アッタスダース評価を徹底解析した最新ガイド

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アッタス ダースは、その独自の挙動と高い完成度から多くのゴルファーに評価されている人気シリーズです。特に切り返しでの素直さや中間部の粘りが特徴で、扱いやすさと飛距離性能のバランスが高い点が魅力です。

本記事では、スペック・特徴・使用プロ・歴代比較・5X/5SXのヘッドスピード適性・フェアウェイウッドでの性能などを実測・データをもとにできる限り詳しくまとめています。

中古選びやスライサー向けの視点までカバーし、どのヘッドと相性が良いのかも深掘りしていきます。

記事の内容一覧

  1. アッタスダースのスペック
  2. 似たシャフト
  3. 使用プロ
  4. 歴代
  5. アッタスダース評価
  6. フェアウェイウッド
  7. 5Xと5SXのヘッドスピード
  8. 合うヘッド
  9. 中古
  10. スライサー
  11. アッタスダース評価まとめ

目次

アッタスダース評価の全体像

アッタス ダースの特徴は、中間部のしなり戻りの速さと安定性の高さによる「扱いやすさ」。ミート率を上げたい人や、切り返しでタイミングが合わせやすいシャフトを求めるゴルファーが好む傾向があります。歴代モデルとの比較でも、ダースは“癖が少ない”点が明確。5X/5SXのヘッドスピード帯、使用プロの傾向、フェアウェイウッドでの使われ方などを総合的に整理し、どんなゴルファーに最適かを分かりやすくまとめています。


アッタスダースのスペック

アッタス ダースは、UST Mamiyaが展開するシリーズの中でも中調子寄りの挙動を軸にしたモデルで、総重量・トルク・キックポイントのバランスが秀逸です。以下は市販されている代表的なフレックスの実測傾向を基にした詳細です。

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■ 重量帯とフレックス

一般的に展開されているのは 5、6、7 の重量帯で、

  • 5シリーズ:50g台後半
  • 6シリーズ:60g台中盤
  • 7シリーズ:70g台前半
    という構成が中心です。特に5S・5X・6S・6Xが流通量としては多く、アマチュアが選ぶ最頻パターンもこのあたりに集中します。

■ トルク値

アッタス ダースの特徴のひとつが トルク設定が適度であること
例えば5Sでは約4.0前後、5Xで約3.8前後、6Sで約3.5前後と、暴れすぎず、かといって硬すぎない絶妙な設定です。これにより球のつかまりすぎを抑えながら、中間部のしなり戻りを感じ取りやすい挙動になります。

■ キックポイント

中調子〜やや先中寄りで、ヘッドが返りすぎない範囲でつかまりを補助してくれるタイプ。
特に切り返しでタメを作るタイプのゴルファーはタイミングがとりやすく、ヘッドスピードを効率よくボールスピードに変換しやすい設計です。

■ 振動数の傾向

振動数は同重量帯のアッタスシリーズと比較して「標準〜やや低め」。
これにより“しなり感”が明確で、打ち出し角が上がりやすく、キャリーを伸ばしやすいのが特徴です。


似たシャフト

アッタス ダースは、“クセの少ない中間部のしなり”を特徴としているため、似ていると言われるシャフトは限られますが、フィーリングが近いと感じられやすいモデルはいくつか存在します。

■ テンセイ CK Pro オレンジ(中元調子系の安定感)

テンセイシリーズの中でもCK Pro オレンジは、手元がしっかりしていて中間部でしなり戻る挙動が似ています。アッタス ダースのほうがしなり量はやや大きく、球の上がりやすさも上。

■ スピーダー TR(中間部の粘りが近い)

スピーダーTRは、ダースと同じく中間部の剛性がほどよく、高速域での安定感が魅力。TRの方がややハードで叩けるタイプ、ダースはより幅広い層にフィットする柔軟な挙動。

■ ディアマナ TB(癖のない挙動)

TBシリーズは“直進性の高さ”が強いモデルで、ダースもそこに近い。
違いは“しなり感の量”で、ダースのほうが中間部の動きが感じやすく、アマチュアがヘッドの位置を把握しやすい。

■ ベンタスブルー(安定系の王道)

ベンタスブルーはVeloCoreの影響で先端剛性が高く、安定性は抜群。
ただし挙動の方向性が近い。柔らかめのフィーリングを求めるならダース、剛性を求めるならベンタスという選び分けになる。

このように似ているといわれるシャフトは多いものの、アッタス ダースは「しなり量」「タイミングの取りやすさ」「扱いやすさ」のバランスが独特で、完全に同等のモデルは少ないのが特徴です。


使用プロ

アッタス ダースは、UST Mamiya のシリーズの中でも扱いやすさと直進性のバランスが高く、多くのプロが実戦投入したことで知られています。特定のプロ名を挙げる場合は、実際にツアーで使用実績が確認されている選手のみとなりますが、アッタス ダースは幅広い層から採用されてきました。特にポイントとなるのは「癖の少ない挙動」で、スイングタイプを問わず扱える点がプロから支持されている理由です。

■ プロが評価する点

プロゴルファーがアッタス ダースを選ぶ最大の理由は、切り返しのタイミングが取りやすいという点にあります。スイングテンポが速いタイプでも、ゆっくり目のリズムでも、中間部が自然に戻る挙動により、ヘッドの位置を感じやすいという評価が多いモデルです。また、打ち出し角が安定しやすく、フェースの開閉を最小限に抑えやすいため、方向性の再現性が高まるという声もあります。

■ 番手別の傾向

ドライバーで採用するプロが最も多いものの、フェアウェイウッドにも採用されるケースがあり、これは中調子系の素直な挙動が特に芝の薄いフェアウェイからのショットで安定性を発揮するためです。フェアウェイウッドは先端の安定性が求められますが、ダースはその条件を満たしており、プロが番手を跨いで採用する理由となっています。

■ 実際のツアー使用例について

アッタスシリーズは長年ツアープロに採用されてきた実績があるため、ダースもツアーで一定の存在感を示してきました。中でも、ミート率を重視するタイプや、左右の曲がり幅を抑えたい選手に特に人気があります。スピン量を抑えつつも、弾道の高さはしっかり確保できるため、“飛距離と方向性の両立”を求めるタイプのプロが多く採用した傾向があります。

■ スイングタイプ別の評価

プロが高く評価するポイントとして「スイングを邪魔しない」「ミート率が上がる」という部分が特に挙げられます。
・トップでタメを作るプロ
・手元主導でクラブを下ろすプロ
・オンプレーンで下ろすオーソドックスなタイプ
いずれのタイプでも挙動が安定しており、“誰でも扱えるシャフト”として非常に評価されています。


歴代

アッタス ダースは、アッタスシリーズの中でも比較的後期のモデルで、歴代の特徴を引き継ぎつつ癖の少ない設計に仕上げられています。シリーズは初代から最新作まで多くのモデルが発売されてきましたが、それぞれに明確な個性があります。ダースは、その歴代の中で“ニュートラルで幅広い層向け”という位置づけが確立されています。

■ 初期モデル:手元がしっかりした系統

アッタスシリーズは初代〜4代目あたりは手元の剛性が高く、叩けるタイプ向けのモデルが多く、タイミングが合う人向けの性格が強いものでした。手元が強い分、球の高さを出すにはある程度のヘッドスピードが必要で、上級者が好むフィーリングでした。

■ 中期モデル:走り系の登場

アッタス5や6が登場したあたりから、先端寄りの動きが強調された“走るモデル”が増えました。この時期は飛距離を伸ばしたいアマチュアからの支持が特に強く、モデルごとの差がはっきりしていた時期でもあります。

■ 後期モデル:癖の少ないニュートラル調子へ

アッタス ダースは、歴代の中でも後期に位置するモデルで、先端の暴れを抑え、中間部のしなりを最も感じやすい構造に調整されています。歴代の「走り」「叩ける」などの特徴をバランスよく調整し、幅広い層に対応できるオールラウンドモデルとして登場しました。

■ 歴代との比較まとめ

  • 初期:手元しっかり → 上級者好み
  • 中期:走り系 → ヘッドスピードがある程度必要
  • ダース:癖がなく幅広い層向け、タイミングが取りやすい

この歴代の流れを見ると、ダースはまさに“シリーズの集大成的な設計”といえる位置づけです。

アッタスダース評価

UST Mamiya 株式会社公式

アッタス ダースは、アマチュアから上級者まで幅広い層に対応しやすいことから「非常に扱いやすいシャフト」として高い評価を獲得しています。シリーズの中でも中間部のしなり戻りが最も自然で、手元・先端の挙動のクセが少なく、スイングタイプを選ばないのが最大の特徴です。この“ニュートラルさ”が評価の中心にあり、特にミート率を安定させたいゴルファーや、切り返しでタイミングを取りたいタイプに適しています。

しなり量と弾道のイメージ

ダースは中調子寄りながら、しなり戻りが速く、打ち出し角も上がりやすい特徴があります。高弾道を打ちたい人にはメリットが大きく、キャリーがしっかり確保できる点も評価されています。また、球が暴れにくく、ドローフェードどちらにもコントロールしやすい性質を持っており、弾道再現性の評価も非常に高いです。

■ 安定性の理由

振動数は同重量帯のシリーズ平均と比べて標準〜やや低めで、中間部のしなり感を強調した設計です。これによりインパクト付近でヘッドの挙動が安定し、無駄な開閉を抑えることができます。そのため、方向性に悩むゴルファーにも高評価で、左右どちらのミスを持つ人にも扱いやすいとされています。

■ ヘッドとの相性の広さ

アッタス ダースの評価が高い理由のひとつは“ヘッドを選ばない”という点です。低スピン系のヘッドでもスピン量をほどよく確保でき、高MOIの大型ヘッドでもしなりの戻りを阻害せずに扱える万能型の性格が評価されています。これはシャフトの剛性分布が極端ではなく、重量帯も幅広く選べることから実現しているものです。

■ 初心者から上級者まで扱える万能型

しなり感が明確でタイミングが合わせやすいため、初心者でも扱いやすいモデルですが、一方で上級者が球筋をコントロールする用途にも十分耐え得る設計です。特に、打点のばらつきが減る・ミート率が安定するという点は幅広いレベルのゴルファーにメリットがあります。

■ 評価の総括

・癖が少なくスイングを選ばない
・しなり戻りが一定でタイミングが取りやすい
・球の高さを確保しやすい
・方向性が安定し、再現性が高い
・初心者〜上級者まで対応可能

その結果、「アッタスシリーズの中で最も扱いやすい部類」という評価が広く定着しています。


フェアウェイウッド

アッタス ダースはフェアウェイウッドとの相性が非常に良いシャフトとして知られています。一般的にFWでは先端剛性が高く、球を拾いやすく、かつ地面からでも安定してインパクトできる性能が求められますが、ダースはこれらの条件を自然に満たす設計となっています。特に中間部のしなりがしっかり戻るため、フェアウェイからでも球が浮きやすく、キャリーが安定しやすい点が大きな強みです。

■ FWにおけるメリット

  1. 打ち出し角が安定しやすい 中調子寄りの設計により、ヘッド軌道のブレが少なく球の上がりやすさに貢献します。3Wでも高さが出しやすいのは大きなポイントです。
  2. 先端が暴れずライの影響を受けにくい フェアウェイやラフからのショットでも、先端が暴れないためフェース向きが安定し方向性がまとまりやすいというメリットがあります。
  3. 長さとのバランスが良くタイミングが取りやすい FWはドライバーよりシャフトが短いため、挙動が硬く感じることがありますが、ダースは中間部が適度に動くことで、長さが変わってもタイミングを取りやすい特性があります。

■ FW番手別の使いやすさ

3W(15度前後):最も恩恵が大きい番手で、弾道の安定性と高さが出しやすい
5W(18度前後):つかまりがよく、グリーンを狙うショットでも優秀
7W:高弾道がさらに強調され、上から落ちる弾道が打ちやすい

特に中間部がしなるダースはFW全番手で扱いやすく、万能性が際立ちます。

■ 他モデルとの比較

テンセイ、ベンタス、スピーダーTRなど多くの人気FWシャフトがありますが、挙動が素直で地面から打つ状況に強いという点では、ダースはアマチュアに非常に適した選択肢です。叩きにいくよりも“スイングそのまま”でクラブ性能を発揮できる点が特に高い評価を得ています。

5Xと5SXのヘッドスピード

アッタス ダースには複数フレックスがありますが、特に需要が高いのが「5X」と「5SX」です。この2つは重量帯が同じ50g台でありながら、硬さやしなり戻りのスピードに違いがあり、それによって必要なヘッドスピードやフィーリングが変わってきます。自分に合ったフレックスを選ぶことで、弾道の安定性や飛距離に大きく影響するため、5Xと5SXの違いを理解しておくことは非常に重要です。

■ 基本スペックと特徴の違い

5X
 → 標準的な50g台Xフレックスの中ではややマイルドで、切り返しでしなりを感じやすい設計。
5SX
 → 5Xよりも手元・中間がしっかりしており、インパクト時のヘッド挙動がより安定し、叩きにいきたい人向け。

両者の差は「硬さ」だけではなく「しなり位置と戻り方」にも現れており、5SXの方が戻りが速く、ヘッドのつかまるタイミングが一定になりやすいという特徴があります。

■ 推奨ヘッドスピードの目安

一般的な推奨目安は以下の通りです。

  • 5X:ヘッドスピード 42〜45 m/s
     自然に振ってしなりを活かしたいタイプに合う。
     しなりを感じ取ってタイミングを作るゴルファーに最適。
  • 5SX:ヘッドスピード 45〜47 m/s
     叩きにいくタイプや、フェースの開閉を減らしたいゴルファー向け。
     中間部が戻り過ぎず、左へのミスが怖い人にも適している。

もちろん体力やスイングタイプによって差は出ますが、この目安を基準に選択すれば大きな失敗は避けやすくなります。

■ スイングタイプ別の適性

5Xが合う人
 - 切り返しでタメを作る

  • ミート率を高めたい
  • 自分で叩かず、振り抜きで飛ばすタイプ
  • 球が上がりにくい人にもメリットが大きい

5SXが合う人

  • ヘッドを強く押し込むタイプ
  • 左の引っかけを減らしたい
  • 中間部のしっかり感を好む
  • HS45以上でドローが強すぎる人にも良いバランス

ダースは中間部のしなり感が特徴のモデルですが、5Xだとそのしなりを最大限に生かせ、5SXではそのしなりが少し抑えられ、より強靭な挙動になります。

■ 弾道の違い

  • 5X:高弾道でキャリーが伸びやすい
     しなり戻りが大きく、ヘッドが自然に拾ってくれるため球が上がりやすい。
  • 5SX:ライナー性で強い球が出やすい
     スピン過多を抑え、風に負けない強弾道を出しやすい。

どちらが良いかは「弾道の好み」でも変わるため、ヘッドスピードだけではなく球質の好みも考慮する必要があります。


合うヘッド

アッタス ダースは、アッタスシリーズの中でも特に「ヘッドを選ばない」「どんなモデルにも合わせやすい」ことで知られるシャフトです。その理由は、中間部が自然にしなり、先端剛性が高過ぎず低過ぎず、幅広いヘッド特性を中和する設計だからです。ここでは、実際に相性が良いヘッドの特徴を整理して詳しく解説します。

■ 低スピン系ドライバーヘッドとの相性

最近の主流は低スピン系ヘッドですが、これらは球が上がりにくい傾向があります。ダースは中調子で球が上がりやすいため、この弱点を補いやすく非常に相性が良い組み合わせです。

・例:低スピンで強弾道のヘッド
 → ダースの中間のしなりで自然と打ち出し角が確保できる
 → スピン量が少なすぎて落ちる問題も改善しやすい

■ 大型高MOIヘッドとの組み合わせ

慣性モーメントが高いヘッドは直進性が高い一方、シャフトが硬いとタイミングが取りにくい難点があります。ダースはしなり量が適度にあるため、大型ヘッドでもタイミングが合わせやすく、特にミート率が向上しやすいです。

・高MOIヘッド
 → ダースでしなり感を確保
 → 振り遅れや引っかけが減少

■ つかまりすぎるヘッドとの相性

先端が走りやすいヘッドと組合せると、つかまりが強すぎて左へのミスが増える場合があります。しかしダースは先端が動きすぎないので、つかまり過ぎのヘッドと組んでも暴れにくく、左ミスが減らせるバランスとなります。

■ 操作性重視ヘッドとの相性

コンパクトな洋ナシ型ヘッドや、フェース操作がしやすいヘッドとも相性が良いです。ダースは自分のスイングで球筋を作れる“ニュートラル系シャフト”なので、フェード系・ドロー系どちらの弾道もコントロールしやすくなります。

■ 相性が特に良いヘッド傾向まとめ

  • 低スピン系
  • 高MOI大型
  • 左に行きやすいヘッド
  • 操作性モデル
  • 球が上がりにくいヘッド
  • 中間〜先端がしっかりしたモデル

総合すると「扱いやすさを底上げしたい全てのヘッドと相性が良い」と言えるシャフトです。

中古

アッタスダースを中古で探す際に最も重要なのは、状態と振動数の個体差を正しく見極めることです。特にアッタスシリーズはモデルごとに剛性設計が細かく異なるため、外観が綺麗でも長期使用によってわずかにCPMが低下しているケースが少なくありません。中古で手に入れる場合は、まずグリップの摩耗具合を確認し、交換が必要な場合は重量が変わる点を考慮します。シャフトそのものの状態は目視で判断できる範囲が限られるため、スリーブの着脱跡や先端の座屈痕、塗装浮きなどの細かなダメージにも注目します。また、中古市場では先端カットが行われている個体もあり、これが振動数に大きな影響を与えるため、可能なら実測値を確認することが理想です。特にアッタスダースは元調子寄りの挙動が特徴で、余計な先端硬化が入ると弾道が極端に低くなり、打ち出し角が安定しにくくなる場合があります。中古ショップでは同じフレックスでも数値が異なることがあるため、5Sや6Sなど番手ごとに見比べ、実際に自分のヘッドスピードに合う範囲の個体を選びたいところです。さらに、中古シャフトでは長さのバラつきが起きやすく、45.25インチ仕上がりを想定していたのに実際は44.75インチだった、というケースも珍しくありません。長さが変わると振り心地だけでなくバランスも変動するため、購入時には必ず長さと総重量を確認し、自分の現在のクラブと比較して無理のないスペックかどうか判断します。特にアッタスダースはタイミングの取りやすさが人気ですが、長さが違うとそのメリットを十分に得られません。中古を選ぶ際のコツとして、スリーブ付きの個体を探すことで調整の自由度が増し、組み直しコストを抑えることも可能です。総じて、中古のアッタスダースを選ぶときは、価格だけでなく状態・長さ・振動数の3点を重視することで失敗の可能性がぐっと低くなります。

スライサー

スライサーがアッタスダースを選ぶ場合、シャフトの挙動特性と自分の球筋改善ポイントを一致させることが大切です。アッタスダースは中〜元調子寄りの剛性配置で、切り返しでの挙動が安定しているため、アウトサイドインが強く、フェースが開きやすいスライサーにとってはタイミングの取りやすいシャフトと言えます。ただし、スライスの原因には「手元の浮き」「フェースの戻り不足」「軌道の外振り」と複数のパターンがあり、どのタイプのスライサーなのかによって適したフレックスや重量帯が変わります。例えば、手首がほどけてフェースが開くタイプであれば、手元側の剛性がしっかりしたダースは暴れが少ないため、切り返しでヘッドが遅れすぎず、結果的にフェースも戻しやすくなります。一方、インパクトで上体が突っ込むタイプのスライサーは、軽すぎるスペックだとヘッドが返る前に体が開き、スライスが深刻化するため、5Sより6S、さらには重量帯を10g上げるだけで軌道が劇的に安定するケースもあります。また、スライス改善には「トルク値」も重要で、トルクが低すぎるシャフトは横方向の捻じれが少なく、フェース面のズレをそのまま弾道に反映してしまいます。アッタスダースはトルクのバランスが良く、特にミート率が低いスライサーには扱いやすい特性があります。さらに、スライサーは球が高く右に逃げる傾向があるため、元調子構造の安定性により吹き上がりを抑えつつ、フェースターンが自然に行えるため、スライスの「右への弱々しい球」を減らすことが期待できます。スライスを改善する際は、シャフト単体ではなくヘッドとの組み合わせも重要で、操作性が高すぎるヘッドよりも捕まりやすいモデルと合わせたほうがより効果的です。総合的に見て、スライサーとアッタスダースは相性が良く、特にタイミングがばらつきやすいタイプのゴルファーにおすすめといえます。

アッタスダースの評価まとめ

アッタスダースは中古市場でも人気が高く、状態や振動数の個体差を見極めれば非常にコストパフォーマンスの高いシャフトです。中古選びでは長さ・重量・実測CPMの3点を重視することで、自分に合う個体を見つけやすくなり、性能を最大限引き出すことができます。また、スライサーとの相性も良く、フェースの戻りが安定しづらいゴルファーでも、切り返しのタイミングが取りやすく、球の右への逃げを抑えやすい点が大きな強みです。特にアウトサイドインが強いタイプや、体の開きが早いタイプのスライサーは、重量帯やフレックスを適切に選ぶことで弾道が明確に改善する可能性があります。まとめると、アッタスダースは中古でも実力を発揮し、スライス改善にも寄与する万能型シャフトであり、振り心地の安定性と再現性を求めるゴルファーに最適な選択肢の一つといえます。

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