
ゴルフ界で「飛距離が伸びる」と話題のデラマックス(わ)シャフト。釣り竿のトップメーカーであるオリムピックが培ったカーボン技術を惜しみなく投入したこのシャフトは、圧倒的な「しなり戻りの速さ」で多くのゴルファーを魅了しています。
本記事では、デラマックスシャフトの主要モデルである020D(赤デラ)、08D(虹デラ)、07D(青デラ)の性能比較から、推奨ヘッドスピード、使用プロ、そして気になる価格や中古相場まで、ゴルフ愛好家の皆様が知りたい情報をプロの視点で詳細に網羅しました。
自分に最適なスペックを選び、理想の強弾道を手に入れましょう。
記事の内容一覧
- デラマックスシャフトの020Dと08Dと070D
- ヘッドスピード
- 使用プロ
- シャフトの価格と中古
- シャフトが50gのときのヘッドスピード
- デラマックスシャフト評価
- 虹デラと青デラと赤デラシャフトの評価
- 試打
- 4大メーカーは?
- 硬いシャフトと柔らかいシャフトはどちらが飛ぶ?
- デラマックスシャフト評価まとめ
目次
デラマックスシャフトの評価と各モデルの性能・選び方完全ガイド
デラマックスのシャフトは、モデルごとに明確な特性があり、プレーヤーのスイングタイプや悩みに合わせて最適な一本を選ぶことができます。「赤デラ(020D)」は捕まりと加速、「青デラ(07D)」は安定性と操作性、そして「虹デラ(08D)」はそれらの中間を担う最新技術の結晶です。本記事ではこれらのスペックを深掘りし、ヘッドスピード別の選び方や中古市場の動向、4大メーカーとの違いを詳しく解説します。
デラマックスシャフトの020Dと08Dと070D
デラマックスのラインナップにおいて、特に人気が集中しているのが「020D(通称:赤デラ)」、「08D(通称:虹デラ)」、そして「07D(通称:青デラ)」の3モデルです。これらはオリムピックの最先端技術である「クワトロ・グラファイトクロスXX」や、高弾性カーボン「M40X」「T1100G」などを駆使して作られており、それぞれ全く異なる挙動を示します。
020Dシリーズ(赤デラ):圧倒的な捕まりと初速
「赤デラ」として親しまれる020Dは、デラマックスの名を世に知らしめた金字塔的モデルです。最大の特徴は、手元側に重量を配分したカウンターバランス設計と、インパクト付近での急激な加速感です。
- 特性: 先中調子のような挙動で、右へのミスを嫌うゴルファーに最適。
- 技術: オリムピックが誇る超高弾性素材を使用し、軽量でありながら当たり負けしない剛性を確保しています。
- 対象: スライサーや、シャフトの走りで飛距離を稼ぎたいプレーヤー。
08Dシリーズ(虹デラ):最新の万能型プレミアム
最新モデルの08Dは、その外観の美しさから「虹デラ」と呼ばれます。赤デラと青デラの「良いとこ取り」を目指して開発されました。
- 特性: 中調子設定で、癖のないしなりが特徴。カウンターバランスをさらに洗練させ、振り抜きの良さを追求しています。
- 技術: 「東レ」の最新素材を贅沢に使用し、しなり戻りのスピードは赤デラ譲り、安定感は青デラ譲りという理想的なバランスを実現しました。
- 対象: 特定のミスを消すよりも、全体的なバランスと高いミート率を求める全てのゴルファー。
07Dシリーズ(青デラ):叩ける安定系
「青デラ」こと07Dは、左へのミス(引っかけ)を恐れずに叩いていけるモデルです。
- 特性: 手元側のしなりを感じつつ、先端の剛性が高められており、パワーを逃さずボールに伝えます。
- 技術: 中元調子の味付けがされており、インサイドアウトの強いスイングでもフェースが被りすぎないよう設計されています。
- 対象: フック系のミスを減らしたい方や、自らのパワーで押し込みたいハードヒッター。
| モデル名 | 通称 | 調子 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 020D | 赤デラ | 先中調子 | 捕まり重視、超高速の走り |
| 08D | 虹デラ | 中調子 | 万能型、振り抜き重視 |
| 07D | 青デラ | 中元調子 | 叩ける、左を怖がらず振れる |
各モデルとも、軽量化しつつもトルク(ねじれ)を最適化しているため、従来の「軽いシャフトは頼りない」という常識を覆す仕上がりとなっています。特に070D(07Dの表記揺れとして扱われることが多いですが、実質的には07シリーズ)は、重いヘッドとの相性も抜群です。
ヘッドスピード

シャフト選びにおいて最も重要な指標の一つがヘッドスピード(HS)です。デラマックスは軽量高剛性をコンセプトにしているため、一般的なシャフトのフレックス(R、SR、S、X)の基準とは少し異なる視点が必要です。
デラマックスの硬度設定(フレックス)の考え方
デラマックスは「軽硬(かるかた)」の先駆けとも言えるメーカーです。そのため、振動数(CPM)が比較的高めに設定されている傾向があります。
- Rフレックス: HS 35m/s〜40m/s程度。シニアや女性、ゆっくり振るタイプの方に。
- SRフレックス: HS 40m/s〜43m/s程度。多くのアマチュアゴルファーのボリュームゾーンです。
- Sフレックス: HS 43m/s〜47m/s程度。しっかり叩きたいアスリート志向の方向け。
- Xフレックス: HS 47m/s以上。プロやハードヒッターがパワーを全開にしても負けない強度があります。
ヘッドスピードを「上げる」ためのデラマックス
デラマックスの最大の特徴は「しなり戻りの速さ」です。これは物理的にヘッドの移動速度を上げる効果があります。
- 加速メカニズム: 切り返しで作られたしなりが、インパクトに向かって瞬時に復元します。この復元速度が他社製品に比べて速いため、自分の体力以上のヘッドスピードを記録するユーザーが続出しています。
- カウンターバランスの恩恵: 手元に重みを感じることで、手元を支点にした振り子が速くなり、フィニッシュまで一気に振り切れます。
ヘッドスピード別おすすめモデル
- HS 38m/s以下: 020D(赤デラ)のRまたはR2。シャフトが仕事をしてボールを高く遠くに運んでくれます。
- HS 40m/s〜44m/s: 08D(虹デラ)のSRまたはS。適度な粘りと走りで、安定して飛距離を伸ばせます。
- HS 45m/s以上: 07D(青デラ)のSまたはX。先端の強さが当たり負けを防ぎ、強弾道を実現します。
自分のヘッドスピードを正確に把握した上で、デラマックスの「走る」感覚を体験すれば、これまで届かなかったキャリーを手に入れることが可能になります。
使用プロ
デラマックスは、広告宣伝費に巨額を投じる大手メーカーとは異なり、その「性能の高さ」が口コミで広がり、プロが自ら選んで使用するケースが多いシャフトです。特に女子プロやシニアプロの間での支持は圧倒的です。
渋野日向子プロとデラマックス
デラマックスの知名度を一気に押し上げたのは、渋野日向子プロの存在です。彼女は一時期、デラマックスのシャフト(特に020Dシリーズ)を愛用し、その圧倒的な飛距離でファンを驚かせました。彼女のように「強いスイングで振り抜く」スタイルには、デラマックスの軽量かつ高剛性な特性がマッチします。
女子プロゴルフ(JLPGA)での普及
多くの女子プロがデラマックスを採用する理由は、以下の3点に集約されます。
- 飛距離アップへの期待: 40〜43m/s程度のヘッドスピードを最大効率で飛距離に変換できる。
- 振り抜きの良さ: 試合という極限の緊張感の中でも、カウンターバランス設計によりスムーズに振り抜ける。
- 精度の高さ: オリムピックの自社工場(国内生産)による一貫した品質管理により、個体差が極めて少ない。
男子プロ・シニアプロの動向
男子プロにおいては、よりハードなスペックが求められますが、デラマックスは高弾性素材を多用しているため、ハードヒッターにも対応可能です。
- シニアツアー: 飛距離が落ちてきたシニアプロが、再び若手時代の飛距離を取り戻すために「赤デラ」を導入する例が多く見られます。
- トップアマチュア: クラブチャンピオンクラスのアマチュアが、大手メーカー品から「より飛ぶ」デラマックスへ移行するケースも増えています。
プロが道具に求めるのは、単なる飛距離だけでなく「再現性」です。デラマックスは、スイング通りの挙動を示すため、プロフェッショナルな現場でも高い信頼を得ています。
シャフトの価格と中古
デラマックスは、高品質な国産素材と最新の製造プロセスを採用しているため、価格帯はプレミアムな設定となっています。しかし、その性能を考えれば納得のいく投資と言えるでしょう。
新品価格(定価)の目安
デラマックスの現行主要モデル(020D, 08D, 07D)の新品価格は、概ね以下の通りです。
- 定価: 約66,000円〜77,000円(税込) これは大手4大メーカーのカスタムシャフト(約44,000円前後)と比較すると高価ですが、使用されているカーボンのグレードや製法の複雑さが価格に反映されています。
中古市場の相場と動向
非常に人気が高いため、中古市場でも値崩れしにくいのが特徴です。
- 中古価格相場: 25,000円〜45,000円程度(程度やモデルによる)
- 020D(赤デラ): 人気の定番モデルのため流通量が多く、2万円台後半から見つけることが可能です。
- 08D(虹デラ): 比較的新しいモデルのため、中古でも4万円前後の高値を維持しています。
- 07D(青デラ): 市場在庫が少なめですが、3万円台が相場です。
中古購入時の注意点
デラマックスを中古で購入する際は、以下のポイントを必ず確認してください。
- スリーブの適合: キャロウェイ、テーラーメイド、ピンなど、自分のヘッドに合うスリーブが装着されているか。
- シャフトの長さ: 以前の所有者がカットしている場合があるため、仕上がりレングスを確認しましょう。
- 偽物への注意: メルカリやヤフオク等での極端な安値には注意が必要です。信頼できる中古ショップ(ゴルフパートナー等)での購入を推奨します。
初期投資は高いですが、そのリセールバリュー(売却時の価格)も高いため、実質的なコストパフォーマンスは決して悪くありません。
シャフトが50gのときのヘッドスピード
現代のゴルフにおいて「50g台のシャフト」は、アマチュアからプロまで幅広く使われる標準的な重量帯となりました。デラマックスにおいても、50g台のモデルは主力スペックです。
デラマックス50g台の推奨ヘッドスピード範囲
デラマックスの50g台は、他社の50g台とは強度が異なります。
- 50-R: HS 37m/s〜40m/s
- 50-SR: HS 40m/s〜43m/s
- 50-S: HS 43m/s〜46m/s
- 50-X: HS 46m/s〜50m/s以上(驚異的な剛性)
なぜ50g台がこれほど人気なのか
- 振りやすさと飛距離のバランス: 軽すぎず、重すぎない50g台は、スイングアークを大きく保ちながらも、ヘッドの重みをしっかり感じて叩ける重量です。
- 現代のデカヘッドとの相性: 最近のドライバーヘッド(約195g〜200g)とのバランスが最も取りやすく、慣性モーメントを活かしたスイングがしやすいためです。
- 後半の疲れを軽減: 18ホール通じて安定したスイングをするには、体への負担が少ない50g台が有利に働きます。
50g台でハードに振りたい方へ
デラマックスの凄みは、50g台でも「X」や「XX」といった非常に硬いスペックが存在することです。一般的な50g台のシャフトは、強く振るとしなりすぎて球が散る傾向がありますが、デラマックスは「M40X」という強靭な素材により、軽量でありながら左へのミスを抑え込むことができます。
HS 45m/sを超えるようなプレーヤーが、あえて50g台の硬いフレックスを選択することで、圧倒的な初速アップを狙うのが最近のトレンド(軽硬カスタム)となっています。
デラマックスシャフト評価

インターネット上の口コミやゴルフショップの店員、プロフィッターによる評価を総合すると、デラマックスは「劇薬」とも言える飛距離性能を持っていると評されています。
ポジティブな評価
- 飛距離の向上: 「キャリーで10〜15ヤード伸びた」という声が非常に多いです。
- 振り抜きの爽快感: 手元側のバランス設計により、実際の重量よりも軽く感じ、フィニッシュまで一気に振り切れる感覚が高く評価されています。
- 所有感の高さ: 武神(オリムピック)の技術力に裏打ちされたブランドイメージと、美しい塗装仕上げは所有する満足度を刺激します。
ネガティブ・注意が必要な評価
- 価格の高さ: 性能は認めつつも、一本7万円近い価格は導入のハードルが高いとされます。
- ピーキーな挙動: 020D(赤デラ)などは、タイミングが合わないとシャフトが走りすぎてしまい、制御が難しいと感じる人もいます。
- フィッティングの重要性: 癖が強めのモデルもあるため、自分に合わないフレックスやモデルを選ぶと逆効果になることがあります。
第3者機関やメディアの評価
ゴルフ雑誌や試打専門サイトでも、デラマックスは「シャフトのしなり戻り速度部門」で常に上位にランクインします。特に、「捕まりの良さ」と「軽量化」の両立において、他社の追随を許さない独自の地位を築いています。
まとめると、デラマックスは「現状の飛距離に満足していない」「もっと楽に振り切りたい」というゴルファーにとって、最高の解決策の一つとなる可能性を秘めたシャフトであると言えます。
虹デラと青デラと赤デラシャフトの評価
これら3色のモデル(虹・青・赤)は、それぞれターゲット層が明確に分かれています。それぞれの評価を比較することで、あなたの悩みを解決する一本が見えてきます。
赤デラ(020D):飛距離特化型の高評価
赤デラの評価は「とにかく捕まる」「オートマチックに飛ばせる」という点に集中しています。
- ユーザーの声: 「スライスに悩んでいたが、このシャフトに変えてから右へのミスが激減した」「ヘッドスピードが上がったのを実感できる」
- 評価のポイント: 捕まり重視のため、ドローヒッターよりもフェードヒッターからの評価が圧倒的に高いです。
青デラ(07D):コントロール性と安定性の評価
青デラは、ハードヒッターやドローヒッターから絶大な信頼を得ています。
- ユーザーの声: 「思い切り叩いても左に行かない」「インパクトでの手応えが分厚い」「中元調子なのに重だるくない」
- 評価のポイント: 先端がしっかりしているため、打点が多少ブレてもフェースの向きが変わりにくい、安定性重視の評価が目立ちます。
虹デラ(08D):バランスと進化の評価
最新の虹デラは、赤と青の不満点を解消した「完成系」としての評価が定着しつつあります。
- ユーザーの声: 「赤ほど走りすぎず、青ほど重くない。ちょうどいい塩梅」「最新のカーボン技術の進化を感じる振り心地」
- 評価のポイント: どんなヘッドにも合わせやすく、またスイングタイプを選ばない「ニュートラルさ」が最大の特徴です。
比較まとめ表
| 項目 | 赤デラ (020D) | 虹デラ (08D) | 青デラ (07D) |
|---|---|---|---|
| 弾道の高さ | 高い | 中〜高 | 中 |
| 捕まり | 強い | 普通 | 抑えめ |
| 操作性 | オートマ | 高い | 非常に高い |
| 打感 | 弾く | 粘り弾く | 芯がある |
自分の持ち球と、理想とする弾道を照らし合わせることで、後悔しないモデル選びが可能になります。
試打
デラマックスのようなプレミアムシャフトを購入する際、欠かせないのが「試打」です。その独特なしなりとスピード感は、数値だけでは測れない「フィーリング」の部分が大きいためです。
どこで試打できるか
- 認定フィッティングショップ: オリムピックの公式サイトに掲載されている、全国の特約店。ここでは精密な計測器(トラックマンやGCQuad)を用いて、専門のフィッターが最適なモデルを提案してくれます。
- 大手中古ゴルフショップ: ゴルフパートナーやゴルフ・ドゥなどの中古ショップでも、デラマックス装着済みのクラブが販売されていることがあり、試打が可能です。
- 試打会: オリムピックが定期的に開催している試打イベント。最新モデルを全フレックス試せる貴重な機会です。
試打の際にチェックすべき3つのポイント
- 切り返しのタイミング: デラマックスはしなり戻りが速いため、自分の切り返しのタイミング(テンポ)とシャフトの挙動がズレていないかを確認しましょう。
- インパクトの再現性: 10球打った際、どの程度の範囲に打点が収まっているか。走るシャフト(赤デラ)は飛ぶ反面、バラつきが出ないかをチェック。
- 振り切れる重量・硬度: 50g台のSだけでなく、あえて40g台やSRなど、一つ上の柔らかいスペックも試してみることをおすすめします。デラマックスは柔らかめを選んでも腰砕けしない特性があるからです。
試打データで見るデラマックスの効果
実際に試打を行うと、多くのゴルファーで「バックスピン量の減少」と「ミート率の向上」が見られます。これはシャフトの剛性が高く、インパクトでのロスが少ないためです。スカイトラックなどの計測器で、ボール初速が今までのシャフトより0.5m/sでも上がっていれば、それはデラマックスの効果と言えるでしょう。
4大メーカーは?
ゴルフシャフトの世界には、圧倒的なシェアを誇る「4大メーカー」が存在します。デラマックス(オリムピック)を検討する上で、これらのメーカーとの立ち位置の違いを理解することは非常に役立ちます。
シャフト界の4大メーカー
- 三菱ケミカル (Mitsubishi Chemical): ディアマナ、テンセイなどで有名。プロ使用率が高く、剛性感のあるしっかりしたシャフトが得意。
- フジクラ (Fujikura): スピーダーNX、ベンタスなどで知られる。最先端のねじれ抑制技術(ベロコアなど)で、現代のトレンドを作っています。
- グラファイトデザイン (Graphite Design): ツアーADシリーズが看板。しなり方に癖がなく、日本人ゴルファーに最も馴染み深いメーカーです。
- USTマミヤ (UST Mamiya): アッタスシリーズで人気。遊び心のあるデザインと、独自の弾き感を備えた高品質なシャフトを提供。
4大メーカーとデラマックスの違い
- 希少性と特化性能: 4大メーカーは万人に合うように幅広いラインナップを持ちますが、デラマックスは「飛距離」と「振り抜き」に特化した、いわばカスタムの真髄を追求するブランドです。
- 製造背景: オリムピックは釣り竿製造で磨いた「極薄カーボンシートを多層に巻く」技術を持っており、これは4大メーカーとはまた異なるアプローチでの軽量高剛性化を実現しています。
- カウンターバランスの徹底: 4大メーカーのシャフトにもカウンターバランスはありますが、デラマックスほど徹底して「手元の重量配分による振り抜きの向上」を突き詰めているブランドは稀です。
「4大メーカーのどのシャフトを打っても今ひとつ飛距離が変わらなかった」というゴルファーが、デラマックスに変えた瞬間に自己ベストの飛距離を出すことは珍しくありません。それは、デラマックスが既存の枠組みにとらわれない設計思想を持っているからです。
硬いシャフトと柔らかいシャフトはどちらが飛ぶ?
「シャフトは硬いほうが飛ぶのか、柔らかいほうが飛ぶのか」という議論は、ゴルファーにとって永遠のテーマです。デラマックスを選ぶ際も、この考え方が重要になります。
柔らかいシャフト(R、SR)が飛ぶ理由
- しなりのエネルギー: 大きくしなることで、インパクトで解放されるエネルギー量が増えます。ヘッドスピードがそれほど速くない人(30〜40m/s)は、シャフトにしっかり仕事をさせることで、物理的な加速を得られます。
- 高い打ち出し: しなりによってフェースが上を向きやすくなり、高弾道でキャリーを稼ぐことができます。
硬いシャフト(S、X)が飛ぶ理由
- スイングスピードの向上: シャフトが硬いと、スイング中のヘッドの遅れが少なくなります。これにより、安心して全力で振り切れるようになり、結果的に本人のヘッドスピードが上がる現象が起きます。
- 低スピン強弾道: 硬いシャフトはインパクトでの余計な動きが少なく、吹き上がりを抑えた低スピンの弾道を作りやすくなります。これは特に45m/s以上のプレーヤーにとって、ランを含めたトータル飛距離アップに繋がります。
デラマックスが提案する「第3の選択」
デラマックスは「柔らかいのに強い(しなり戻りが速い)」という特性を持っています。
- 一般的なシャフト: 柔らかくするとしなり戻りが遅くなり、球が散る。
- デラマックス: 柔らかめのフレックス(例えばR2やR)を選んでも、高弾性カーボンのおかげでしなり戻りが異常に速い。 つまり、「柔らかいシャフトのエネルギー」と「硬いシャフトの安定性(スピード)」を同時に享受できるのがデラマックスの真骨頂です。
結論として、飛距離を最大化するには「自分が振り切れる範囲で最も柔らかいスペック」を選ぶのが基本ですが、デラマックスにおいてはその「柔らかさ」の限界値が非常に高く、より大きな恩恵を受けられるのが特徴です。
デラマックスシャフト評価まとめ
本記事を通じて、デラマックスシャフトがなぜ「飛ぶシャフト」の代名詞となっているのか、その理由を多角的にお伝えしてきました。
今回のポイント
- モデル選び: 捕まりなら020D(赤)、安定なら07D(青)、バランスなら08D(虹)。
- ヘッドスピード: デラマックス独自の「軽硬」特性を活かし、やや硬めの振動数を考慮したフレックス選びが重要。
- 信頼の証: 渋野日向子プロをはじめとするトッププロが、広告契約なしに実戦投入するほどの性能。
- 資産価値: 新品は高額だが、中古市場での需要が非常に高く、買い替えもしやすい。
- 独自技術: オリムピックの釣り竿技術が生んだ、超高速のしなり戻りが飛距離の源泉。
最後に自分に合うデラマックスの見つけ方
まずは、自分の現在の「ミスの傾向」を確認してください。スライスが多いなら迷わず020D。フックを抑えたいなら07D。今の弾道に大きな不満はないが飛距離を数ヤードでも伸ばしたいなら08Dです。
デラマックスは、単なるゴルフ道具を超えた「エンジニアリングの結晶」です。そのシャフトから放たれる弾道は、あなたのゴルフライフに新しい風を吹き込み、週末のラウンドをよりエキサイティングなものにしてくれるでしょう。ぜひ一度、その驚異のしなり戻りを体験してみてください。





