スピーダーエボリューション6振動数評価徹底解説

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近年のゴルフクラブシャフトの中でも、藤倉コンポジットが展開する「スピーダー エボリューション」シリーズは多くのゴルファーから支持を集めています。その中で6代目にあたる「スピーダー エボリューション6」は、叩ける弾き系シャフトとして注目されました。

本記事では、実際の評価やFWでの使用感、捕まり具合やスライスの影響、そしてゴルファーが特に気になる「振動数」について詳細に解説します。さらにスペックごとの数値や569・661などのモデル比較、SRや7シリーズの振動数も取り上げ、趣味としてゴルフを楽しむ方が自分に合ったシャフトを見極められるように徹底的に掘り下げていきます。

記事の内容一覧

  1. スピーダーエボリューション6の評価
  2. FW
  3. 捕まらないのか?
  4. スライス
  5. スピーダーエボリューション6振動数
  6. SRの振動数
  7. スピーダー569と661
  8. 7の振動数
  9. スピーダーエボリューション6振動数まとめ

目次

スピーダーエボリューション6振動数と評価を徹底解説

スピーダー エボリューション6は、弾き感と安定性を兼ね備えたシャフトで、多くのアマチュアからツアープロまで幅広く使用されています。この記事では、使用感や評価、FWでの適性、捕まりやスライス傾向などを整理するとともに、シャフトの硬さを数値で判断する「振動数」をモデル別に詳しく解説します。569・661・757といった重量帯の違いや、SR・Sといったフレックス別の数値も紹介し、ゴルファーが自分に最適な選択をするための情報を提供します。

スピーダーエボリューション6の評価

スピーダー エボリューション6は2018年に登場したモデルで、藤倉コンポジットが手掛ける「スピーダー」シリーズの第6世代に位置づけられます。歴代シリーズはそれぞれ特徴が異なり、初代から順に弾き感や粘り感のバランスが変化してきました。その中でエボリューション6は「叩いても左に行きにくい」という設計思想が特徴です。先端剛性を高め、強いインパクトにも耐えられるため、ヘッドスピードが速いゴルファーでも安心して振り切れる性能を持っています。

アマチュアゴルファーの評価として多く見られるのは「しっかり感があるが振り抜きやすい」という意見です。軽量モデルの569シリーズは幅広い層に使いやすく、661や757といった重量帯はヘッドスピードが速めの上級者向けとして人気があります。特に569は飛距離性能と操作性のバランスが良いとされ、多くのユーザーから高評価を得ています。

また、プロの使用例としては、男子ツアーだけでなく女子ツアーでも採用が見られます。女子プロは569を選ぶことが多く、男子プロは661や757を好む傾向があります。これは重量帯と剛性の違いによって、自分のスイングタイプに合ったモデルを選択しているためです。

さらに、弾道傾向に関しては「中弾道から高弾道」を打ちやすい点が評価されています。強弾道で風に負けないボールを打ちたいゴルファーにとって、エボリューション6は信頼できるシャフトといえるでしょう。

他モデルとの比較

・エボリューション5:より粘り感が強く、スインガー向け。
・エボリューション7:より先端がしなり、捕まりが良い。
・エボリューション6:叩けるシャフトで直進性が高い。

このようにシリーズの中で比較しても、6は「安定性」と「叩ける安心感」が際立っており、しっかり振りたい人に最適なシャフトです。


FW

スピーダー エボリューション6はドライバー専用に限らず、フェアウェイウッド(FW)に装着しても高い評価を得ています。FWはドライバーよりも長さが短く、芝の上から直接打つ場面が多いため、求められるシャフト特性は少し異なります。特に安定したインパクトと、芝からボールを拾いやすい弾道特性が重要になります。その点でエボリューション6は、FW用としてもバランスの良さが際立っているのが特徴です。

FWでの使用感

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FWに装着した場合、多くのユーザーが「直進性が高く、方向性が安定する」と評価しています。ドライバーと同じく先端剛性が強めに設計されているため、地面から打つ時でもヘッドのブレを抑えて、しっかりとミートしやすい特性があります。ドライバー用では振り切っても左に行きにくいという特徴がそのままFWにも活きており、引っかけを嫌うプレーヤーに安心感を与えます。

また、エボリューション6のFWは弾道が「やや中弾道」に出やすく、スピン量も安定する傾向があります。特に3Wや5Wのショットではキャリーとランのバランスが良く、飛距離を稼ぎながらも狙ったエリアにボールを落とせる点が大きな魅力です。

重量帯別の適性

FWでの重量選びも重要です。

  • 569シリーズ:FW用として幅広い層に適応し、打ち出しが高く球も上がりやすい。女性やシニアでも扱いやすい。
  • 661シリーズ:方向性重視で、ヘッドスピードが速いゴルファーに向く。特に3Wでティーショットする機会が多いプレーヤーに最適。
  • 757シリーズ:重量が重くハードヒッター向け。球筋を操作しながら強い弾道で狙いたい上級者に選ばれる。

このようにFWでの選択肢も多く、自分のプレースタイルやヘッドスピードに応じてモデルを選ぶことができます。

プロの使用例

ツアープロのセッティングを見ても、FWにエボリューション6を入れているケースは少なくありません。ドライバーと同じモデルをFWに入れることでスイングテンポが揃いやすく、違和感なくショットができるという利点があります。また、FWをセカンドショットの武器として多用する選手にとって、直進性と安定感のあるエボリューション6は大きなメリットになります。

FWに入れるメリットまとめ

  • 芝の上からでも安定した方向性を確保
  • 捕まりすぎず、引っかけのリスクが少ない
  • 中弾道でキャリーとランのバランスが良い
  • ドライバーと同じシャフトにすることでスイングテンポが安定

このように、FWでも高いパフォーマンスを発揮するのがスピーダー エボリューション6の強みです。特に方向性の安定を重視するゴルファーや、ドライバーとFWの一貫性を大切にしたいプレーヤーにとって最適な選択肢となります。


捕まらないのか?

スピーダー エボリューション6について語られる際に多くのゴルファーが口にするのが「捕まらないのではないか?」という疑問です。シリーズの設計コンセプトが「左へのミスを減らす」ことにあるため、捕まりが弱い印象を持たれることが少なくありません。しかし実際には「捕まらない=右にしか行かない」という意味ではなく、「必要以上に左へ曲がらない安心感」が強いというのが正しい評価です。

設計思想と捕まり具合

エボリューション6は先端剛性を高めた設計となっており、インパクトでのヘッド挙動が安定しています。このため、スイングが多少荒れてもヘッドが過剰にターンすることがなく、引っかけのミスが出にくいという特徴があります。その結果として「捕まりすぎない=捕まらない」と表現されるケースが多いのです。実際には、ミート率が良ければ真っ直ぐに近い弾道を打つことができ、適度に捕まる動きも備えています。

ゴルファータイプ別の評価

  • フッカー(左へのミスが多い人)
    捕まりすぎを抑えてくれるため、安心して叩ける。エボ6の設計意図と最も合致するプレーヤー層。
  • スライサー(右へのミスが多い人)
    左に行きにくい設計はスライス傾向を助長する可能性がある。ただし、ヘッドスピードが十分ある場合は直進性が増す。
  • ニュートラル系
    左右どちらのミスも出るタイプにとっては、方向性の安定に寄与しやすい。

このように、ゴルファーの持つスイング傾向によって「捕まらない」と感じるか「安定する」と感じるかは大きく変わります。

他モデルとの比較

スピーダーシリーズの中で捕まり具合を比較すると以下のようになります。

モデル捕まりやすさ特徴
エボリューション5やや捕まる粘り系、操作性重視
エボリューション6捕まりすぎない左へのミスを抑制、直進性
エボリューション7捕まる先端が走り、つかまり性能が高い

この表からも分かるように、エボ6はシリーズの中で「ニュートラル寄り~やや捕まりを抑える」というポジションに位置しています。

捕まりを補う工夫

もしエボリューション6を使って「捕まらない」と感じた場合、いくつかの対策を取ることができます。

  1. ロフト角を増やす:フェースを立てすぎない設定にすることで、自然にボールがつかまりやすくなる。
  2. グリップの握りを調整:ストロンググリップ気味にすることで、インパクトでフェースが返りやすくなる。
  3. 重量帯を軽めにする:569を選択すれば振り抜きが良くなり、つかまりを補える。
  4. ヘッド選びを工夫:つかまり性能が高いドライバーヘッドと組み合わせるとバランスが取れる。

まとめ

「捕まらない」という評価は必ずしもマイナスではなく、「引っかけが出にくい」というポジティブな意味で語られることが多いのがスピーダー エボリューション6です。左への大きなミスを恐れずに、安心して叩けるのがこのシャフトの最大の魅力であり、ゴルファーのスイングタイプに合わせて使いこなせば、高い直進性と安定感を実感できます。


スライス

スピーダー エボリューション6を語る際、スライスとの関係は多くのゴルファーが気にするポイントです。なぜなら、このシャフトは「捕まりすぎない設計」であるため、スライス持ちのゴルファーにとってはさらに右に行くのではないかと懸念されるからです。しかし、実際にはシャフトの特性とスイングタイプの組み合わせ次第で結果は大きく変わります。ここでは、エボリューション6がスライスに与える影響と、その対処法を詳しく解説します。

スライスが出る仕組み

スライスは、インパクト時にフェースが開いた状態で当たることで生じる右回転のスピンが原因です。ゴルファーがスライスを打ってしまう要因は大きく以下の3つに分類されます。

  1. アウトサイドイン軌道:クラブが外側から入ることでフェースが開きやすい。
  2. フェースの開き:スイング中にフェースを閉じられず、インパクトで右を向いている。
  3. スイングスピード不足:ヘッドスピードが足りず、シャフトがしなって戻る力が発揮されない。

エボリューション6とスライス傾向

エボリューション6は先端剛性を高めた設計であり、フェースの返りを抑える方向に働きます。そのため、スライス傾向の強いゴルファーが使うと、捕まりにくさが助長されて右に出る可能性があります。特に569よりも661や757の重量帯はしっかり感が強く、ヘッドスピードが十分でなければフェースが返らずにスライスが出やすくなることがあります。

一方で、スイングが安定しているゴルファーにとっては「左へのミスが減る」というメリットの方が大きく、直進性の高い弾道を打ちやすくなります。このため、同じ「スライサー」でもスイングタイプやヘッドスピードによって評価は分かれます。

スライス対策の工夫

エボリューション6を使いながらスライスを抑えるためには、いくつかの方法があります。

  • フレックスの調整:Sでは硬すぎる場合、SRにすることでしなり戻りが増し、捕まりやすくなる。
  • 重量帯の選択:軽量の569を選べば振り抜きが良くなり、スイングスピードが不足している人でも球がつかまりやすい。
  • セッティング変更:ドライバーヘッドのロフト角を増やしたり、ウェイトをヒール寄りに設定することで捕まり性能を補える。
  • スイング改善:グリップをややストロングにしたり、インサイドアウト軌道を意識することでスライスを軽減できる。

他モデルとの比較

スライス対策を重視するなら、同じスピーダーシリーズの中ではエボリューション7の方がつかまり性能に優れています。エボリューション5も粘り感があり、スライスを抑える方向に働くことがあります。エボ6はあくまで「左へのミスを防ぐ」設計であり、「右へのミスを抑える」設計ではない点を理解しておくことが重要です。

まとめ

スピーダー エボリューション6は、確かにスライスが出やすい傾向を持つゴルファーにとっては注意が必要なシャフトです。しかし、適切な重量やフレックスを選択し、セッティングやスイングを工夫すれば、安定性と飛距離を両立させることが可能です。左へのミスを防ぎつつ、スライスをコントロールできるようになれば、エボリューション6の性能を最大限に活かせるでしょう。


スピーダーエボリューション6振動数

シャフトの性能を数値で判断する上で重要な指標となるのが「振動数」です。振動数とは、シャフトの硬さを定量的に表した数値であり、一般的にクラブのグリップ側を固定し、ヘッド側を揺らした際の1分間の振動回数(cpm: cycles per minute)で示されます。

数値が高いほどシャフトは硬く、低いほど柔らかいと判断されます。スピーダー エボリューション6の振動数を把握することは、自分に合ったフレックスや重量帯を選ぶうえで欠かせません。

スピーダーエボリューション6の振動数目安

エボリューション6は569、661、757といった重量帯と、R、SR、S、Xといったフレックスの組み合わせが存在します。実際の測定値はクラブの長さや組み合わせるヘッドによって変わりますが、一般的なドライバー(45.5インチ前後)での参考値は以下の通りです。

モデルフレックス振動数(cpm)目安
569 SR約240前後中間的な硬さで幅広い層向け
569 S約250~255ヘッドスピード42m/s以上に適性
661 S約260~265強めの叩きに対応、HS45m/s以上
661 X約270以上ハードヒッター専用
757 S約265~270重量感と剛性を求める上級者向け
757 X約275以上ツアープロ仕様レベルの硬さ

これらの数値はあくまで目安ですが、一般的に「1インチ長さが変わると約10cpm変化する」ともいわれます。つまり45インチで250cpmなら、46インチにすると約240cpm程度になる計算です。

振動数の捉え方

振動数は「硬さ」の基準であると同時に、ゴルファーにとっては「振り心地」に直結します。数値が高い(硬い)シャフトはしなりが少なく、ヘッドのブレを抑えて強い球を打てますが、ヘッドスピードが足りないとボールが上がらず右に出やすくなります。逆に数値が低い(柔らかい)シャフトはしなり戻りが大きく、ボールがつかまりやすいですが、強く叩くと左に引っかかるリスクも増えます。

エボリューション6は「叩ける」設計思想から、同じ重量帯でも振動数はやや高めに設定されています。これにより、しっかり振っても安定した挙動を示し、左へのミスを防ぐ働きがあります。

他シャフトとの比較

例えば同じ569Sでも、エボリューション5は245~250cpm程度に対し、エボリューション6は250~255cpm程度と、やや硬めです。これにより「弾き感が強く、左に行きにくい」という打感が生まれています。同シリーズのエボリューション7は逆に245前後まで落とし、つかまりの良さを重視しています。

振動数測定の重要性

ゴルファーが自分に合ったシャフトを選ぶ際には、単に「Sだから硬い」「SRだから柔らかい」といったラベルだけで判断するのではなく、実際の振動数を測定して基準にすることが推奨されます。ショップによっては振動数を公表しているところもあり、自分のクラブと比較しながら適正を確認できます。

まとめ

スピーダー エボリューション6は、シリーズの中でも振動数が高めに設定された「叩けるシャフト」です。自分のヘッドスピードやスイングテンポに応じて適切な重量・フレックスを選ぶことで、直進性と飛距離性能を最大限に発揮できます。特に「安定した硬さを求めるゴルファー」にとって、振動数の数値は選択の大きな基準となるでしょう。


SRの振動数

スピーダー エボリューション6の中でも、特にアマチュアゴルファーから人気が高いのが「SRフレックス」です。SRは「S(Stiff)とR(Regular)の中間」に位置する硬さであり、一般的にヘッドスピード40m/s前後のプレーヤーに最適とされています。では、具体的にエボリューション6のSRフレックスの振動数はどの程度で、どのような特性を持っているのでしょうか。

SRの振動数目安

一般的な45.5インチのドライバーに装着した場合、スピーダー エボリューション6 SRの振動数はおおよそ以下のようになります。

モデルSRの振動数 (cpm目安)特徴
569 SR約240前後中間的な柔らかさで幅広い層に対応
661 SR約250前後しっかり感がありHS43m/s前後向け
757 SR約255~260重量感を活かした安定性、体力に自信あるゴルファー用

この数値を見ると、SRといえども重量帯によって振動数が大きく変わることが分かります。569 SRは柔らかめで球が上がりやすく、スイングスピードがやや遅めのプレーヤーにも適応します。一方で661 SRや757 SRは、数値的にSフレックスに近い硬さを持つため、「SRでも意外と硬い」と感じるゴルファーも少なくありません。

SRのメリット

SRフレックスの最大の利点は「適応範囲が広い」点です。Rでは柔らかすぎて振り遅れを感じるが、Sでは硬すぎて球がつかまらない、という中間層にフィットします。特に以下のようなプレーヤーに向いています。

  • ヘッドスピードが40~43m/s程度
  • ドライバーの飛距離が200~230ヤード前後
  • ミート率は良いが、左へのミスが怖くてSを選びにくい人
  • FWやUTでも同じフィーリングで使いたい人

エボリューション6 SRは、柔らかさが適度に残っているため球の捕まりが良く、スライス傾向を軽減する効果もあります。また、弾道はやや高めになりやすく、キャリーを稼ぎたい人にとって有利です。

注意点と選び方

ただし、SRを選ぶ際には注意点もあります。

  1. 重量帯の確認:569 SRは柔らかく万人向けですが、661 SRは実際には「やや硬め」で、S寄りのフィーリングになることもある。
  2. スイングタイプ:速いテンポで叩きにいくタイプは、SRだとタイミングが合わず左に出やすい。逆にスインガータイプには適合しやすい。
  3. 振動数差の理解:同じ「SR」でも、569 SRと661 SRでは約10cpmの差がある。自分の体力とスイングリズムに合ったモデルを選ぶことが重要。

実際の使用感

アマチュアゴルファーの口コミでは、569 SRを選んだプレーヤーは「振り抜きやすく、飛距離が伸びた」と評価する声が多く見られます。一方で、661 SRを試した人の中には「思ったより硬くて、Sとあまり差を感じない」という意見もあります。つまり、SRだからといって必ず柔らかいわけではなく、重量帯によって性格が変わるのがエボリューション6の特徴といえます。

まとめ

スピーダー エボリューション6のSRは、幅広いゴルファーが扱いやすいフレックスですが、その振動数は重量帯によって大きく異なります。569 SRは柔らかめで扱いやすく、スライスを抑えて球を上げたい人に最適。一方、661 SRや757 SRは数値的に硬めで、S寄りの感覚になる場合もあります。自分のヘッドスピードやスイングタイプを正しく理解し、振動数を基準に選ぶことで、SRの魅力を最大限に活かすことができるでしょう。


スピーダー569と661

スピーダー エボリューション6のラインナップの中でも、特に人気が高いのが「569」と「661」です。この2つは重量帯が異なるモデルであり、それぞれターゲットとなるゴルファー層や使用感に明確な違いがあります。どちらを選ぶべきか迷うゴルファーは多いため、ここでは569と661の振動数の違いや特性、適性を詳しく解説していきます。

スペック比較

まずは基本的なスペックの違いを整理してみましょう。

モデル重量 (Sフレックス)振動数目安特徴
569 S約59g前後250~255cpm軽量で扱いやすく幅広い層に対応
661 S約66g前後260~265cpm中重量で叩けるゴルファー向け

この表から分かる通り、661は569に比べて重量が約7g程度重く、振動数も10cpm前後高い傾向にあります。この差は振り心地や弾道に大きな影響を与えます。

スピーダー569の特徴

569シリーズはエボリューション6の中でも最も幅広い層に対応するモデルです。重量が軽めで振り抜きやすく、特にヘッドスピード40m/s前後のアマチュアゴルファーに適しています。

  • メリット
    • 振動数が控えめで、しなり戻りが適度にあるため球がつかまりやすい
    • ボールが上がりやすくキャリーを稼ぎやすい
    • 女性やシニア、スインガータイプのゴルファーでも扱いやすい
  • 注意点
    • ハードヒッターが使うと、しなりすぎて左に行きやすい
    • 強く叩くスイングでは弾道が安定しない場合がある

総じて、569は飛距離性能とやさしさを求めるプレーヤーに向いています。

スピーダー661の特徴

661シリーズは中重量帯で、叩いて飛ばしたいゴルファー向けのモデルです。振動数が高く剛性感があるため、ヘッドスピードが速め(43~47m/s程度)のプレーヤーに適しています。

  • メリット
    • 直進性が高く、強いインパクトでもブレにくい
    • 弾道が中弾道になりやすく、風に強い球が打てる
    • 左へのミスを嫌うハードヒッターに安心感がある
  • 注意点
    • スイングスピードが足りないと、球が上がらず右に出やすい
    • 体力やリズムが合わないと硬すぎて振りにくさを感じる

569と661の選び方

569と661の選択は、ゴルファーのヘッドスピードとスイングタイプに大きく依存します。

  • ヘッドスピード40m/s前後 → 569が適正
  • ヘッドスピード45m/s以上 → 661が適正
  • スインガータイプ(大きなスイングで振る) → 569向き
  • ヒッタータイプ(強く叩くスイング) → 661向き

また、FWに入れる場合は569を選ぶと球が上がりやすく、661を選ぶと方向性が安定しやすいといった特徴もあります。

実際の使用例

アマチュアでは569を選ぶ人が多く、その理由は「楽に振れる」「ボールが上がる」という安心感です。一方、男子ツアープロや上級者は661を選ぶケースが目立ち、強い球で攻めたいプレーヤーに支持されています。

まとめ

スピーダー エボリューション6の569と661は、同じシリーズでありながら性格が大きく異なります。569は幅広い層に対応し、やさしく飛ばせるモデル。661はしっかり叩きたいゴルファー向けで、安定性と強弾道が魅力です。自分のスイングスピードやプレースタイルを基準に選ぶことで、それぞれの性能を最大限に引き出せます。


7の振動数

スピーダー エボリューション6シリーズの中でも「7」番台は重量帯が重いモデルにあたり、661よりもさらにしっかりしたフィーリングを求めるゴルファーに向けられています。7シリーズの代表例としては「757」があり、ツアープロや競技志向の上級者に支持されています。このセクションでは、スピーダー エボリューション6 7シリーズの振動数と特徴を詳しく解説していきます。

7シリーズの基本スペックと振動数

まずは代表的な「757」の振動数目安を見てみましょう。

モデルフレックス振動数目安 (cpm)特徴
757 SR約255~260S寄りのしっかり感、体力があるアマチュアに対応
757 S約265~270ハードヒッター向け、強弾道を実現
757 X約275前後ツアープロ仕様、極めて硬く安定感抜群

569や661と比べると、7シリーズは振動数が一段階高く、重量も70g台に設定されているため、総合的に「硬い・重い・安定」という特徴を備えています。

7シリーズのメリット

7番台の最大の強みは「安定感と方向性」です。重量が重いためスイング中に軌道がブレにくく、特に叩きにいった時でもヘッドが暴れにくいという利点があります。

  • メリット1:方向性の安定
    軽量シャフトで起こりやすい「振り遅れ」や「暴れ」が少なく、強いインパクトを実現できます。
  • メリット2:強弾道
    中弾道からやや低めの弾道になりやすく、風に強いショットが打てます。特に競技ゴルフで風を計算に入れる場面では有効です。
  • メリット3:叩いても左に行かない
    硬く重いため、フックを嫌うプレーヤーに安心感を与えます。

注意点

ただし、7シリーズを選ぶ際には以下の点に注意が必要です。

  1. ヘッドスピードが必須 振動数が高く重量もあるため、HS45m/s以上は欲しいところ。これ以下では球が上がらず、右へのミスが増える可能性があります。
  2. 体力面への負担 1ラウンドを通じて重いシャフトを振り続けるには、相応の体力が必要。特にシニアや非力なゴルファーには不向きです。
  3. タイミングの取り方 硬さと重さのため、切り返しが速いスイングやリズムの乱れに影響を受けやすい。正確なスイングテンポが求められます。

実際の使用感

757 Sを使用する上級者からは「風に負けない力強い弾道が出る」「思い切り叩けるのが魅力」という評価が多く寄せられています。ツアープロの中でも、安定性を重視する選手が選ぶ傾向にあります。一方でアマチュアゴルファーの口コミには「硬すぎて球が上がらない」「体力的にきつい」といった声も少なくなく、選び方を誤ると逆効果になることもあります。

569・661との比較

  • 569:軽量で柔らかく、幅広い層に対応。
  • 661:中重量で叩ける、バランス型。
  • 757:重量級で安定性重視、ハードヒッター専用。

このように、同じエボリューション6でも569・661・757では性格が大きく異なり、特に7シリーズは完全に上級者向けの仕様といえます。

まとめ

スピーダー エボリューション6の7シリーズは、振動数が高く重量もあるため、ヘッドスピードが速く体力に自信のあるハードヒッターに最適なシャフトです。方向性と弾道の安定感に優れ、競技志向のゴルファーには大きな武器となります。ただし、スペックが高い分、扱いを誤ると飛距離やミート率を損なう恐れがあるため、自分のスイング特性を見極めて慎重に選ぶ必要があります。


スピーダーエボリューション6振動数まとめ

ここまで解説してきたスピーダー エボリューション6の各モデルと振動数の特徴をまとめると、シャフト選びの指針が明確になります。エボリューション6は569、661、757と重量帯が分かれており、フレックスごとの振動数も異なるため、自分のヘッドスピードやスイングタイプに合わせて選ぶことが重要です。

モデルごとの振動数と特徴

  • 569シリーズ
    軽量で振動数も控えめ(R:約230cpm、SR:約240cpm、S:約250cpm)。スイングスピード40m/s前後のゴルファー向きで、振り抜きやすく球が上がりやすいのが特徴です。アマチュアや女性、シニア層にも扱いやすく、やさしさ重視のモデルといえます。
  • 661シリーズ
    中重量で振動数がやや高め(SR:約250cpm、S:約260cpm、X:約270cpm)。ヘッドスピード43~47m/s程度の中級者~上級者向けで、叩いて飛ばすことができ、方向性も安定します。569より剛性があるため、フックや左へのミスが抑えやすく、強い弾道を打ちたいゴルファーに最適です。
  • 757シリーズ(7番台)
    重量級で振動数が高い(SR:約255~260cpm、S:約265~270cpm、X:約275cpm)。ハードヒッターやツアープロ向けで、方向性の安定と強弾道を重視。ヘッドスピードが速く、体力に自信のあるゴルファーに最適ですが、スイングが合わない場合は逆効果になる可能性があります。

フレックス別の振動数の特徴

  • R(Regular):柔らかめでしなりが大きく、球がつかまりやすい。スイングスピードがやや遅めの人向け。
  • SR(Stiff Regular):RとSの中間で扱いやすく、幅広いゴルファーに適応。569 SRはやさしさ重視、661 SRはS寄りの硬さ。
  • S(Stiff):硬めで直進性と安定性が高く、ヘッドスピードがある人向け。661 Sや757 Sは叩ける設計。
  • X(Extra Stiff):非常に硬く、上級者やツアープロ向け。757 Xは飛距離より安定性重視。

選び方のポイント

  1. ヘッドスピードで判断 40m/s前後 → 569 R/SR 43~47m/s → 661 S/X 48m/s以上 → 757 S/X
  2. スイングタイプを考慮 スインガー → 569で球をつかまえやすく ヒッター → 661や757で安定性と弾道を重視
  3. 目的に合わせた選択 飛距離重視 → SRやSで球がつかまりやすいモデル 方向性重視 → 661や757で硬めのシャフト

総括

スピーダー エボリューション6の振動数は、単に硬さを示す数値ではなく、ゴルファーのスイングタイプやヘッドスピードに応じた最適な選択を導く指標です。569・661・757という重量帯とR・SR・S・Xのフレックスの組み合わせにより、初心者から上級者まで幅広く対応できる点がシリーズの強みです。自分のヘッドスピードや目的を正確に把握し、振動数を基準にモデルとフレックスを選ぶことで、飛距離、方向性、弾道の安定性を最大限に引き出すことができます。

スピーダー エボリューション6は、振動数を理解し適切に選ぶことで、ゴルファーに「安心感」と「飛距離性能」を同時に提供するシャフトであることが分かります。これにより、ドライバーだけでなくFWやUTでも統一感のあるショットが可能となり、スコアアップにつなげることができます。


スピーダーエボリューション6振動数評価徹底解説
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