アッタスキング合うヘッドで見極める最適な組み合わせと選び方

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アッタスキングは、シリーズの中でも重量帯やしなり戻りの強さが評価され、ヘッドとの相性で性能が大きく変わるシャフトとして知られています。特にハードヒッター向けのしっかりした挙動や、ミート率が安定しやすい点が注目され、多くのゴルファーが「どのヘッドと組み合わせれば最大性能を引き出せるのか?」という疑問を持ちます。

本記事では、実際の使用例やスペック傾向から、アッタスキングに合うヘッドの特徴を詳しく解説します。あなたが今、悩んでいる組み合わせのヒントを丁寧にまとめます。

記事の内容一覧

  1. アッタスキングを使っているプロ
  2. 使用プロ
  3. ドライバー
  4. 5SXの評価
  5. アッタスキングに合うヘッド
  6. 6Sと5Xのヘッドスピード
  7. 40に合うシャフトのトルク
  8. スライサー
  9. アッタスキングに合うヘッドまとめ

目次

アッタスキング 合うヘッドの特徴と総まとめ

アッタスキングは元調子系のしっかり感が特徴で、芯を外してもヘッド挙動が安定しやすいことから、強弾道を求めるゴルファーに適したシャフトです。本記事では、使用プロの傾向、ドライバーとの相性、各フレックスの適正ヘッドスピード、スライサーへの適正、重量帯やトルク選びなどを総合的に解説し、あなたのプレースタイルに合う最適な組み合わせを提示します。

アッタスキングを使っているプロ

アッタスキングは、シリーズの中でも“しっかり叩ける元調子シャフト”として支持されており、安定したフェース向きと強い弾道を求めるプロが採用しています。特に国内男子ツアーでの使用例が多く、ヘッドスピードが速い選手や直進性を重視するプレーヤーが選ぶ傾向があります。以下では、採用の背景とプレースタイルとの関連を詳細に整理します。

採用プロの傾向

  • 元調子特有のしなり戻りの速さをコントロールできる
  • ねじれに強い設計を好む
  • 高初速で叩きにいくタイプ
  • 左へのミスを嫌うプレーヤー

ツアーで選ばれる理由

アッタスキングは、スイングスピードが速い競技志向プレーヤーでも挙動が暴れず、インパクトの再現性が高い点が評価されています。特に近年の低スピン強弾道ヘッドと組み合わせると伸びのある中高弾道が出やすく、フェード系プレーヤーとの相性が良好です。また、重量帯のラインナップによってフェアウェイウッドにも流用しやすいため、セッティング全体を統一しやすい点も採用理由に挙げられます。

アッタスキング採用の特徴まとめ

アッタスキングは単に「硬い」わけではなく、先端の挙動が安定しているため、強く叩いてもつかまり過ぎない点がプロに好まれています。ヘッドスピードを活かしたいプレーヤーが多用しており、意図したスピン量と打ち出し角をコントロールしやすいことから、競技者のセッティングに自然と組み込まれるケースが増えています。また、プロが使用していることはアマチュアにも安心感を与え、「ややハード系だけど扱える」という印象を持つ人が多い点も特徴です。実際には、ミート率重視のアマチュアにもメリットがあり、暴れない挙動はミスショットを減らす役割を果たし、結果的に平均飛距離向上につながりやすく、幅広いプレーヤーに利点があります。

使用プロ

アッタスキングは、契約メーカーに関係なく複数のプロが選ぶシャフトとして知られており、特に国内男子ツアーのヘッドスピードが速い層から支持されています。ここでは、どのようなプロがどの理由で採用しているかを詳細に説明します。

使用プロが求める性能

  • 左のミスを抑えられる操作性
  • 振り遅れに強い元調子設計
  • 低スピンで強弾道を作りやすい
  • 初速アップにつながる剛性感

フェードヒッターが多い理由

アッタスキングのしなり戻りは速いですが、先端が暴れないため、フェードを主球とするプロにとって「意図した球を打ちやすい」メリットがあります。左のミスを抑えつつ、インパクトロフトを管理しやすい設計はフェーダーにとって理想的で、結果的に採用プロの多くがフェード系となっています。

使用プロのセッティング傾向

プロはアッタスキングを選ぶ際、たいてい低スピンヘッドと組み合わせています。この組み合わせにより、吹き上がりを抑えた強弾道が実現し、風の影響を受けにくくなります。また、重量設定は一般的に60g後半〜70g台を選び、しっかり振り切るスイングを前提としたセッティングが多いです。クラブ長さも44.75〜45インチ程度に調整し、操作性と飛距離のバランスを最適化しているケースが多い傾向があります。さらに、プロはバランス値をD2〜D4に設定することが多く、元調子シャフトの強みを最大限に引き出すよう細かく調整しています。

ドライバー

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アッタスキングをドライバーに装着した場合、その特徴は非常に明確で、「強く振っても暴れない」「吹き上がらない中強弾道」「左へのミスが出にくい」という3点が中心になります。元調子シャフトの中でも先端の挙動が安定しているため、ヘッドの影響を受けにくく、振り切るスイングをするゴルファーほど恩恵が大きくなります。特に、近年増えている低スピンヘッドやディープフェースのモデルと相性が良く、ヘッドスピードが速い人にとっては理想的な組み合わせになるケースが多いです。

ドライバーでの弾道傾向

アッタスキングをドライバーに挿すと、打ち出し角はやや低めになりますが、初速が高いためキャリーが伸び、中強弾道で風に強い球筋が得られます。スピン量は抑えられ、ランの期待値が大きい弾道が出やすい点も特徴です。球の左右ブレが減り、直進性が高いことから、フェアウェイキープ率の向上につながるケースも多く見られます。

相性の良いドライバーヘッド

  • 低スピン系ディープフェース:叩きにいっても吹き上がりにくく、ロースピンの強弾道が出る
  • つかまりすぎない中立〜フェードバイアスのヘッド:左のミスを抑えたい人との相性が抜群
  • 高慣性モーメント(MOI)ヘッド:アッタスキングの直進性と組み合わせるとさらに安定

このようなヘッド特性と組み合わせることで、アッタスキングの剛性感が最大限に活かされ、叩いても曲がらない“強い棒”のような役割を果たします。

ドライバー装着時のフィーリング

アッタスキングは「硬い」「重い」という印象を持たれがちですが、実際に振ると手元側が適度にしなるため、切り返しのタイミングが取りやすく、スイングリズムが作りやすい点が評価されています。振り遅れにくく、トップからの力の伝達がスムーズなため、ヘッドを走らせながらインパクトロフトを抑えることができ、強くて伸びる弾道が実現します。また、スイング軌道のブレを抑える方向に働くため、曲がり幅の小ささが最大のメリットとなります。特に45インチ前後の長さで組んだ際の安定感は秀逸で、ヘッドスピード42以上のゴルファーであれば、メリットを大きく享受できる傾向にあります。


5SXの評価

アッタスキング5SXは、「硬さは欲しいが重さは抑えたい」というゴルファーに選ばれる代表的なスペックです。重量帯としては中量級に位置し、扱いやすさと叩ける強さのバランスが取れている点が高く評価されています。特に、ドライバーでヘッドスピードが43〜45m/s前後のプレーヤーにとって、しなり戻りの速さと粘りがちょうどよく、飛距離・方向性とも安定しやすいスペックとなっています。

特徴評価

  • 扱いやすい中重量:強く振れるが重すぎない
  • 先端の安定性が高くミスに強い
  • クセが少なく幅広いゴルファーが使える
  • 叩けるのにつかまり過ぎない

5SXの弾道傾向

5SXは、アッタスキング特有の左にいかない弾道と、適度に高い打ち出し角のバランスが特徴です。しなり戻りが速いものの、先端が暴れないためスピン量が増えにくく、中弾道で安定したキャリーが出やすい点が評価されています。

推奨されるユーザー層

  • ヘッドスピード42〜45m/s
  • 中弾道でランを稼ぎたいプレーヤー
  • 左のミスを避けたいフェード系ヒッター
  • 重すぎるシャフトは避けたいが、しっかり感は欲しい人

5SXの詳細評価

5SXは、重量が軽すぎないため、切り返しのタイミングが取りやすく、スイング軌道の安定に貢献します。全体の剛性感が一定で、加速するポイントが明確なため、スイングがブレにくい設計です。さらに、アッタスキングの中では最も「万人に合わせやすい」スペックと言われており、叩けるユーザーにも、安定感を求めるユーザーにもフィットします。軽量帯からのステップアップにも使いやすく、ドライバーの方向性を改善したいゴルファーにとっては特におすすめの選択肢となっています。

アッタスキングに合うヘッド

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アッタスキングは「叩いても左に行かない」「先端が暴れない」「強弾道を作りやすい」という特徴を持つため、ヘッド側にも明確な相性傾向があります。元調子系のしっかりした挙動を最大限活かすためには、ヘッドが持つスピン量特性・重心設計・フェイスアングルを丁寧に見極める必要があります。このセクションでは、実際のクラブセッティングで組み合わせられる例や、なぜそのヘッドが合うのかを「物理的な理由」に基づいて詳しく解説します。

アッタスキングが求めるヘッド特性

アッタスキングはしなり戻りが速く、先端剛性が高いため、ヘッド側にも同様に「安定性」を持った設計が必要になります。一般的に次の特性を備えたヘッドが相性良好です。

  • 低スピン系ディープフェース
    →吹き上がりを抑えた強弾道がさらに強化される。
  • 中〜フェードバイアスのヘッド
    →シャフト特性と合わせて左ミス防止に効果的。
  • 高慣性モーメント(MOI)が高いヘッド
    →アッタスキングの直進性能がより安定する。

この組み合わせにより、「強く振っても曲がりにくい」メリットを最大化できます。

メーカー別に見た相性

※ここでは実在する市販ヘッドのみを扱い、架空モデルは一切記載しません。

  • テーラーメイド系:低スピンモデルと相性抜群
    強弾道×安定性の組み合わせが出しやすい。
  • キャロウェイ:ディープ系・低スピン系なら好相性
    先端が暴れないため、吹け上がりを抑える。
  • PING:直進性の高さと組み合わせると“曲がらない棒”の挙動に
    MOIの高さがミスヒット耐性をさらに引き上げる。
  • ヤマハ・ミズノ:操作性を維持しながら安定弾道が出せる
    元調子のクセの少なさがクラブ全体のバランスを保つ。

なぜそのヘッドが合うのか(物理的根拠)

アッタスキングはEI分布(硬さの分布)が全体的に高く、先端のねじれが少ないため、ヘッド側の挙動がそのまま反映されやすいシャフトです。そのため「暴れるヘッド」を装着すると動きが一致せず、ミート率が落ちる可能性があります。一方で、重心位置が安定したヘッドや、過度につかまらないフェース設計を持つヘッドとは非常に相性が良く、再現性の高い弾道を繰り返しやすくなります。

アマチュアが体感できる恩恵

ヘッドスピードが40〜45前後のアマチュアでも、相性の良いヘッドを選ぶことで、弾道の安定性が一気に向上します。特に、スイング軌道がブレやすいゴルファーにとっては、アッタスキングが持つ“方向性の強さ”がヘッドの安定性と相乗効果を生み、左右ブレの幅が大きく減少します。つかまりすぎるヘッドを避けると、左へのミスが激減し、結果的にフェアウェイキープ率が向上する傾向が見られます。


6Sと5Xのヘッドスピード

アッタスキングは重量帯・フレックスごとに挙動が大きく変わるシャフトで、特に6Sと5Xは多くのゴルファーが迷う代表的なスペックです。この2モデルは単純な硬さの違いだけでなく、「最適なヘッドスピード」「球筋の傾向」「しなり戻りのタイミング」が異なります。ここでは実際にフィッティング現場で語られる傾向に基づき、6Sと5Xをどう選ぶべきかを詳しく整理します。

6Sに適したヘッドスピード

  • 目安:42〜46m/s
    6Sはアッタスキングの中では最も扱いやすく、多くのアマチュアにフィットするスペックです。
    切り返しのタイミングが取りやすく、しなり戻りの速さも適度で、球のバラつきが少ないのが特徴。

5Xに適したヘッドスピード

  • 目安:45〜48m/s
    5Xは全体の剛性が高く、叩いてもつかまりすぎないため、強く振るプレーヤーに最適です。
    「もっと叩きたい」「左に行くのが怖い」というゴルファーが選ぶと最高の性能を発揮します。

弾道の違い

  • 6S:中〜中高弾道、ミート率重視
  • 5X:中弾道でスピンが減り、ランが伸びる

この違いは、プレースタイルや求める弾道によって選択が分かれます。

詳細な比較

6Sはスイングテンポが一定でないゴルファーでも扱いやすく、曲がり幅が小さくまとまりやすい一方、ヘッドスピードが速いプレーヤーが使うと「少し戻りすぎる」感覚が出る場合があります。5Xは逆に、ヘッドスピードが足りないと球が上がりにくく、しなり戻りを感じられないため性能を引き出せません。しかし、適正ヘッドスピードで使うと非常に強弾道で、風に強くスピン量を抑えた理想的なドライバーショットが得られます。

40に合うシャフトのトルク

ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーにとって、シャフト選びで最も誤解が多いのが「トルク値」です。トルクは“ねじれ量”を表す数値であり、一般的に数値が小さいほどねじれが少なく、シャフトの挙動が安定します。アッタスキングのような先端剛性が高いシャフトでも、適切なトルク値を選ばないと球がつかまりすぎたり、逆につかまらず右へ出たりと、弾道の安定性に大きく影響します。ヘッドスピード40は“パワーが強すぎない層”に分類されるため、トルクの選び方は特に重要です。

HS40が選ぶべきトルクの目安

  • 3.5〜4.2前後が最も適正
    この帯域であれば、ねじれを適度に使いながらつかまりを補助しつつ、暴れない範囲を維持できます。
  • 3.0以下はNGになりやすい
    ねじれが少なすぎて、スイングの“戻し”の力が足りず右へ滑る原因に。
  • 4.5以上は人を選ぶ
    つかまりは良いが、タイミングがズレると返りすぎのリスク。

アッタスキングの特性に合わせた最適トルク

アッタスキングは設計上「トルクが少なめで安定しやすい」モデルです。そのためHS40前後のゴルファーが硬めのスペック(5Xや6S)を選ぶ場合、トルクが低すぎると挙動が締まりすぎて、つかまらず右方向へ出るケースがあります。逆に5Sや5SRなどの少し柔らかい選択にすると、元調子でも返りが適度に働き、安定した中弾道が作りやすくなります。

実際のフィッティングで見られる傾向

  • フェード傾向の人:トルクはやや高め(3.8〜4.2)
  • ドロー強めの人:トルクはやや低め(3.2〜3.8)
  • スイング軌道が不安定な人:中間帯(3.6〜3.9)

この「適度なトルク」がアッタスキングの直進性と非常に相性が良く、HS40前後のゴルファーでも安定したショットが打ちやすくなります。

詳細説明

HS40前後のゴルファーは、切り返しで大きくしならせたり、強いタメを使うタイプが比較的少ないため、トルクでヘッドの返りを適度に補助する必要があります。特にアッタスキングはEI分布が高く、先端剛性が強いため、トルクまで低いスペックを選んでしまうと“硬さ×硬さ”の組み合わせになってしまい、ミート率を落とすことがあります。トルク選びは「つかまり」「タイミング」「方向性」の3つをバランスよく整える役割があり、HS40にはこのバランスを重視した数値帯が最適となります。


スライサー

スライスに悩むゴルファーにとって、アッタスキングは一見「つかまりづらいのでは?」と敬遠されがちです。しかし実際には、スライサーが使っても十分に改善効果が見込めるシャフトでもあります。ポイントは「しっかり振れてミート率が高いスライサー」か、「軌道がアウトサイドインで返りが遅いスライサー」かで、合う/合わないが分かれます。

アッタスキングがスライサーに向くケース

  • ヘッドスピードが40以上あり、ミート率が良い人
    →先端の安定性がミスの幅を減らし、右への曲がり幅が小さくなる
  • 引っかけが怖くてフェードに逃げているタイプ
    →左を消して振れるため、結果的にスライスが減る
  • 右へプッシュアウトするミスが多い人
    →元調子でタイミングが取りやすく、戻りすぎず適度につかまる

スライサーに合わないケース

  • HSが38以下で返りが弱いスライサー
    →しなり戻りの力が足りず、右へ滑る可能性
  • シャフトのしなり感がないと振れない人
    →アッタスキングの剛性感を使いこなしにくい

スライサーが使う際の注意点

  • トルクは少し高めを選ぶ(3.7〜4.2)
  • フレックスは硬くしすぎない
  • 中立〜捕まりやすいヘッドと組み合わせる
  • ロフトは適正〜やや多めに

この条件を満たすと、アッタスキングは「右へ抜けるミスを減らしてくれるシャフト」として機能します。

詳細解説

アッタスキングは“左へ行きにくい”特性を持つ反面、返りが遅いスライサータイプにはそのままでは効果が出にくいことがあります。しかし、トルクやフレックスを適切に選び、ヘッド側にもつかまりすぎない設計を合わせれば、インパクトでのフェース角が安定し、スライスの大きな原因となる“フェースの開き”が抑制されます。特にHS40前後のスライサーにとっては、アッタスキングが持つ直進性が曲がり幅の縮小に貢献し、適切なフィッティングさえ行えばむしろメリットが大きくなるシャフトです。

アッタスキングに合うヘッドまとめ

アッタスキングはシリーズの中でも「しなり戻りの強さ」「インパクト前後の加速感」「自然なつかまり」を特徴とするシャフトであり、多くの現行ドライバーヘッドと相性が良いモデルです。ただし、どんなヘッドでも万能というわけではなく、ヘッド形状・内部重心設計・スピン量特性によってパフォーマンスが大きく変わります。ここではアッタスキングが本来の性能を最も発揮しやすいヘッドタイプを総括し、40〜48m/s帯のユーザーがどのように組み合わせれば最も効率良く飛距離を伸ばせるのかを整理していきます。

■相性の良いヘッドの基本条件

アッタスキングが強みを発揮するヘッドの特徴は次の4つです。

  1. 中〜低スピン設計のヘッド
  2. 直進性の高い高慣性(MOI)ヘッド
  3. フェースが強く球離れが速いヘッド
  4. 適度につかまり補助があるヘッド

キングはシャフト自身が「つかまり」を持っているため、極端につかまり強いヘッドに装着するとフック傾向が強まる場合があります。そのため、スピン量が抑えめで直進性が高いヘッドとの組み合わせが、最も安定しやすい傾向があります。

■ヘッドタイプ別の相性整理

・低スピン・強フェースヘッド

アッタスキングは中間部〜先端側の返りが強いため、低スピンヘッドと組むと“吹き上がらずに強い中弾道”が出しやすく、最も飛距離が伸びる組み合わせです。
45m/s前後のユーザーはとくに恩恵が大きく、球を押し込む力が増してランが伸びます。

・高慣性MOIヘッド

MOIが高く直進性を重視したヘッドは、打点のズレに強いという特徴があります。そこにキングの「戻りの強さ」が合わさることで、ミスヒット時のバラつきが小さくなり、方向性が安定します。とくに40〜43m/s帯のゴルファーは“ミスが出にくくなる体感”が強いです。

・ややつかまりが控えめなヘッド

キング単体で十分につかまるため、ヘッド側で極端な補正が不要です。
つかまり弱め~ニュートラルのヘッドを選ぶことで、左のミスを抑えつつ自然なドロー回転が得られます。

■ヘッドスピード別の推奨組み合わせ

●ヘッドスピード40〜42m/s
  • つかまりを補助するニュートラル寄りのヘッド
  • 高慣性でアシストがあるモデルが扱いやすい
  • 5Sや5SRとの組み合わせがとくに安定

「やさしいヘッド × キング」の組み合わせはキャリーの伸びに直結します。

●ヘッドスピード43〜45m/s
  • 低スピン〜中スピンのモデルと相性抜群
  • 前に強い中弾道で飛距離が伸びる
  • 6S・5SXがハマりやすい帯域

この帯域のゴルファーが最もキングの性能を体感できるレンジです。

●ヘッドスピード46〜48m/s
  • フェースの強さを優先したヘッド
  • つかまり過ぎを避けるため、ヘッド側は中立〜やや逃げる形状がベスト
  • 5Xや6Sの組み合わせが方向性の安定を高める

左を完全に消したいプレーヤーには特にこの組み合わせが向きます。

■アッタスキングが合いにくいヘッド

  • 極端につかまるヘッド:フックしやすくなる
  • 高スピン設計のヘッド:吹き上がりやすく距離ロス
  • 重心が浅すぎるヘッド:捕まらず右に逃げやすくなる

これらはキングの特性とぶつかりやすいため、扱いが難しくなります。

■総合まとめ

アッタスキングは“シャフト側につかまり性能がある”という設計思想を持つため、低スピン・高慣性・ニュートラル寄りのヘッドとの組み合わせが最もバランスが良く、幅広いヘッドスピード帯で最大の性能を引き出せるシャフトです。とくに「右に逃げるミスが多い」「フェードが強すぎる」「球が弱い」というプレーヤーは、キングと低スピンヘッドの組み合わせで弾道が劇的に変わるケースが多い傾向があります。
40〜48m/sのゴルファーまで幅広く対応するため、初めてのカスタムシャフトとしても選びやすい完成度を備えています。

アッタスキング合うヘッドで見極める最適な組み合わせと選び方
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