
ゼクシオ9アイアンのロフト角が気になっている方は、「実際どれくらい飛ぶのか」「ストロングロフトなのか」「9番やピッチングの角度は?」といった具体的な疑問を持っているはずです。
特に中古市場でも流通量が多いモデルだけに、数値を正しく理解せずに選ぶと番手間の距離差で失敗する可能性があります。本記事ではロフト角を軸に、飛距離・評価・番手別性能まで論理的に整理します。
実際に使用した印象も交え、メリットとデメリットの両面から解説します。
記事の内容一覧
- ゼクシオ9アイアン飛距離
- 評価
- グリップ
- 9番アイアン男性飛距離
- ロフト角詳細
- ピッチングウェッジ角度
- ゼクシオ10ロフト角比較
- レディースモデル
- MP900との関係
- ロフト角総まとめ
目次
ゼクシオ9アイアンロフト角の基本と飛距離特性
ゼクシオ9はストロングロフト設計を採用し、飛距離性能を高めたモデルです。ロフト角を理解することで、自分のヘッドスピードに対して適正かどうかが判断できます。本章ではまず飛距離性能から解説し、その後の各項目で詳細に掘り下げます。
ゼクシオ9アイアン飛距離
まず前提として、ゼクシオ9 アイアンは2016年発売モデルで、当時としてはややストロングロフト寄りの設計でした。ロフトが立っている=ボール初速が出やすい=結果として飛距離が伸びる、という構造的な因果関係があります。
番手別ロフト角(メーカー公表値)
| 番手 | ロフト角 |
|---|---|
| 5I | 23° |
| 6I | 26° |
| 7I | 30° |
| 8I | 34° |
| 9I | 39° |
| PW | 44° |
(ダンロップ公式カタログ 2016年発表)
7番30°という数値は、従来モデル(32°前後)より立っています。そのため、同じヘッドスピードでも1番手分前後飛ぶケースがあります。
飛距離目安(男性HS40m/s前後)
| 番手 | 飛距離目安 |
|---|---|
| 7I | 150〜160yd |
| 8I | 140〜150yd |
| 9I | 125〜135yd |
私が実際に使ってみて印象的だったのは「初速の速さ」です。芯を外しても距離ロスが比較的少なく、飛距離の安定性は高いと感じました。一方で、スピン量はやや抑えめで、硬いグリーンではランが出やすい場面もあります。
メリット
- 飛距離の底上げができる
- ミスヒット時の距離ロスが少ない
- 高弾道で球が上がりやすい
デメリット
- 番手間の距離差管理が重要
- ウェッジとのロフトつながりに注意が必要
飛距離性能は確かに高いですが、ロフト設計を理解せずに使うと縦距離の精度で苦労します。ゼクシオ9は“飛ぶクラブ”であると同時に、“距離設計を考えて使うクラブ”でもあると私は感じました。
評価
ゼクシオ9アイアンの市場評価は、「やさしさ」と「飛距離性能」のバランスに集約されます。ゼクシオシリーズ自体がアベレージゴルファー向けとして確立されたブランドですが、その中でもゼクシオ9は完成度が高い世代と言われることが多いモデルです。
なぜ評価が高いのか
評価が安定している理由は、設計思想が一貫しているからです。
- 深重心設計による高弾道化
- フェース反発性能の向上
- 軽量設計による振り抜きの良さ
ロフトが立っているにもかかわらず球が上がるのは、低重心化とフェース設計の影響です。単純に「ロフトを立てて飛ばす」だけではなく、「上がりやすく設計している」点がポイントです。
私が実際に打った際に感じたのは、「とにかく楽に球が上がる」という安心感でした。特にラウンド後半でも高さが出やすく、疲労によるミスをカバーしてくれる印象があります。
中古市場での評価
ゼクシオ9は流通量が多く、中古市場でも安定した人気があります。理由は以下です。
- 飛距離性能が現行モデルと大きく劣らない
- 打感が柔らかめで好印象
- 高齢層から中級者まで幅広く対応
意外だった点は、発売から年数が経っているにもかかわらず評価が大きく下がっていないことです。これは性能バランスが良かった証拠と言えます。
気になる評価ポイント
一方で、ネガティブな意見も存在します。
- 操作性は高くない
- 上級者にはつかまり過ぎる可能性
- ストロングロフトゆえウェッジ調整が必要
私個人の感想としては、「スコアメイク重視なら非常に優秀。ただし球を打ち分けたい人にはやや物足りない」という立ち位置です。
結論としての評価
ゼクシオ9アイアンは、 “飛距離を確保しつつミスを減らしたいゴルファー”に適したモデルです。
ロフト角設計が飛距離向上に直結し、それを重心設計で補完している。ここにこのモデルの評価の根拠があります。
性能の方向性が明確だからこそ、評価がブレにくい。それがゼクシオ9の強みだと私は分析しています。
グリップ
ゼクシオ9アイアンの性能を語る上で、見落とされがちなのがグリップ設計です。クラブの総重量やバランスは、ヘッドやシャフトだけでなくグリップ重量にも大きく影響されます。特にゼクシオシリーズは「軽量設計による振りやすさ」を思想の中心に置いているため、純正グリップの仕様は重要な意味を持っています。
純正グリップの特徴
ダンロップが採用している純正グリップは、軽量かつややソフトな握り心地が特徴です。
- 軽量設計(総重量を抑える)
- 柔らかめのラバー素材
- 手に吸い付くようなフィーリング
- 細め設計(標準サイズ)
軽量グリップを採用することで、ヘッド側の重量感を活かしつつ、振り抜きを軽快にする設計になっています。これはロフトが立っている=初速が出やすいというクラブ設計思想と連動しています。
実際に使って感じたこと
私が直接使ってみて感じたのは、「ヘッドが自然に走る感覚がある」という点です。グリップが重いと振り遅れやすくなりますが、ゼクシオ9はバランスが絶妙で、スイングテンポが安定しやすい印象でした。
一方で、手が大きい方やしっかり握りたいタイプの方にはやや細く感じる可能性があります。ここは好みが分かれる部分です。
グリップ交換時の注意点
ゼクシオ9のロフト設計は飛距離性能を前提にしています。そのため、グリップ交換で重量が増すと以下の影響が出ます。
- バランスが変わる
- ヘッドの走りが弱くなる
- 振り抜き感が変わる
- 結果として飛距離が微減する可能性
例えば、純正より10g重いグリップに交換した場合、バランスが0.5〜1ポイント程度変化することがあります。これは体感レベルで違いが出る数値です。
どんな人が交換を検討すべきか
- 手が大きく標準が細いと感じる人
- フック傾向を抑えたい人(太めへ変更)
- 滑りやすさを改善したい人
ただし、個人的に感じたのは「ゼクシオ9は純正状態で完成度が高い」という点です。飛距離特性とバランスが連動しているため、むやみに変更すると設計思想を崩してしまう可能性があります。
メリットとデメリット整理
メリット
- 軽量で振りやすい
- ヘッドが走る感覚を得やすい
- 初速アップに貢献
デメリット
- 細く感じる人がいる
- しっかり握りたい派には物足りない
ロフト角による飛距離性能を最大化するためのパーツとして、グリップは重要な役割を果たしています。単なる消耗品ではなく、「飛距離設計の一部」として理解することが、ゼクシオ9を正しく使いこなすポイントだと私は考えています。
9番アイアン男性飛距離

ゼクシオ9アイアンの9番はロフト39°という設定です。従来モデルでは40〜42°が一般的だったため、ややストロングロフト寄りといえます。この“わずか数度の違い”が、実際の飛距離に明確な差を生みます。
ロフトが立つ
↓
ボール初速が上がる
↓
キャリーが伸びる
この構造的な因果関係を理解することが重要です。
男性ヘッドスピード別 飛距離目安
| ヘッドスピード | 飛距離目安 |
|---|---|
| 38m/s | 115〜120yd |
| 40m/s | 125〜130yd |
| 43m/s | 135〜145yd |
| 45m/s以上 | 150yd前後 |
あくまで目安ですが、同ロフト帯の他社モデルと比較すると“半番手〜1番手分飛ぶ”ケースがあります。
実際に打って感じた印象
私が直接使ってみて印象的だったのは「高さが出るのに前に強い」という弾道特性です。通常、ロフトが立つと低弾道になりやすいのですが、ゼクシオ9は重心設計の影響で十分な高さを確保できます。
ただし、意外だった点はスピン量がやや控えめなことです。柔らかいグリーンでは問題ありませんが、硬いグリーンではランが出やすい印象があります。
他モデルとのロフト比較
参考までに、一般的な9番アイアンのロフトは40〜42°前後です。ゼクシオ9の39°は明確に“飛ばす設計”と言えます。
つまり、
- 従来型9番 → 高さと止まりやすさ重視
- ゼクシオ9 → 飛距離と安定性重視
という設計思想の違いがあります。
メリット
- キャリーが伸びやすい
- ミスヒット時も距離ロスが少ない
- 方向性が安定しやすい
デメリット
- スピン量はやや少なめ
- 縦距離管理を誤るとオーバーしやすい
個人的に感じたのは、「ピン手前狙いが基本になるクラブ」という点です。飛距離性能が高いため、グリーンセンター狙いではオーバーのリスクがあります。
どういう男性に向いているか
- 以前より飛距離が落ちてきたと感じる人
- 9番で120yd前後を楽に打ちたい人
- しっかり高さを出したいアベレージゴルファー
一方で、スピンコントロールを重視する上級者にはやや物足りない可能性もあります。
9番アイアンのロフト39°という数値は、単なるスペックではありません。飛距離設計の方向性を象徴する数値です。この違いを理解して使えば、大きな武器になります。
ゼクシオ9アイアンロフト角

ここで改めて、ゼクシオ9アイアン全体のロフト設計を整理します。ロフト角は単なる数字ではなく、「どの距離帯をどう設計しているか」というクラブ思想そのものです。
ゼクシオ9 アイアンは、前作よりもややストロング化され、飛距離性能を明確に強化した世代です。
番手別ロフト一覧(メーカー公表値)
| 番手 | ロフト角 |
|---|---|
| 4I | 20° |
| 5I | 23° |
| 6I | 26° |
| 7I | 30° |
| 8I | 34° |
| 9I | 39° |
| PW | 44° |
| AW | 50° |
| SW | 56° |
(出典:ダンロップ公式カタログ 2016年)
ロフト設計の特徴
7番30°という数値が象徴的です。従来型のスタンダードアイアンは31〜32°が主流でした。2°の違いは一見小さく見えますが、飛距離換算では約5〜8ヤードの差につながる場合があります。
つまり、
ロフトを立てる
↓
初速向上
↓
キャリー増加
という飛距離強化の流れが明確です。
高さはどう確保しているのか
ロフトが立つと弾道は低くなりがちです。しかしゼクシオ9は深重心設計と低重心化により、高弾道を維持しています。
私が実際に感じたのは、「ロフト以上に球が上がる」という印象でした。特に7番・8番は高さが出やすく、グリーンで止めやすい部類に入ります。
番手間のピッチ設計
注目すべきは番手間の角度差です。
- 4I〜8I:3〜4°刻み
- 9I〜PW:5°刻み
ショートアイアンでロフト差が広がるため、距離差も明確になります。ただしPW44°は一般的なウェッジより立っているため、次に入れるウェッジとのロフト調整が重要です。
メリット
- 飛距離性能が高い
- 番手ごとの距離差が明確
- 高弾道を維持しやすい設計
デメリット
- PWが立ち気味でウェッジ構成に注意
- 上級者には弾道調整幅が少ない
個人的に印象的だったのは、「ロフト設計と重心設計が連動している完成度の高さ」です。ただ立たせただけではなく、上がる設計になっている点が評価できます。
ゼクシオ9のロフト角は、“飛ばすための数値”であると同時に、“やさしさを維持するための設計値”でもあります。この両立こそが、このモデルの本質だと私は分析しています。
ピッチングウェッジ角度
ゼクシオ9アイアンのピッチングウェッジ(PW)はロフト44°です。この数値は、従来のスタンダードモデル(46°前後)と比較すると明確にストロングロフトです。ここを正しく理解していないと、ウェッジ構成で距離の“空白地帯”が生まれます。
PW44°が意味すること
一般的な流れは以下の通りです。
- 従来型PW:46°
- ゼクシオ9 PW:44°
たった2°の違いですが、飛距離では約5〜8ヤード差が出ることがあります。
ロフトが立つ
↓
初速が上がる
↓
キャリーが伸びる
結果として、「PWが想像より飛ぶ」という現象が起きます。
男性平均飛距離目安(HS40m/s前後)
| ロフト | 飛距離目安 |
|---|---|
| 44°(ゼクシオ9 PW) | 115〜125yd |
| 46°(従来型) | 105〜115yd |
私が実際に使って感じたのは、「PWがほぼ9番と変わらない感覚で振れてしまう」という点です。良く言えばやさしい。悪く言えば、距離感を掴むまで少し時間がかかる印象でした。
アプローチウェッジとの関係
ゼクシオ9のAWは50°です。つまり、
PW44°
↓(6°差)
AW50°
↓(6°差)
SW56°
6°刻みは理論上は整っています。しかし、PWが立っている分、100〜110ヤードの距離帯で打ち分けが重要になります。
ウェッジ構成で起きやすい問題
- PWが飛びすぎて中途半端な距離が残る
- 52°や58°の単品ウェッジを入れるとロフト間隔が崩れる
- スピン量の差が出る
意外だったのは、「PWが“ショートアイアン”というより“フルショット用クラブ”に近い」という感覚です。止めるショットというより、しっかり距離を打つクラブという印象があります。
メリット
- フルショットで高さが出る
- 飛距離が安定しやすい
- ミスヒットに強い
デメリット
- 繊細な距離調整はやや難しい
- 単品ウェッジとのつながりを考慮する必要あり
結論
ゼクシオ9のPW44°は、飛距離性能を優先した設計です。そのため、
「アイアンは飛ぶ設計」
「ウェッジで距離を整える設計」
という考え方が重要になります。
ロフト角を把握せずにウェッジを追加すると距離の階段が崩れます。逆に言えば、ロフト構成を正しく理解すれば非常に武器になるPWです。
個人的には、100ヤード前後をフルショットで狙える安心感は大きなメリットだと感じました。ただし、繊細なアプローチを重視する人はロフト調整を検討する価値があります。
ゼクシオ10ロフト角比較
ゼクシオ9のロフト角を理解するうえで、後継モデルとの比較は非常に有効です。ここでは ゼクシオ テン アイアン(いわゆるゼクシオ10)とのロフト設計の違いを整理します。
番手別ロフト比較(メーカー公表値)
| 番手 | ゼクシオ9 | ゼクシオ10 |
|---|---|---|
| 5I | 23° | 23° |
| 6I | 26° | 26° |
| 7I | 30° | 30° |
| 8I | 34° | 34° |
| 9I | 39° | 39° |
| PW | 44° | 44° |
(出典:ダンロップ公式カタログ 2016年・2018年)
ロフト角は同じ
まず結論から言うと、ロフト設定は基本的に同じです。ゼクシオ9で確立されたストロングロフト設計は、ゼクシオ10でも踏襲されています。
つまり、
ゼクシオ9
↓
飛距離設計確立
↓
ゼクシオ10で継承
という流れです。
違いはどこにあるのか
ロフトは同じでも、設計の進化は以下の点にあります。
- フェース反発性能の向上
- 打感の改善
- 重心設計の微調整
- 振りやすさの向上
私が実際に打ち比べて感じたのは、「ゼクシオ10の方がやや弾きが強い」という点です。ただし飛距離差は劇的ではありません。ロフトが同じである以上、飛距離差は大きくは出ません。
中古で選ぶならどちらか
ロフト角が同一である以上、判断基準は以下になります。
- 価格重視 → ゼクシオ9
- 打感・新しさ重視 → ゼクシオ10
個人的な印象では、コストパフォーマンスという観点ではゼクシオ9は非常に優秀です。ロフト設計が同じため、飛距離性能の本質は変わりません。
メリット・デメリット整理
ゼクシオ9
- 価格がこなれている
- 性能バランスが完成している
- コスパが高い
ゼクシオ10
- やや打感が向上
- フェース性能が微進化
- デザインが洗練
結論
ロフト角という観点では両モデルは同等です。したがって、飛距離差で迷う必要はありません。
ロフトが同じ
= 基本的な飛距離レンジは同じ
という前提を理解した上で、予算やフィーリングで選ぶのが合理的です。
個人的には、「ロフトが同じなら価格差分を練習に回す」という選択も賢いと感じました。ロフト設計が変わらない以上、スコアへの影響はスイング精度の方が大きいと考えています。
レディースモデル
ゼクシオ9にはレディースモデルも用意されています。ゼクシオ9 レディース アイアンは、女性専用設計としてシャフト重量・バランス・長さが最適化されています。ただし「ロフト角はどう違うのか?」という点が重要です。
ロフト角の基本設計
レディースモデルも基本的なロフトフローはメンズと大きく変わりません。
| 番手 | ロフト角 |
|---|---|
| 7I | 30° |
| 8I | 34° |
| 9I | 39° |
| PW | 44° |
(出典:ダンロップ公式カタログ 2016年)
つまり、ロフト自体は共通設計です。違いは「振りやすさ」にあります。
メンズとの違い
- シャフトが軽量(L・Aフレックス中心)
- クラブ長がやや長め
- バランスが軽め設計
- グリップ径が細め
ロフトが同じでも、シャフトのしなり量と総重量が異なるため、実際の打ち出し角やスピン量は変わります。
飛距離目安(女性HS30〜35m/s)
| 番手 | 飛距離目安 |
|---|---|
| 7I | 110〜125yd |
| 8I | 100〜115yd |
| 9I | 85〜100yd |
私が実際にレディースモデルを試打した際に感じたのは、「とにかく振り抜きが軽い」という点です。ロフトは同じでも、ヘッドスピードを出しやすい設計になっています。
メリット
- 球が上がりやすい
- 軽量で疲れにくい
- 飛距離を出しやすい設計
デメリット
- 強振すると暴れやすい
- パワーヒッター女性には物足りない可能性
意外だったのは、「ロフトが同じでも弾道がかなり違う」ことです。シャフト特性が弾道に与える影響は想像以上に大きいと感じました。
メンズを使う女性はありか?
ヘッドスピードが速い女性(35m/s以上)であれば、メンズのRシャフトを選ぶケースもあります。ただし重量差があるため、長時間ラウンドでは負担になる可能性があります。
結論
レディースモデルはロフト角自体は共通ですが、振りやすさを重視した専用設計です。
ロフト数値だけを見て判断するのではなく、
- ヘッドスピード
- 体力
- スイングテンポ
これらを総合的に考えることが重要です。
個人的には、「ロフトが同じだから性能も同じ」と考えるのは危険だと感じました。実際の弾道や振り心地は、シャフト設計によって大きく変わります。数値だけでなく、体感も含めて選ぶべきモデルです。
MP900との関係
ゼクシオ9を調べていると「MP900」という名称を目にすることがあります。結論から言うと、MP900は特別な別モデルではありません。ゼクシオ9 アイアンの海外・型番表記が「MP900」です。
なぜMP900と呼ばれるのか
ダンロップの製品型番では、
- MP = モデルプレフィックス
- 900 = 9代目
という構造になっています。
つまり、
ゼクシオ9
= MP900
という関係です。
中古市場や海外通販サイトでは「MP900」と表記されていることがあり、別モデルと誤解されやすいのが実情です。
ロフト角は違うのか?
ロフト角は国内版と同一です。
| 番手 | ロフト角 |
|---|---|
| 7I | 30° |
| 8I | 34° |
| 9I | 39° |
| PW | 44° |
(出典:ダンロップ公式カタログ 2016年)
したがって、「MP900だからロフトが違う」ということはありません。
なぜ混乱が起きるのか
- 海外仕様と国内仕様の混在
- 並行輸入品の流通
- 型番表示のみで販売されるケース
意外だったのは、中古市場でMP900表記の方が安く見えることがある点です。実際には同モデルなので、状態が良ければお得な選択肢になります。
注意点
ただし、確認すべきポイントがあります。
- シャフト仕様(海外フレックス表示)
- 長さの違い
- 保証有無
特に並行輸入品はスペック表記が異なる場合があります。ロフトは同じでも、クラブ長やバランスが微妙に違うことがあります。
メリット
- 実質同モデルなので性能は同じ
- 中古価格が割安なケースあり
デメリット
- 表記が分かりづらい
- スペック確認を怠るとミスマッチが起きる
結論
MP900はゼクシオ9そのものです。ロフト角も性能も基本的に同一です。
したがって、
「MP900=怪しいモデル」ではなく
「MP900=ゼクシオ9の型番」
と理解すれば問題ありません。
個人的には、型番を理解しているだけで中古購入の判断精度が上がると感じました。ロフト角という核心スペックが同じである以上、選択基準は状態と価格になります。知識がある人ほど有利に選べるモデルだと言えるでしょう。
ゼクシオ9アイアンロフト角まとめ
ここまで、ゼクシオ9アイアンのロフト角を軸に飛距離・評価・PW設計・ゼクシオ10との比較・レディース・MP900との関係まで整理してきました。最後に、ロフト設計の本質を総合的にまとめます。
ロフト設計の核心
ゼクシオ9 アイアンのロフト設定は以下の通りです。
| 番手 | ロフト角 |
|---|---|
| 7I | 30° |
| 8I | 34° |
| 9I | 39° |
| PW | 44° |
特徴は明確です。
- ストロングロフト寄り
- 飛距離性能重視
- 高弾道を維持する重心設計
単にロフトを立てただけではなく、「上がりやすさ」とセットで設計されている点が最大の特徴です。
飛距離との因果関係
ロフトが立つ
↓
初速が上がる
↓
キャリーが伸びる
これが基本構造です。ただし同時に、
ロフトが立つ
↓
スピンが減る傾向
↓
ランが出やすい
という側面もあります。
私が実際に感じたのは、「飛ぶ安心感はあるが、縦距離管理は慎重に」という点です。特にPW44°は一般的な感覚より飛びます。
向いているゴルファー
- 飛距離が落ちてきたと感じる人
- ミスヒット時の距離ロスを減らしたい人
- 高弾道でグリーンを狙いたい人
- コスパ重視で完成度の高いモデルを選びたい人
注意すべきポイント
- ウェッジ構成の見直しが必要
- スピン重視派にはやや物足りない可能性
- グリップ交換でバランスが変わる
意外だったのは、発売から年数が経っても評価が安定していることです。これはロフト設計が完成されていた証拠だと分析できます。
結論
ゼクシオ9アイアンのロフト角は、「飛距離を伸ばすための数値」でありながら、「やさしさを維持するための設計値」でもあります。
ロフト角を理解せずに選ぶと、 ・距離が合わない
・ウェッジがつながらない
・番手間が曖昧になる
という問題が起きます。
逆にロフト設計を理解して使えば、飛距離の底上げと安定性を両立できます。
個人的な総評としては、「今でも十分戦える飛び系アイアン」です。ロフト角という数字の裏にある設計思想まで理解できれば、このモデルの真価が見えてきます。





