
最新のプロギアドライバーを選ぶうえで「スリーブ互換性」は重要なチェックポイントです。
スリーブのタイプが違えば、せっかくのシャフトも装着できず無駄になってしまうことがあります。
この記事では、プロギア製品に使われているスリーブの種類や対応モデル、互換性の見極め方を表や具体例を使って詳しく解説していきます。純正パーツだけでなく、中古市場のスリーブ付きシャフト選びにも役立つ情報をまとめました。
記事の内容一覧
- プロギアのドライバー
- プロギアの新スリーブ
- 純正スリーブ
- プロギアのスリーブの互換性の表
- RSドライバー
- 2024のスリーブ
- ラーズスリーブ
- プロギアのスリーブ付きシャフトの中古
- プロギアスリーブ互換性まとめ
目次
プロギアスリーブ互換性の基本知識と最新事情

本記事では「プロギア スリーブ 互換性」に焦点を当て、現行モデルから旧モデルまでの対応状況を整理しています。
プロギアのドライバーはスリーブによって適合が分かれるため、各モデルに適したスリーブ情報が必要不可欠です。
新スリーブやRSシリーズの違い、中古市場でのスリーブ付きシャフトの見極め方も含めて網羅的に紹介しています。
プロギアのドライバー
プロギアは、日本国内で非常に評価の高いゴルフクラブメーカーの一つで、特にドライバーは飛距離性能やフィーリングに優れ、競技ゴルファーからアベレージ層まで幅広く支持されています。プロギアのドライバーには、代表的な「RSシリーズ」や「RS JUST」、「LS(ラーズ)」、「egg」などがあり、それぞれのモデルによってスリーブの仕様や互換性が異なります。RSシリーズはロフトやライ角の調整が可能なスリーブ付き設計が多く、カスタマイズ性が高いのが特徴です。一方でeggシリーズは調整機能を排除したシンプルな構造で、固定式のヘッドが採用されています。さらに、2022年以降に登場したRS JUSTシリーズでは、従来のRSスリーブとは異なる新スリーブが採用されており、過去モデルとの互換性はありません。このように、プロギアのドライバーを選ぶ際は、スリーブの仕様やシャフトの取り付け可能性を事前に確認することが非常に重要です。見た目は似ていても、実際には装着できないケースがあるため、購入前にはモデルごとの対応スリーブ情報をチェックしましょう。
プロギアの新スリーブ

2024年モデルを皮切りに、プロギアはスリーブ構造の刷新を行い、新型の「可変スリーブ」を採用しました。このスリーブは「RS JUST」シリーズ以降のモデルに搭載され、従来のRSスリーブとは互換性がなくなっています。新スリーブの大きな特徴は、調整幅の拡大と構造の軽量化、耐久性の向上にあります。具体的には、ロフト角の調整が±1.5度、フェースアングルやライ角にも段階的に対応でき、スイングのクセに合わせた細やかな調整が可能です。また、スリーブの外観はよりスリムになり、挿入位置のガイドや角度調整の指標が明確に刻印されています。ユーザーはこの刻印に従ってシャフトを挿入すれば、常に適切なセッティングで使用することができます。さらに、シャフト脱着の際の摩耗を防ぐロック機構も改良され、耐久性が飛躍的に向上しました。これにより、頻繁なシャフト交換を行うゴルファーやフィッターにも適した仕様となっています。重要なのは、この新スリーブが旧RSスリーブ非対応である点で、過去モデルとの互換性を誤認しないことがシャフト選びにおける最大のポイントです。
純正スリーブ
プロギアが提供している純正スリーブは、各ドライバーヘッドとの適合性を保証された唯一の正規部品であり、高い加工精度と耐久性が評価されています。純正スリーブはブラックもしくはグレー系のカラーで、外側にはロフト角やフェース角を示す目盛が刻印されており、セッティング時に非常に役立ちます。装着される位置や角度のガイドもついており、初心者でも比較的簡単に調整できるよう工夫されています。プロギアの純正スリーブにはモデルごとに細かく違いがあり、RS用スリーブとRS JUST以降の新スリーブ、さらにラーズスリーブなど、互換性のないパターンも少なくありません。プロギアの公式サイトや保証書にも記載されていますが、純正スリーブ以外の社外スリーブや流用品を使った場合、フィッティング精度が落ちたり、最悪ヘッドやシャフトが破損する恐れもあります。さらに、近年ではインターネット上で「プロギア純正」として販売されている偽物スリーブも確認されているため、信頼できる販売店での購入が重要です。確実にフィッティングを行いたい場合は、必ず純正スリーブを選ぶようにしましょう。
プロギアのスリーブの互換性の表

プロギアのスリーブは見た目が似ているものの、モデルごとに微妙な設計変更が加えられており、安易に互換性を信じるとシャフトが装着できない、または装着できても性能が正しく発揮されないといった問題が生じます。
スリーブの互換性を整理
そこで、以下に主要なモデルとスリーブの互換性を整理した表を掲載します。これは2024年5月時点での正規情報に基づいたもので、ゴルファーがシャフトを購入・換装する際の参考資料となります。
ドライバーモデル | 使用スリーブ | 他モデルとの互換性 | 備考 |
---|---|---|---|
初代RS〜RS F | RSスリーブ | 同シリーズ内で互換あり | RS JUSTには非対応 |
RS JUST(2022〜) | 新RSスリーブ(2024) | 旧RSシリーズとは非互換 | 調整機能が強化 |
LSドライバー(ラーズ) | ラーズ専用スリーブ | 他モデルとは非互換 | 専用スリーブが必要 |
eggシリーズ | 固定式ヘッド | 互換性なし | スリーブ交換不可 |
中古市場不明モデル | スリーブ刻印で要確認 | モデルにより異なる | 刻印「RS」「LS」などが判断材料 |
この表を活用すれば、使用中または購入予定のスリーブ付きシャフトが、手持ちのドライバーに装着可能かどうかを迅速に判断できます。互換性を誤ると無駄な出費になるため、慎重な確認が不可欠です。
RSドライバー
プロギアの「RSドライバー」シリーズは、2016年から展開されているフラッグシップモデルであり、飛距離性能と調整機能のバランスに優れ、多くのゴルファーから高い評価を得ています。特に「RS」「RS F」「RS E」などのバリエーションは、それぞれ打球のつかまりやスピン量に応じた設計がなされており、自分のスイング特性に合ったヘッドを選べるのが特徴です。このRSシリーズには「RSスリーブ」と呼ばれる可変スリーブが採用されており、ロフト角やライ角、フェースアングルを細かく調整することが可能です。これにより、弾道を高めたり低めたり、フェードやドローを打ち分けるセッティングが行えます。ただし、2022年以降に登場した「RS JUST」モデルでは、新しいタイプのスリーブが採用され、従来のRSスリーブとの互換性がないため注意が必要です。RSシリーズのドライバーは多くが中古市場にも出回っており、状態の良いヘッドやシャフトが比較的安価に手に入るのも魅力ですが、スリーブの種類を誤ると装着できない可能性があります。RSスリーブには「RS」などの刻印があることが多く、それが判別材料となるため、購入時はスリーブ部の表示を必ず確認しましょう。
2024のスリーブ

2024年にプロギアが導入したスリーブは、それまでのRSスリーブとは完全に異なる「新RSスリーブ」であり、RS JUSTドライバー以降に搭載されています。このスリーブはユーザーの操作性を向上させるために、細かな調整角度設定と視認性の高い刻印が施されています。具体的には、従来よりも軽量な素材が使われており、スリーブの強度と耐久性が向上。シャフトの差し込み深さやロック構造も改良され、より安定した装着が可能になりました。調整機能については、ロフト角の±1.5度、ライ角やフェースアングルの選択肢も豊富で、プレイヤーのスイングタイプに応じたきめ細かなフィッティングができます。また、2024年モデルからは、スリーブの上下に方向性を示すマークが追加され、正しい挿入角度の把握がしやすくなっています。この新スリーブは見た目がRSスリーブとよく似ているものの、内部構造が異なり、互換性は一切ありません。旧スリーブを無理に装着しようとすると、クラブやシャフトを破損するリスクがあるため、注意が必要です。2024年以降のスリーブを使用する際は、必ず「新RSスリーブ」と明記されたパーツかを確認し、互換情報を十分に理解したうえで選ぶことが重要です。
ラーズスリーブ
「ラーズ(LS)」シリーズに採用されているスリーブは、「ラーズスリーブ」とも呼ばれ、RSやRS JUSTとは全く異なる専用設計となっています。LSドライバーは軽量かつつかまりの良い特性を持ち、スインガー向けのモデルとして人気が高まっている一方で、スリーブの互換性が非常に限定されている点には注意が必要です。ラーズスリーブはシャフト差し込みの角度や深さ、固定機構に独自の構造を採用しており、他のスリーブ付きシャフトとは物理的に互換性がありません。また、外観上は類似している部分もありますが、スリーブ自体に「LS」や「ラーズ」などの刻印が施されている場合が多く、これが識別の手がかりとなります。このスリーブは純正品としてしか流通しておらず、社外製品ではまず見かけることがないため、中古シャフトを選ぶ際には特に慎重な確認が必要です。仮にRS用スリーブのシャフトをLSドライバーに装着しようとすると、装着できなかったり、フェース角が大きくずれて弾道に悪影響が出るリスクがあります。ラーズスリーブ対応のシャフトは中古市場では希少なため、オーダー時に必ずスリーブの型式を伝えること、またはフィッティングを受けて確実に合うシャフトを選ぶことが推奨されます。
プロギアのスリーブ付きシャフトの中古
プロギアのスリーブ付きシャフトは中古市場でも高い人気を誇ります。特にRS、RS JUST、LSシリーズ用にスリーブが装着された状態で販売されている中古シャフトは、コストパフォーマンスの高い選択肢として注目されています。純正スリーブ付きの中古シャフトは、クラブにそのまま装着できる利便性があるため、フィッティングに出向かなくてもセッティング変更が可能です。ただし、中古市場ではスリーブの型番が明記されていないケースも多く、互換性に関する誤解が生じやすい点には注意が必要です。たとえば「RS用」と記載されていても、それが旧RS(初代~RS5)向けなのか、RS JUSTシリーズ向けの新型スリーブなのかは、外見だけでは判断しづらいことがあります。また、非純正スリーブが装着されたシャフトも多く出回っており、信頼性や精度にばらつきがあるため、購入時には出品者に詳細を確認することが望まれます。特にヤフオクやフリマアプリでは、商品説明欄に「プロギア用」とのみ書かれていることがあり、スリーブの互換性について正確な知識を持たずに購入すると、装着できず無駄になるリスクがあります。正規販売店や認定中古ショップでは、スリーブの種類を明示しているケースが多いため、できる限り信頼できる販売経路を選ぶのが安全です。
プロギアスリーブ互換性まとめ
プロギアのスリーブには複数の種類が存在し、それぞれのモデルにおいて互換性が厳格に分かれています。主に「RSスリーブ(旧)」「新RSスリーブ(RS JUST以降)」「ラーズスリーブ(LSシリーズ)」の3種類があり、それぞれ物理的構造や調整機能が異なるため、互換性は基本的にありません。例えば、RSスリーブは2016年以降のRSシリーズに対応していますが、2022年登場のRS JUSTには対応していません。また、RS JUSTや2024年モデルで採用された新RSスリーブは、軽量化と高精度化が図られた設計で、旧スリーブとは互換性がありません。LSシリーズに用いられるラーズスリーブも、専用設計により他スリーブとの互換性がないため、専用シャフトのみが対応可能です。このように、スリーブごとの互換性を正しく理解せずにシャフトを交換すると、装着ができなかったり、プレー中の安全性に関わる問題が発生する可能性があります。プロギアのクラブとシャフトを組み合わせる際は、必ずスリーブの種類と対応モデルを確認し、互換性の表や公式情報に基づいて判断することが重要です。中古市場での購入時にも、記載されているスリーブ名が正しいかどうかをチェックし、信頼できる情報源を基に選ぶことで、トラブルを未然に防ぐことができます。