすいディアマナ”という位置づけで開発されており、特に方向性の安定感やタイミングの取りやすさが評価されています。
ディアマナの振動数
振動数(CPM=Cycles Per Minute)は、シャフトの硬さを数値化したもので、同じフレックス表記でも実際の硬さに差が出る部分です。ディアマナシリーズはモデルによって振動数が異なります。
主要モデルの振動数比較(45.25インチ換算)
モデル | フレックス | 振動数(CPM) |
---|---|---|
TB50S | S | 約255〜260 |
TB60S | S | 約265〜270 |
BF60S | S | 約270〜275 |
ZF60S | S | 約268〜273 |
解説
- 振動数が高いほど、シャフトは「硬い」
- 一般的なSフレックスの基準は255〜265CPM
- TBシリーズは標準的〜やや柔らかめの部類で、幅広い層に対応
ディアマナTBは、癖のない振動数設計により、初級者から中上級者まで、幅広い層に対応する万能型シャフトと言えます。
特徴は?

ディアマナTBの最大の特徴は、「スムーズなしなり戻り」と「適度な捕まりの良さ」を兼ね備えたバランス設計にあります。特にタイミングが取りやすく、力まず振っても安定した弾道が得られるため、多くのアマチュアゴルファーにとって扱いやすいシャフトです。
特徴的なポイント
- 中調子設計
手元〜先端まで滑らかな剛性配分。癖がなく、スイングリズムが一定になりやすい。 - スピン量が安定
インパクト時のフェース向きや打点のばらつきに強く、スピン量が安定。吹け上がりを抑えた中弾道が打ちやすい。 - コントロール性が高い
ヘッドの戻りが読みやすく、操作しやすい。ドロー・フェードの打ち分けにも適する。 - 飛距離と方向性の両立
無理に叩かずとも飛距離が出やすく、左右のばらつきを抑えた設計。
このように、ディアマナTBは「飛距離も欲しいけど、安定感も譲れない」というゴルファーにとって理想的なシャフトといえるでしょう。
TB50Sの振動数
ディアマナTBシリーズの中でも特に注目されるのが「TB50S」モデルの振動数です。50g台のSフレックスということで、ヘッドスピードが40〜44m/s程度のアマチュアゴルファーに人気があり、振動数とフィーリングのバランスを検討するうえで重要なデータです。
TB50Sの実測振動数
実測値としては、45.25インチ組み上げで255〜260CPM程度が一般的です。これは一般的な「S」フレックスの中でもやや柔らかめ〜標準の範囲に収まります。振動数から見たTB50Sの特徴は次の通りです。
スペック | 値 |
---|---|
重量 | 約55g |
トルク | 4.5 |
調子 | 中調子 |
振動数 | 約255〜260CPM |
フィーリングとの関係
- 柔らかすぎず、しなり戻りがスムーズ
- 叩きにいっても暴れず、タイミングが合いやすい
- ゆったりとしたスイングテンポとの相性が良好
推奨ユーザー
- ヘッドスピード:40〜43m/s
- ドライバーのミート率を安定させたい人
- スライス傾向を抑えて飛距離を伸ばしたい人
TB50Sは、力まずに安定して飛距離を出したいゴルファーにとって、極めて高い適性を示すシャフトといえます。
合う人
ディアマナTBが「合う人」は、その中調子設計と振動数の特性から次のようにまとめられます。
スイングタイプ別適性
- ミドルテンポのスインガータイプ
スムーズなしなり戻りで、切り返しに力を入れすぎないスイングと相性抜群。シャフトの挙動が素直で、ヘッドをしっかり戻してくれる。 - 方向性重視のゴルファー
フェースの開閉が少なく、スピン量が安定することで、フェアウェイキープ率が高まる。 - フェード〜ストレートヒッター
左へのミスが少なく、自然なフェードを打ちたい人には非常に扱いやすい設計。
スイングスピード別適正
ヘッドスピード | モデル例 | 適正 |
---|---|---|
38〜42m/s | TB50SR/TB50S | ◎ |
42〜46m/s | TB60S | ◎ |
46〜50m/s | TB70S | ○ |
ディアマナTBは全体的にスピード域の広い設計で、特に40〜46m/sにかけてのミドルスピード帯で最高のパフォーマンスを発揮します。ハードヒッターすぎるとやや頼りなく感じる場合もあるため、ドロー系を強く打ちたいプレイヤーはZFなども視野に入れると良いでしょう。
ディアマナTBの振動数を理解し正しく選ぶために

ディアマナTBは、多くのプロや上級者から信頼を集めている中調子のシャフトであり、その評価の根拠の一つが**「振動数と実際のフィーリングの一致度の高さ」**です。振動数という数値だけを頼りにせず、スイングテンポや弾道の傾向、自分のヘッドスピードと照らし合わせることで、最適なスペックを選ぶことが可能になります。

とりわけTBシリーズは、つかまりすぎず、過度なヘッドの動きを抑える特性を持っているため、安定性と操作性を重視するゴルファーにとって最適な選択肢となり得ます。フェードやドローといった球筋を意図的にコントロールしたい場合にも、シャフトが意図を邪魔しない挙動をしてくれるため、戦略的なプレーにも向いています。
ただし、スライスを抑えたい、飛距離を大きく伸ばしたい、といった目的があるゴルファーにとっては、TBは「補助してくれるシャフト」ではないという点に注意が必要です。自分のスイングのクセや特徴を把握したうえで、TBの振動数やトルク設計とマッチするかを確認し、慎重に選択する必要があります。
また、TB50Sのような振動数255〜260CPM前後のモデルは、ヘッドスピードが42〜45m/sのゴルファーにとって非常にバランスが良く、多くのアマチュアにとって使いやすい仕様です。一方で、ヘッドスピード47m/sを超えるようなハードヒッターであれば、TB60XやTB70Xといった高振動数モデルがフィーリングに合う可能性が高くなります。
最後に重要なのは、「似たスペックでもメーカーやモデルごとにシャフト挙動は異なる」という点です。ベンタスブルーやテンセイCK Pro Orangeといった中元調子系の他シャフトとも比較し、自分にとってフィットするシャフトを見極めることが、上達の近道になります。
**ディアマナTBの振動数は、単なる数値ではなく、プレーヤーのスイング感覚と密接に関わる要素です。**信頼できるフィッターのもとで試打し、データと感覚の両面からベストな選択をすることを強くおすすめします。
ディアマナTBの振動数
ここではディアマナTBシリーズ全体の振動数を、代表的なモデルごとに整理し直して解説します。
振動数まとめ(45.25インチ想定)
モデル | フレックス | 振動数(CPM) |
---|---|---|
TB50R | R | 約245 |
TB50S | S | 約255〜260 |
TB60S | S | 約265〜270 |
TB70S | S | 約275 |
TB70X | X | 約285 |
振動数の数値は、あくまで「相対的な硬さの目安」です。シャフトの剛性分布(EIカーブ)や素材構成により、数値が同じでもフィーリングが異なることがあります。
TBの振動数の特徴
- 一般的なSフレックスよりも「ややソフト」
- 全体的に「スムーズなしなり」が生まれやすい
- パリッとした硬さではなく、「粘る」感覚がある
振動数を基にフィッティングを検討する場合は、スイングテンポ・球の高さ・スピン量なども加味し、試打データと合わせて総合的に判断することが重要です。
ヘッドスピードは?
ディアマナTBにおけるヘッドスピードとの関係は、モデル選定の最重要ポイントのひとつです。
モデル別推奨ヘッドスピード帯
モデル | 適正ヘッドスピード(m/s) |
---|---|
TB50R | 38〜41 |
TB50S | 40〜43 |
TB60S | 43〜46 |
TB70S | 46〜49 |
TB70X | 48〜51 |
解説
- TBシリーズは「無理なく振れる重量と硬さ」で設計されているため、少し非力でも扱いやすい
- ヘッドスピード40m/s前後でもしっかりしなり、スイートスポットに当たりやすい
- 上級者だけでなく、中級者以下でも安心して使用可能
TBは「振り切れる重量と剛性を選ぶ」ことが性能を引き出す鍵です。重すぎる、硬すぎると感じた場合は、無理をせずSRやRフレックスへの変更も有効です。
TBの使用プロ
ディアマナTBは、ツアープロの間でも使用実績のある高性能シャフトです。特に男子プロゴルファーの中で「中調子の安定感」を求める選手が多く採用しています。
実際の使用プロ例
- 金谷拓実プロ(ダンロップ)
2021年の日本オープンなどで使用が確認されており、TBシリーズの特徴であるスムーズな挙動を活かして、安定したフェードボールを持ち球としています。 - 石川遼プロ(CASIO)
スイングテンポに非常に敏感な石川プロは、TBシリーズのしなり戻りのタイミングが合いやすい点を評価。過去にはTB60Sをドライバーに装着。 - 杉山知靖プロ
フィーリングとコントロール重視のスインガー。中調子設計によるボールのつかまりと方向性の両立が、スコアメイクに貢献。
プロの間での評価ポイント
- 左へのミスが出にくい:過剰なつかまりを抑え、フェード系に適したシャフト挙動
- スイングテンポに合いやすい:速い・遅いに関わらずシャフトが自然に動く
- シャフトの挙動が素直:意図した通りにボールが出る
プロの使用実績は、アマチュアにとっての「安心材料」であると同時に、「高性能を引き出すには正確なフィッティングが必要」であることも意味しています。使用プロのプレースタイルやスイング傾向を理解したうえで、自分に合うモデルを選ぶことが大切です。
TBは飛ばないのか?
ディアマナTBは一部のゴルファーから「飛ばない」という印象を持たれることがありますが、それは誤解に基づくケースがほとんどです。
「飛ばない」と言われる理由
- 中調子ゆえの弾き感の少なさ
初速が抑えられているように感じることがありますが、これは「インパクトのしなり戻り」が穏やかなため。 - つかまりすぎない挙動
左に巻かずに真っ直ぐ飛ぶ特性から、ドローで飛ばすタイプの人には「飛距離が出ていない」と錯覚される傾向があります。 - 重量帯やフレックスのミスマッチ
自分のヘッドスピードより硬く重いモデルを選んだ場合、シャフトがしなりきらずに飛距離ロスに繋がる。
実際の飛距離性能
- 初速・スピン量・打ち出し角が安定するため、トータルで飛距離が伸びるケースが多い。
- 弾道が高すぎず、風に強い中弾道になりやすい。
フィッティング次第で高性能に
TBシリーズは「使い手に合わせて性能を引き出す」設計です。自身のスイングタイプに合ったスペックを選べば、飛距離性能は十分に発揮されます。
選び方のポイント |
---|
無理なく振り切れる重量と硬さを選ぶ |
スイングテンポとシャフトのしなりを合わせる |
試打で実際の弾道を確認する |
飛距離だけでなく「方向性と再現性」も高めたいゴルファーにとって、TBは非常にバランスの取れた選択肢です。
ヘッドスピード40と50S
TB50Sは、ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーにとって非常に扱いやすいモデルです。ここではTB50Sの振動数と挙動が、ヘッドスピード40m/sでどう影響するかを詳しく解説します。
振動数としなりの関係
TB50Sの振動数(約255〜260CPM)は、40〜43m/sの範囲でちょうど良いしなり感が得られます。特に40m/sジャストのゴルファーにとっては、スムーズな切り返しから自然なインパクトにつながります。
球のつかまりと方向性
- しっかりボールをつかまえてくれるが、引っかからない
- 中調子の素直な挙動で、スイングプレーン通りに飛ぶ
- スピン量が過剰にならず、風に強い中弾道になる
飛距離とスイングテンポ
- ゆったりしたテンポのスインガーに最適
- 弾き感よりも押し感を重視する設計
- 振り遅れやミスヒットが減少し、ミート率アップに貢献
注意点
- ハードヒッターや手元で強く叩くスイングにはやや合いにくい
- スピン量が少なすぎる場合は、ランは伸びるがキャリーが落ちることもある
TB50Sは、まさにヘッドスピード40m/sの「基準となるシャフト」であり、多くのフィッターが「最初の比較基準」として試打を勧めるモデルです。
スライサー
スライスに悩むゴルファーにとって、シャフト選びは非常に重要です。ディアマナTBは、「スライサーに合うのか?」という疑問に対して、ケースバイケースで答えが変わります。
TBの挙動とスライス
- 中調子設計により、スイング通りにボールが出やすく、シャフトの暴れが少ない。
- つかまりすぎない設計で、フェード系や直進性重視のプレーヤー向き。
- 明確な「ドロー設計」ではないため、スライスを自動で補正するタイプではない。
スライサーに対する適正
スライスの原因が「アウトサイドイン軌道」「フェースの開き」「体の開き」などスイング由来であれば、TBシャフトで矯正は困難です。しかし、スイングは安定しているのにボールのつかまりが悪い場合は、TBの軽量モデルや柔らかめフレックスを試す価値があります。
状況別の判断基準 |
---|
軌道が悪いスライス → TBでは改善しにくい |
振り遅れで右に出る → TB50RやTB40が選択肢 |
操作性の高いフェードを目指す → TBが最適 |
スライス改善における注意点
- TBはつかまりを補正する設計ではないため、「スライス撲滅用シャフト」ではない。
- 自分のスイング傾向を把握し、シャフト性能と合致するかを確認する必要がある。
- スライス防止が第一なら、先調子のモデルやトルクが大きめのシャフトも候補に。
スライサーには「合う場合」と「難しい場合」が混在します。特に自己流でスイングを矯正している最中のゴルファーには、ディアマナTBは少々ハードルが高く感じるかもしれません。
似たシャフト
ディアマナTBは独特のフィーリングを持つ中調子シャフトですが、ゴルファーにとっては他の選択肢との比較も重要です。ここではTBに似た挙動・スペックを持つシャフトを紹介します。
ベンタスブルー(VENTUS BLUE)
- 中元調子系で、手元のしっかり感と中間のスムーズなしなりが特徴。
- ディアマナTBよりも若干弾き感が強く、フェードヒッター向き。
- VeloCoreテクノロジーによる安定性の高さが売り。
スピーダーNX
- 中調子設計ながら、インパクト時の弾き感が強め。
- TBよりもつかまりやすく、軽快な振り心地を求める人に向く。
- 振動数はTBと同等かやや低め、挙動に若干のクセあり。
テンセイCK Pro Orange
- 中元調子で叩けるフィーリングが似ており、方向安定性も優秀。
- トルクが小さめで、TBよりややハードな打感。
- 振動数的には同等レベルで、操作性重視派に人気。
比較まとめ表
シャフト名 | 調子 | 弾き感 | つかまり | 振動数傾向 |
---|---|---|---|---|
ディアマナTB | 中調子 | 普通 | 控えめ | 中程度 |
ベンタスブルー | 中元調子 | やや強め | 控えめ | やや高い |
スピーダーNX | 中調子 | 強め | やや強め | やや低め |
テンセイCK Pro Orange | 中元調子 | 弱め | 控えめ | 同等 |
似たシャフトを試すことで、自分にとって最適な「しなり感」や「飛距離・方向性のバランス」が明確になることもあります。
ディアマナTBの振動数まとめ
ディアマナTBの振動数について、ここまでの内容を総括します。シャフトの選定やフィッティング時に役立つよう、要点を整理して紹介します。
各モデルの代表的振動数
モデル | フレックス | 振動数(参考値) |
---|---|---|
TB50 | R | 約245〜250CPM |
TB50 | S | 約255〜260CPM |
TB60 | S | 約265〜270CPM |
TB60 | X | 約275〜280CPM |
TB70 | S/X | 270〜285CPM |
※振動数はクラブ長・ヘッド・グリップの条件で前後するため、フィッティング計測が必須です。
振動数とスイングスピードの目安
ヘッドスピード | 適正振動数 | 該当モデルの一例 |
---|---|---|
38〜42m/s | 245〜255CPM | TB50R, TB50S |
43〜46m/s | 255〜270CPM | TB60S |
47m/s以上 | 270CPM以上 | TB60X, TB70X |
総まとめポイント
- 振動数はシャフトの「しなり感・タイミング感」に直結する。
- TBシリーズは振動数と実際のフィーリングが一致しやすい。
- スイングテンポに敏感なゴルファーにこそ、TBの安定性はメリットとなる。
TBシリーズは飛距離よりも安定性・方向性・フィーリングの再現性を重視するシャフトです。そのため、単なる数値だけでなく、スイングとのマッチングを重視して選ぶべきでしょう。