
これからゴルフグリップの交換を検討している方へ向けて、圧倒的な支持を得ている「ゴルフプライド MCC プラス4」について詳しく解説します。
近年のツアープロのトレンドとして、右手の握り込みを抑え、余計な力みを排除するために「下巻きテープを多層にする」手法が一般的となってきました。そのニーズに直接応える形で誕生したのが、グリップ下部(右手部分)をあらかじめ太く設計した「プラス4」シリーズです。
本記事では、MCCプラス4のスタンダードサイズとミッドサイズの比較、デザイン性に優れたTEAMSモデルとの違い、さらには兄弟モデルであるツアーベルベットプラス4との比較評価まで、徹底的に掘り下げていきます。
実際に使用しているゴルファーのリアルな口コミや、ドライバーに装着した際の操作性の変化、そしてなぜこのグリップがこれほどまでに高い人気を誇るのか、その理由を詳細に紐解きます。
これを読めば、あなたにとって最適なグリップサイズやモデルが明確になり、より安定したショットを手に入れるためのヒントが見つかるはずです。
記事の内容一覧
- ゴルフプライドMCCプラス4スタンダードとミッドサイズ
- TEAMSの違い
- ツアーベルベットプラス4の評価
- 口コミ
- ゴルフプライドMCCプラス4評価
- プラス4のドライバー
- ゴルフグリップで1番人気なのは?
- メリット
- ゴルフプライドMCCプラス4評価まとめ
目次
ゴルフプライドMCCプラス4の評価と主要ラインナップの徹底比較
ゴルフプライドのMCCプラス4は、ハイブリッドグリップの先駆けであるMCCシリーズの進化系であり、右手部分の太さを下巻きテープ4枚分相当に設計しているのが最大の特徴です。スタンダードとミッドサイズの選択肢により、手の大きさや好みの感触に合わせた調整が可能です。また、カラーバリエーション豊富なTEAMSモデルの展開や、ラバー素材をベースにしたツアーベルベットプラス4との比較を通じて、その汎用性の高さが評価されています。ドライバーからアイアンまで、一貫した振り抜きと安定したフェースコントロールを求める層から絶大な信頼を寄せられています。
ゴルフプライドMCCプラス4スタンダードとミッドサイズ
ゴルフプライドの「MCC プラス4」シリーズを選択する際、最も重要な判断基準となるのが「スタンダード」と「ミッドサイズ」の選択です。この2つのモデルは、単に外周が異なるだけでなく、スイング中のフィーリングや弾道コントロールに大きな影響を及ぼします。
サイズ設計と数値の違い
スタンダードモデルは、一般的な手の大きさのゴルファーに向けて設計されていますが、「プラス4」構造により右手部分が通常のグリップよりもかなり太く感じられます。一方、ミッドサイズはさらに全体的な直径が増しており、特に重量面でも差が出ます。
- スタンダード重量: 約52g
- ミッドサイズ重量: 約66g この約14gの重量差は、クラブのバランス(スイングウェイト)に直結します。ミッドサイズを装着すると、グリップ側が重くなる「カウンターバランス」の状態になり、ヘッドが軽く感じられる傾向があります。
どちらを選ぶべきか?
手のサイズ(中指の先から手首のシワまで)が19cm以上の方は、ミッドサイズを検討する価値が十分にあります。しかし、単に手の大きさだけでなく、「握り心地」の好みも重要です。
- スタンダードが向いている人: 適度な操作性を残しつつ、右手の悪さを抑えたい方。多くの日本人ゴルファーにとって、まずはスタンダードから試すのが無難です。
- ミッドサイズが向いている人: 極限まで手首の返しを抑えたい方、またはフック系のミスに悩んでいる方。また、握力が強く、細いグリップだとつい強く握りすぎてしまう方にも最適です。
スイングへの影響
グリップが太くなることで、手首のコックやリリースが緩やかになります。これにより、急激なフェースの返りを防ぐことができるため、方向性の安定に大きく寄与します。特にミッドサイズは、その効果が顕著に現れます。
TEAMSの違い
「MCC プラス4 TEAMS」は、性能面では通常のMCCプラス4と全く同一ですが、その魅力は圧倒的な「カラーバリエーション」と「所有感」にあります。
デザインとカラー展開
TEAMSモデルは、世界中のスポーツチームや大学のカラーをモチーフにしており、従来のブラック主体のデザインとは一線を画します。
- ツートンカラーの採用: 上部のコード(綿布)部分と下部のラバー部分で色が分かれており、キャディバッグの中を華やかに彩ります。
- セルフカスタマイズ性: 自分の応援しているチームのカラーや、ウェア・キャディバッグの配色に合わせることで、クラブへの愛着がさらに増します。
素材構成と機能(通常モデルとの共通点)
デザインは異なりますが、ハイブリッド構造という本質は変わりません。
- 上部(グローブ手側): ブラッシュド・コットン・コードを採用。全天候型で、雨や汗でも滑りにくい強固なホールド感を提供します。
- 下部(素手側): 柔らかいラバー素材を採用。プラス4の特徴である「太さ」に加え、ソフトなフィーリングにより繊細なタッチを可能にします。
性能の差はあるのか?
結論として、通常モデルとTEAMSモデルで性能に差はありません。しかし、視覚的な情報はゴルフにおいて重要です。明るいカラーのグリップは、視覚的に「力みを抜く」効果があると感じるプレーヤーもいます。逆に、落ち着いた色を好む方は通常モデルのブルーやグレーを選択するのが良いでしょう。自分の感性に訴えかけるデザインを選ぶことが、メンタル面での安定につながります。
ツアーベルベットプラス4の評価
「プラス4」の恩恵を受けたいが、MCCのようなコード(糸)が入ったザラザラした質感が苦手な方に向けて用意されているのが、「ツアーベルベット・プラス4」です。
質感とフィーリング
世界中で最も使用されている「ツアーベルベット・ラバー」をベースにしているため、手に吸い付くようなしっとりとした質感が最大の特徴です。
- ソフトな握り心地: MCCプラス4と比較して、ラバー特有の弾力があるため、インパクト時の衝撃を吸収してくれる感覚があります。
- 全周一貫した素材: コードが入っていないため、どこを握っても均一なフィーリングが得られます。
実戦での評価
多くのテスターやプロが指摘するのは、「プレッシャーがかかった時の安心感」です。
- 滑りにくさ: 乾いた状態でのグリップ力はMCCに引けを取りませんが、激しい雨の日などはコード入りのMCCに分があります。
- コントロール性: 右手部分が太いことで、ツアーベルベット特有の「柔らかさ」と「太さ」が相まって、非常にマイルドな操作感になります。フェースの向きを感じやすく、ドローやフェードを打ち分ける際にも過度な反応を防いでくれます。
耐久性とコストパフォーマンス
ツアーベルベット・プラス4は、MCCシリーズに比べて価格が抑えられていることが多く、頻繁にグリップ交換を行うヘビーユーザーにとって非常にコストパフォーマンスが高いモデルです。耐久性についても、摩耗は進みますが、ラバーの質感が長持ちするため、安定したコンディションを維持しやすいという評価が一般的です。
口コミ
実際にMCCプラス4を使用しているユーザーからの声を集約すると、明確なメリットといくつかの注意点が見えてきます。
ポジティブな口コミ
- 「右手の力みが消えた」: 最も多い意見がこれです。従来のグリップでは右手が細く感じ、つい指先で強く握り込んでしまっていたのが、プラス4に変えてから手のひら全体で包み込むように握れるようになったという声が目立ちます。
- 「方向性が安定した」: 手首の余計な動作が抑えられるため、チーピンや引っ掛けに悩んでいたゴルファーから「劇的に改善した」という評価が多く寄せられています。
- 「雨の日でも安心」: コード入りのため、突然の雨でも滑る不安がなく、自信を持って振り抜けるという意見も定番です。
ネガティブ・慎重な口コミ
- 「最初は違和感がある」: 通常のグリップから移行した直後は、右手の太さに戸惑う人が一定数います。慣れるまで数ラウンド必要だったという声もあります。
- 「グローブが痛みやすい」: 上部のコード素材が強力なため、グローブの摩耗が少し早くなったと感じるユーザーもいるようです。
- 「価格が少し高い」: 多機能なハイブリッドグリップであるため、安価なラバーグリップと比較すると1本あたりの単価が高くなる点に不満を持つ声もあります。
総合的なユーザー像
口コミを分析すると、平均スコア100を切る前後の中級者から上級者、そして特に「力み」を自覚しているゴルファーからの満足度が非常に高いことがわかります。
ゴルフプライドMCCプラス4評価

総合的な評価として、ゴルフプライドMCCプラス4は「現代ゴルフの完成形の一つ」と言えます。その理由は、物理的な構造がスイング理論の進化と合致しているからです。
テクノロジーの融合
MCC(マルチコンパウンド)技術は、コードの「グリップ力」とラバーの「フィーリング」を融合させたものです。これに「プラス4」のテーパーレス形状(下部が太い形状)が加わることで、以下の3要素が高いレベルで実現されています。
- トラクション(牽引力)
- コントロール(操作性)
- フィーリング(打感の伝達)
ツアーでの実績
PGAツアーをはじめとする世界のトッププロたちがこぞってこの形状を採用している事実は、この設計が「単なる流行」ではなく「理にかなった進化」であることを証明しています。プロが下巻きテープを何枚も巻いて調整していた手間を、既製品として誰でも手に入れられるようにした功績は大きいです。
評価の結論
初心者には少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、スイングを安定させたいと願う全てのゴルファーにとって、試すべき価値のある「名作」と評価して間違いありません。特に、大型ヘッドのドライバーを使用している場合、ヘッドの慣性モーメントに負けない安定したホールドを可能にしてくれます。
プラス4のドライバー
ドライバーにMCCプラス4を装着することは、多くのゴルファーにとって最大の武器になります。現代のドライバーは460ccという大型ヘッドが主流であり、その特性を引き出すためにはグリップの役割が非常に重要です。
ドライバー装着時のメリット
- 力みの解消によるヘッドスピード向上: グリップが太いと、無意識に腕の筋肉がリラックスします。このリラックス状態がスムーズな肩の回転を生み、結果としてヘッドスピードの向上に寄与します。
- フェース面管理の適正化: 大型ヘッドは一度開くと閉じにくい特性がありますが、プラス4は右手の返し過ぎを抑えるため、スクエアなインパクトを迎えやすくなります。
- ミスの許容範囲: オフセンターヒット(芯を外した時)でも、太いグリップが手のひらの中でクラブが暴れるのを防いでくれるため、飛距離のロスや曲がりを最小限に抑えられます。
注意点:スイングウェイトの変化
「各H3」の冒頭でも触れましたが、特にミッドサイズをドライバーに入れる場合は、ヘッドバランスが軽くなることに注意が必要です。ヘッドが軽く感じすぎると、スイングのリズムが早くなってしまう可能性があります。その場合は、ヘッド側に鉛を貼るなどの微調整を組み合わせるのが、上級者のテクニックです。
装着後の変化
ドライバーにプラス4を入れると、アドレスでの安心感が変わります。太いグリップをしっかりホールドすることで、「叩きにいっても左に行かない」という自信が生まれ、結果として思い切ったティーショットが可能になります。
ゴルフグリップで1番人気なのは?
世界市場、および日本国内において「ゴルフプライド(Golf Pride)」は圧倒的なシェアを誇るナンバーワンブランドです。その中でも「1番人気」を争うモデルには明確な傾向があります。
人気モデルの勢力図
- ツアーベルベット・ラバー: 不動の世界標準。シンプルかつ高性能で、プロ・アマ問わず最も多くのクラブに標準装備されています。
- MCCシリーズ(プラス4含む): 近年、爆発的に人気を高めているのがMCCシリーズです。特に「プラス4」は、交換用グリップ市場において、特定の悩み(力みや方向性)を持つ層から熱狂的な支持を得ており、売れ筋ランキングの常連です。
なぜゴルフプライドが選ばれるのか?
人気の理由は「品質の安定性」に尽きます。14本のクラブ全ての重量や太さを均一に揃えることができる製造精度は、他社の追随を許しません。また、ツアープロの使用率が80%を超えるという事実が、ブランドへの信頼感を揺るぎないものにしています。
市場のトレンド
現在のトレンドは明らかに「高機能・多素材」に向かっており、その中心にMCCプラス4が存在します。単なる消耗品としてではなく、スコアアップのための「パーツ」としてグリップを選ぶゴルファーが増えたことが、MCCプラス4の人気を支えています。
メリット
MCCプラス4を導入することで得られる具体的なメリットを、4つのポイントで整理します。
1. テーパーレス形状による「均一な握り」
通常のグリップは先細り(テーパー)になっていますが、プラス4は下部が太くなっています。これにより、左手と右手の握る強さを均一に保つことができます。これはスイングの再現性を高める上で非常に重要な要素です。
2. 右手の抑制によるミス軽減
「右手が悪さをする」という言葉があるように、インパクト付近で右手が強く返りすぎると、フックやチーピンの原因になります。プラス4の物理的な太さは、この右手の過度な動きを構造的に抑制してくれます。
3. 全天候型の圧倒的なグリップ力
上部に配されたコットンコードが、雨や汗を吸収しながらも強固な摩擦を生み出します。グローブとの相性も抜群で、どんな過酷なコンディションでもクラブが手から滑り抜ける心配がありません。
4. 打感のフィードバックが明確
ハイブリッド構造により、インパクトの感触が手に伝わりやすくなっています。芯を食った時の感触と、外した時のしびれが明確に分かるため、練習の質が向上し、上達を早める効果が期待できます。
ゴルフプライドMCCプラス4評価まとめ
本記事を通じて、ゴルフプライドMCCプラス4がいかに多くのメリットを持つグリップであるかを解説してきました。
要点の振り返り
- プラス4の正体: 下巻きテープ4枚分の太さを実現した右手部分。
- サイズ選び: 標準的な手のサイズなら「スタンダード」、より安定を求めるなら「ミッドサイズ」。
- バリエーション: 好みに合わせて選べる「TEAMS」や「ツアーベルベット・プラス4」の存在。
- 最大の効果: 右手の力みを排除し、方向性を安定させる。
最後に
グリップはゴルフにおいて、体とクラブが接する唯一のポイントです。ここを疎かにすることは、どれだけ高価なヘッドやシャフトを使っても、その性能を100%引き出せないことを意味します。
もしあなたが今のスイングで「どうしても力んでしまう」「引っかけのミスが止まらない」と悩んでいるなら、MCCプラス4への交換は、最も安価で効果的な「解決策」になるはずです。まずは使用頻度の高いドライバーやウェッジから試してみて、その圧倒的なホールド感と安定した弾道を体感してみてください。あなたのゴルフが、グリップ一つで劇的に変わる瞬間が訪れるでしょう。



