
ディアマナPDシリーズは、中元調子系のシャフトとして2021年に登場して以来、多くの競技志向ゴルファーに支持されています。
とくにシャフトの「振動数」はフィーリングや性能評価において非常に重要な指標であり、ディアマナPDの振動数を通してこのシャフトの特性を深掘りすることで、適正ゴルファー像や使用感がより明確になります。
本記事では、ディアマナPDの各スペック別振動数や剛性分布などのデータを分析し、使用プロや後継モデルとの違いにも触れつつ、選び方のヒントをお届けします。
記事の内容一覧
- PD50SRの振動数
- シャフト分布図
- 剛性分布
- PDに合う人
- PDは飛ばない?
- ディアマナPD振動数
- 50Xの振動数
- PDは何調子?
- 使用プロ
- 後継
- PDとGTの違い
- PD50Sと60Sのヘッドスピード
- ディアマナPDの振動数まとめ
目次
ディアマナPD振動数から見る性能評価
ディアマナPDは“叩ける中元調子”をコンセプトにしたモデルで、振動数も含めたシャフト設計に特徴があります。
本記事ではスペックごとの振動数データや剛性分布を示しながら、どのようなゴルファーに合うのか、飛距離との相関、モデルごとの調子や後継情報も詳細に解説します。
PD50SRの振動数
PD50SRの振動数は一般的に242〜247cpm程度で、ドライバー装着時(45.25インチ前後)を基準にした値です。これは軽量帯としては比較的しっかりした数値で、ヘッドスピード40〜43m/sのアマチュアゴルファーに合いやすいセッティングとされています。
特徴:
- 軽量ながらしっかり感を持たせた設計
- SRフレックスでも頼りなさが少なく、アンダースペックになりにくい
- 叩きにいってもシャフトが暴れにくい特性
振動数の位置付け:
振動数が240cpmを超えると、いわゆる「中間」よりややハードなゾーンになります。PD50SRはそのボーダーライン上に位置し、柔らかすぎず硬すぎず、扱いやすさと操作性のバランスを取りたい層に適しています。
参考値(測定環境により変動あり):
スペック | 振動数(cpm) | 推奨HS(m/s) |
---|---|---|
PD50SR | 245前後 | 40〜43 |
PD50S | 約255前後 | 43〜46 |
PD50X | 約263前後 | 46以上 |
PD50SRを選ぶ際は、自身のスイングテンポやミート率も考慮して選定することが重要です。振動数だけでなく、フィーリング面でのフィッティングも合わせるとより最適化されます。
シャフト分布図
シャフト分布図とは、各種シャフトの重量(g)と振動数(cpm)を座標軸に配置したもので、比較検討をする上で極めて有用な視覚データです。
ディアマナPDの位置
ディアマナPDシリーズは、重量の割に振動数が高めの設計となっており、競技向けの中〜中上級者層に強く支持されています。以下はおおまかな分布上の位置付けです。
- PD50S:軽量×ハードゾーンの境界付近
- PD60S:中量級でややハード側
- PD70X:重量・硬度ともにハイレベル競技者向け
シャフト分布図(例)
モデル | 重量(g) | 振動数(cpm) | 分布カテゴリ |
---|---|---|---|
PD50SR | 約53 | 約245 | 軽量ミッドゾーン |
PD60S | 約64 | 約260 | 中量ハードゾーン |
PD70X | 約75 | 約275以上 | 重量ハードゾーン |
この分布により、ユーザーは自身のスイングタイプや求める弾道イメージに応じた選定がしやすくなります。
剛性分布
剛性分布とは、シャフト全体における**先端・中間・手元それぞれの硬さ(剛性)**を示すものです。ディアマナPDは明確な「中元調子」設計で、以下のような剛性バランスを持っています。
剛性分布特徴:
- 手元剛性:高め(しっかりしている)
- 中間剛性:滑らかだが粘りがある
- 先端剛性:やや高め(吹け上がり抑制)
分析ポイント:
- 手元側でためが作りやすく、切り返しでタイミングが取りやすい
- 中間で粘りを感じ、インパクトまでエネルギーを溜めやすい
- 先端剛性が高いため、吹け上がりやスピン過多を抑制
この剛性設計は、「叩きにいってもブレない」「操作性が高い」「風に強い弾道を出せる」というPDのコンセプトに直結しています。
PDに合う人
ディアマナPDが合うゴルファーは、「しっかり振り抜きたいが、暴れるシャフトは避けたい」というニーズを持つ中〜上級者が中心です。
適正ゴルファー像:
- ヘッドスピード:43〜48m/s
- スイングテンポ:中〜速め
- 球のつかまり:自然体でつかまる方が好ましい
- 弾道:中〜低弾道でライナー性を求める
- 打ち急ぎがちで切り返しが速い傾向
相性の良いタイプ:
スイングタイプ | PDとの相性 |
---|---|
フラットなプレーン | ◎ |
ダウンブロー強め | ◎ |
アッパー気味 | △(吹けやすい) |
ゆったりスイング | △〜○(重すぎる可能性) |
ディアマナPDは「走らない」系のシャフトなので、自然に振り抜いても暴れず、フェースの向きを安定させやすいのが特徴です。スインガーよりもヒッター寄りのゴルファー、特に方向性やインパクトの正確性を重視する人に適しています。
PDに合う人
ディアマナPDシリーズは、中元調子系のシャフトの中でも「叩ける安定系」として高い評価を受けており、合うゴルファーのタイプには明確な傾向があります。以下に、PDがフィットしやすいゴルファーの特徴をまとめて解説します。
① スイングテンポが速すぎず、安定している人
PDは中元調子らしく切り返しで「粘り」を感じるシャフトであり、速すぎるスイングテンポや手打ちの傾向があるゴルファーには合いにくい傾向があります。スイング中にシャフトのしなり戻りを感じながらタイミングが取れる人にフィットします。
- 切り返しを丁寧に行える
- シャフトの挙動を感じて操作したい
- テンポが安定している
こういったタイプのスイングであれば、PDの粘りと剛性感が方向性と飛距離の両立を助けてくれます。
② フェース管理・方向性を重視するプレーヤー
ディアマナPDは、フェースのブレを最小限に抑える設計が特徴で、インパクトゾーンでの挙動が非常に安定しています。そのため、「フェースをスクエアに戻す感覚」「ヘッドが暴れない感覚」を重視する人に向いています。
- 球筋をコントロールしたい
- 曲がり幅を抑えたい
- ドロー・フェードを打ち分けたい
競技志向のプレーヤーやシングルハンディキャップのユーザーには特に相性が良く、ライン出しのショットを重視するゴルファーに推奨されます。
③ ヘッドスピードがある程度以上ある人
ディアマナPDは総じて剛性が高く、振動数も高めに設計されているため、ある程度のヘッドスピードがないとシャフトが仕事をしてくれません。目安としては以下のような数値が参考になります。
- PD50S:ヘッドスピード42〜45m/s
- PD60S:44〜47m/s
- PD50X/60X:47m/s以上推奨
ヘッドスピードが上記未満の場合、シャフトがしなりきらず、球が上がらなかったり、飛距離ロスが出るリスクがあるため注意が必要です。
④ シャフトの「粘り」を活かして振りたい人
PDは先端や中間部に適度な粘りを持たせた設計で、タイミングが取りやすい特徴があります。そのため、シャフトをしならせてインパクトに向けてためを作るタイプのプレーヤーにフィットします。
- 切り返しで「タメ」を意識する
- インパクトで押し込むイメージが強い
- シャフトに振られるよりも振っていく意識がある
このような特徴を持つプレーヤーにとって、ディアマナPDは再現性の高いインパクトを提供し、スイングの完成度をさらに高めてくれます。
PDが合いにくい人の例:
- シャフトの走りや弾き感を求める(→VENTUSブルー系が適正)
- テンポが速く、切り返しが鋭い
- 球を高く上げたい・つかまえたい
こうした傾向がある場合は、PDではなくGTやWB、あるいはテンセイCKプロオレンジ系を試す方がマッチする可能性が高いです。
まとめ:
PDに合う人 | 合わない可能性がある人 |
---|---|
切り返しが丁寧・テンポ安定 | テンポが速くシャフトが暴れやすい |
フェース管理・方向性重視 | 捕まり重視・高弾道狙い |
ヘッドスピードが42m/s以上 | ヘッドスピードが40m/s以下 |
シャフトの粘りを活かす打ち方 | シャフトの弾き・走りを重視 |
ディアマナPDを活かすには、自身のスイングタイプ・テンポ・ヘッドスピードを正確に把握し、適切なフィッティングのもとで選定することが極めて重要です。
PDは飛ばない?

一部では「PDは飛ばない」といった声も見られますが、これはシャフトの特性による誤解やミスマッチによるものが多いです。
飛ばないと感じる理由:
- 走らないシャフトのため初速が出にくく感じる
- スピン量が減ることでキャリーが落ちたように見える
- シャフトのしなり戻りが少なく感じる(=“弾かない”と誤解)
実際の性能:
- 中〜低スピンでランを稼ぎやすい
- ヘッド挙動が安定することでミート率が上がる
- 高弾道系のヘッドと組み合わせるとバランスが良い
ディアマナPDは飛距離を“稼ぐ”タイプではなく、“落とさない”設計です。スピン過多による吹け上がりを抑制することで、トータル飛距離を伸ばす方向性のシャフトであり、爆発力ではなく安定性と再現性で飛距離を作ります。
ディアマナPD振動数
ディアマナPDシリーズの振動数は、全体的にやや高めの設定であり、剛性バランスと連動して設計されています。以下は一般的な装着長(45.25インチ)時の振動数目安です。
モデル | 振動数(cpm) | 重量(g) | 推奨HS(m/s) |
---|---|---|---|
PD50SR | 約245 | 約53 | 40〜43 |
PD50S | 約253 | 約55 | 43〜46 |
PD50X | 約262 | 約57 | 46〜48 |
PD60S | 約258〜260 | 約64 | 44〜47 |
PD60X | 約268〜270 | 約66 | 47以上 |
PD70X | 約275以上 | 約75 | 48以上 |
ディアマナPD振動数から見る性能解析
ディアマナPDシリーズのシャフトは、三菱ケミカルの最新カーボン技術により、安定性と操作性を両立した「叩ける中元調子」として人気を博しています。振動数はその性能を数値で表す指標であり、重量やフレックスによって異なる値を示します。ここでは、振動数から見えるPDシリーズの設計意図と、スイングへの影響を詳細に解析します。
① 振動数とは何か?
振動数は、シャフトの硬さ(剛性)を示す指標で、一般的にクラブに専用の振動数測定器を取り付けて1分間の振動数(cpm:cycle per minute)を測定します。
- 数値が高い: 硬いシャフト → スイングスピードが速い人向け
- 数値が低い: 柔らかいシャフト → スイングスピードが遅い人向け
シャフトの設計特性と振動数は密接に関係しており、実際の打感や球の挙動にも影響を与えます。
② PDシリーズの実測振動数例(長さ45.25インチ)
モデル | フレックス | 重量(g) | 振動数(cpm) | 推奨HS(m/s) |
---|---|---|---|---|
PD50 | SR | 約55 | 約247〜250 | 40〜43 |
PD50 | S | 約57 | 約257〜260 | 42〜45 |
PD50 | X | 約59 | 約267〜270 | 45〜47 |
PD60 | S | 約65 | 約265〜268 | 44〜47 |
PD60 | X | 約67 | 約275〜278 | 47〜50 |
※シャフト単体測定・組み合わせヘッドにより±3cpm前後変動あり
③ 振動数から見たPDの特性
ディアマナPDは、同重量帯の他モデルと比較してやや高めの振動数設計がされており、明確に「叩いても左に行きにくい」という設計意図が現れています。
- 中元調子の中でもしなり戻りが遅め → タイミングが取りやすい
- インパクトゾーンでの安定感 → フェース管理がしやすい
- 手元にかけての剛性が高い → ヘッドが走りすぎない
これらの特徴から、振動数を通じて「プレーヤーが自ら振っていく」意識をサポートする挙動設計が見て取れます。
④ 他モデルとの比較(同条件下)
モデル | フレックス | 振動数(cpm) | 調子 |
---|---|---|---|
ディアマナPD50S | S | 約257〜260 | 中元調子 |
テンセイCKProOrng 50S | S | 約253〜256 | 元調子 |
ベンタスブルー5S | S | 約252〜255 | 中調子 |
スピーダーNX50S | S | 約250〜253 | 中元調子 |
PDはテンセイやスピーダーと比較しても数cpm高い設定で、叩いてもシャフトが暴れにくい方向性重視の特性が振動数からも裏付けられます。
⑤ スイング別の相性目安
- スイングテンポが一定で切り返しが丁寧な人:◎
- 速いテンポ・手元主導で操作したい人:○
- スイングスピードが不足気味な人:△〜×(振動数が合わない)
振動数はスイングテンポ・ヘッドスピードと密接に関係しているため、自身のスイングデータを元に選ぶことが重要です。
まとめ
振動数は、シャフト選びにおいて非常に有効な数値的根拠を与えてくれます。ディアマナPDは全体的にしっかり目な設計で、プレーヤーの意図した方向性と打感をしっかり再現してくれる性能が振動数からも裏付けられています。スイングが安定していて叩いていけるプレーヤーにとって、数値的にも非常に信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。

50Xの振動数
PD50Xは、ディアマナPDシリーズの中でも軽量でありながら硬度の高いスペックです。その振動数は一般的に262〜265cpmの範囲にあり、非常に高剛性な設計になっています。
特徴:
- シャフト重量は約57gと軽量
- 振動数が60g台のS相当、またはそれ以上に相当
- 手元〜先端までしっかり感がある
推奨スイング:
- ヘッドスピード:46〜49m/s
- 振り急ぎ気味でもタイミングを取りやすい
- 軽硬なシャフトを好むヒッタータイプ
PD50Xは、単に“硬いだけ”ではなく、軽量帯で手元剛性を活かしてしなり戻りをコントロールしたい競技者向けのシャフトです。切り返しが鋭く、強めに叩いてもヘッド挙動が安定するため、重量管理とスピン抑制の両立を求めるプレーヤーに適しています。
PDは何調子?
ディアマナPDは、三菱ケミカルが公式に「中元調子」と位置付けているモデルです。ただし、実際には中調子寄りと感じるユーザーも少なくありません。
設計上の調子特性:
- 手元:高剛性でためが作りやすい
- 中間:しなりポイントがやや中央寄り
- 先端:しっかり目で吹けを防止
他モデルとの比較:
モデル | 調子 | コメント |
---|---|---|
ディアマナTB | 中元調子 | 粘り系、マイルド |
ディアマナZF | 中元調子 | 弾き強め、叩き系 |
ディアマナPD | 中元調子 | 粘りと叩きの中間、やや操作系寄り |
PDは中元調子の中でも「クセが少なく、やや粘るタイプ」とされ、フェード・ドローの打ち分けをしたいプレーヤーに向いています。
使用プロ
ディアマナPDは、PGAツアーや国内ツアーのプロの間でも使用例がある、競技志向の高いシャフトです。実際にツアーでの実績があり、ハードヒッターに信頼されていることが分かります。
主な使用プロ(※事実に基づく情報):
- ロリー・マキロイ:PD 70Xを一時期使用。タイガー・ウッズやジャスティン・ローズなどが愛用した「ディアマナWhiteboard」の系譜に近いため、彼らの好みに合いやすい設計。
- 金谷拓実(日本男子プロ):ディアマナPDを採用。方向性と安定性を重視する金谷選手のスタイルと合致。
- 比嘉一貴:2022年頃のセッティングにてPDシリーズを確認。
PDは飛距離性能だけでなく、「方向性」と「再現性」を重視するプレーヤーにマッチしやすく、ツアープロのような高ヘッドスピードで振るタイプにも十分対応しています。
後継
ディアマナPDの後継モデルは、2024年時点では明確にはリリースされていませんが、三菱ケミカルのラインナップでは「DIAMANA WB(ホワイトボード2024年モデル)」が後継的なポジションと見なされています。
後継候補のスペック傾向:
モデル | 特徴 | 備考 |
---|---|---|
ディアマナWB | PDよりも叩ける設計 | PDより手元の剛性が高い |
テンセイ1Kホワイト | 中元調子、PDに似た粘りと剛性感 | ツアー使用率も高い |
ベンタスブラック | 全体剛性が高くPDの代替になる場合も | 別ブランド(三菱ではない) |
ディアマナPDの後継とされるWBシリーズは、ホワイトボード系列の特徴を色濃く継承しつつも、さらにハードヒット対応にチューニングされているため、PDを使っていたプレーヤーの乗り換え先として注目されています。
PDとGTの違い
ディアマナPDとディアマナGTは、どちらも中元調子ですが、剛性バランスと挙動には明確な違いがあります。
違いの比較表:
比較項目 | PD | GT |
---|---|---|
発売年 | 2021年 | 2023年 |
剛性バランス | 全体的に均一、高剛性 | 手元と先端に強さ、中間はやや粘り |
弾道 | 中〜低弾道 | 中〜高弾道 |
スピン量 | 少なめ | やや多め |
操作性 | フェード・ドロー可能 | ドロー重視 |
しなり戻りの感覚 | 少ない(粘る) | やや戻り感あり(弾きもある) |
GTはPDの正統な改良モデルとして設計されており、特に中間部分のしなりと操作性に変化が加えられています。PDが「安定系・ライン出し重視」だとすると、GTは「操作性と球の上がりやすさ」が強化された印象です。
PD50Sと60Sのヘッドスピード
ディアマナPDの50Sと60Sは、重量や剛性の違いにより適正ヘッドスピードに差があります。どちらを選ぶかは、プレーヤーのスイングテンポや体力、スイングのタイプに大きく依存します。
適正ヘッドスピード目安:
モデル | 重量(g) | 振動数(cpm) | 推奨HS(m/s) |
---|---|---|---|
PD50S | 約55 | 約253 | 42〜45 |
PD60S | 約64 | 約258〜260 | 44〜47 |
選び分けのポイント:
- PD50S:
- 軽量なのでテンポが速い人でも振り遅れにくい
- スイングがコンパクトな人や、体力的に軽い方が合う
- 捕まりはやや控えめなのでフェード系にも対応
- PD60S:
- インパクトが強く振れる人向け
- 切り返しに粘りを持たせたいヒッター向き
- 重量によってスイングが安定する中〜上級者向け
自分のヘッドスピードだけでなく、スイングタイプとテンポに合わせて選択することで、PDシリーズの性能を最大限引き出すことができます。
ディアマナPDの振動数まとめ
ディアマナPDシリーズは、三菱ケミカルの中でも競技志向が強く、振動数設計にも非常に明確な意図が見られます。以下に振動数と特徴を総まとめします。
各モデルの振動数一覧(装着長45.25インチ基準):
モデル | 振動数(cpm) | 重量(g) | 特徴 |
---|---|---|---|
PD50SR | 約245 | 約53 | 軽めだが中元の粘りあり |
PD50S | 約253 | 約55 | 軽量で中〜上級者対応 |
PD50X | 約262 | 約57 | 軽硬設計、ヒッター向け |
PD60S | 約258〜260 | 約64 | 安定感、粘りを両立 |
PD60X | 約268〜270 | 約66 | 高ヘッドスピード対応 |
PD70X | 約275以上 | 約75 | ツアープレーヤー向け、極剛性 |
まとめ:
- PDは全体的に高振動数・高剛性設計
- 「操作性」「安定性」「方向性」の性能が際立つ
- シャフトの走りや弾きを求める人には不向き
- 正確なヘッドスピードとスイングテンポの把握が選定には不可欠
ディアマナPDのシャフト選びでは、スペック数値(特に振動数)を目安にしたフィッティングが極めて重要です。数値の裏付けをもって自分に合ったスペックを選べば、飛距離と方向性を両立する高次元なパフォーマンスが実現できます。