
ドライバーの性能を最大限に引き出すためには、適切なスリーブ調整が欠かせません。
特にブリヂストンのB1・B2シリーズは調整機能が充実しており、ロフト角やライ角を変更することで球筋を最適化できます。
本記事では、ブリヂストンのスリーブ調整方法を詳しく解説し、他メーカーとの違いも比較しながら、あなたに合ったセッティングを見つけるお手伝いをします。
記事の内容一覧
- ブリヂストンドライバー調整方法
- B1ドライバー調整方法
- B2ドライバーカチャカチャロフト調整
- B2HTドライバー調整
- ブリヂストンのB2ドライバーのヘッドスピード
- ブリジストンドライバーのスリーブ調整(ロフト角を変えると)
- ドライバーの弾道を低くするには?
- ドライバーのライ角がアップライトすぎるデメリット
- テーラーメイドドライバー調整方法
- キャロウェイ調整方法
- ブリジストンスリーブ調整まとめ
目次
ブリヂストンスリーブ調整で弾道をコントロール

ブリヂストンのスリーブ調整を活用すると、スイングに合わせた最適な弾道を作り出せます。本記事では、B1・B2シリーズの具体的な調整方法に加え、スリーブによるロフト角・ライ角変更の影響、他メーカーとの違いについても解説します。あなたのゴルフスタイルに合った設定を見つけましょう。
ブリヂストンドライバー調整方法
ブリヂストンのドライバーには、スリーブ調整機能が搭載されており、ロフト角やライ角を変えることで弾道を調整できます。特にB1とB2シリーズは、それぞれの特性に合わせた調整が可能です。
スリーブ調整の基本
ブリヂストンのスリーブには、標準ポジションを含めた複数の調整ポジションがあります。
- ロフト角の調整: ±1°の範囲で調整可能
- ライ角の調整: 最大で2°フラットまたはアップライトに変更可能
調整の影響
- ロフト角を増やすと→スピン量が増え、高弾道になりやすい
- ロフト角を減らすと→スピン量が減り、低弾道になりやすい
- ライ角をアップライトにすると→つかまりが良くなる
- ライ角をフラットにすると→スライスが出にくくなる
このように、スリーブ調整を活用することで、自分のスイングに合った最適な弾道を作り出せます。
B1ドライバー調整方法

ブリヂストンのB1ドライバーは、ツアープロや上級者向けに設計されており、操作性の高さが特徴です。スリーブ調整機能を活用することで、自分のスイングに合わせた最適な設定が可能です。
B1ドライバーの特徴
- 低スピン性能: 風に負けにくい強弾道が打ちやすい
- ストレートフェース: つかまりすぎず、左へのミスを軽減
- カーボンクラウン: 軽量設計で適度な重心位置を実現
スリーブ調整のポイント
B1ドライバーのスリーブは、ロフト角・ライ角の調整が可能です。
- ロフト角調整: ±1°(例: 9.5° → 10.5° または 8.5°)
- ライ角調整: 最大2°アップライトに変更可能
調整による弾道変化
調整内容 | 弾道の変化 |
---|---|
ロフト角を増やす | 高弾道・スピン増加 |
ロフト角を減らす | 低弾道・スピン減少 |
ライ角をアップライトにする | ボールがつかまりやすくなる |
ライ角をフラットにする | 右へのミスが出にくくなる |
B1ドライバーはもともと左に行きづらい設計ですが、スリーブ調整を使うことでさらにつかまりを調整できます。つかまりを抑えたい場合はフラット側に、逆に捕まえたい場合はアップライト側に調整すると良いでしょう。
B2ドライバーカチャカチャロフト調整
B2ドライバーはB1よりもやさしく、アマチュアゴルファー向けの設計がされています。カチャカチャと呼ばれるスリーブ調整機能を使うことで、弾道の最適化が可能です。
B2ドライバーの特徴
- つかまりが良い: 右へのミスを軽減
- 直進性の高さ: 高慣性モーメント設計で曲がりにくい
- 調整機能が豊富: ロフト・ライ角を細かく変更可能
スリーブ調整の詳細
B2ドライバーもB1同様に、スリーブでロフト角とライ角を変更できます。
- ロフト角調整: ±1°(例: 10.5° → 11.5° または 9.5°)
- ライ角調整: 最大2°アップライト可能
調整の活用方法
- スライスに悩む人 → アップライトに調整し、ロフトを増やす
- フックが出やすい人 → ライ角をフラットにし、ロフトを減らす
B2HTドライバー調整
B2HTドライバーは、B2ドライバーのつかまり性能をさらに強化したモデルで、ヘッドスピードが遅めのゴルファーやスライスに悩む人に向いています。スリーブ調整を活用することで、より理想的な弾道を作ることが可能です。
B2HTドライバーの特徴
- 高弾道設計: 球が自然に上がりやすい
- 強いつかまり: スライスを抑え、真っすぐ飛びやすい
- 直進性の高さ: オフセンターヒット時でもブレにくい
スリーブ調整によるセッティング変更
調整内容 | 効果 |
---|---|
ロフト角を増やす | 球がさらに上がりやすくなる |
ロフト角を減らす | 低スピンでランが出やすくなる |
ライ角をアップライトにする | つかまりが良くなり、スライスしにくい |
B2HTドライバーは、もともとスライスを抑える設計になっていますが、さらにアップライト調整を活用することで、右へのミスを大幅に軽減できます。一方で、フックが出やすい人は、ライ角を標準設定に戻すことで過度なつかまりを防げます。
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ブリヂストンのB2ドライバーのヘッドスピード
B2ドライバーは、幅広いゴルファーに対応できる設計ですが、適正なヘッドスピードを理解しておくことで、より最適な調整が可能です。
推奨ヘッドスピード
B2ドライバーは、ヘッドスピード38m/s〜45m/sのゴルファーに最適です。
- ヘッドスピード40m/s以上 → ロフトを立てると飛距離が伸びやすい
- ヘッドスピード40m/s未満 → ロフトを寝かせると球が上がりやすい
ヘッドスピード別のおすすめ調整
ヘッドスピード | ロフト角の推奨 | ライ角の推奨 |
---|---|---|
45m/s以上 | 9.5°または8.5° | フラット寄り |
40m/s前後 | 10.5° | 標準またはアップライト |
38m/s以下 | 11.5° | アップライト |
適切なロフト角とライ角の調整を行うことで、飛距離と方向性を最大限に活かせます。
ブリジストンドライバーのスリーブ調整(ロフト角を変えると)

ブリヂストンのドライバーに搭載されているスリーブ調整機能では、ロフト角の変更が可能ですが、その影響を正しく理解することが重要です。
ロフト角調整による弾道の変化
ロフト角 | 弾道の特徴 | 適したゴルファー |
---|---|---|
+1°(増やす) | 高弾道・スピン増加 | 球が上がりにくい人 |
標準設定 | バランスの取れた弾道 | 一般的なゴルファー |
-1°(減らす) | 低弾道・スピン減少 | 風に強い弾道を打ちたい人 |
調整方法のポイント
- 球が吹け上がる場合 → ロフトを1°減らす
- 球が低すぎる場合 → ロフトを1°増やす
- スライスを抑えたい場合 → ロフトを増やすことでスピン量を増やし、直進性を向上
ロフト角を調整することで、弾道の高さやスピン量をコントロールできます。適正な設定を見つけることが飛距離アップの鍵となります。
ドライバーの弾道を低くするには?
ドライバーの弾道が高すぎて風に流されたり、飛距離が伸び悩んだりする場合、スイングやクラブの調整によって弾道を低く抑えることが可能です。
1. ロフト角の調整
ロフト角を立てる(減らす)ことで、打ち出し角が低くなり、弾道を抑えることができます。
- 推奨設定: 標準よりも-1°の設定にする(例: 10.5° → 9.5°)
- 注意点: ロフトを立てすぎるとスピン量が減りすぎてキャリーが落ちる可能性がある
2. ボール位置の変更
通常、ドライバーは左足かかと線上にボールをセットしますが、弾道を低くしたい場合は少し内側に寄せることで、ロフトのついた状態でインパクトするのを抑えられます。
3. スイング調整
弾道を低くするには、以下のポイントを意識すると効果的です。
- アッパーブローを抑える → レベルブローに近づける
- ハンドファーストを意識 → 余分なロフトを使わない
- フォロースルーを低くする → 高いフィニッシュよりもコンパクトな振り抜きを意識
4. シャフト選び
シャフトのキックポイントによっても弾道は変わります。
- 低弾道向きのシャフト: 手元調子(手元側がしなる)
- 高弾道向きのシャフト: 先調子(先端側がしなる)
低弾道を狙うなら「手元調子」のシャフトを選ぶのが有効です。
弾道を低くするには、スリーブ調整、スイング、シャフト選びを総合的に考慮する必要があります。
ドライバーのライ角がアップライトすぎるデメリット
ライ角をアップライトにすることでボールのつかまりが良くなりますが、過度にアップライトにすると逆効果になることもあります。
1. 左へのミスが増える
ライ角がアップライトすぎると、フェースの向きが左を向きやすくなり、フックや引っ掛けのミスが増えます。
特に影響を受ける人: フック持ちのゴルファー、ハンドアップの構えが強い人
2. 振り遅れやすくなる
アップライトにするとスイング軌道が変わり、振り遅れを引き起こすことがあります。特にヘッドスピードが速いゴルファーは注意が必要です。
3. 芝との接触が不安定になる
ライ角が合っていないと、インパクト時にソールのトゥ側やヒール側が浮いてしまい、打点が安定しにくくなります。
- アップライトすぎる場合: ヒール側が接地しやすく、ダフリやすくなる
- フラットすぎる場合: トゥ側が浮きやすく、プッシュアウトしやすい
4. 適正なライ角を見つけるには?
適正なライ角はスイングや身長、アドレスの傾向によって変わるため、フィッティングを受けるのが理想的です。一般的には、ドライバーのライ角は**58°〜60°**の範囲が標準とされています。
ライ角の調整は、つかまりを改善するために有効ですが、極端な変更はミスを招くこともあるため、自分のスイングと弾道をチェックしながら最適な設定を見つけることが大切です。
テーラーメイドドライバー調整方法
テーラーメイドのドライバーは「スリーブ調整機能」と「ウェイト調整機能」の両方を搭載しているモデルが多く、細かいカスタマイズが可能です。適切に調整することで、弾道やスピン量を最適化できます。
1. スリーブ調整機能(ロフト&ライ角)
テーラーメイドのスリーブ調整機能「ロフトスリーブ(±2°)」は、ロフト角とライ角を調整できます。
設定 | ロフト変化 | ライ角変化 | 効果 |
---|---|---|---|
標準 | 変更なし | 変更なし | 基本の弾道 |
+2° | 高弾道 | アップライト | 球を上げやすく、つかまりが良くなる |
-2° | 低弾道 | フラット | 風に強い弾道、つかまりを抑える |
2. ウェイト調整機能(弾道調整)
最新のテーラーメイドドライバーは、ヘッドに可動式のウェイトが搭載されており、フェード・ドローの弾道調整が可能です。
- ウェイトをヒール側に移動 → つかまりが良くなり、ドロー系の球が出やすい
- ウェイトをトゥ側に移動 → つかまりを抑え、フェード系の球が打ちやすい
3. 調整による弾道の変化
調整方法 | 効果 |
---|---|
ロフトを増やす(+2°) | 高弾道、スピン増加 |
ロフトを減らす(-2°) | 低弾道、スピン減少 |
ライ角をアップライトにする | つかまりが良くなる |
ライ角をフラットにする | つかまりを抑える |
ウェイトをヒール側へ | ドロー系弾道 |
ウェイトをトゥ側へ | フェード系弾道 |
テーラーメイドの調整機能を活用すれば、自分のスイングに合った弾道を作ることができます。
キャロウェイ調整方法
キャロウェイのドライバーも、スリーブ調整機能とウェイト調整機能を備えており、プレイヤーの好みに応じたセッティングが可能です。
1. スリーブ調整機能(ロフト&ライ角)
キャロウェイ独自の「オプティフィットホーゼル」では、ロフト角とライ角を独立して調整できます。
設定 | ロフト変化 | ライ角変化 | 効果 |
---|---|---|---|
N(ニュートラル) | 標準 | 標準 | 基本の弾道 |
D(ドロー) | 標準 | アップライト | つかまりを良くする |
+1° | 高弾道 | 変更なし | 球を上げやすい |
+2° | さらに高弾道 | 変更なし | スピン量が増える |
-1° | 低弾道 | 変更なし | 風に強い弾道 |
2. ウェイト調整機能(弾道調整)
キャロウェイの「ペリメーター・ウェイティングシステム」では、ヘッド後方の可動式ウェイトを動かすことで、弾道を調整できます。
- ウェイトをヒール側 → つかまりが良くなり、ドローボールが出やすい
- ウェイトをトゥ側 → つかまりを抑え、フェード系の弾道が出やすい
3. 調整による弾道の変化
調整方法 | 効果 |
---|---|
ロフトを増やす(+1°、+2°) | 高弾道、スピン増加 |
ロフトを減らす(-1°) | 低弾道、スピン減少 |
ライ角をアップライトにする(Dポジション) | つかまりが良くなる |
ライ角を標準にする(Nポジション) | 基本の弾道 |
ウェイトをヒール側へ | ドロー系弾道 |
ウェイトをトゥ側へ | フェード系弾道 |
キャロウェイの調整機能を活用することで、自分のスイングに合った弾道を作ることができます。
ブリジストン スリーブ 調整まとめ
ブリヂストンのドライバーには、スリーブ調整機能が搭載されており、ロフト角やライ角を変更することで弾道の最適化が可能です。これまで解説してきた調整方法をまとめます。
1. ロフト角調整のポイント
ロフト角を変更することで、弾道の高さやスピン量をコントロールできます。
調整内容 | 効果 | 適したゴルファー |
---|---|---|
+1° | 高弾道・スピン増加 | 球が上がりにくい人 |
標準 | バランスの取れた弾道 | 一般的なゴルファー |
-1° | 低弾道・スピン減少 | 風に負けない球を打ちたい人 |
2. ライ角調整のポイント
ライ角の変更によって、ボールのつかまり具合が変わります。
調整内容 | 効果 |
---|---|
アップライトにする | つかまりが良くなり、スライスを防ぐ |
フラットにする | つかまりを抑え、フェードが打ちやすくなる |
3. B1・B2・B2HTの調整の違い
ブリヂストンの主要ドライバー3モデルの調整方法を比較すると、以下のような違いがあります。
モデル | つかまり度 | スリーブ調整 | 特徴 |
---|---|---|---|
B1 | 控えめ | ロフト・ライ調整可 | 低スピン・操作性重視 |
B2 | 標準 | ロフト・ライ調整可 | 直進性が高くやさしい |
B2HT | 高め | ロフト・ライ調整可 | つかまりを強化、スライス対策向け |
4. スリーブ調整の実践例
例1: 球が吹け上がりすぎる場合
- 調整方法: ロフトを-1°に変更
- 期待できる効果: 低弾道でランが出やすくなる
例2: スライスを改善したい場合
- 調整方法: ライ角をアップライトに変更し、ロフトを+1°にする
- 期待できる効果: つかまりが良くなり、スライスしにくくなる
ブリヂストンのスリーブ調整機能を活用することで、スイングに合った最適な弾道を手に入れることができます。