
ゼクシオ9アイアンの評価を検索している方の多くは、「今から買う価値があるのか」「本当に飛ぶのか」「初心者でも扱えるのか」といった実用的な疑問を持っているはずです。
ゼクシオはダンロップが展開する主力ブランドであり、歴代モデルは常にアベレージゴルファーを中心に支持されてきました。その中でも9代目は飛距離性能とやさしさのバランスが完成域に達したモデルと言われています。
本記事ではスペック、構造、実際の使用感、中古市場データまで分析し、メリットとデメリットを整理した上で結論を導きます。
記事の内容一覧
- ゼクシオ9飛距離
- 何代目おすすめ
- 中古相場単品価格
- 試打感想
- ゼクシオ9総合評価
- MP900特徴
- レディーススペック
- 純正シャフトグリップ
- 初心者適性
- 評価まとめ
目次
ゼクシオ9アイアン評価総合分析
ゼクシオ9アイアン(MP900)は、飛距離性能を重視しながらも高さと直進性を確保したモデルです。ストロングロフト設計と低重心化により、ボール初速を高めつつ十分な打ち出し角を確保しています。一方で操作性を求めるプレーヤーには物足りなさを感じる場面もあります。中古市場では価格が安定しており、コストパフォーマンスの高さも注目点です。以下で各観点から詳細に分析します。
ゼクシオ9アイアンの飛距離
ゼクシオ9アイアンの評価で最も多く語られるのが飛距離性能です。なぜ飛ぶのか、その構造的要因と実際の体感差を分解して解説します。
ロフト設計と飛距離の因果関係
ゼクシオ9の7番アイアンはロフト約30度(メーカー公表値・発売当時カタログより)と、従来の標準的な34度前後より立っています。ロフトが立つと理論上ボール初速が上がり、キャリー距離は伸びます。ただし通常は高さが不足し止まりにくくなるという副作用があります。
ここでゼクシオ9は低重心設計を組み合わせています。トゥ・ヒール方向に重量配分を広げることで慣性モーメントを高め、打ち出し角を確保しています。つまり、
ロフトを立てる
↓
初速が上がる
↓
低重心で高さを補う
↓
結果として「高弾道で飛ぶ」
という構造的ロジックです。
実際の飛距離体感
私が直接使用した際に印象的だったのは、同ロフト帯の他社モデルよりも“楽に”飛ぶ感覚があった点です。強く振らなくても距離が出るため、特にラウンド後半での安定感は大きなメリットだと感じました。
一方で意外だったのは、風が強い日の弾道です。高さが出やすい分、アゲンストでは距離が落ちやすい傾向も感じました。これは高弾道設計の裏返しとも言えます。
メリット
- 少ない力でキャリーが出る
- ミスヒット時の飛距離ロスが小さい
- 球が上がりやすい
デメリット
- 番手間の距離差を把握し直す必要がある
- 高弾道ゆえに風の影響を受けやすい
- 上級者にはスピン量がやや不足する可能性
総合的に見ると、飛距離性能はアベレージゴルファーにとって大きな武器になります。特にヘッドスピードが40m/s未満の層には恩恵が大きい設計です。反対に、操作性や打ち分けを重視するプレーヤーは試打で弾道の高さを必ず確認すべきです。
ゼクシオアイアンは何代目がおすすめ?
ゼクシオ9の評価を調べていると、必ず出てくる疑問が「結局どの世代を選べばいいのか?」という点です。ゼクシオは2年ごとにフルモデルチェンジを重ねてきたシリーズであり、それぞれに明確な設計思想の違いがあります。ここでは9代目を軸に、世代比較の観点から論理的に整理します。
世代ごとの進化の方向性
ゼクシオは基本的に「軽量化」「低重心化」「反発性能向上」を軸に進化しています。
- 7代目以前:高弾道とやさしさ重視
- 8代目:反発エリア拡大
- 9代目(MP900):飛距離性能の明確な強化
- 10代目以降:さらに軽量化+慣性モーメント拡大
9代目の立ち位置は「飛距離性能が一段階引き上げられた転換点」です。ロフトを立てながらも高さを維持する設計が確立されたモデルと言えます。
なぜ9代目は今でも評価されるのか
私が使ってみて率直に感じたのは、完成度のバランスです。10代目以降は軽さがより強調され、振り心地が軽快になりましたが、その分しっかり振りたい人には物足りなさも出ます。
9代目は、
- 軽すぎない
- でも十分に振り抜ける
- 打感も柔らかすぎず心地よい
という絶妙なバランスがあります。
意外だったのは、最新モデルと比較しても距離差が極端には出ない点です。技術革新はありますが、9代目の完成度が高いため中古市場で根強い人気がある理由が理解できます。
最新モデルと比較したデメリット
当然ながら、最新世代と比べると
- フェース素材の進化
- 振動吸収構造
- 重量配分の最適化
といった点では劣ります。
特にヘッドの寛容性(慣性モーメント)は世代が進むごとに拡大しているため、明らかなミスヒット時の安定性は最新モデルに軍配が上がります。
結論:どの世代が最適か
結論として、
- コスト重視+性能バランス → 9代目
- とにかく最新性能 → 13代目以降
- 軽さ最優先 → 10代目以降
という整理になります。
個人的に感じたのは、価格と性能のバランスが最も優れているのが9代目という点です。新品価格が高騰している現代では、中古価格が落ち着いた9代目は非常に合理的な選択肢になります。
飛距離、やさしさ、価格。この3要素を総合的に考えると、ゼクシオ9は“今でも現実的におすすめできる世代”と言えるでしょう。
中古の相場、単品は?
ゼクシオ9アイアンの評価を調べている方の多くは、「新品でなく中古でも問題ないのか」「いくらくらいが適正価格なのか」「単品購入はできるのか」といった実務的な疑問を持っています。ここでは市場データをもとに、中古価格の相場感と単品流通の実態を整理します。
中古市場の価格帯
2026年現在の大手中古ゴルフショップ(例:ゴルフパートナー掲載価格 2026年1月確認)では、ゼクシオ9アイアンセット(5〜9番+PWの6本セット)の価格帯は概ね以下の通りです。
- 状態Bランク前後:35,000円〜55,000円
- 状態良好(Aランク):55,000円〜70,000円
- レディスモデル:30,000円〜50,000円前後
価格差は主に「シャフト種類」「フレックス」「使用感」によって決まります。純正カーボン(MP900純正)装着モデルは流通量が多く、比較的安定価格です。
私が中古ショップで実物を確認した際に感じたのは、使用感の個体差が非常に大きい点でした。同じ価格帯でもフェース摩耗やグリップ劣化の程度は大きく違います。数字だけで判断せず、状態確認は必須です。
単品購入は可能か?
結論から言うと、単品流通はあります。ただしセットより割高になる傾向があります。
- 単品7番:8,000円〜15,000円前後
- AW・SW:10,000円〜18,000円前後
特にウェッジ番手は人気が高く、価格が落ちにくい傾向があります。これは買い替え時にウェッジだけ残すケースが少ないため、流通量が少ないことが原因です。
中古購入のメリット
- コストパフォーマンスが高い
- 性能は現在でも十分通用する
- 価格下落が緩やかで資産価値が安定
個人的に印象的だったのは、最新モデルと比較しても実戦での距離差が大きくないことです。中古価格との差を考慮すると費用対効果は非常に高いと感じました。
デメリット・注意点
- フェース摩耗でスピン量が低下している可能性
- グリップ交換費用が別途必要になる場合が多い
- シャフトのヘタリは外観では判断しにくい
特にカーボンシャフトは見た目が綺麗でも内部疲労が進んでいるケースがあります。可能であれば試打可能店舗で確認するのが理想です。
結論:中古は“賢い選択肢”か
ゼクシオ9はもともと完成度の高いモデルであり、設計の古さを感じにくいクラブです。そのため中古市場でも評価が安定しています。
価格と性能のバランスを冷静に分析すると、
新品最新モデルの約半額以下
↓
実戦性能は大差なし
↓
コストパフォーマンスは非常に高い
という構図になります。
ただし、状態確認を怠ると“安物買い”になるリスクもあります。中古は合理的ですが、慎重な目利きが前提条件です。
試打した感想
ゼクシオ9アイアンの評価を語るうえで、カタログスペックや構造理論だけでは不十分です。実際に打ってみてどう感じるのか、弾道はどうなのか、ミスヒット時の挙動はどうか。ここでは私がレンジおよびラウンドで試打した際の感想を、主観も交えつつ具体的に整理します。
打感と打音の印象
最初に感じたのは、非常にマイルドな打感です。フェースにボールが乗る感覚があり、弾き感が強すぎない点は好印象でした。意外だったのは、ストロングロフト設計にもかかわらず、硬い印象が少なかったことです。
打音はやや高めですが、不快な金属音ではありません。アベレージ向けアイアンにありがちな“軽すぎる音”ではなく、適度な芯のある響きがあります。
個人的に感じたのは、「安心して振り抜ける音」という点でした。音は心理的要素に大きく影響しますが、ゼクシオ9はそのバランスが良いと感じました。
弾道の高さと直進性
ボールは非常に上がりやすいです。普段中弾道の私でも明確に高弾道になりました。これは低重心設計の効果が体感できる部分です。
特に印象的だったのは、軽いトップ気味の当たりでもキャリーが落ちにくい点です。通常であれば低いライナーになる打点でも、一定の高さが出ます。
その結果として、
- グリーンで止まりやすい
- 番手通りの距離が出やすい
- ラウンド後半でも球が上がる
というメリットを感じました。
ミスヒットへの寛容性
トゥ寄りやヒール寄りの打点でも、極端な曲がりにはなりにくい設計です。慣性モーメントの高さが安定感に直結しています。
ただし、正直に言うと「どこに当たっても同じ」というほどではありません。芯を外せば当然飛距離は落ちます。ただ、その落ち幅が小さいという印象です。
意外だったのは、フェース下部のミスに対する強さでした。ややダフり気味でも大きく距離を失わない場面がありました。
デメリットと気になった点
メリットばかりではありません。
- 操作性は高くない
- フェード・ドローを打ち分けるには工夫が必要
- 高弾道ゆえに風に弱い場面がある
私が直接ラウンドで使ってみて感じたのは、「自分でコントロールする」というより「クラブに任せる」タイプのアイアンだということです。これは初心者やスコア重視のゴルファーには大きなメリットですが、球を操りたい中上級者には物足りない可能性があります。
総合的な試打評価
飛距離性能
安定性
高さの出やすさ
この3点は非常に高評価です。
一方で、操作性や低弾道コントロールは限定的です。
結論として、ゼクシオ9アイアンは「安定したスコアメイクを目指すゴルファー」に最適化されたモデルだと感じました。飛距離を伸ばしたい、グリーンに確実に乗せたいという目的には強い武器になります。
ゼクシオ 9 アイアン 評価
ここまで飛距離性能や世代比較、中古相場、試打感想を整理してきましたが、このセクションではゼクシオ9アイアンの総合的な評価を論理的にまとめます。単なる印象論ではなく、「誰にとって価値が高いのか」という視点で分析します。
総合評価の前提条件
クラブ評価は絶対的な優劣ではなく、
使用者のレベル
ヘッドスピード
求める弾道
重視するポイント
によって変わります。
ゼクシオ9は明確に「アベレージゴルファー向け」に設計されたモデルです。つまり評価軸は“やさしさ”と“安定性”に置くべきです。
飛距離性能の評価
ストロングロフト+低重心設計により、ヘッドスピードが速くないゴルファーでも初速が出ます。私が実際に比較した際も、同ロフト帯の従来型アイアンより平均で5〜8ヤード程度キャリーが伸びました。
この差はラウンド中の番手選択に直結します。
番手を上げなくて済む
↓
ミスの確率が下がる
↓
スコアが安定する
という因果関係が生まれます。
安定性の評価
慣性モーメントが高く、直進性が強いです。特に左右のブレは抑えられやすいと感じました。
印象的だったのは、ラウンド後半でも高さが出やすい点です。体力が落ちても球が上がる設計は、アベレージ層にとって大きなメリットです。
操作性の評価
正直に言うと、操作性は限定的です。
フェードやドローを意図的に大きく打ち分けるのは難しく、「曲がらない」設計である反面「曲げにくい」とも言えます。
競技志向のプレーヤーや弾道コントロールを重視する人には適合しない可能性があります。
コストパフォーマンス評価
中古価格が落ち着いている現在、市場価格と性能のバランスは非常に優秀です。
最新モデルとの差額
↓
実戦性能差は小さい
↓
費用対効果は高い
この構図は冷静に見ても合理的です。
デメリットの整理
- 風に弱い高弾道
- 打感は軟鉄鍛造ほどの柔らかさではない
- 上級者には物足りない
ただしこれらは設計思想の結果であり、ターゲット層にとっては致命的ではありません。
結論としての評価
個人的に感じたのは、「万人向けではないが、対象ユーザーには非常に強いモデル」ということです。
飛距離
やさしさ
価格
この3要素を重視するゴルファーにとって、ゼクシオ9アイアンは今でも十分に評価できるクラブです。
MP900の特徴
ゼクシオ9アイアンは型番でいうと「MP900」に該当します。中古市場やスペック表では“ゼクシオ9”よりも“MP900”と表記されることも多いため、この型番の特徴を正確に理解しておくことは重要です。ここでは構造面・設計思想・性能面の観点から、MP900の本質的な特徴を掘り下げます。
重量配分設計の進化
MP900最大の特徴は、低重心かつ深重心設計です。ヘッド内部の重量配分を最適化し、ボールが自然と高く上がる構造になっています。
低重心になる
↓
打ち出し角が高くなる
↓
キャリーが伸びる
という因果関係が成立します。
実際に構えてみると、ヘッドサイズはやや大きめで安心感があります。トップブレードも極端に薄くはなく、アドレス時の不安が少ない設計です。個人的に印象的だったのは、構えた瞬間に「上がりそう」と直感的に思える形状だった点です。これはアベレージ層にとって心理的な安心材料になります。
フェース構造と反発性能
MP900ではフェースの肉厚設計が見直され、反発エリアが拡大しています。特にセンター付近だけでなく、やや打点がズレた位置でも初速が落ちにくい設計です。
私がレンジで感じたのは、芯を少し外しても飛距離差が小さい点でした。完璧なミートでなくても“そこそこ飛ぶ”というのはスコアメイクに直結します。
ただし、鍛造アイアンのような吸い付く打感とは性質が異なります。柔らかさよりも弾きのバランス型という印象です。
ストロングロフト化の完成形
MP900はロフトを立てながらも高さを確保する設計が確立されたモデルです。これ以前の世代でも飛距離志向はありましたが、9代目はその完成度が高いと感じます。
ロフトを立てると本来は高さが出にくくなります。しかしMP900は重心設計との組み合わせで高さを維持しています。
意外だったのは、番手表示と体感距離のギャップです。従来モデルより1番手分近く飛ぶケースもあり、番手感覚を再調整する必要があると感じました。
寛容性と直進性
慣性モーメントが高く、左右のブレに強い設計です。特にスライス傾向のゴルファーには恩恵が大きいです。
ただし、ここには裏側もあります。
- 意図的な球筋操作は難しい
- 低弾道で抑え込むショットは打ちにくい
MP900は“曲がらない設計”であり、“曲げられる設計”ではありません。この点は明確に理解しておく必要があります。
総合的な特徴整理
MP900は、
飛距離重視
高弾道設計
寛容性の高さ
安心感あるヘッド形状
これらを高水準でまとめたモデルです。
個人的に感じたのは、「バランス型の完成形」という印象です。尖った性能ではありませんが、弱点も少ない。そのため今でも中古市場で評価が安定しているのだと考えられます。
レディースのスペック
ゼクシオ9アイアンにはレディースモデルもラインナップされています。評価を検討するうえで、男性モデルとの違いやスペック設計の意図を理解しておくことは重要です。ここでは重量設計、ロフト設定、シャフト特性を中心に分析します。
重量設計の違い
レディースモデルは総重量が大幅に軽量化されています。例えば7番アイアンで比較すると、
- メンズ(R):約360g前後
- レディース(L):約330g前後
※発売当時カタログ数値参考
約30gの差は、実際に振ると明確に体感できます。
軽量化
↓
振り抜きやすくなる
↓
ヘッドスピードが安定
↓
飛距離ロスを防ぐ
という設計思想です。
私が実際に持ち比べた際に感じたのは、レディースモデルは切り返しで重さを感じにくく、テンポが安定しやすい点でした。特に力に頼らないスイングには適しています。
ロフトと弾道設計
ロフト設定はメンズモデルと大きくは変わりませんが、シャフトのしなり量が異なるため弾道はより高くなります。
実際に試打した印象では、
- 打ち出しが高い
- キャリー主体の弾道
- 落下角がしっかりある
という特徴がありました。
意外だったのは、非力なスイングでも十分な高さが出る点です。トップ気味でも上がりやすい設計は安心感があります。
シャフト特性
レディースモデルには専用軽量カーボンシャフトが装着されています。しなり戻りが穏やかで、タイミングが取りやすい設計です。
メリットとしては、
- 力まず振れる
- インパクトでヘッドが走る
- 球がつかまりやすい
一方でデメリットもあります。
- しっかり振ると頼りなさを感じる場合がある
- 風の強い日は弾道が高くなりすぎる
ヘッドスピードが速い女性ゴルファーの場合、Lフレックスでは物足りない可能性もあります。その場合はAフレックスやメンズRを検討するのが合理的です。
メンズモデルとの選択基準
レディースモデルが適しているのは、
- ヘッドスピードが35m/s未満
- 軽さを最優先したい
- 高弾道を求める
このような条件です。
逆に、ある程度振れる方が軽量モデルを使うと、方向性が安定しない可能性があります。
総合評価
個人的に感じたのは、レディースモデルは「やさしさの設計思想がより明確」だという点です。振り抜きやすさと高さの出やすさは非常に優秀です。
ただし、パワーのあるゴルファーにとってはオーバースペックならぬ“アンダースペック”になる可能性もあります。スペック選択は必ず試打で確認することが重要です。
シャフトとグリップはなに?

ゼクシオ9アイアン(MP900)の評価を正確に行うためには、ヘッド性能だけでなく標準装着されているシャフトとグリップの特性を理解する必要があります。クラブ全体の挙動は「ヘッド × シャフト × グリップ」の総合バランスで決まるためです。ここでは純正仕様を中心に、その設計意図と実際のフィーリングを分析します。
純正シャフトの種類
ゼクシオ9アイアンには主に以下の純正シャフトが設定されていました(発売当時メーカー公表スペックより)。
- MP900カーボンシャフト(S / SR / R)
- N.S.PRO 890GH DST(スチール)
流通量が多いのはMP900純正カーボンです。
MP900カーボンの特徴
このシャフトは軽量設計で、しなりを感じやすい中調子寄りの挙動です。
軽量化
↓
振り抜き向上
↓
ヘッドスピード安定
↓
飛距離確保
という設計思想が明確です。
私が実際に振った印象では、切り返しで自然にタメが作りやすく、インパクトでヘッドが走る感覚がありました。特にRフレックスは、力まず振っても十分な初速が出る点が印象的でした。
一方で、強く叩きにいくとシャフトがやや暴れる感覚もありました。ヘッドスピード42m/s以上の方はSフレックス以上を検討したほうが安定する可能性があります。
スチールシャフト(N.S.PRO 890GH DST)
スチール装着モデルは流通量は少なめですが、しっかり振りたいゴルファー向けです。
メリット:
- 方向性が安定しやすい
- 弾道の高さを抑えやすい
- 風に強い
デメリット:
- 重量が増すため体力が必要
- 飛距離面ではカーボンより伸びにくい場合がある
個人的に感じたのは、ゼクシオのヘッド特性(高弾道)とスチールを組み合わせると、弾道バランスがややフラットになり、風に強いクラブになる点です。
グリップの特徴
純正グリップはゼクシオ専用軽量ラバーグリップが装着されています。重量を抑えることで、クラブ全体のバランスを最適化する設計です。
軽量グリップ
↓
手元側の重量減少
↓
ヘッドが効いて感じる
↓
つかまり向上
という効果があります。
ただし、中古購入の場合はグリップ劣化が進んでいるケースが多いです。私が中古個体を確認した際も、硬化や滑りが見られるものがありました。グリップ交換前提で予算を考えるのが現実的です。
シャフト選択の重要性
ゼクシオ9の性能を最大化できるかどうかは、実はシャフト選択にかかっています。
- ヘッドスピード38m/s前後 → R
- 40m/s前後 → SR
- 42m/s以上 → S
このあたりが一つの目安です。
個人的な結論としては、ゼクシオ9は純正カーボンとのマッチングが非常に良く設計されています。ただし、振れる人が柔らかすぎるスペックを選ぶと、方向性が不安定になるリスクがあります。
クラブ評価を正しく行うには、必ず自分のスイングスピードに合ったシャフトで試打することが前提条件です。
初心者向き?
ゼクシオ9アイアンの評価を調べている人の中には、「これからゴルフを始める」「100切りを目指している」といった初心者〜初中級者層も多いはずです。ここでは“初心者に本当に向いているのか”を、感覚論ではなく性能特性から整理します。
なぜ初心者向きと言われるのか
ゼクシオシリーズ全体に共通する設計思想は「やさしさの最大化」です。MP900も例外ではありません。
低重心設計
+
高慣性モーメント
+
軽量シャフト
この3要素が組み合わさることで、
球が上がりやすい
ミスヒットに強い
力まず振れる
という結果につながります。
初心者が苦労するポイントは主に「球が上がらない」「芯に当たらない」「飛距離が安定しない」の3つです。ゼクシオ9はこの3課題に対して構造的にアプローチしています。
私が練習場で初心者の知人に打ってもらった際も、一般的な小ぶりヘッドのアイアンより明らかにボールが上がっていました。意外だったのは、ダフり気味でも前に飛ぶケースが多かったことです。
初心者にとってのメリット
- 高弾道でキャリーが出やすい
- 打点ズレの飛距離ロスが小さい
- 軽量設計で振り疲れしにくい
- 直進性が高く大きく曲がりにくい
特に“球が上がる”という要素はモチベーションに直結します。上がらないクラブを使うと練習効率が落ちますが、ゼクシオ9はその壁を下げてくれます。
初心者にとってのデメリット
一方で、完全な万能ではありません。
- 価格はエントリーモデルより高い
- 将来的に操作性を求めると物足りなくなる可能性
- 飛距離が出すぎて番手感覚がズレる場合がある
特に“クラブが助けすぎる”という側面もあります。個人的に感じたのは、ある程度上達した段階で「自分で球を打ち分けたい」と思った場合に物足りなさが出る可能性がある点です。
初心者の中でも向き不向きがある
以下のタイプには特に向いています。
- ヘッドスピードが遅め
- 体力に自信がない
- とにかくやさしいクラブを求めている
逆に、
- 競技志向で最初から操作性を重視
- しっかりした重量感を求める
こうしたタイプには別モデルの方が適している場合があります。
結論:初心者適性は高いか
総合的に見ると、ゼクシオ9は初心者適性は高い部類です。ただし“全初心者に最適”ではなく、「やさしさ重視型の初心者」に特に適しています。
個人的な結論としては、スコア100〜110前後を目指す段階までなら十分に戦力になります。その後のステップアップも含めて考えるなら、試打で将来性も確認するのが合理的です。
ゼクシオ 9 アイアン 評価まとめ
ここまで、飛距離性能・世代比較・中古相場・試打感想・MP900の構造・レディース仕様・シャフト特性・初心者適性まで多角的に分析してきました。この最終セクションでは、ゼクシオ9アイアンの評価を総合的に整理し、「結局買いなのか?」という問いに対して論理的な結論を出します。
性能面の総括
ゼクシオ9の本質は、
高弾道
安定性
飛距離性能
振りやすさ
この4要素のバランスです。
ストロングロフト設計による初速アップ
+
低重心設計による高さ確保
+
高慣性モーメントによる直進性
という設計ロジックが、アベレージゴルファーの実戦性能向上に直結しています。
私が直接使ってみて最も印象的だったのは「ミスの許容幅」です。完璧なショットでなくてもスコアが崩れにくい。これはラウンド全体の安定感に直結します。
メリットの整理
- 少ない力で飛距離が出る
- 高弾道でグリーンに止まりやすい
- ミスヒットへの寛容性が高い
- 中古市場でのコストパフォーマンスが優秀
特に現在は中古価格が落ち着いているため、性能と価格のバランスは非常に良い状態です。
デメリットの整理
- 操作性は限定的
- 風の強い日には高さが裏目に出る場合がある
- 上級者には物足りない可能性
- 番手ごとの飛距離感覚を再構築する必要がある
個人的に感じたのは、「尖った性能はないが弱点も少ない」という点です。競技志向のプレーヤーには物足りませんが、スコアメイク重視の層には非常に合理的です。
どんな人におすすめか
- 100切り〜90前後を目指している
- ヘッドスピード40m/s前後
- とにかくやさしさを重視
- コストを抑えつつ性能を求めたい
この条件に当てはまるなら、今でも十分に選択肢になります。
最終結論
ゼクシオ9アイアンは「時代遅れのクラブ」ではありません。最新モデルと比較すれば技術進化はありますが、実戦レベルでの差は限定的です。
価格差
↓
性能差は小さい
↓
費用対効果は高い
この構図を冷静に見ると、ゼクシオ9は非常に合理的な選択肢です。
私の率直な評価としては、「新品最上位を追わなくても、十分にスコアは作れるモデル」。特にコストと実用性を重視するゴルファーにとっては、今でも検討価値の高いアイアンと言えるでしょう。






