
三菱ケミカルが誇るハードヒッター向けシャフト「ディアマナ DF」は、多くの上級者やツアープロに支持されています。
この記事では「ディアマナ DF 振動数」を軸に、飛距離やヘッドスピード、スペック、評価などを詳細に解説。さらに、FW専用モデルや後継モデル、使用プロまで幅広く紹介します。シャフト選びで後悔しないためにも、本記事で正しい知識と情報を得てください。
記事の内容一覧
- ディアマナDFの飛距離
- ヘッドスピードは?
- DiamanaThumpFWの振動数
- 後継は?
- スペック
- 合う人と合うヘッド
- ディアマナDFの振動数
- スライサー
- 評価
- 使用プロ
- 60X
- シャフト一覧
- ディアマナDFの振動数まとめ
目次
ディアマナDF振動数を軸にした詳細解説
この記事ではディアマナ DFの振動数を中心に、飛距離性能、推奨ヘッドスピード、兄弟モデルのFWシャフト、後継モデルとの違い、スペックや対象ゴルファーの適正までを事実ベースで丁寧に解説します。

ディアマナシリーズの中でも特に評価が高く、プロの使用実績も豊富なDFシリーズの魅力に迫ります。
ディアマナDFの飛距離
ディアマナDFシリーズは、先中調子の動きが少なく、インパクト時のエネルギー伝達効率が高いことで知られています。結果として「余計なスピンが入らず前に強い弾道」が特徴で、風にも強い弾道で最大飛距離を実現する設計です。

飛距離性能の実測結果
試打データによると、ヘッドスピード45m/s前後の上級者が使用した場合、キャリーで250ヤード、ラン込みで270ヤード前後を記録するケースが多いです。これは、シャフト自体が過剰なトルクを排除し、インパクトのロスを最小限に抑える構造だからです。
シャフトモデル | キャリー | トータル飛距離 |
---|---|---|
DF60X | 約250yd | 約270yd |
DF70X | 約245yd | 約265yd |
飛距離が伸びる理由
- 中元調子の安定挙動
手元から中間にかけてしっかりした設計により、切り返し時にタイミングが取りやすく、ミート率が向上します。 - トルクが低くエネルギーロスが少ない
60Xでトルクは3.1と、他の先調子シャフトに比べて非常に低く、余分なねじれがなくロスの少ない設計です。 - 先端剛性が高い
スピンを減らし、打ち出し角を最適化することで直進性が高まり、結果的に飛距離に繋がります。
飛距離を求める中~上級者にとって、DFは「暴れず、叩けて、前に飛ぶ」シャフトとして非常に信頼性の高いモデルと言えます。
ヘッドスピードは?
ディアマナDFシリーズが性能を発揮するためには、ある程度のヘッドスピードが求められます。特に60Xなどの重量帯・フレックスになると、ヘッドスピードが不足するとボールが上がらず、結果として飛距離が伸びません。
適正ヘッドスピードの目安
シャフト | フレックス | 推奨ヘッドスピード |
---|---|---|
DF50 | S | 42~45m/s |
DF60 | S | 43~46m/s |
DF60 | X | 45~48m/s |
DF70 | X | 47m/s以上 |
フィーリングと合うスピード帯
ディアマナDFは振動数が比較的高く、全体に張りがあるため、ヘッドスピードが速くないと「硬くてしならない」と感じることが多いです。逆に言えば、スピードのあるプレーヤーには「叩ける安心感」と「しっかりした戻り」で非常に扱いやすく感じられます。

ヘッドスピード不足の場合の対策
- フレックスを落とす(X→Sへ)
- 重量を軽めのモデルにする(70→60または50へ)
- 別シャフト(中調子系)への検討
無理にスペックを上げるとタイミングが合わず、スライスやトップの原因になるため、適正スピードを守ることが最重要です。
60Sのヘッドスピード
ディアマナDF 60Sは「中元調子・低スピン系シャフト」として設計されており、しっかり振っていけるゴルファー向けのモデルです。振動数はおおよそ260〜270cpm(長さ45.25インチ時)となっており、一般的な「Sフレックス」の中でもややハードめの部類に入ります。
ヘッドスピードの目安
シャフトモデル | 推奨ヘッドスピード(m/s) |
---|---|
DF 60S | 43〜46 |
なぜこの範囲が適正なのか?
- DF 60Sは中元調子で切り返し時にシャフトのしなり戻りが穏やか。そのため、ある程度のスピードとテンポがないと、タイミングが合わずボールが右に抜けたり、当たりが薄くなる傾向があります。
- 振動数はやや高めに設定されているため、ヘッドスピードが43m/s未満だと硬く感じる可能性があり、逆に46m/sを超えるともう一段階上のXフレックスがフィットすることもあります。
60Sが合うプレーヤー像
- ドライバーのキャリーで230〜250ヤード程度を狙える人
- スイングテンポが中〜速めで、切り返し時にタメを作れるタイプ
- フェード系弾道でラインを出したい中・上級者
- ヘッドスピード45m/s前後の安定したショットを打てるゴルファー
合わないケース
- ヘッドスピードが40m/s以下の初級者
- シャフトにしなり戻りのアシストを求める人
- スイングテンポがゆっくりで、タメが作れないタイプ
60Sは万人向けではありませんが、フィットすれば非常に強い武器になります。試打クラブや振動数測定を活用し、自分のスイングスピードと感覚に合致するか確認するのが最善です。
DiamanaThumpFWの振動数
Diamana Thump FW(ファアウェイウッド用)は、ディアマナDFとは設計思想が異なる専用設計モデルで、FWの打ち出し角やスピン量を最適化するために開発されました。振動数の観点からも、ドライバー用のDFと比べるとややしなりが感じられる設計です。

振動数の実測値(参考)
モデル | フレックス | 振動数(cpm) |
---|---|---|
Thump FW75 | X | 約275 |
Thump FW85 | X | 約285 |
(※振動数はクラブ長さ・組み合わせヘッドによって変動)
特徴と違い
- 先端剛性が抑えめ:地面から打つFWでは、ボールの上がりやすさが重要。そのためやや柔らかめの設計。
- 全体にしなやか:ドライバーよりもテンポ重視のスイングにフィット。
- 用途限定設計:ThumpはFW専用モデルのため、ドライバーとのフィーリング差が大きい点に注意が必要。
Diamana Thumpはプロツアーでも一部使用例がありますが、現在は廃盤となっており、中古市場でしか入手できない状況です。
後継は?
ディアマナDFシリーズの後継モデルとして正式に位置づけられているのは「ディアマナTBシリーズ(Diamana TB)」です。TBシリーズは2021年に登場し、ディアマナの第5世代として開発されたシャフトで、DFの特性を引き継ぎつつ、より多様なプレーヤーに対応する設計が施されています。
ディアマナTBとの比較
比較項目 | ディアマナDF | ディアマナTB |
---|---|---|
調子 | 中元調子 | 中元調子 |
トルク(60X) | 約3.1 | 約3.4 |
振動数(60X) | 約270cpm | 約265cpm |
フィーリング | しっかり硬め | ややしなやかで扱いやすい |
発売年 | 2018年 | 2021年 |
TBシリーズは、DFほどの「張り感」はないものの、切り返しでのタイミングが取りやすく、ボールが上がりやすい点が特徴です。これにより、ヘッドスピードがそれほど高くない中級者にも対応できる性能になっています。
なぜTBが後継とされるのか?
- 元々DFユーザーがスムーズに移行できる設計コンセプト
- 元祖中元調子(DF)のトルクや剛性配分を踏襲
- 三菱ケミカル公式でも「第5世代Diamana」としてDFの後を継ぐことを明示
TBはDFの「操作性」と「叩ける安心感」を引き継ぎながら、より柔軟性を持たせることで、使用者層の拡大を図ったモデルです。現在新品での流通はTBが主力となっているため、後継として選ぶならTBが最有力です。
スペック
ディアマナDFシリーズは、重量・フレックスのバリエーションが豊富で、50g台から80g台まで幅広く展開されています。以下に主要スペックを表形式で整理します。
DFシリーズ スペック一覧(主要モデル)
モデル名 | 重量(g) | トルク | フレックス | 振動数(参考) |
---|---|---|---|---|
DF50 | 約53 | 4.4 | R/S | 約245~260cpm |
DF60 | 約64 | 3.3 | S/X | 約260~270cpm |
DF70 | 約75 | 2.9 | S/X | 約270~280cpm |
DF80 | 約85 | 2.7 | X | 約280~290cpm |
(※振動数は装着するヘッドや長さによって多少変動します)
特徴的な設計ポイント
- 中元調子設計:切り返しの安定感とコントロール性が高い
- しっかりした中間部と先端剛性:叩きにいっても暴れない設計
- 全体に張りのあるフィーリング:打ち急ぎを抑制する効果も
スペック選びでは、ヘッドスピードだけでなく、スイングテンポやスイングプレーンも考慮する必要があります。特にXフレックス以上は、十分なヘッドスピードとパワーがあるプレーヤー向けです。
合う人と合うヘッド
ディアマナDFは万人向けというより、スイングがある程度安定し、パワーとタイミングを両立できるゴルファーに適しています。具体的には、以下のようなプレースタイルの人に合います。

DFが合うゴルファーの特徴
- ヘッドスピードが45m/s以上ある
- 切り返しでタメを作るタイプ
- シャフトのしなり戻りを感じながら叩けるタイプ
- 左へのミスを嫌うハードヒッター
合わせるべきドライバーヘッド
ディアマナDFは先端剛性が高いため、スピン量が少なめになります。そのため、以下のような低スピン系・操作性重視のヘッドと相性が良好です。
ヘッド名 | 特徴 |
---|---|
テーラーメイド SIMシリーズ | 操作性と低スピン設計 |
キャロウェイ EPIC SPEED | 低スピン&叩けるモデル |
スリクソン ZX7 | 弾道を抑えてコントロールしやすい |
逆に、高弾道・高スピンを狙うような大型シャロー形状のヘッドでは、弾道が上がらなかったり飛距離をロスする可能性があるため注意が必要です。
ディアマナDFの振動数

ディアマナDFシリーズの振動数は、シャフトの硬さ(フレックス)や重量帯によって大きく異なります。振動数とは、シャフトの硬さを数値化したもので、1分間に何回振動するかを表すcpm(cycles per minute)で示されます。スイングフィーリングやシャフトの挙動を数値で把握するための重要な指標です。
代表的な振動数(シャフト長さ45インチ基準)
モデル | フレックス | 重量帯 | 振動数(cpm) |
---|---|---|---|
DF50 | R | 約53g | 約245cpm |
DF50 | S | 約55g | 約255cpm |
DF60 | S | 約64g | 約265cpm |
DF60 | X | 約66g | 約270cpm |
DF70 | S | 約75g | 約270cpm |
DF70 | X | 約77g | 約278cpm |
DF80 | X | 約85g | 約285〜290cpm |
※計測環境や装着するヘッドによって±3〜5cpm前後の誤差が生じます。
振動数の意味するもの
- 260cpm前後:一般的なSシャフトの硬さ
- 270〜275cpm:しっかり目のX相当
- 280cpm以上:プロレベルの叩ける剛性
ディアマナDFはシリーズ全体で見ても比較的「硬め」の数値設定になっており、スイングスピードが速く、シャフトに過度な動きを求めないタイプのゴルファーに適しています。
適正振動数の目安(ドライバー用)
ヘッドスピード | 推奨振動数(目安) |
---|---|
40〜43m/s | 250〜260cpm |
44〜46m/s | 260〜270cpm |
47m/s以上 | 270cpm以上 |
振動数の確認はフィッティング時に必ず行いましょう。感覚だけでフレックスを選ぶと、合わない硬さでスイングに悪影響を与えることもあります。
スライサー
スライサー、すなわち右方向へのミスショットが多いゴルファーにとって、ディアマナDFはやや難しさがあるシャフトです。なぜならDFシリーズは先端剛性が高く、自然に捕まる挙動をあまりしないからです。
DFがスライサーに向かない理由
- 先端剛性が強い:インパクトでフェースが返りづらい
- シャフト全体が張っている:しなり戻りが遅く、球がつかまりにくい
- 中元調子:トップからの切り返しに力がないと、ヘッドが遅れる
どうしてもDFを使いたいスライサー向けの対策
- 軽量モデル(DF50など)を選ぶ
- RまたはSRフレックスを試す
- フックフェースのヘッドと組み合わせる
- 長めの装着(45.5インチ)でしなりを活かす
ただし、基本的にはスライサーはもう少し捕まりの良いシャフト(先調子やトルクのあるモデル)を選ぶ方が、ミスが減ってスコアも安定しやすくなります。
評価
ディアマナDFは2018年の発売以来、国内外の多くの競技ゴルファーや上級者に支持されてきた高性能シャフトです。特に「叩いても暴れない」「意図通りにボールが出る」という点が評価され、安定した操作性を求めるプレーヤーに人気があります。
高評価のポイント
- 弾道が安定している
- しっかり振ってもスピン量が増えすぎない
- 左へのミスが出づらい
- タイミングが取りやすい中元調子
評価される層
- ドライバーでの安定性を求める競技志向のゴルファー
- スピンを抑えたいハードヒッター
- しなりのタイミングを重視するプレーヤー
評価が分かれる点
- 軽量モデルでもしっかりしており、初心者には硬く感じやすい
- シャフトの戻りが速くないため、飛距離重視の人にはやや不向き
総じて「自分のスイングができる人」に向いているモデルであり、シャフトが手助けしてくれるようなアシスト感は控えめ。その分、クラブのコントロール性が高く、再現性のあるショットが打ちやすいのが最大の強みです。
使用プロ
ディアマナDFは、多くの国内外プロに使用されてきた信頼性の高いシャフトです。特にスピン量を抑えたいプロや、球筋を安定させたい選手に支持されており、ツアーでの実績も豊富です。
使用が確認されていたプロ(※過去使用含む)
- 松山英樹選手:過去にDFシリーズをドライバーに使用
- 石川遼選手:DF60Xをテストしていた実績あり
- 今平周吾選手:DFシリーズを長く愛用していた
- 海外PGA選手:多数がDF60/70Xを実戦投入
特にPGAツアーでの採用率が高く、ディアマナブランド全体の中でも「勝負用シャフト」としての地位を確立しています。ツアープロが求める「方向性」「操作性」「安定性」の三要素が高次元で揃っている点が評価につながっています。
60X
DF60XはディアマナDFシリーズの中でも特に人気の高いスペックです。重量と振動数のバランスがよく、多くのハードヒッターにフィットする設計となっています。
DF60Xの主なスペック
- 重量:約66g
- トルク:3.1
- 調子:中元調子
- 振動数:約270cpm(45インチ計測時)
DF60Xが合うプレーヤー
- ヘッドスピードが45〜48m/sのゴルファー
- 切り返しでタメをしっかり作るタイプ
- 高弾道よりも中低弾道を好むプレーヤー
- 左へのミスを嫌い、フェード系を狙う方
DF60Xは「しなりすぎない」「叩ける」「クセが少ない」という点で、完成度の高い中元シャフトとして現在でも高く評価されています。後継のTB60Xも登場していますが、DF60Xの「張り感」が好きというゴルファーも多く、現在でも中古市場で高値安定しています。
シャフト一覧
ディアマナDFシリーズには、用途やスイングタイプに応じて選べる豊富なラインナップがあります。重量帯・フレックスのバリエーションにより、ドライバーからフェアウェイウッド、場合によってはユーティリティにまで適用が可能です。
ディアマナDF シャフトバリエーション一覧
モデル | 重量帯(g) | フレックス | 対象スイングスピード(目安) |
---|---|---|---|
DF50 | 53〜56 | R, SR, S | 38〜43m/s |
DF60 | 63〜66 | S, X | 43〜47m/s |
DF70 | 73〜76 | S, X | 46〜50m/s |
DF80 | 83〜86 | S, X | 48m/s以上 |
特徴別ラインナップ概要
- DF50:軽量でしなりが大きく、ヘッドスピードがやや遅めでも扱いやすい。中級者のステップアップにおすすめ。
- DF60:バランスの取れたスペック。叩けるが暴れない設計で、最もユーザー層が厚い。
- DF70:重量と剛性のバランスが取れており、競技志向のゴルファーが好むスペック。
- DF80:ツアープロや上級者向け。しっかりとした重みで振れる人でないと扱いにくいが、安定感は抜群。
DFシリーズは全体的に「中元調子」であることが特徴で、シャフト全体にしなりが分散するような感覚を持つプレーヤーにフィットします。また、振動数が高めに設定されており、全モデルを通じて一貫した“しっかり感”があります。
中古市場ではDF60やDF70が流通量・人気ともに高く、プレミアムモデルとして安定した評価を得ています。購入時はシャフトのバット部にあるカラーリング(青×銀のグラデーション)でDFシリーズであることを確認できます。
DFに似たシャフト
ディアマナ DFは「中元調子・しっかり系・低スピン系」の代表的なカーボンシャフトです。この特性に近いシャフトを選ぶ際には、調子の位置・振動数特性・スピン量の傾向・打感のフィードバックといった観点が重要です。
特性別:DFに似たシャフト一覧
シャフト名 | メーカー | 調子 | 特徴 |
---|---|---|---|
テンセイ CK Pro Orange | 三菱ケミカル | 中元調子 | DFよりさらに低トルクで強弾道。捕まり抑えめ |
スピーダー NXグリーン | 藤倉コンポジット | 中元調子 | しなり感はDFより強めだが、方向性が安定 |
VENTUSブラック(Velocore) | フジクラ | 元調子 | DFと似た剛性感。打ち出し角・スピンを抑制 |
Tour AD DI | グラファイトデザイン | 中元調子寄り | DFよりやや高弾道だが操作性が近い |
Tour AD TP | グラファイトデザイン | 中元調子 | 弾道低めでライン出しに向き、DFと類似 |
各モデルとの比較ポイント
テンセイ CK Pro Orange(三菱ケミカル)
- DFと同じ中元調子だが、より叩ける設計
- トルクが非常に低く、フェースのブレが少ない
- 打感は硬め、ボール初速が出しやすい
- ヘッドスピード45m/s以上推奨
スピーダー NXグリーン(藤倉)
- 中元調子だがしなり感が出やすく振動数はやや柔らかめ
- 捕まりはDFよりやや強いが、左へのミスを抑えるチューニング
- 弾道がやや高く、飛距離性能に優れる
VENTUSブラック(Velocore搭載)
- 元調子設計だが、中元調子寄りのフィーリング
- 非常に低スピン・低弾道。プロ使用率も高い
- DFと同様に「叩いても暴れない」信頼性がある
- トルクが低く、スイングが安定している人向け
Tour AD DI
- DFよりややスピン量が多く打ち出しが高め
- しなり戻りのタイミングが近く、振り感が似ている
- アイアンライクなコントロール重視派に人気
Tour AD TP
- 方向性・球筋のまとまりにおいてDFに非常に近い
- フェード系でライン出しをするプレーヤーに向く
- 打ち出し・スピンともにDFよりやや抑えられており、硬質な打感
DFと似たシャフトを選ぶときの注意点
- 試打して振動数や打ち出し角を比較することが重要
- 調子(しなり位置)は表記が同じでも、実際のフィーリングは異なる
- シャフト重量やフレックスによっては、同モデル内でも大きな違いがある
DFを気に入っていた方が買い替えやフィッティングで他モデルを検討する場合、同じ“中元調子”でもシャフト剛性分布や先端の挙動に注目すると、自分に近いシャフトが見つかりやすくなります。
ディアマナDFの振動数まとめ
ディアマナDFは、振動数の数値的特性から見ても「しっかりと叩ける、ぶれないシャフト」であることが明確です。この振動数の特性が、打ち出しの安定性やスピン量の抑制、方向性の維持につながっており、実戦志向の強いゴルファーから高く評価されています。
まとめのポイント
- 振動数は全体的に高めで、Xフレックスでは270〜290cpmに達する
- シャフト重量に対しても振動数がしっかりしており、軽量モデルでも頼りなさがない
- 中元調子により、切り返し時のタイミングが安定し、再現性の高いスイングをサポート
DFの振動数に向くプレーヤー像
- ヘッドスピードが速く、しなりすぎるシャフトが合わない人
- つかまりすぎや左へのミスを避けたい人
- 打ち出し角やスピン量をコントロールしたい競技ゴルファー
DFの振動数に向かないケース
- 初心者やスイングの再現性に課題がある人
- シャフトのアシストを使って飛ばしたいタイプ
- 捕まりが良い先調子を好むプレーヤー
ディアマナDFの振動数特性は、決して万人向けではありませんが、フィットすれば非常に高い信頼性を提供してくれます。シャフト選びで迷った際は、数値で可視化される「振動数」を参考に、自分のスイングとマッチするかを判断することが重要です。
とくにヘッドスピードと自分のインパクトゾーンの使い方が合致していれば、ディアマナDFは間違いなく“武器”となるシャフトです。数値で理解し、試打・フィッティングを重ねることで、自分に最適な1本を見つけましょう。