
ゴルフボール選びはスコアやプレーの質を大きく左右します。中でもダンロップのスリクソンシリーズは、アマチュアから上級者まで幅広く支持されており、「Qスター」と「Zスター」の違いが分かりにくいと感じているゴルファーも多いはずです。
どちらもスリクソンを代表するモデルですが、設計思想やターゲットゴルファー、打感やスピン性能には明確な差があります。
本記事では、スリクソンQスターとZスターの違いを軸に、関連モデルであるDIVIDE、価格帯、後継モデル、ツアー仕様、日本市場向けの特徴まで網羅的に解説します。自分のヘッドスピードやプレースタイルに合ったボール選びができるよう、事実ベースで詳しく整理していきます。
記事の内容一覧
- スリクソンQスターZスター
- QスターとDIVIDEの評価
- 価格
- 後継
- スリクソンQスターZスター違い
- プラクティス
- Q-STARTOUR
- Qスターの日本
- スリクソンQスターZスター違いまとめ
目次
スリクソンQスターZスター違いを性能から理解する
スリクソンQスターとZスターは、同じスリクソンブランドでありながら、狙っているゴルファー層が明確に異なります。Qスターはミドル〜アベレージゴルファー向けに設計された「扱いやすさ重視」のボールで、Zスターはツアープロや上級者を意識した「高スピン・高操作性」モデルです。このH2では、それぞれのH3で解説する内容を要約しつつ、両者の基本的な違いを整理します。Qスターは飛距離性能と直進性、Zスターはグリーン周りでのスピン量と打感を重視した設計で、価格や構造、派生モデルにも差があります。以下のH3で詳細を一つずつ確認していくことで、自分に合うモデルが明確になります。
スリクソンQスターZスター
スリクソンQスターとZスターの最も大きな違いは、ターゲットとするヘッドスピードとプレーレベルです。ここでは両モデルの基本性能を整理します。
構造とコンセプトの違い
Qスターは主に2ピースまたは3ピース構造を採用し、コアを大きく柔らかめに設計することで、インパクト時の初速を高め、ミスヒット時でも飛距離ロスを抑える思想が貫かれています。一方Zスターは3ピース構造で、ウレタンカバーを採用。これはツアーボールの定番仕様で、グリーン周りでのスピン性能と打感を最優先しています。
打感とスピン性能
Qスターは「ソフトだが弾き感がある」打感が特徴です。フルショットではスピン量を抑え、曲がりにくく直進性が高い設計になっています。対してZスターは、インパクト時のフェースへの「乗り感」が強く、アプローチやアイアンショットで意図的にスピンをかけやすいのが特徴です。
| 項目 | Qスター | Zスター |
|---|---|---|
| 主な対象 | 初心者〜中級者 | 中級者〜上級者 |
| 構造 | 2〜3ピース | 3ピース |
| カバー素材 | アイオノマー系 | ウレタン |
| スピン性能 | 控えめ | 非常に高い |
| 打感 | ソフト+弾き | ソフトで粘る |
飛距離性能の考え方
飛距離だけを見ると、平均的なヘッドスピード(40m/s前後)ではQスターの方が安定して飛ぶケースが多いです。Zスターはしっかり潰せるスイングができないと、本来の性能を発揮しにくいという特徴があります。
どちらを選ぶべきか
・ドライバーの曲がりを減らしたい
・平均スコア100前後
・コストも重視したい
この条件に当てはまるならQスターが適しています。
一方で、
・グリーン周りでスピンを使いたい
・アイアンで球を止めたい
・競技志向がある
こうしたゴルファーにはZスターが向いています。
QスターとDIVIDEの評価
スリクソンQスターとスリクソンDIVIDEの評価をゴルファーの使い勝手・性能差・シーン別適性という観点で詳細に整理します。この2つのモデルはどちらも「扱いやすさ」を重視したスリクソンのラインナップですが、設計コンセプト・機能面で明確な違いがあり、用途や期待するメリットも変わります。以下に性能面・実戦面・コスト面の評価を事実ベースで詳述します。
設計思想の違い
まず根本的な違いとして、Qスターは「平均的なゴルファーのスイング性能で飛距離と安定性を両立する」ことを主眼に置き、直進性を高める設計・柔らかめのコアを採用しています。一方、DIVIDEは「視認性・方向性のわかりやすさ」を大きなテーマにし、ツートンカラーによる見やすさ重視で、ミスショット時の弾道解析やパッティング時の回転確認といった要素も重視されている点が評価ポイントです。つまり、Qスターは「結果を出す性能重視」、DIVIDEは「プレー中の感覚・認識しやすさ重視」という設計思想の違いが基本になります。
飛距離性能の比較
両者ともディスタンス性能を重視したモデルに属しますが、平均的なドライバーショットでの飛距離性能はQスターがやや優位と評価されることが多いです。これはQスターのコア設計が初速を稼ぎやすい性質を持つためで、フルスイング時に効率的なエネルギー伝達が得られる設計となっています。DIVIDEは視認性重視であるため、飛距離性能はQスターと同等レベルにありますが、わずかに初速面でのアドバンテージがQスター側にあるというレビューが一般的です。この差はヘッドスピード40m/s前後のアマチュアゴルファーで特に顕著で、Qスターはやや飛距離で優位性を持つという評価になります。
スピン性能と操作性
スピン量については両者ともアイオノマーカバー系の特性により、過度なスピンを抑えた設計となっています。これはミスヒット時の曲がりを抑え、弾道を直進方向に出しやすくする意図によるものです。ただし、DIVIDEは見やすさを重視するあまり、アプローチやウェッジの微細なスピン制御のフィードバックが得にくいという特徴もあります。これは「どれだけスピンがかかっているか?」という視認としてのフィードバックが取りにくいためで、結果的にコントロール性能の評価は「安定志向という意味合い」では両者同等、しかし「繊細な操作性」という点ではQスターが僅かに上回るという見方が一般的です。
視認性・プレー中のメリット
DIVIDE最大のメリットは視認性の高さです。ツートンカラーによって空中での球筋や地面での転がりが判断しやすく、特にパッティング時の回転確認や、ラフに入ったボールの発見性といった部分で高い評価を得ています。この点はスコアメイクにおいて見逃せない長所であり、特に初〜中級者ゴルファーに好評です。一方でQスターは視認性面では通常の単色ボールのため、DIVIDEほどの「見やすさ」はありませんが、結果としてショット性能への集中度が高くなるというメリットが評価されています。
コスト・使い勝手の評価
価格帯は両者ともミドルレンジで大きな差はありませんが、リピート購入のしやすさという観点では、視認性によって紛失リスクを減らせるDIVIDEがコストパフォーマンスの面で優位と評価されることもあります。特にセルフプレー中心のゴルファーには、見つけやすさ=ボール消耗の軽減という実利があるため、この点は評価に値します。
まとめ
- Qスター:飛距離性能・直進性重視、安定感のある弾道、操作性にもバランスがある
- DIVIDE:視認性重視、方向性把握や回転確認に強み、扱いやすさが評価
- 選び方の基準:飛距離と直進性を優先するならQスター、視認性とゲーム中のフィードバックを重視するならDIVIDE
このように、同じ「扱いやすさ重視」のカテゴリ内でも、両モデルは異なる観点でメリットを提供しています。したがって、自分のプレースタイル・視覚的な感覚・ラウンド環境に応じて選択することが重要といえます。
価格

スリクソンQスターとZスターを比較するうえで、価格帯の違いは非常に重要な判断材料です。ゴルフボールは消耗品であり、性能だけでなく「継続して使えるか」という視点がスコア安定にも直結します。
メーカー想定価格帯の違い
スリクソンのラインナップでは、Qスターはミドルプライス帯、Zスターはプレミアム価格帯に位置づけられています。これは使用素材と製造コストの差がそのまま反映された結果です。
| モデル | 位置づけ | 新品実勢価格帯(1ダース) |
|---|---|---|
| Qスター | ディスタンス・安定性重視 | 約3,000〜3,800円 |
| Zスター | ツアー系・操作性重視 | 約5,500〜6,800円 |
※価格は流通状況やモデル年式により変動します。
なぜZスターは高いのか
Zスターが高価な理由は明確で、ウレタンカバーの採用と多層構造の精度にあります。ウレタンカバーはアイオノマーカバーに比べて製造工程が複雑で、原材料コストも高くなります。その分、フェースにボールが「乗る」感覚や、アプローチ時のスピン量に大きな差が生まれます。
Qスターのコストパフォーマンス
Qスターは、価格と性能のバランスに優れています。特に以下のようなゴルファーから高評価です。
- 月1〜2回ラウンドするアマチュア
- ボール紛失がまだ多い
- ツアーボールほどのスピンは不要
この層にとって、Zスターの性能は「オーバースペック」になりやすく、Qスターの方が実質的な満足度は高くなります。
型落ちモデルによる価格差
スリクソンは定期的にモデルチェンジを行うため、1世代前のQスター・Zスターは大幅に値下がりします。特にZスターは型落ちになると、Qスターの現行モデルと近い価格まで下がるケースもあり、性能重視派にとって狙い目になります。
価格から見る選び方の結論
- コスパ・安定性重視 → Qスター
- 性能最優先・競技志向 → Zスター
- 予算を抑えて高性能 → Zスター型落ち
価格は単なる安さではなく、自分のプレー頻度とレベルに見合っているかで判断することが重要です。
後継
スリクソンQスターとZスターは、いずれも継続的に進化してきたシリーズであり、単発モデルではありません。ここでは、それぞれの後継・世代交代の考え方を整理します。
Qスターの後継モデルの考え方
Qスターシリーズは、基本コンセプトを大きく変えず、飛距離性能と直進性の微調整を繰り返す形で進化しています。コア素材やディンプル設計が世代ごとに見直され、初速性能や風への強さが改善されてきました。
特徴としては以下が挙げられます。
- ヘッドスピード40m/s前後を基準
- ソフト化と高初速の両立
- 一般ゴルファーの平均データを反映
そのため、旧モデルでも極端に性能が劣ることはありません。1〜2世代前のQスターでも、十分に実戦投入可能です。
Zスターの後継モデルの考え方
Zスターはツアーボールとしての性格上、プロや上級者のフィードバックを反映して進化します。特に影響を受けるのは以下の点です。
- ウレタンカバーの配合
- スピン量の最適化
- 打感の微調整
世代が変わるごとに「スピンが増えた」「打感が締まった」など、繊細な違いが生まれます。そのため、上級者ほど世代差を感じやすい傾向があります。
QスターとZスターの後継比較
| 観点 | Qスター | Zスター |
|---|---|---|
| 世代差の体感 | 小さい | 大きい |
| 型落ちの実用性 | 非常に高い | 高いが好みが分かれる |
| 進化ポイント | 飛距離・安定性 | スピン・操作性 |
後継モデル選びの注意点
後継モデルが必ずしも「全員にとって上位互換」とは限りません。特にZスターは、打感やスピン量の変化が好みに合わない場合もあります。そのため、競技志向のゴルファーほど同一世代を使い続ける傾向も見られます。
後継という視点での結論
- Qスター:型落ちでも安心して使える
- Zスター:世代差を理解した上で選ぶ
- 価格と性能のバランスを考慮することが最重要
スリクソンQスターZスター違い
スリクソンQスターとZスターの違いは、単なる「価格差」や「上級者向け・初心者向け」という区分では語りきれません。このセクションでは、飛距離・スピン・弾道・安定性・使いどころといった実戦に直結する要素ごとに、両者の違いを詳しく整理します。
飛距離性能の違い
Qスターは、ドライバーショットでの初速の出やすさが最大の特徴です。コアが大きく設計されており、インパクトでボールがしっかり潰れやすいため、平均的なヘッドスピードでも効率よく飛距離を稼げます。結果として、キャリーとランのバランスが良く、トータル飛距離が安定します。
一方Zスターは、ヘッドスピードが十分にあるゴルファーでなければ、Qスターほどの飛距離が出ない場合があります。ただし、芯で捉えたときの強い中弾道は非常に安定しており、風に負けにくい弾道が得られます。
スピン量とコントロール性能
Zスター最大の強みはスピン性能です。フルショットでは必要以上にスピンが増えないよう最適化されつつ、アプローチやウェッジショットでは明確にスピン量の差が出ます。グリーン上で「止める」「戻す」といった操作がしやすく、競技ゴルフでの信頼性が高い理由です。
Qスターはスピン量を抑えた設計のため、意図しないサイドスピンが減り、曲がりにくい反面、グリーン周りでの止まり方はZスターほど鋭くありません。
弾道の高さと安定性
- Qスター:やや高めの弾道、直進性重視
- Zスター:中弾道、操作性重視
この違いにより、Qスターはミスヒット時の許容範囲が広く、Zスターは狙ったラインに打ち出す再現性が高いという性格になります。
シーン別の適性比較
| シーン | Qスター | Zスター |
|---|---|---|
| ドライバー | ◎ 安定 | ○ 操作性 |
| アイアン | ○ 直進性 | ◎ 高スピン |
| アプローチ | ○ 易しい | ◎ 繊細 |
| パッティング | ○ 軽快 | ◎ 打感重視 |
違いを一言でまとめると
Qスターは「結果を出しやすいボール」、Zスターは「技術を活かせるボール」です。スコアメイクの考え方次第で、最適解は大きく変わります。
プラクティス
スリクソンには、QスターやZスターとは別にプラクティス用途向けのボールが存在します。ここでは、実際のラウンドボールとの違いと、使い方の注意点を解説します。
プラクティスボールの位置づけ
スリクソンのプラクティスボールは、主に練習場やショートゲーム練習用として流通しています。外観上はQスターやZスターに近いものもありますが、性能や品質管理の基準は異なります。
性能面での違い
プラクティスボールは以下の点で実戦用とは差があります。
- スピン量が一定でない
- 打感にばらつきがある
- 飛距離が揃いにくい
これは、不良品という意味ではなく、練習用途として許容された規格であるためです。
練習での正しい使い分け
プラクティスボールは、以下のような練習に適しています。
- スイング作り
- ミート率向上
- 打ち出し方向の確認
一方で、距離感やスピン量をシビアに確認したい場合は、実際にラウンドで使うQスターやZスターの正規品を使う方が効果的です。
Qスター・Zスターとの併用方法
多くのゴルファーは、
・フルショット練習 → プラクティスボール
・アプローチ練習 → 実戦用ボール
という使い分けをしています。この方法はコストを抑えつつ、実戦感覚を養ううえで合理的です。
注意点
プラクティスボールの打感や弾道に慣れすぎると、ラウンド時に違和感を覚えることがあります。特にZスター使用者は、スピン量の差に注意が必要です。
Q-STARTOUR
Q-STAR TOUR(Qスターツアー)は、スリクソンQスターシリーズの中でもツアー系性能を意識した派生モデルとして位置づけられています。通常のQスターとZスターの「中間」にあたる存在で、近年非常に注目度が高いモデルです。
Q-STAR TOURの基本コンセプト
Q-STAR TOURは、Qスターの扱いやすさを残しつつ、ウレタンカバーを採用することで、スピン性能と打感を引き上げています。これにより、Zスターほどのハードルはないものの、ツアーボールに近いフィーリングを得られる点が最大の特徴です。
- 構造:3ピース
- カバー:ウレタン
- 想定ヘッドスピード:38〜45m/s前後
Qスター・Zスターとの違い
Q-STAR TOURは、Qスターより明確にスピンが入り、Zスターよりはやや抑えめという立ち位置です。
| モデル | スピン量 | 打感 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| Qスター | 少なめ | 軽快 | 易しい |
| Q-STARTOUR | 中〜多 | ソフト | 普通 |
| Zスター | 多い | しっとり | 難しめ |
この特性により、「Zスターは難しいが、Qスターでは物足りない」という層に非常にマッチします。
実戦での評価
アマチュアゴルファーからの評価として多いのは、以下の点です。
- アプローチで球が止まりやすい
- ドライバーでの曲がりが少ない
- パッティングの距離感が出しやすい
特に、競技志向だがヘッドスピードが突出していないゴルファーにとって、Q-STAR TOURは現実的な選択肢となります。
Q-STARTOURはどんな人向けか
- ツアーボールを試したい
- Qスターからステップアップしたい
- スピンと安定性を両立したい
こうしたニーズに最も合致するモデルです。
Qスターの日本
スリクソンQスターは、日本市場を強く意識して設計・展開されているシリーズです。ここでは、日本のゴルファーに向けた特徴を整理します。
日本市場向け設計の背景
日本のアマチュアゴルファーは、海外に比べて平均ヘッドスピードがやや低く、ミート率を重視する傾向があります。Qスターは、こうした日本市場の特性を前提に設計されてきました。
- 過度なハードさを避けたコア設計
- 高打ち出し・低スピン傾向
- 直進性重視
これらは、日本のゴルフコース環境やプレースタイルと非常に相性が良い要素です。
日本での評価ポイント
日本国内でのQスター評価は、以下の点に集約されます。
- 打感が柔らかく安心感がある
- 飛距離が安定する
- 価格と性能のバランスが良い
特に、月例競技やアマチュア大会では、QスターやQ-STARTOURの使用率が高い傾向があります。
Zスターとの日本的な使い分け
日本では、Zスターは競技志向・上級者向け、Qスターは一般アマチュア向けという棲み分けが明確です。無理にZスターを使うよりも、自分のスイングに合ったQスター系を選ぶことで、結果的にスコアが良くなるケースも多く見られます。
日本市場での選び方まとめ
| ゴルファータイプ | おすすめ |
|---|---|
| 初心者〜中級者 | Qスター |
| 中級者(競技志向) | Q-STARTOUR |
| 上級者 | Zスター |
スリクソンQスターZスター違いまとめ
スリクソンQスターとZスターの違いを総合的に見ると、両者は明確に役割が分かれたシリーズであることが分かります。
違いの要点整理
- Qスター:直進性・飛距離・扱いやすさ重視
- Zスター:スピン・操作性・ツアー性能重視
- Q-STARTOUR:その中間でバランス型
失敗しない選び方
| 重視点 | 最適モデル |
|---|---|
| 安定性・コスパ | Qスター |
| スピン・競技性能 | Zスター |
| バランス | Q-STARTOUR |
最終的な結論
「上位モデル=自分に合う」とは限りません。自分のヘッドスピード、ラウンド頻度、求める性能を冷静に見極めることで、Qスター・Zスターのどちらも最大限に活かすことができます。
スリクソンQスターとZスターの違いを正しく理解し、最適な1球を選ぶことが、スコアアップへの近道です。

