
スライスに悩むゴルファーの多くが、クラブの構造や調整方法を見直すことでショットの安定性を手にしています。
特にキャロウェイの「カチャカチャ」と呼ばれるアジャスタブル機構は、フェース角やライ角、ロフト角を簡単に調整できる優れものです。
本記事では、スライスを抑えるためのキャロウェイクラブの具体的な調整法やおすすめ設定を詳しく解説します。
記事の内容一覧
- キャロウェイのカチャカチャの調整方法
- ユーティリティのスリーブ調整方法
- カチャカチャのおすすめ
- キャロウェイのカチャカチャでスライス
- ライなくは何度変わるのか
- レンチ
- スリーブのフェース角
- エピックの調整方法
- キャロウェイカチャカチャのスライスまとめ
キャロウェイカチャカチャでスライスを改善する方法

キャロウェイのカチャカチャ機構を使えば、スライスの原因となるフェースの開きやインパクト時のクラブ角度を調整できます。この記事では、調整の仕組みや各モデルでの違い、ユーティリティやドライバーごとの具体的な活用法まで解説します。
キャロウェイのカチャカチャの調整方法
キャロウェイのクラブに搭載されているアジャスタブルホーゼル、通称「カチャカチャ」は、ロフト角とライ角を複数パターンから選んで調整可能なシステムです。
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ホーゼル部分に印字された「N」「D」「S」「+1」「-1」などのマークがそれぞれの設定を示しており、組み合わせによって弾道の高さや曲がり方に影響を与えます。例えば、「D」ポジションに設定するとドローバイアスがかかり、スライスの抑制に有効です。
設定は専用のレンチで行い、ロックを外してヘッドを回転させ、再度固定するだけ。モデルによって設定の種類や位置が若干異なるため、取扱説明書を参照することも重要です。
調整項目の例
- ロフト角:±1〜2度変更可能
- ライ角:スタンダード〜アップライト
- フェース角:ドロー寄り〜フェード寄り
スライスとは?
スライスとは、ボールが飛び出した後に大きく右方向へ曲がる弾道のことを指します(右利きゴルファーの場合)。スライスはアマチュアゴルファーに最も多いミスのひとつで、飛距離が落ちるだけでなく、フェアウェイを大きく外れOBになってしまうリスクも高くなります。
スライスの主な原因
- フェースが開いたままインパクトする
- アウトサイドインのスイング軌道
- 体の開きが早い
- グリップがウィークすぎる
- クラブが適切にボールをつかまえられていない
フェースが開いてインパクトを迎えると、ボールに右回転(サイドスピン)がかかり、空中で右に曲がるスライスになります。スイング軌道もアウトサイドインになっていると、ボールの飛び出しは左に出て、そこから右に大きく曲がる「プルスライス」になることも。
スライスを防ぐ基本対策
- フェース角をクローズ気味にセット
- グリップを少しストロングに変更
- インサイドからクラブを下ろす意識
- 体の開きを抑えて腰から始動する
スライスが出てしまうのはクラブやスイングだけでなく、アドレスやスタンスなどの「構え」も関係している場合が多くあります。そのため、「キャロウェイのカチャカチャ」でフェース角やライ角を調整しながら、自身のスイング傾向に合ったポジションを探ることが大切です。
用語の補足
- フェースが開く:インパクト時にクラブフェースが目標より右を向いている状態
- アウトサイドイン:ダウンスイング時にクラブが体の外側から入り、内側へ抜けていく軌道
キャロウェイの調整機能をうまく使えば、スライスを機械的に軽減させることが可能です。スイング改善と併用して、理想のドローやストレートボールを目指しましょう。
ユーティリティのスリーブ調整方法
ユーティリティにもカチャカチャ構造が搭載されているモデルがあり、これを活用することでより操作性の高いクラブへと調整が可能です。特にロフト角の調整により、キャリーの距離感を微調整できるため、長めのショットやグリーンを狙う場面で有利になります。設定は基本的にドライバーやフェアウェイウッドと共通で、「N-S」「D-S」などのスリーブ表示に従い、ドローやフェードを打ち分ける補助ができます。スライス対策としては、「D」またはアップライト設定にするのが有効です。
ユーティリティ設定時のポイント
- ロフトを1度増加 → 高弾道&スピン増加
- ライ角をアップライトに → ボールのつかまり向上
- D設定 → フェースが閉じて構えられる
カチャカチャのおすすめ
スライスが多いプレーヤーには、キャロウェイの「ドローバイアス設定」が可能なモデルがおすすめです。たとえば、ローグST MAX DやパラダイムXなどは、元々スライス軽減に特化しており、そこにカチャカチャ調整を加えることでさらに弾道を安定させられます。初心者には視認性の高いスリーブデザインと、設定ミスが起こりにくいロック機構のモデルが適しています。
モデル別おすすめポイント
- ローグST MAX D:ドロー設計+調整可能
- パラダイムX:やや大きめのヘッドで安心感
- MAVRIK MAX:ボールのつかまりが良く初心者向け
キャロウェイのカチャカチャでスライス

スライスは、フェースが開いた状態でインパクトすることによって発生します。キャロウェイのカチャカチャ調整機構を活用すれば、このフェースの開きを抑え、よりつかまった弾道を実現できます。特に有効なのが、ドローポジション(D)やアップライト設定です。
これにより、クラブヘッドが自然と閉じた状態になり、ボールが左方向へとつかまりやすくなります。設定変更は「D-S」や「D+1」などが代表的で、ヘッドスピードに応じて微調整も可能です。
スライスを抑える具体的な設定
- ライ角をアップライトにする:フェースターンしやすくなり、右方向へのミスを軽減
- フェース角をクローズ気味に設定:「D」ポジションでドロー回転を促進
- ロフトを上げる:スピン量増加により、直進性のある弾道に変化
スライスの程度が強い場合は、スイング修正と合わせて調整を行うのが理想的です。ただし、調整で打球が劇的に変わることもあるため、実際に打ちながら微調整していくことが重要です。
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ライ角は何度変わるのか
キャロウェイのカチャカチャ機構では、ライ角の変更幅は最大で3度前後となります。たとえば、標準ライ角が58度のドライバーなら、設定によって60度前後までアップライトにすることが可能です。ライ角の変更は打ち出し方向とインパクトのつかまり具合に大きな影響を与え、スライスに悩むゴルファーにはアップライト化が効果的です。
ライ角の設定範囲(モデル例:ローグST MAX)
スリーブポジション | ライ角(参考値) |
---|---|
N | 58.0° |
N+1 | 59.0° |
D | 59.5° |
D+1 | 60.0° |
上記のように、最大で約2〜3度のライ角調整が可能です。1度の違いでも弾道に大きな差が出るため、フィッティング時に実打を通じて最適角度を探ることが重要です。
ライ角調整が効く理由

- ヘッドがインパクトでより地面と平行に近づく
- ボールの右回転が減少し、つかまりやすくなる
- 自然なドロー弾道を誘発しやすい
レンチ
キャロウェイの「カチャカチャ」調整を行うためには、専用のトルクレンチが必要です。このレンチはクラブ購入時に付属していることが一般的で、ヘッドとシャフトを接続しているホーゼル部分のネジを緩めたり締めたりするために使います。使用方法は非常にシンプルで、レンチをホーゼルのネジに差し込み、反時計回りに回してロックを解除、調整後に時計回りでカチッと音がするまで締めるだけです。
トルクレンチの使い方手順
- ヘッドをしっかり押さえる
- レンチを差し込んで反時計回りに回す(ロック解除)
- スリーブを希望のポジションに合わせて再装着
- 時計回りにカチッと音がするまで締める(ロック完了)
この「カチッ」という音は適正トルクに達した合図であり、それ以上回す必要はありません。過剰に締めつけたり、緩すぎる状態で使うと、クラブ破損や事故につながる可能性があるため、必ず音を確認しましょう。
レンチ使用時の注意点
- 他社製レンチはトルクが異なるため使用非推奨
- 締めすぎによるネジ山の破損に注意
- レンチ紛失時はキャロウェイ純正品を購入推奨
予備のレンチはゴルフショップやキャロウェイ公式サイトで入手可能です。万が一紛失した場合や、複数クラブを調整する際には予備があると安心です。
スリーブのフェース角
キャロウェイのカチャカチャ機構では、スリーブによってフェース角も変更可能です。フェース角とは、構えた際にフェースが開いて見えるか、閉じて見えるかを示す角度で、インパクト時の打ち出し方向やスピン軸に直接影響を与えます。スライス対策としては、フェース角をクローズ方向に設定することが効果的です。スリーブ設定で「D」や「+1」を選択することで、フェースが若干閉じて構えられるようになります。
スリーブ別フェース角変化の例
ポジション | フェース角の傾向 |
---|---|
N | ニュートラル(標準) |
D | ややクローズ(左向き) |
N+1 | クローズ気味+高弾道 |
D+1 | 最もクローズ+高弾道 |
このように、フェース角を調整することで打ち出し方向を安定させ、スライスを防ぐ効果が期待できます。ただし、フェース角とロフト角、ライ角は連動して変化するため、実打を通じて調整後の球筋を確認することが重要です。
フェース角調整のポイント
- クローズ設定でつかまりやすくなる
- 過度なクローズは左へのミスに注意
- スライス傾向が強い場合は「D+1」がおすすめ
エピックの調整方法
キャロウェイの「エピック(EPIC)」シリーズに搭載されている調整機構も、他のシリーズ同様に「カチャカチャ」式のアジャスタブルホーゼルを採用しており、ロフト角・ライ角・フェース角の調整が可能です。エピックシリーズではモデルによって異なる調整幅を持ちますが、基本的なスリーブ構造は統一されており、「N」「N+1」「D」「D+1」の4つの設定ができます。
特にスライスに悩むゴルファーには「D+1」ポジションが推奨されます。この設定にすることでフェースがクローズ気味になり、ライ角もアップライトに調整されるため、つかまりが良くなりスライスを抑える方向に働きます。
エピックシリーズ対応の主なモデル
- エピックフラッシュ
- エピックマックス
- エピックスピード
- エピックMAX LS
どのモデルも基本的な調整手順は同じであり、以下の手順で行います。
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調整手順
- トルクレンチでホーゼルのネジを緩める
- シャフトをスリーブから外す
- 希望の設定にスリーブを合わせる(例:「D+1」)
- シャフトを再度装着し、レンチで「カチッ」と音がするまで締める
調整例(エピックマックスドライバー)
設定 | 特徴 |
---|---|
N | 標準ポジション、直進性重視 |
N+1 | ロフトアップ+クローズ気味 |
D | ドローバイアス、つかまり重視 |
D+1 | 最大つかまり+高弾道 |
キャロウェイカチャカチャのスライスまとめ
キャロウェイのカチャカチャ調整機能は、スライスに悩むゴルファーにとって非常に有効なツールです。フェース角、ロフト角、ライ角の3要素を自分のスイングタイプや弾道傾向に応じて細かく調整できることで、スライスを抑え、理想的な弾道へと近づけることが可能です。
スライスを抑えるためのポイントまとめ
- フェース角をクローズに設定:「D」「D+1」がおすすめ
- ライ角をアップライトにする:つかまりが向上し、右方向への打ち出しを抑制
- ロフトを適度に上げる:スピン量を増やし、直進性をサポート
- スリーブ設定とスイングのバランスを意識:調整だけに頼らずスイング改善も併行
また、カチャカチャの調整は自分で簡単に行えるため、レンジやラウンド前に調整しながら最適な設定を見つけることも可能です。スライス対策だけでなく、弾道の高さやつかまりをコントロールしたいゴルファーにとっても非常に頼れる機構です。