
ホンマゴルフのクラブをカスタムする際に重要なパーツのひとつが「スリーブ付きシャフト」です。
特に中古市場では多くの種類が出回っており、スリーブの互換性やシャフトの特性を把握していないと、間違った買い物になることもあります。
本記事では、ホンマのスリーブの仕組みや互換性、代表的なVIZARDシャフトの種類やスペック評価、中古市場での選び方など、購入前に必ず押さえておきたいポイントを詳しく解説します。

記事の内容一覧
- ホンマのスリーブ調整
- ホンマスリーブの互換性
- VIZARDのシャフトの種類
- ホンマのスリーブ付きシャフトの中古
- 本間ゴルフのシャフトの選び方
- VIZARDのスペック
- VIZARDのMPの評価
- ホンマのスリーブ付きシャフトの中古まとめ
目次
ホンマスリーブ付きシャフト中古の選び方と注意点

ホンマのスリーブ付きシャフトは、純正のVIZARDシリーズを中心に、多彩なラインアップがあります。
しかしスリーブ形状や互換性には注意が必要で、中古品を選ぶ際はシャフトの特性やスペックを正しく把握することが重要です。このセクションでは、ホンマスリーブの調整機能、シャフトの種類や選び方、中古市場でのチェックポイントなどを詳しく解説します。
ホンマのスリーブ調整
可変スリーブ構造の特徴
ホンマのスリーブは、クラブヘッドとシャフトをつなぐ部分に取り付けられた調整可能な構造を持っています。他社と比較してもスリーブの設計が独自であり、ロフト角やフェースアングルの調整が可能です。例えば、TR20シリーズなどのドライバーでは±1.5度のロフト調整が可能で、プレイヤーのスイングタイプやコース状況に応じて最適な弾道を得られるよう設計されています。
◾️最短翌日配送◾️送料無料


【最短翌日配送】ゴルフ5の公式オンラインストア
スリーブの注意点
ホンマのスリーブは他社製品との互換性が基本的にないため、ヘッドとスリーブの対応関係を必ず確認する必要があります。また、型番や対応クラブシリーズによってスリーブの構造が微妙に異なる場合があり、たとえホンマ製であってもすべてが互換というわけではありません。
調整可能なモデルの例
- TR20/TR21シリーズ:ホンマ独自の可変スリーブ採用
- BERESシリーズ(低価格モデル):スリーブ非搭載のことが多い
- TW747/747Vxなど:モデルごとにスリーブの形式が異なる場合あり
調整によってボールの高さや方向性に変化をつけることができるので、自分のプレースタイルに合った調整範囲を持つモデルを選ぶとより効果的です。
ホンマスリーブの互換性
ホンマのスリーブは独自の規格で設計されており、他社メーカーのスリーブとの互換性は基本的にありません。さらに、ホンマ社内でもシリーズごとにスリーブ構造が異なるため、中古シャフトを購入する際は慎重な確認が必要です。以下では、代表的なシリーズごとの互換性について詳しく見ていきます。
シリーズごとのスリーブ仕様
ホンマでは複数のドライバーやフェアウェイウッドを展開しており、それぞれ異なるスリーブ形状や調整機能を持っています。代表的なシリーズとスリーブの仕様は以下のとおりです。
モデル名 | スリーブ互換性 | 備考 |
---|---|---|
TR20 | 専用スリーブ | 可変機能付き(±1.5度) |
TR21 | TR20と同型 | 基本互換性あり |
TW747 | 独自設計 | TW747専用スリーブ |
TW737 | TW737専用 | 互換性なし |
BERES | 非可変・圧入式 | スリーブ非対応が多い |
型番だけでは判断できない理由
同じ「TR」シリーズでも、ヘッドのロット違いや販売年によって微妙な設計変更があるため、見た目が似ていても装着できない場合があります。中古市場では特に、出品者が正確にスリーブ情報を記載していないケースもあるため、スリーブの刻印・構造・ネジ部形状などを写真で確認するのが安全です。
互換性を確認する方法
- ホンマ公式カタログまたはパーツ表を確認
- ゴルフショップでスリーブ部分を実物照合
- 同一モデルのヘッドとシャフトでテスト装着
ネット通販で中古を購入する際は、型番だけで判断せず、実際のスリーブ形状や説明文の詳細をしっかりチェックしましょう。
VIZARDのシャフトの種類

ホンマの純正シャフトである「VIZARD(ヴィザード)」シリーズは、クラブの特性に応じて多彩なラインナップを展開しており、特にスリーブ付きの中古市場でも高い人気を誇ります。ここでは、VIZARDシリーズの主な種類とその特徴について整理し、各シャフトの適性を詳しく解説します。
VIZARDシャフトとは?
VIZARDは、ホンマが自社で設計・製造している高性能カーボンシャフトです。市販クラブに標準装着される「純正シャフト」でありながら、ツアープロのニーズに応えるための開発もされており、剛性設計・重量配分・トルク特性にこだわったモデルが揃っています。
主なラインナップと特徴
以下に、VIZARDシリーズの代表的なモデルとその特性をまとめます。
モデル名 | 特徴 | 推奨プレーヤー層 |
---|---|---|
VIZARD FD | 先調子、つかまり重視 | ドローを打ちたい中級者向け |
VIZARD FP | 中調子、直進性と操作性のバランス | 安定感重視の中〜上級者 |
VIZARD For TW747 | 高初速設計、プロ仕様に近い設計 | ヘッドスピード速めの上級者 |
VIZARD IB | 先中調子、弾き感と高弾道 | 弾道を上げたい中級者 |
VIZARD EX | 全体しなり設計、タイミングが取りやすい | 初心者〜中級者向け |
調子(キックポイント)と特性の違い
- 先調子(FD、IBなど):インパクト時にヘッドが走りやすく、つかまりやすい
- 中調子(FP、For TWなど):操作性と安定性のバランスが良く、ミスに強い
- 元調子(少数):しっかり振っても吹き上がらず、プロ志向の硬派モデル
これらのモデルはクラブヘッドとのマッチングが非常に重要で、自分のスイング傾向に合うものを選ぶことで性能を最大限に引き出すことができます。
モデル選びの注意点
中古市場では「VIZARD」とだけ書かれていて詳細が省略されていることもあるため、購入前に必ずモデル名(FD/FP/IBなど)とフレックス(S/SR/Rなど)を確認することが重要です。また、モデルごとに調子が異なるため、自分に合わないシャフトを選ぶと逆効果になる可能性もあります。
ホンマのスリーブ付きシャフトの中古

中古市場におけるホンマのスリーブ付きシャフトは、価格的なメリットだけでなく、プレーヤーのカスタマイズの幅を広げる選択肢として注目されています。
ただし、状態の見極めや互換性の確認を怠ると、せっかくの買い物が無駄になる可能性も。ここでは、中古のスリーブ付きシャフトを選ぶ際のポイントや注意点を具体的に解説します。
◾️最短翌日配送◾️送料無料


【最短翌日配送】ゴルフ5の公式オンラインストア
中古市場の価格帯と傾向
中古で出回っているホンマのスリーブ付きシャフトの価格帯は、おおよそ以下のようになります(2025年時点の一般的な相場):
シャフトモデル | 中古価格帯(円) | 状態の傾向 |
---|---|---|
VIZARD FD/FPシリーズ | 6,000〜12,000 | 使用感少なめ〜中程度 |
VIZARD For TW747 | 10,000〜18,000 | やや少数、良品多い |
VIZARD IB、EXなど | 5,000〜9,000 | 安価だが状態のばらつき大 |
上記はあくまで目安であり、スリーブの有無やフレックス、装着されているグリップの状態によって価格は大きく変動します。
中古購入時の確認ポイント
- スリーブの種類・対応モデルの確認 スリーブが装着されているか、またどのモデル用のスリーブなのかを必ずチェックしましょう。
- シャフトの長さ・カット有無 純正の長さからカットされている場合、打感やスイングバランスが変わることがあります。
- グリップの状態 グリップが劣化している場合は交換が必要です。交換費用も考慮して総額で判断しましょう。
- フレックス表記と実際の硬さ 中古は経年劣化によりフレックス(S、SRなど)が若干変化していることもあるため、試打が可能な場合は行うのがベストです。
購入におすすめのショップ形態
- 中古ゴルフ専門店(店舗型):その場で現物確認ができ、安心感が高い
- 中古オンラインショップ(認定業者):保証あり・画像詳細ありなら信頼できる
- 個人フリマ・オークション:最安値狙いだが、リスク管理が必須
シャフト購入時は、“安さ”だけでなく“合うかどうか”を最優先にすることが失敗を防ぐ最大のポイントです。ホンマのスリーブ付きシャフトは人気があるため、中古市場でも回転が早く、良品はすぐ売れてしまう傾向にあります。
本間ゴルフのシャフトの選び方
本間ゴルフ(HONMA)は、自社開発の高性能シャフトを豊富に取りそろえており、クラブ性能を最大限に引き出すためには「自分に合ったシャフト選び」が不可欠です。ここでは、スイングタイプや目的別に、どのような基準で本間のシャフトを選べばよいかを具体的に解説します。
シャフト選びで重要な3つの視点
- フレックス(硬さ)
自分のヘッドスピードや体力に合ったフレックスを選ぶことが第一です。一般的には以下が目安になります:
フレックス | 推奨ヘッドスピード | 特徴 |
---|---|---|
R | 35〜40m/s | やや柔らかめで扱いやすい |
SR | 40〜43m/s | 標準的な柔らかさでバランス良好 |
S | 43〜46m/s | しっかりめで安定性重視 |
X | 46m/s以上 | パワーヒッター向けの硬さ |
- 調子(キックポイント)
シャフトのどこが一番しなるかによって、ボールの打ち出し角やつかまり具合が変わります。
- 先調子:つかまりがよく、高弾道になりやすい
- 中調子:直進性と安定性のバランスがよい
- 元調子:吹き上がりを抑え、低弾道で打てる
- 重量
軽量シャフトは振りやすく、体力の少ない方やシニアに向いています。一方で、重いシャフトはスイングを安定させ、ミート率向上につながります。VIZARDシリーズでは40g台〜70g台まで幅広く揃っています。
目的別おすすめシャフト
- 飛距離アップを狙う方
→「VIZARD FD」「VIZARD IB」などの先調子モデルが最適。弾き感があり、ボールがつかまりやすいです。 - 方向性と操作性を重視する方
→「VIZARD FP」や「For TW747」など中調子系がおすすめ。しっかり振れる方に最適です。 - スイングが不安定な初心者・女性・シニア
→軽量で全体がしなる「VIZARD EX」などの全体調子モデルが扱いやすいです。
シャフトの試打とフィーリング
シャフト選びはスペックだけでなく、実際に打ってみた「フィーリング」も重要です。同じスペックでも素材や設計によって打感は異なります。可能であれば、試打クラブやレンタルクラブを活用して、実際の打球感やスイングテンポに合っているか確認するのが理想です。
VIZARDのスペック
VIZARDシャフトは本間ゴルフが自社設計・製造するプレミアムシャフトであり、そのスペックは非常に多岐にわたります。重量、トルク、キックポイント(調子)などの要素が細かくチューニングされており、プレーヤーのスイングスタイルに最適なモデルを選ぶことが可能です。ここでは、VIZARDの主なスペック情報をシリーズ別に解説します。
モデル別スペック一覧
代表的なモデルを中心に、重量・トルク・調子の基本スペックを以下の表にまとめました。
モデル | フレックス | 重量(g) | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|
VIZARD FD-6 | S | 59 | 4.3 | 先調子 |
VIZARD FD-7 | S | 67 | 3.3 | 先調子 |
VIZARD FP-6 | S | 61 | 3.9 | 中調子 |
VIZARD FP-7 | S | 69 | 3.0 | 中調子 |
VIZARD For TW747-60 | S | 63 | 3.8 | 中調子 |
VIZARD IB-95 | S | 98 | 2.6 | 先中調子 |
VIZARD EX-A55 | R | 54 | 5.0 | 全体調子 |
※スペックは一例であり、製造年や販売国によって若干の差異がある場合があります。
スペックから読み取る特性
- 重量が軽い(〜60g)シャフトは、ヘッドスピードが低めの方でも振りやすく、ミート率を高めやすい傾向があります。
- 重量が重い(〜80g以上)シャフトは、スイングテンポを安定させやすく、しっかり叩きたい上級者向けです。
- トルクが大きい(5.0前後)シャフトはねじれが大きく、弾道が高くつかまりやすい特徴があります。
- トルクが小さい(3.0未満)シャフトはブレが少なく、方向性に優れますが扱いには慣れが必要です。
VIZARDスペック選びのコツ
- ヘッドスピード40m/s前後→FP-6やFD-6のSまたはSRがおすすめ。
- 飛距離より安定性重視→FPシリーズやFor TW747モデルを選ぶとミスが減る傾向に。
- スライスを防ぎたい方→FDシリーズやIBシリーズでつかまり重視の設計を。
VIZARDはスペックが明確に分類されており、中古市場でも情報を得やすいのが利点です。ただし、フレックスや重量が同じでも、調子の違いで弾道や打感は大きく変わるため、できる限り自分のスイング傾向に合ったタイプを選びましょう。
VIZARDのMPの評価
VIZARD MPシリーズは、ホンマが展開する中でも特に競技志向のプレーヤー向けに設計されたモデルで、しなり戻りの速さや振動数の調整など、非常に繊細なフィーリングを追求したシャフトです。ここでは、実際の使用者の声や専門家の評価をもとに、VIZARD MPの特徴とその実力を深掘りしていきます。
MPシリーズの特徴と設計意図
「MP」は「Mid Performance(中間性能)」を意味し、操作性と飛距離のバランスを求めるプレーヤー向けに作られています。VIZARD MPは以下のような設計意図をもって開発されています。
- 中元調子系のしなり設計で、切り返しの安定感を重視
- 低トルク設計で、スピン量を抑えて直進性を確保
- ヘッドスピードが速いプレーヤーでもタイミングが合いやすい剛性バランス
これらの特性により、VIZARD MPは「叩いても左に行きにくい」「風に強い弾道が出る」といった評価を受けています。
実際のユーザー評価・口コミ
実際にVIZARD MPを使用しているプレーヤーの声を紹介します。
- 競技志向の40代男性(ヘッドスピード45m/s):「他のVIZARDよりシャープな振り抜き感があり、インパクトが強く入っても吹け上がらず前に飛ぶ」
- シングルプレーヤー(50代):「MPはしなり戻りが速いけど暴れない。打感が硬すぎず、フェースに乗る感じがある」
- 一般ゴルファー(中級者):「FPやFDより難しい印象。ミスヒットにシビアだが、その分ナイスショット時は飛距離・方向ともに文句なし」
このように、VIZARD MPは扱いにはややテクニックが必要ですが、フィットすれば非常に高い精度と飛距離性能を発揮します。
専門フィッターの見解
フィッティングの現場でも、VIZARD MPは「選ばれるべきシャフト」として名前が挙がります。
- 振動数が高めであり、スイングリズムの一定なプレーヤーにマッチしやすい
- スピン量が抑えられるため、弾道が安定しやすく、風の影響を受けにくい
- 切り返しで間が取れるプレーヤーほど性能を活かしやすい
逆に、ヘッドスピードが40m/s未満であったり、タイミングが一定しないプレーヤーには硬く感じられる可能性が高いため、安易に選ぶのは避けた方がよいという意見もあります。
MPを選ぶべき人・避けるべき人
- 選ぶべき人:ヘッドスピードが速い、左へのミスを防ぎたい、しっかり叩きたい人
- 避けるべき人:ヘッドスピードが遅い、つかまり重視の人、しなりを感じたい人
VIZARD MPは「使いこなせれば最高のシャフト」ですが、万人向けではありません。しっかり試打して、シャフトのポテンシャルを引き出せるか見極めて選ぶことが大切です。
ホンマのスリーブ付きシャフトの中古まとめ
ホンマのスリーブ付きシャフトは、中古市場でも人気が高く、性能と価格のバランスに優れた選択肢です。純正スリーブによるセッティングの自由度、VIZARDをはじめとする高性能シャフトの種類の豊富さ、スイングスタイルに合わせたフィッティングのしやすさなど、多くの魅力があります。本セクションでは、記事全体の要点を振り返りながら、賢く中古シャフトを選ぶためのまとめを行います。
中古購入のメリットと注意点
- コストパフォーマンスが高い:新品価格の半額〜3分の1程度で高性能シャフトを手に入れられる。
- スリーブ付きで装着・調整が簡単:シャフト交換の自由度があり、ヘッドの挙動もチューニング可能。
- ただし、互換性とスリーブ形状の確認は必須:モデルごとに対応スリーブが異なるため、誤った購入に注意。
シャフト選びのポイント
- ヘッドスピードや弾道に合ったフレックス・調子を選ぶことが最重要。
- VIZARDシリーズはモデルごとに特性がはっきりしており、選びやすい。
- 試打やショップスタッフとの相談を活用し、失敗しないフィッティングを心がける。
特におすすめなモデルと用途
◾️最短翌日配送◾️送料無料


【最短翌日配送】ゴルフ5の公式オンラインストア
- VIZARD FD/FPシリーズ:飛距離と方向性のバランスを取りたい中級者に最適。
- VIZARD IBやMP:競技志向やパワーヒッターに最適な剛性・直進性の高さが特長。
- VIZARD EXなど軽量モデル:シニアや女性プレーヤーにも扱いやすくおすすめ。
総括:中古シャフト選びで後悔しないために
中古のホンマ・スリーブ付きシャフトは、選び方を間違えなければ非常に満足度の高い買い物になります。重要なのは、「スペックの数字」だけでなく、「自分のスイングとの相性」まで考慮すること。また、グリップやシャフトの状態など物理的なコンディションも見落とさずチェックしましょう。
最後に、初めてホンマの中古シャフトを購入する方へ。不安がある場合は、多少価格が高くても信頼できる中古専門ショップを選ぶことを強くおすすめします。信頼性の高い商品を選び、長く使えるシャフトに出会えれば、ゴルフライフの満足度は一段と高まることでしょう。