
PINGのカチャカチャ(スリーブ調整機能)は、ロフト角やライ角を簡単に変えられる便利な機能です。
しかし、いざシャフトを外そうとしたときに「抜けない!」と困ることも。特にPINGのドライバーやアイアンでこうしたトラブルが起きた場合、正しい知識と方法を知らないとシャフトやヘッドを傷つける可能性もあります。
この記事では、PINGクラブのカチャカチャが抜けない原因や具体的な外し方、シャフト交換方法を詳しく解説します。G410やG425ドライバー、アイアンまで網羅しているので、ぜひ参考にしてください。
記事の内容一覧
- PINGドライバーヘッドの外し方
- ピン(PING)カチャカチャやり方
- シャフト抜けない場合
- ドライバーシャフト交換方法
- ピン(PING)カチャカチャのライ角
- G410ドライバーシャフト抜けない(カチャカチャ)
- ゴムパッキン固着したシャフトの抜き方
- G425シャフト交換方法
- アイアンシャフト抜けない場合
- PINGカチャカチャ抜けないときのまとめ
目次
PINGカチャカチャが抜けない原因と解決方法

PINGのカチャカチャは非常に便利な調整機能ですが、長期間使っているとシャフトが抜けにくくなることがあります。ここでは、PINGドライバーのヘッドの外し方や、カチャカチャの正しいやり方、シャフトが固着して抜けないときの対応方法を解説。特にG410やG425モデルのトラブル対処法を重点的に紹介し、アイアンにも触れています。
PINGドライバーヘッドの外し方
PINGドライバーのヘッドを外すには、専用トルクレンチを使って正しい方法で作業することが大切です。無理に力を入れるとネジやスリーブを傷つける恐れがあるので注意しましょう。
必要な道具
- PING専用トルクレンチ
- 柔らかいクロスやタオル(ヘッド保護用)
外し方の手順
- レンチを差し込む スリーブ調整ネジにトルクレンチをしっかり差し込みます。差し込みが甘いとネジをなめる原因になるので確実にセットしましょう。
- 反時計回りに回す ゆっくりと反時計回りに回してネジを緩めます。PINGのレンチは「カチッ」と音がするまで回す設計になっていますが、外す場合は音はしません。緩む感覚を感じながら慎重に。
- ヘッドを外す ネジが十分に緩んだら、ヘッドをゆっくりと引き抜きます。スリーブ部分に固着がある場合は、少し力を入れる必要がありますが、無理は禁物。抜けにくい場合は後述する方法を試しましょう。
- ヘッドとシャフトの確認 外したヘッドとシャフトのスリーブ部分に汚れやゴミが付着していないか確認。固着防止のため、定期的に清掃するのがおすすめです。
注意点
- 無理に力をかけない
- レンチは必ず専用品を使用
- スリーブに汚れやサビがないか定期的に確認
PINGドライバーヘッドを安全かつスムーズに外すには、正しい手順と専用工具が必須です。
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ピン(PING)カチャカチャやり方
PINGのカチャカチャ(スリーブ調整機能)は、ロフト角やライ角を簡単に調整できる便利な機能です。正しい使い方を覚えておくことで、クラブ性能を最大限に引き出せます。ここでは、PINGカチャカチャの基本的なやり方を詳しく説明します。
カチャカチャの基本構造
PINGのスリーブ調整機能は、ヘッドとシャフトの接続部分にある特殊なスリーブを回すことで、ロフト角やライ角を調整する仕組みです。主な特徴は次のとおり。
- ロフト角調整:±1.5度の範囲で調整可能
- ライ角調整:「スタンダード」と「フラット」の2種類
- 専用トルクレンチを使用
カチャカチャの調整手順
- ヘッドを外す 前述した方法でヘッドを取り外します。トルクレンチを使ってネジを緩め、ヘッドをゆっくり引き抜きましょう。
- スリーブのポジションを確認 スリーブには「+1.5」「-1.5」「F(フラット)」など、ロフト角とライ角の調整ポジションが刻印されています。希望する角度を確認しましょう。
- スリーブを回す 希望のロフト角・ライ角に合わせてスリーブを回します。例えば、ロフトを1度立てたい場合は「-1」を、ライ角をフラットにしたい場合は「F」にセットします。
- ヘッドを取り付ける スリーブを希望の位置にセットしたら、ヘッドをシャフトに戻します。スリーブの位置がしっかり噛み合っていることを確認してください。
- トルクレンチで締める トルクレンチを時計回りに回し、しっかり締めます。PINGのレンチは「カチッ」と音がしたら適正トルクに達した合図なので、それ以上は回さないよう注意。
スリーブポジションの意味
記号 | 調整内容 | 効果 |
---|---|---|
+1.5 | ロフト角+1.5度 | 高弾道・スピン増加 |
-1.5 | ロフト角-1.5度 | 低弾道・スピン減少 |
F | フラットライ角 | 左のミス軽減 |
カチャカチャ調整のコツ
- 無理に回さない:スリーブが固くて動かない場合は無理に力を入れず、後述する固着対処法を参考に。
- 定期的に調整を確認:ラウンドごとにスリーブの緩みや位置を確認しましょう。
- 同じ位置に戻さない:たまにポジションを変えることで、固着防止にもなります。
PINGカチャカチャを正しく使うことで、クラブのパフォーマンスを最大化できます。
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シャフト抜けない場合
PINGのカチャカチャを使って調整しようとした際に、シャフトが固着して「抜けない!」と焦ることがあります。これは珍しいトラブルではなく、長期間使用やメンテナンス不足が原因になることが多いです。ここでは、シャフトが抜けない理由と安全な外し方を詳しく解説します。
シャフトが抜けない主な原因
- ゴムパッキンの固着 PINGのスリーブには防水や固定のためのゴムパッキンが使われています。長期間同じポジションで固定していると、このゴムパッキンが固着し、シャフトが抜けにくくなることがあります。
- サビや汚れの蓄積 スリーブ内部に湿気や汚れが入り込むと、サビが発生したり、微細なゴミが詰まることでスリーブが固くなることがあります。特に雨の日の使用後にしっかり乾燥させていないと、内部の固着を引き起こしやすいです。
- トルク不足でネジが緩んでいない PING専用トルクレンチを使用せず、汎用の工具を使うと適正トルクでネジが緩まず、結果としてシャフトが抜けないケースがあります。「カチッ」と音がするまでしっかり回しているか確認しましょう。
シャフトを抜くための安全な方法
- トルクレンチで完全に緩める スリーブネジを反時計回りに回し、完全に緩んでいるか確認。途中で止めてしまうと、シャフトは抜けません。緩んだか分かりにくい場合は、レンチを回せる限界まで回してみてください。
- ヘッドを優しく揺らす ヘッドを左右にゆっくりと揺らして、スリーブの固着をほぐします。強く力を加えるとスリーブやネジを傷めるので、慎重に行いましょう。
- ゴムハンマーを使用(最終手段) どうしても抜けない場合は、ゴムハンマーを使ってヘッドの根元を軽く叩いてみましょう。直接叩くのは危険なので、柔らかいクロスを巻いたうえで、少しずつ力を加えます。あくまで最終手段として行ってください。
抜けない場合の予防策
- 定期的にスリーブを外す
固着を防ぐために、ラウンド後やシーズンオフには一度シャフトを抜いて、スリーブ部分を清掃しましょう。 - 潤滑剤を活用
スリーブの根元に少量のシリコンスプレーを吹きかけることで、固着を予防できます。ただし、過剰な使用は逆効果になるので注意。 - ネジの締め付けを確認
緩すぎるとスリーブが歪んで固着しやすくなるので、必ずPING専用トルクレンチを使用し、適正トルク(カチッと音がするまで)を守るようにしましょう。
ドライバーシャフト交換方法
PINGドライバーのシャフト交換は、スリーブ調整機能(カチャカチャ)を使うことで比較的簡単に行えます。しかし、正しい手順を守らないと、スリーブやヘッド、シャフトを傷つける可能性があります。ここでは、安全かつスムーズにシャフト交換を行う方法を解説します。
必要な道具
- PING専用トルクレンチ
- 交換用シャフト(PING純正スリーブ付き)
- 柔らかいクロスやタオル(ヘッド保護用)
シャフト交換の手順
- ヘッドを外す トルクレンチを使ってスリーブネジを反時計回りに回し、ヘッドを外します。ネジが緩みきったら、ヘッドをゆっくりと引き抜きましょう。
- スリーブの状態を確認 ヘッドとシャフトの接続部分にあるスリーブを確認し、汚れやサビ、固着がないかチェック。もし汚れがあれば、乾いた布やエアダスターで優しく掃除しましょう。
- 交換用シャフトをセット 新しいシャフトのスリーブを、ヘッドの挿入部に合わせて差し込みます。スリーブのポジションマーク(ロフト角やライ角調整)を希望の設定に合わせるのを忘れずに。
- トルクレンチで締める ヘッドとシャフトをしっかりと接続したら、トルクレンチを使ってスリーブネジを時計回りに回します。PINGのレンチは「カチッ」と音がするまで回す仕様になっているので、音がしたら締め付け完了です。
- 調整ポジションを再確認 スリーブの設定が希望のポジションになっているか、もう一度確認しましょう。ロフト角やライ角を間違えてセットすると、ショットに影響を与えるので注意してください。
シャフト交換時の注意点
- PING純正スリーブ付きシャフトを使用する
PINGのカチャカチャは独自規格のため、純正スリーブ以外を使用するとフィッティングが合わない可能性があります。 - ネジの締め過ぎに注意
「カチッ」と音がした後も回し続けると、ネジやスリーブの破損につながります。音がしたらそれ以上は締めないようにしましょう。 - 固着に備えて定期的に抜き差しする
長期間同じシャフトを装着し続けると固着の原因になるため、シーズンオフやメンテナンス時には一度外して清掃するのがおすすめです。
ピン(PING)カチャカチャのライ角
PINGのカチャカチャ機能では、ロフト角だけでなくライ角の調整も可能です。ライ角はボールの方向性に大きく影響するため、自分のスイングや球筋に合った設定をすることでショットの精度が格段に向上します。ここでは、PINGカチャカチャのライ角調整方法や、ライ角の違いによる弾道の変化について詳しく解説します。
ライ角とは?
ライ角は、クラブをソールしたときにシャフトが地面に対して形成する角度です。この角度によってボールの方向性が変わるため、正確なショットを打つには適切なライ角調整が欠かせません。
- アップライトライ角(標準より角度が立っている)
ボールがつかまりやすく、左方向への弾道が出やすい。フック傾向のプレーヤーは要注意。 - フラットライ角(角度が寝ている)
ボールがつかまりにくく、右方向への弾道が出やすい。引っ掛けや左へのミスが多い人向け。
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PINGカチャカチャのライ角調整方法
- トルクレンチでヘッドを外す スリーブネジを反時計回りに回し、ヘッドを取り外します。ヘッドとスリーブ部分に汚れやゴミがないか確認。
- スリーブのライ角ポジションを選ぶ PINGのスリーブには「STD(スタンダード)」と「F(フラット)」の2つのライ角設定があります。STD(スタンダード):標準ライ角。つかまりが良く、真っ直ぐかややドロー傾向の球筋向け。F(フラット):ライ角が寝る設定。つかまりを抑え、フェードやスライス傾向の球筋向け。
- ヘッドを再装着し、トルクレンチで締める 希望のライ角ポジションにスリーブを回し、ヘッドをシャフトにセット。トルクレンチを時計回りに回し、「カチッ」と音がするまでしっかり締め付けます。
ライ角変更による弾道への影響
ライ角設定 | 特徴 | 弾道の傾向 | 対応するミス |
---|---|---|---|
STD | 標準設定 | ストレート〜ドロー | 特になし |
F | フラット設定 | フェード〜スライス | 引っ掛け防止 |
ライ角調整のポイント
- 弾道の傾向を確認する
練習場やラウンドでの弾道をしっかり観察し、ライ角調整が必要か判断しましょう。左へのミスが多いなら「F」、右へのミスが多いなら「STD」が効果的です。 - 試打して感覚をつかむ
実際に調整後のライ角でボールを打ち、方向性や球筋を確認しましょう。自分に合ったライ角を見つけるには、試行錯誤が必要です。
G410ドライバーシャフト抜けない(カチャカチャ)
PING G410ドライバーはカチャカチャ機能を搭載しており、シャフト交換やロフト・ライ角調整が簡単に行えるモデルですが、「シャフトが抜けない」というトラブルが報告されることがあります。ここでは、G410ドライバーのシャフトが固着する原因と、安全かつ確実に外す方法について詳しく解説します。
G410ドライバーシャフトが抜けない主な原因
- ゴムパッキンの固着 PING G410のスリーブ部分には防水用のゴムパッキンが組み込まれています。長期間シャフトを外さずに使用していると、湿気や温度変化によってこのパッキンが固着し、シャフトが抜けにくくなることがあります。
- スリーブ内部のサビや汚れ 雨天時のラウンド後にしっかり乾燥させなかった場合、スリーブ内部に水分が残り、サビや汚れが発生。これがスリーブの固着を引き起こし、シャフトが動かなくなることがあります。
- トルクレンチの緩め不足 PING専用トルクレンチは、「カチッ」という音で適正トルクを示しますが、緩める際も同じレンチを使います。十分にネジが緩んでいないと、ヘッドはシャフトから外れません。
固着したシャフトを外す方法
- トルクレンチで完全に緩める スリーブネジを反時計回りに回し、限界まで緩めてください。ネジが完全に緩んでいれば、ヘッドとシャフトの間にわずかな隙間が見えます。
- ヘッドを優しく揺らす 固着を解除するため、ヘッドを前後・左右にゆっくりと揺らしましょう。無理に力を入れると、スリーブやシャフトの破損につながるため、慎重に行います。
- 布を巻いてゴムハンマーで軽く叩く(最終手段) どうしても抜けない場合は、ヘッドに柔らかい布を巻き、ゴムハンマーで軽く叩いてみてください。直接叩くと傷がつく恐れがあるため、必ず保護を。叩く際はシャフトの方向に対して平行に、少しずつ力を加えるのがポイントです。
固着防止のためのメンテナンス
- 定期的にシャフトを抜いて清掃する
シーズンオフやメンテナンス時にはシャフトを外し、スリーブやゴムパッキンの汚れを取り除きましょう。乾いた布やエアダスターを使うと効果的です。 - シリコンスプレーを少量使用
スリーブ部分に微量のシリコンスプレーを吹きかけることで、固着防止効果が期待できます。ただし、過剰に使うと滑りすぎてトルク不足の原因になるため、注意してください。 - ラウンド後の乾燥を徹底
雨天時や湿度の高い環境での使用後は、ヘッドとシャフトを外し、完全に乾燥させることが固着防止につながります。
ゴムパッキン固着したシャフトの抜き方
PINGのカチャカチャ機能を使ったクラブで、シャフトが「抜けない」原因の一つがゴムパッキンの固着です。スリーブ内の防水用ゴムパッキンが経年劣化や湿気の影響で固着し、ヘッドが外れにくくなることがあります。ここでは、ゴムパッキン固着時の安全で確実なシャフトの外し方を解説します。
ゴムパッキン固着の原因
- 長期間の使用による密着 シャフトを頻繁に交換しないと、ゴムパッキンが圧縮されたままの状態が続き、固着する可能性が高くなります。
- 湿気や水分による劣化 雨天時のラウンド後、十分に乾燥させずに放置すると、スリーブ内部のゴムパッキンが水分を含み、膨張して固着することがあります。
- 温度変化による収縮と膨張 高温や低温環境での保管を繰り返すと、ゴムパッキンが硬化したり、形状が変化して抜けにくくなることがあります。
固着したシャフトを安全に抜く方法
- トルクレンチで完全にネジを緩める PING専用トルクレンチを使い、スリーブネジを反時計回りに回して完全に緩めます。ネジが緩みきっているか、最後まで回して確認しましょう。
- ヘッドをゆっくりと揺らす シャフトを固定したまま、ヘッドを左右にゆっくりと揺らしながら少しずつ引っ張ります。無理に引き抜こうとせず、固着部分をほぐすイメージで行うと効果的です。
- 温めて固着を緩める(ドライヤー使用) ゴムパッキンは温めると柔らかくなる性質があります。ドライヤーを使ってスリーブ部分を1〜2分温め、柔らかくしてから再度ヘッドを揺らしてみてください。
※注意:高温にしすぎるとヘッドやシャフトの塗装が傷む恐れがあるため、温風を適度な距離から当てましょう。 - ゴムハンマーで軽く叩く(最終手段) それでも抜けない場合は、ヘッドに柔らかい布を巻き、ゴムハンマーでスリーブの根元を軽く叩いてみます。力加減に注意し、少しずつ叩くことで固着が緩むことがあります。
ゴムパッキン固着防止策
- 定期的なメンテナンス
ラウンド後やシーズンオフにはシャフトを外し、スリーブ部分を乾燥・清掃しましょう。固着予防にはこれが最も効果的です。 - シリコンスプレーの活用
固着防止のために、スリーブ内部に少量のシリコンスプレーを吹きかけることで、ゴムパッキンの潤滑性を保つことができます。ただし、過剰使用は滑りすぎる原因になるので、少量にとどめましょう。 - 湿気を避けた保管
クラブを使用後は乾燥した場所に保管し、長期間使わないときでも定期的にシャフトを抜き差しして固着を防ぎましょう。
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G425シャフト交換方法
PING G425シリーズはカチャカチャ機能を搭載し、ロフトやライ角の調整だけでなく、シャフト交換も簡単に行えます。しかし、正しい手順を踏まないと固着や破損のリスクがあるため、慎重に作業することが重要です。ここでは、G425ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティのシャフト交換方法を詳しく解説します。
用意するもの
- PING専用トルクレンチ(純正推奨)
- 交換用シャフト(対応スリーブ付き)
- 柔らかい布(ヘッド保護用)
- エアダスターまたは乾いた布(スリーブの清掃用)
シャフト交換の手順
- トルクレンチでスリーブネジを緩める トルクレンチを反時計回りに回し、「カチッ」という音がするまで緩め続けます。ネジが最後まで緩むと、ヘッドとシャフトの間に隙間ができます。
- ヘッドをゆっくりと取り外す 無理に引っ張るのではなく、ヘッドを左右に軽く揺らしながら外しましょう。固着している場合は、前セクションで紹介した方法(ドライヤーやゴムハンマーの活用)を試してください。
- スリーブの清掃 スリーブ内部にゴミや汚れが付着していると、シャフトの抜き差しがスムーズに行えなくなるため、エアダスターや乾いた布で丁寧に清掃します。
- 交換シャフトをセット スリーブに表示されているロフト・ライ角のポジションを確認し、希望の設定に合わせてシャフトを差し込みます。G425シリーズのスリーブには以下の設定があります。設定ロフト調整幅ライ角設定STD標準スタンダード-11度ダウンスタンダード+11度アップスタンダードFLAT標準フラット
- トルクレンチで締め付ける
シャフトをセットしたら、トルクレンチを時計回りに回し、「カチッ」と音がするまでしっかり締め付けます。音がすることで適正トルクに達した合図となります。
シャフト交換時の注意点
- 無理に力を加えない
固着している場合でも無理に引っ張らず、前述の方法で慎重に作業しましょう。 - スリーブの向きを確認
シャフトの差し込み方向を間違えると、設定がズレる可能性があります。ポジションをしっかり確認して装着してください。 - 交換後の試打を忘れずに
シャフト交換後は、練習場で必ず試打し、打感や弾道の変化を確認しましょう。
アイアンシャフト抜けない場合
PINGのアイアンでも、シャフトが「抜けない」トラブルは時折発生します。特に、長期間使用したクラブや湿気の多い環境で使われたアイアンでは、接着剤の劣化や錆び、固着が原因でシャフトが取り外せなくなることがあります。ここでは、アイアンシャフトが抜けない原因と、安全かつ確実に外す方法を詳しく解説します。
シャフトが抜けない主な原因
- エポキシ接着剤の固着 PINGのアイアンはヘッドとシャフトを強力なエポキシ接着剤で固定しています。経年劣化により、この接着剤が固まりすぎてしまい、簡単には剥がれなくなることがあります。
- シャフト内部の錆び 雨天ラウンド後に十分な乾燥をしないと、シャフト内部やホーゼル部分に錆びが発生します。これが原因でシャフトとヘッドが固着し、抜けにくくなることがあります。
- ホーゼル部分の変形 強い衝撃を受けたアイアンは、ホーゼル部分がわずかに変形することがあります。これがシャフトの固着を引き起こし、スムーズに抜けなくなるケースも。
固着したアイアンシャフトの抜き方
- 加熱して接着剤を緩める ヒートガンやドライヤーを使い、ホーゼル部分を2〜3分温めます。エポキシ接着剤は熱に弱いため、温めることで柔らかくなり、シャフトが抜けやすくなります。
※注意:過熱しすぎるとヘッドやシャフトの塗装が傷むため、適度な距離から温風を当てましょう。 - 専用のシャフトプーラーを使用 シャフト抜き専用の工具「シャフトプーラー」を使うと、安全かつ効率的にシャフトを取り外せます。PINGアイアンの場合、ホーゼルとシャフトのサイズに合ったプーラーを選ぶことが大切です。
- ヘッドを固定し、ゆっくりと引き抜く バイス(万力)を使ってヘッドをしっかり固定し、シャフトをゆっくりと回しながら引き抜きます。無理に力をかけるとシャフトの破損につながるため、慎重に作業しましょう。
- ラスペネや潤滑剤を使用する 固着がひどい場合は、ホーゼル内部にラスペネや潤滑スプレーを少量吹きかけ、数分間放置してから作業を再開すると、抜きやすくなります。
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固着防止のためのメンテナンス
- 定期的にシャフトを清掃する
ラウンド後はホーゼル周辺の汚れを拭き取り、湿気が残らないようにしっかり乾燥させましょう。 - 防錆スプレーの活用
長期間保管する場合は、防錆スプレーを軽く吹きかけることで、錆びの発生を抑えられます。 - シャフトの差し込み確認
シャフトを交換する際は、ホーゼル内部の汚れや錆びを完全に除去し、しっかりと差し込むことで固着防止につながります。
PINGカチャカチャ抜けないときのまとめ
PINGのカチャカチャ機能は非常に便利ですが、シャフトが「抜けない」トラブルは意外と多くのゴルファーが経験します。ここまで解説してきた原因や対処法を振り返り、PINGクラブのメンテナンスやシャフト交換をスムーズに行うためのポイントをまとめます。
シャフトが抜けない主な原因
- ゴムパッキンの固着:湿気や長期間の使用でゴムパッキンが密着し、シャフトが抜けにくくなる。
- エポキシ接着剤の固着:経年劣化で接着剤が硬化し、シャフトが外れなくなる。
- 錆びや汚れの蓄積:ホーゼル内部に錆びや汚れがたまると、シャフトの抜き差しが困難になる。
- 温度変化によるパーツの収縮・膨張:高温や低温環境にさらされることで、部品が固着しやすくなる。
対処法のポイント
- トルクレンチでしっかりネジを緩める:「カチッ」という音がするまで、しっかりと緩めきる。
- ヘッドを優しく揺らしながら外す:無理に引っ張らず、少しずつ動かして固着を解消。
- ドライヤーやヒートガンで加熱:接着剤やゴムパッキンの固着を緩めるため、適度に温める。
- シャフトプーラーの使用:固着がひどい場合は専用工具を使って安全に取り外す。
- 潤滑スプレーの活用:ラスペネやシリコンスプレーを使い、固着部分の摩擦を軽減。
固着防止のメンテナンス
- 使用後はしっかり乾燥させる:雨天ラウンド後は、ヘッドとシャフトを分解し、十分に乾燥。
- 定期的にシャフトを抜き差しする:長期間放置せず、時々シャフトを外して固着を防ぐ。
- スリーブ内部の清掃:エアダスターや乾いた布で、ゴミや汚れをしっかり除去。
- 防錆スプレーを少量使用:特に湿気の多い環境での使用後は、防錆対策が有効。
PINGのカチャカチャ機能を快適に使うためには、正しい知識とメンテナンスが欠かせません。シャフト交換や調整を安全かつスムーズに行うためにも、今回紹介した方法をぜひ活用してください。