
初心者から上級者まで、スコアメイクに欠かせないのが「パター」。その中でもグリップの選択は操作性やフィーリングに直結する重要な要素です。
今回は、プロにも愛用者が多い「ラムキン(Lamkin)」のパターグリップにフォーカスし、評判やおすすめモデル、プロの使用状況までを詳しく解説します。
太さの選び方や滑りにくさへの対応など、実際の悩みに役立つ情報も網羅。これからグリップ交換を検討している方は必見の内容です。
記事の内容一覧
- ラムキングリップの評判
- おすすめ
- タイガー
- 太いパターグリップ
- 滑るとき
- パターグリップラムキンのメーカーはどこ?
- 松山英樹のパターグリップ
- 使用プロ
- クロスライン360評価
- ディープエッジ
- パターグリップラムキンまとめ
目次
パターグリップラムキンの魅力と評価を総まとめ

パターグリップの交換を考える上で、プロからも高い評価を受けているラムキン製品は外せません。
ここでは、ラムキングリップの評判やモデルの選び方、使用プロやトーナメントでの採用実績を具体的に解説。
太さの好みや滑りやすさの対策など、実際の使用感にも踏み込みながら、選び方の参考になる情報を紹介します。
ラムキングリップの評判
ラムキンのパターグリップは、打感の良さと安定した滑りにくさで非常に高い評価を得ています。特にアマチュアゴルファーからは「手に吸い付くような感覚」「雨の日でも安定して打てる」といった声が多く、ラウンド中の不安要素を減らしてくれる点が大きな魅力です。
プロ・アマ共通の評価ポイント
- 素材の質感:ややしっとりとしたポリマー素材が手のひらにフィット
- 表面パターン:細かい溝やテクスチャーによりグリップ力が向上
- 打感の伝達:インパクト時の振動を適度に残すため、距離感の調整がしやすい
また、デザイン性も高く、シンプルながらクラシックなルックスを好むゴルファーにとっては「所有する満足感」が得られる製品でもあります。特に「クロスライン」や「ディープエッジ」シリーズなど、ラムキンならではのテクスチャーパターンが支持されています。
一方で、他ブランドに比べるとカラーバリエーションが控えめな点を指摘するユーザーもいますが、「質実剛健なブランド」として評価されている証でもあります。高温多湿の環境下や手汗の多いゴルファーにも信頼される性能が、長年の人気を支えています。
おすすめ
ラムキンのパターグリップの中でも、特に評価が高くおすすめされているモデルを紹介します。目的やプレースタイルに応じて最適なモデルが選べる点も、ラムキンブランドの強みです。
1. クロスライン クラシック
- 特徴:最もスタンダードで人気のあるモデル。細かく刻まれたクロスパターンが特徴で、しっかりとした握り心地と操作性を両立しています。
- おすすめのゴルファー:繊細なタッチと方向性を重視する中〜上級者。
2. ディープエッジ
- 特徴:やや太めで、深いテクスチャーが特徴。滑りにくく、ストロークの安定感が増す設計になっています。
- おすすめのゴルファー:グリッププレッシャーを一定に保ちたい方や、手首を使いすぎてしまう傾向のあるプレーヤー。
3. SINK FIT シリーズ(Rubber / PU)
- 特徴:新世代のフィーリング重視モデル。Rubberタイプは耐久性、PUタイプはソフトな打感に優れています。
- おすすめのゴルファー:最新テクノロジーを取り入れたグリップを試したいゴルファー。
これらのグリップはそれぞれに特徴があり、自分のストロークスタイルに合ったものを選ぶことで、パッティングの安定性や距離感が大きく変わります。ゴルフショップや試打会で実際に握ってみるのもおすすめです。

タイガー
タイガー・ウッズが実際にラムキンのパターグリップを使用しているかという点は、多くのゴルファーが気にするポイントですが、実際にはラムキン製ではなく、Ping PP58スタイルのグリップを長年愛用しています。ただし、ラムキンのクロスライングリップは、全盛期の彼のアイアン・ウェッジグリップに使用されていたことで知られています。
タイガーとラムキンの関係
- タイガーは1990年代から2000年代にかけて、ラムキンのクロスラインラバーをアイアン用として使用していた
- パターにおいては純粋なラムキングリップではないが、グリップスタイルの選び方に大きな影響を与えている存在
タイガースタイルのグリップを選ぶコツ
- 細身のグリップで、フェース面の向きをストレートに保ちやすいものを選ぶ
- 自然なストロークがしやすいモデル(ラムキンではクロスラインクラシックなど)を基準に考える
プロの使用状況をそのまま真似るのではなく、自分のストロークのクセやプレースタイルに合わせた選択が重要です。タイガーに影響されたプレーヤーでも、ラムキンのグリップは非常に有力な選択肢になり得ます。
太いパターグリップ
パターグリップを太くすることで、ストロークの安定感が増し、手首の無駄な動きを抑える効果が得られます。ラムキンでは、近年のトレンドに対応した太めのグリップも複数ラインナップされており、多くのゴルファーに支持されています。
太いグリップのメリット
- 手首の動きを抑制:太いグリップは、手首が余計に動くのを防ぎ、ストロークをスムーズにします。
- フェースのブレを減らす:インパクト時にフェースが左右にぶれるリスクが低減し、方向性が向上します。
- グリッププレッシャーの安定:軽く握っても安定するため、ストローク中の力みを防止。
ラムキンの太めパターグリップ例
- SINK FIT PU Midsize / Oversize:ソフトな打感と軽量構造が特徴。PU素材は特に太めのラインで人気。
- Deep-Etched Paddle Oversize:従来のディープエッジに太さを加え、クラシックなフィーリングと安定感を両立。
選び方のポイント
選びたい方向け | 推奨グリップタイプ |
---|---|
ストロークに一貫性がない人 | Oversizeモデル |
フェースの開閉が大きい人 | Midsizeモデル |
感覚重視の人 | PU素材のソフト系 |
ラムキンの太めグリップは、手に馴染むテクスチャーと握りやすい形状で「太いと違和感がある」という不安を和らげてくれる点も魅力。スーパーストロークなどの太グリップを試した方が、次に選ぶ選択肢としてラムキンを挙げるケースも増えています。
滑るとき
ゴルフラウンド中、特に夏場の高温多湿な環境や雨の日に「グリップが滑る」と感じることは珍しくありません。そんなとき、ラムキンのパターグリップは優れた滑り止め性能で強みを発揮します。
滑り対策としての素材設計
- ディープエッジテクスチャー:グリップ表面に刻まれた溝が汗や水分を逃がし、滑りを抑える
- エクスパンドポリマー素材:しっとりとした触感で、乾いた状態でも滑りにくいフィーリングを維持
実際のユーザーの声
- 「雨の中でも変わらない握り心地」
- 「手袋なしでもコントロールできた」
メンテナンスも重要
- 使用後の乾拭き:ラウンド終了後に軽く乾拭きするだけで表面性能が長持ち
- 定期的な石鹸洗い:汚れが蓄積されると滑りやすくなるため、月1程度の洗浄が理想
滑りにくさはパターの安定性に直結します。特にグリーン上での「最後の1打」を成功させるために、グリップの状態を見直すのは非常に重要です。ラムキン製はその点で信頼できる選択肢となるでしょう。
パターグリップラムキンのメーカーはどこ?
ラムキン(LAMKIN)は、アメリカ合衆国に本社を構えるゴルフグリップ専門メーカーです。1925年に創業された老舗企業で、約100年の歴史を持ち、ゴルフグリップ業界の中でも非常に信頼度が高いブランドとして知られています。
会社概要
- 社名:Lamkin Corporation
- 創業:1925年
- 本社所在地:アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ
- 主力商品:ゴルフクラブ用グリップ全般(パターグリップ含む)
ラムキンの特徴
- 特許取得済みのテクスチャー:代表的な「クロスライン」パターンは、フィーリングと安定感を両立。
- 多様な素材と太さ:ラバー、ポリウレタンなど複数素材を使用し、あらゆるゴルファーのニーズに対応。
- 信頼の製造品質:アメリカ国内およびタイや中国の専用工場で製造され、徹底した品質管理を実施。
OEM供給も多数
ラムキンは自社製品だけでなく、他メーカーのクラブにもグリップをOEM供給しています。たとえば、キャロウェイやクリーブランドといった有名クラブメーカーの純正グリップとしても採用されています。
日本市場での展開
日本ではゴルフショップや大手通販サイト(例:ゴルフ5、ヴィクトリア、Amazonなど)で取り扱いがあり、安心して入手可能です。また、日本人向けに調整されたサイズやカラーラインナップも展開されています。
ゴルフグリップのリーディングブランドであるラムキン社の製品は、プロ・アマ問わず高い評価を得ており、特にパターグリップでは滑りにくさと打感の良さが多くのゴルファーに支持されています。
松山英樹のパターグリップ
松山英樹プロが使用しているパターグリップは、プロ仕様の繊細なフィーリングと高い安定感が求められる中で選ばれています。彼のグリップ選択は注目されており、アマチュアゴルファーにも影響を与える存在です。
松山英樹が使用したグリップの特徴
松山選手がこれまで使用してきたパターグリップには以下のような特徴があります。
- しっかりとした硬さ:柔らかすぎず、打感が明確に伝わるタイプ。
- 繊細なタッチを可能にする形状:手のひら全体で包み込むような太さと断面形状。
- 滑りにくさ:どんな天候でも安定したストロークが可能な滑り止め性能。
ラムキンとの関係
松山選手は主に「SuperStroke(スーパーストローク)」を使用していることが多いですが、2020年代以降はラムキンのパターグリップを試していた時期も確認されています。特に「Deep-Etched」シリーズは彼の好みの打感や硬さに近く、練習用や調整用として取り入れたとされます。
ラムキンを使う理由
松山英樹のようなトッププロがラムキンを選ぶ理由は、以下のような点が挙げられます。
- 安定した品質:トーナメントレベルでも使用に耐える品質と耐久性。
- 選択肢の豊富さ:フィーリングの異なるモデルが揃い、用途に応じた選択が可能。
- 世界中のプロが信頼:PGAツアーでも多くのプロが採用している安心感。
アマチュアへのアドバイス
松山選手が選ぶような仕様を取り入れることで、グリーン上での安定感や自信に繋がります。自分の打ち方やストロークの傾向を理解したうえで、同様のグリップ(特にDeep-Etchedシリーズ)を試してみるのも有効です。
使用プロ
ラムキンのパターグリップは、世界中のプロゴルファーから高い評価を受けており、PGAツアーや欧州ツアー、日本の国内ツアーでも数多くの選手に使用されています。ラムキンはプロ専用のスペック提供も行っており、ツアーレベルの高い要求に応え続けています。
主な使用プロゴルファー
以下は、ラムキンのパターグリップを使用したことがある、あるいは現在も愛用していると確認されているプロゴルファーです(クラブ契約やグリップ変更の可能性はあるため、使用時期により異なります)。
- トニー・フィナウ(PGAツアー)
- キーガン・ブラッドリー(PGAツアー)
- ブランドン・スティール(PGAツアー)
- アレックス・ノレン(欧州ツアー)
- 金谷拓実(国内男子ツアー)
彼らの多くは、ラムキンの「クロスライン」「ディープエッジ」などを選択しており、グリーン上での安定感を重要視しているのが特徴です。
プロが選ぶ理由
- ストローク中のズレがない滑り止め性能
- 繊細なタッチを表現できるフィードバック性能
- ツアープロ用の特別モデル提供(非市販品も存在)
ラムキンはPGAツアーでのプレゼンスを高めるため、**“Lamkin Tour Van”**という移動式サービスを展開し、トーナメント現場で直接グリップ装着やフィッティングを提供しています。これにより、プロ選手の使用率も着実に上がっています。
一般ゴルファーにも恩恵あり
プロと同じスペックや素材を使ったモデルが一般市場にも展開されており、アマチュアでもプロと同様の性能を体験可能です。グリップ交換を検討する際には、プロが使用するモデルを一度試してみることをおすすめします。
クロスライン360評価
「クロスライン360(Crossline 360)」は、ラムキンを代表するパターグリップおよびクラブグリップシリーズのひとつで、360度均一なグリップパターンが最大の特徴です。従来の「クロスライン」デザインをベースに、シャフトの挿入角度に依存しないグリップ性能を実現しています。
特徴とスペック
- 360度のパターン配置:シャフトロゴやアライメントの向きを気にせず装着可能。
- フィーリング:しっかりした硬さと、滑りにくい表面加工。
- 素材:高品質な合成ゴムを使用し、耐久性とフィードバック性能を両立。
- 用途:パター用だけでなく、ウッドやアイアン用のラインナップも存在。
評価(メリットとデメリット)
項目 | 評価 |
---|---|
グリップ力 | 非常に高く、湿気にも強い |
耐久性 | 数シーズン使える耐久性能 |
デザイン性 | シンプルかつクラシックで好印象 |
装着の自由度 | どの角度でもロゴやパターンが均一で便利 |
クッション性 | やや硬めでフィードバック重視の方向け |
ユーザーからの口コミ
- 「どのクラブでも統一感のあるフィーリングになるのが嬉しい」
- 「太めを選ぶとショットの安定感が増した」
- 「グリップ交換後、手汗で滑らない安心感が増した」
総合評価
「クロスライン360」は、ラムキンの中でも汎用性が高く、多くのゴルファーにおすすめできるモデルです。パターグリップとしてはややしっかり目のフィーリングですが、ストロークの再現性や握りの安定感を重視するプレーヤーには最適です。
ディープエッジ
ラムキンの「ディープエッジ(Deep-Etched)」は、パターグリップの中でも特にフィーリングと操作性にこだわるゴルファーに向けたモデルです。プロツアーでも使用実績があり、クラシックなデザインながら、実戦向けの機能性が評価されています。
特徴と構造
- 深めの溝(エッジ):グリップ全体に縦方向の深い溝が刻まれており、手の平や指先にしっかりとフィット。
- 硬めのコンパウンド:打感がはっきりと伝わり、繊細なタッチを必要とする場面に最適。
- 形状:ピストル型の細身グリップが基本で、手元の操作感を重視するプレイヤー向け。
パッティング精度に与える影響
「Deep-Etched」は、その名の通り深く刻まれたテクスチャーにより、ストローク中のズレや滑りを防ぎ、インパクト時の安定感を向上させます。とくに「強い手元の感覚」を好むゴルファーにとっては、フェースの向きや打ち出し方向を正確に意識しやすくなります。
バリエーションとカラーバリエーション
- カラー:ブラック、ホワイト、グレー、ブルーなど複数展開。
- バックラインの有無:有り/無しの両タイプから選択可能。
- 太さ:標準(ミッドサイズ)とやや太めのモデルあり。
使用プロの例
- キーガン・ブラッドリー
- ラッセル・ノックス
- アレックス・ノレン
これらのプロ選手が「ディープエッジ」を選ぶ理由は、ショートパットやプレッシャー下での再現性の高いストロークを可能にする点です。
総評
ラムキン「Deep-Etched」は、打感のフィードバックや手元操作にこだわるゴルファーには特におすすめのグリップです。初めて使うと硬さに戸惑う可能性もありますが、慣れることでグリーン上のコントロール力が格段に向上します。
パターグリップラムキンまとめ
ラムキンのパターグリップは、その品質、性能、デザインにおいて非常に優れた製品群であり、初心者からツアープロまで幅広い層に支持されています。特に「クロスライン360」や「ディープエッジ」といった代表モデルは、プレー中の安定感や繊細なタッチの両立を実現しています。
ここまでのポイントまとめ
- 評判:耐久性・グリップ力ともに高評価。雨天や汗に強く、滑りにくい。
- おすすめ:クロスライン360はオールラウンド、ディープエッジはフィーリング重視のプレイヤー向け。
- 使用プロ:タイガー・ウッズは公式には使用していないが、他多くのプロが愛用。
- 太さの選択肢:細身〜太めまで豊富にラインナップされ、ストロークタイプや手の大きさに応じて選べる。
- 滑り対策:濡れても滑りにくく、手汗対策としても有効。
- メーカーの信頼性:ラムキンは米国本社を持ち、90年以上の歴史を誇るグリップ専業メーカー。
- プロの仕様:松山英樹選手は別メーカーを使用しているが、国内外のプロでラムキンユーザーは多い。
- クロスライン360の評価:万人向けで、グリップ交換初心者にもおすすめ。
- ディープエッジの特徴:硬めで操作感に優れ、フィードバックを重視するゴルファー向け。
総合的な評価
ラムキンのパターグリップは「信頼性の高さ」「選択肢の豊富さ」「実戦での安定感」の三拍子がそろった、非常にバランスの良い製品です。特にストローク時の安定感を求めるプレイヤーにとって、グリップの存在はスコアに直結する重要な要素。まだラムキンを試したことがない方は、ぜひ一度自分の手で握って感触を確かめてみてください。