
オノフ黒ドライバーは、その洗練された操作性と飛距離性能から多くのゴルファーに愛用されていますが、スリーブ調整や互換性については正確な情報を知っておくことが重要です。
本記事では、オノフのスリーブの調整方法や互換性、シャフト選びの注意点、レフティ対応、さらにはオールフィットスリーブについても詳しく解説します。
正確な調整と適切な情報で、オノフ黒ドライバーを最大限に活用しましょう。
記事の内容一覧
- オノフのスリーブ調整方法
- スリーブの互換性
- オノフの問題は?
- スリーブ付きシャフト
- オノフの黒(KURO)ドライバースリーブ調整方法
- レフティはないのか
- スリーブ販売
- 黒のドライバーの評判
- オールフィットスリーブとは
- オノフ黒ドライバースリーブまとめ
目次
オノフ黒ドライバースリーブの調整と対応情報

オノフ黒ドライバーのスリーブは独自設計のため、互換性や調整機能を正しく理解することが重要です。ここでは調整方法や互換性、販売状況、レフティ対応など各ポイントを詳述します。
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オノフのスリーブ調整方法
オノフのドライバースリーブは、ライ角・ロフト角・フェース角の3つを同時に調整できる機構を採用しています。たとえば、2024年モデルのオノフ黒ドライバーでは、スリーブに記載された「STD」「UP」「FLAT」などのポジションを回転させることで、最大±1°程度のロフト調整が可能です。
スリーブ調整の手順
- トルクレンチでヘッドを外す
- スリーブに記載されたポジションを確認
- 目的の弾道に合わせてスリーブを回転
- ヘッドを再度固定し、カチッと音がするまで締める
この構造により、打ち出し角を微調整したいユーザーや球筋を一定方向に揃えたい上級者にとっては非常に便利です。調整に慣れるまでは慎重に操作し、スリーブに記載されたガイドを確認しながら進めましょう。
スリーブの互換性
オノフのスリーブは独自設計となっており、他社メーカーのヘッドやシャフトとの互換性は基本的にありません。たとえば、テーラーメイドやピンのスリーブは使用不可です。注意すべき点として、KURO(黒)シリーズ専用のスリーブは、オノフのAKA(赤)シリーズやフェアウェイウッドとも互換性がありません。
同シリーズ間の互換性
- KUROドライバー同士:基本的に互換性あり(年度で微差異に注意)
- KUROアイアンやFW:非対応
- AKAシリーズ:スリーブ形状が異なるため非互換
互換性を無視して装着すると、シャフト破損やヘッド脱落の原因となります。購入前には必ずスリーブ形状と型番を確認しましょう。
オノフの問題は?
オノフ製品に対する一般的な問題としては、「スリーブの互換性が少ない」「パーツ流通が少ない」「調整幅が限られている」といった点が挙げられます。特にKUROシリーズは、競技志向向けの設計であるため、初心者や一般アマチュアには扱いが難しいという声も見られます。
ユーザーからの懸念点
- スリーブ調整が複雑で扱いづらい
- スリーブ単体販売が限られている
- 対応シャフトの種類が少ない
ただし、これらの問題点は「慣れ」や「メーカー推奨品を使う」ことで多くは解消可能です。カスタム性よりも一貫した品質を重視する設計思想が、オノフの魅力でもあります。
スリーブ付きシャフト
オノフでは純正カスタムシャフトを購入する際にスリーブ付きの状態で販売されていることが一般的です。特にKUROシリーズでは、Tour ADやDiamana、Speederなどのシャフトをスリーブ付きで注文できる設定が整っています。
純正オプション
- グラファイトデザイン製 Tour AD
- 三菱ケミカル製 Diamana
- フジクラ製 Speeder Evolution など
スリーブ付きシャフトを購入するメリットは、自分のプレースタイルに合ったシャフトを複数用意し、コースや風の状況に応じて変更できる点です。ただし、非純正シャフトを自作する場合は、専用スリーブの単体入手が必要となり、取り扱い店舗が限られることに注意が必要です。
グラファイトデザイン製TourADシリーズ
Tour ADシリーズは、日本の老舗シャフトメーカー「グラファイトデザイン」が展開するプロ・上級者向けのハイパフォーマンスモデルです。ADは「Accuracy & Distance(正確性と飛距離)」の略で、シリーズ全体にその思想が貫かれています。

特徴
- 弾き感の強さと粘りのバランスが非常に優れており、しなり戻りによるインパクト効率の高さが魅力。
- モデルにより調子や剛性が異なり、例えば「TP」は中調子で叩けるタイプ、「IZ」は中元調子で粘り系、「HD」は高弾道・低スピン系と、細分化されています。
オノフ黒との相性
オノフ黒ドライバーの操作性を最大限に活かすには、スイングタイプに応じたADの選定が重要です。フェードヒッターなら中元調子の「IZ」や「DI」が合いやすく、ドロー系の方は「VR」や「TP」などの中調子系がフィットしやすいです。
推奨プレーヤー
- 中〜上級者で自分のスイングテンポを把握している方。
- 飛距離と方向性の両立を求める競技志向のゴルファー。

三菱ケミカル製Diamanaシリーズ
Diamana(ディアマナ)は、三菱ケミカルが手がけるツアーユース実績No.1級のプレミアムシャフトブランドです。タイガー・ウッズをはじめ、多くのPGA選手も愛用した信頼のシリーズです。
特徴
- 繊細な剛性設計とトルク制御によって、しなり戻りのタイミングが安定している。
- 「B(青マナ)」は中調子でオールラウンド、「W(白マナ)」は元調子で叩き系、「R(赤マナ)」は先調子で高弾道と、シリーズの中でも明確に用途が分かれます。
オノフ黒との相性
オノフ黒ドライバーの低スピン設計と、Diamanaシリーズの剛性設計の精密さは相性がよく、「叩けるけれど暴れない」といったコントロール性能を実現します。特に元調子系の「W」や新しい「PD」シリーズは、低スピンをさらに引き出し、強い中弾道を打ちたい方に最適です。
推奨プレーヤー
- フェースコントロールに長けた中〜上級者。
- スイングスピードが速く、振り遅れを嫌うプレーヤー。
フジクラ製Speeder Evolutionシリーズ
Speeder Evolutionシリーズは、飛距離性能を最大化するために開発された先進シャフトです。フジクラの技術力を詰め込んだモデルで、特にヘッドスピードを活かした高初速を生み出します。
特徴
- カーボン繊維の配置や積層技術により、先端部のしなりと加速感が非常に強い。
- モデルによって調子が異なり、「EV2」は先調子、「EV3」は中調子、「EV4/EV5」は粘り系の元調子傾向があります。
- 打ち出し角が高く、スピン量をやや抑える仕様が多い。
オノフ黒との相性
黒ドライバーはややハードな性格を持つため、Speeder Evolutionシリーズの初速性能を活かせると、飛距離をさらに引き出すことが可能です。特にEV2などの先調子系は、ドロー系を狙うプレーヤーと相性が良く、弾道を上げつつキャリーで飛ばしたい方におすすめです。
推奨プレーヤー
- 初速アップを狙う中級〜上級者。
- 弾道の高さ・飛距離に悩みがあるプレーヤー。
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オノフの黒(KURO)ドライバースリーブ調整方法
KUROシリーズのドライバーは、競技志向のプレイヤー向けに設計されており、スリーブ調整機能も高度なものとなっています。KUROのスリーブには「U」「D」「N」など複数の表記があり、それぞれ弾道の上下・左右に影響を及ぼします。
各ポジションの意味(例:2024年モデル)
- U(UP):ロフト角を上げ、スピン量を増やす
- D(DOWN):ロフト角を下げ、強い弾道にする
- N(NEUTRAL):標準ポジション、バランス型
ロフト調整幅は±1°〜1.5°。スリーブを回すだけでドローバイアス、フェードバイアス、フェース向きなどが一括調整可能な設計です。この「一括調整式スリーブ」はKUROドライバーの特徴であり、試打を重ねながら調整することで、自分に最適な弾道に近づけることが可能です。
また、スリーブは右用・左用で構造が異なるため、購入の際には注意が必要です。
レフティはないのか
現状、オノフKUROドライバーにおいてレフティ(左利き用)モデルは製造されていません(2025年5月時点)。これはオノフ全体の製品戦略に基づいたもので、需要が少ないことからコスト的にレフティモデルの展開が難しいとされています。
レフティユーザーの選択肢
- オノフ以外の競技系モデルを選択(PING、Callawayなど)
- 右打ちに転向するユーザーも一部存在
一部レフティゴルファーからは、性能面でKUROを使いたいという声もありますが、現状のところ、正規販売ラインナップに左利き用は含まれていません。中古市場やカスタム対応店舗にも存在は確認されていません。
スリーブ販売
オノフ純正スリーブは一般販売もされていますが、取扱店は限定的で、ネットショップでも在庫が常にあるわけではありません。2024年〜2025年時点で販売されているのは主にKUROシリーズ向けであり、AKシリーズや過去モデルとは互換性がないため注意が必要です。
購入時の確認ポイント
- モデル年式(例:2022年KURO用か2024年KURO用か)
- シャフト口径(0.335インチが主流)
- スリーブの刻印内容(例:「U/D/N」など)
スリーブ単体価格は3,000円〜6,000円程度。シャフトに接着する作業が必要になるため、ゴルフ工房での取付が一般的です。なお、純正品以外の社外互換スリーブも存在しますが、精度や強度に不安があるためおすすめできません。
黒のドライバーの評判
オノフ黒ドライバーは、国内外問わず高評価を得ています。特に、ヘッドの剛性感、インパクト時の打感、そして調整機能を活かした弾道コントロール性が、競技ゴルファーから支持されています。
主な評価ポイント
- 打感が非常に柔らかい(カーボン複合クラウン採用)
- 操作性が高い(フェース角と重心設計が絶妙)
- 直進性より操作性重視
一方で、万人向けではないという評価もあり、初心者には少しシビアな挙動に感じる場合もあるようです。また、スリーブ調整に慣れていないユーザーにはセッティングが難しく感じられることもあります。しかし、パフォーマンスを最大化したいユーザーにとっては、唯一無二の選択肢といえるでしょう。
オノフの黒(KURO)ドライバーは、プロや上級者を中心に高評価を得ているモデルです。特にヘッド構造やシャフトとのマッチングが緻密に設計されており、「操作性」と「フィーリングの良さ」が強く支持されています。
打感と音の評価
KUROドライバーの最も顕著な評価点の一つが打感の良さです。高強度チタンフェースとカーボンクラウンの組み合わせにより、柔らかくも芯を感じる打感が特徴。インパクト時の打音も心地よく、「打っていて気持ち良い」との声が多く寄せられています。特に芯を喰ったときの“吸い付く”ような打感は、他社のドライバーと比較しても際立っているとの評価があります。
弾道と操作性
オノフ黒ドライバーは、弾道の高さ・左右の打ち分けがしやすく、操作性重視のヘッド設計です。フェース角がややオープンに設計されているため、スライサーには難しい一方、意図的にドローやフェードを打ち分けたいプレーヤーには非常に好まれます。
また、スリーブ調整によってロフトやライ角が変えられることで、自分のスイングに合わせた微調整が可能です。この点でも、「自分好みに仕上げられるドライバー」として高く評価されています。
飛距離性能
飛距離に関しては、KUROドライバーは「爆発的な飛距離」というよりも、安定して平均飛距離を伸ばせる点が評価されています。スピン量がやや少なめに設計されており、ライナー性の強い球が出やすいため、風に負けず伸びのある弾道が特徴です。
試打レビューでは「キャリーで大きく稼ぐタイプではないが、ランがしっかり出る」といった声があり、トータルで見ると飛距離性能は高水準にあります。
デザインと所有感
マットブラック仕上げのヘッドは見た目にも精悍で、「構えたときに気持ちが引き締まる」との声も多く、所有感が高いという意見が多く見られます。カスタムシャフトやカラーリングにこだわるユーザーが選びやすいモデルでもあります。
注意点とネガティブ評価
一方で、「やさしさ」「寛容性」の面では評価が分かれます。スイートエリアはそこまで広くなく、ミスヒット時には弾道が大きくブレることもあり、初心者や中級者には難しさを感じる場面もあるようです。
また、スリーブ調整による変化が大きいため、ゴルフ工房などでのフィッティングを行わずに自分で調整する場合、思ったような弾道にならない可能性も指摘されています。
総評
オノフ黒ドライバーは、「操作性・打感・フィーリング」を最優先に考えるゴルファーにとって非常に魅力的なモデルです。一方で、やさしさや直進性を求めるプレーヤーにはややシビアな面もあり、適切なフィッティングや調整が必要とされます。評価は高いものの、万人向けではないという点が正確な位置づけといえるでしょう。
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オールフィットスリーブとは
「オールフィットスリーブ」は、複数ブランドのドライバーヘッドに1本のシャフトを装着できるように設計された汎用型スリーブアダプターです。メーカーは主にAFS(All-Fit System)やドライバーカスタム業者が販売しており、シャフト交換のコストを抑えたいユーザーに人気があります。
ただし注意点
- オノフKUROドライバーに完全対応していない場合がある
- スリーブの高さや傾斜角が異なると弾道・打感に影響
- 正規保証対象外となる可能性あり
オールフィットスリーブは便利な反面、完全な適合が保証されないため、使用には十分な確認が必要です。オノフの性能を正しく引き出したい場合は、純正スリーブを使用するのがベストとされています。
オノフ黒ドライバースリーブまとめ
オノフ黒ドライバーは、スリーブ調整機能により高いカスタマイズ性を持ち、競技ゴルファーを中心に評価されています。スリーブの互換性は限定的で、純正スリーブと専用シャフトの使用が推奨されます。レフティモデルの展開がない点は注意が必要ですが、スリーブ付きシャフトの選択肢も多く、自分に合った1本を見つけることで、性能を最大限に引き出せるでしょう。